頭脳を使わず感情を擦り減らす仕事ばかり

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「感情労働」があなたの心にストレスを溜めていく (4月6日 投信1 トウシンワン)
政府が旗振りをする「働き方改革」がきっかけとなって、社会全体がさまざまな面から働き方を見直してきました。その中で
クローズアップされているものの一つが「感情労働」。言葉としては聞き慣れないかもしれませんが、多くの人が一度は経験
しているかもしれません。
感情労働って何?
体を使って作業する「肉体労働」や、頭を使ってアイデアを生み出したりクリエイティビティを発揮したりする「頭脳労働」
などはよく耳にしますよね。「感情労働」とは、感情を抑えることやコントロールすることによって対価を得る労働を指します。
職業としてわかりやすいものでは、看護師、コールセンタースタッフ、キャビンアテンダントのほか、借金の取り立て人
(債権回収者)などが挙げられます。ただ、職業にかかわらず、こうした側面を持つ仕事は数多くあります。
「感情労働」は、アメリカの社会学者であるアーリー・R・ホックシールドが提唱した考え方で、定義としては、「自分の感情
を誘発、または抑圧することを職務にする、精神と感情の協調が必要な労働」とされます。感情が労働内容にもたらす影響が
大きく、かつ「適切・不適切な感情」が明文化されており、会社からの管理・指導の上で、場面によって本来の感情を押し殺し
て業務を遂行することが求められる労働です。
社内のコミュニケーションでも発生してしまう
また、上記のような場合だけでなく、上司や同僚に対して気遣いをし過ぎてしまい、自分の感情を押し殺してしまった、と
いった場合も感情労働に含める場合もあります。例として挙げるなら、上司の機嫌を気にするあまり、自分の意見がうまく
言えなかったり、パワハラ・セクハラまがいのことをされても毅然とした態度を取れなかったり、といった日常業務中に潜む
「感情の押し殺し」です。また、特に女性は、お茶くみをしたり、笑顔で過ごしたり、女性らしい丁寧な仕事をするといった
「一昔前のOL」の役目を負わなければならない場面もまだまだあるのが実際です。「本当はもっと男性社員と同様に扱って
ほしいのに」などといった気持ちを抑えたりしていませんか?
社員も、自分も、人間。
社員は機械ではなく、人間です。ロボットのようにひたすら同じペースで、感情を押し殺して仕事できるわけではありません。
神経を研ぎ澄まし、100%の集中力と気遣いをしようとすれば、もちろんストレスが溜まっていきます。また接客業の場合、
顧客満足度を上げるために、理不尽な言動に対しても「お客様は、神様です」といった精神で接客してしまってはいないで
しょうか。あまりにも目に余るようであれば、接客を拒否することも時には必要かもしれません。実際、しばらく前に、日本
のとある外資系ショッピングセンターで、従業員をしつこく責めているクレーマーに、ヨーロッパ人の支配人が「出て行け!
お前は客じゃない!」と激怒して追い返したという話には、ネット上で称賛が集まりました。こうしたクレーマーにも「すみ
ません」と謝り続ける労力と時間を別の顧客に回したほうが、心理的な負担も少なく、業務効率も向上するとも考えられます。
感情を吐露できる場をつくる
こうした「感情労働」で社員個々人が被るダメージを小さくしていくには、社内で「フォローし合える関係」を築くことが
重要です。仕事上で一体どのような負担を感じているのか。それぞれの人が感情を抑え続けて悶々とするのではなく、
ミーティングにしろ、意見投書にしろ、「感情を吐露し、解決策を考え、職場環境の改善を目指すきっかけの場」を設ける
のがよいのではないでしょうか。メンタルを崩してしまい、うつ病などの精神疾患になってしまうケースも近年では珍しく
ありません。ストレートに「感情労働」に該当する仕事はもちろん、どの職業であっても、働きやすい職場で、健康に働き
たいものですね。

日本社会が体に"毒"がたまりやすいワケ
真面目な減点主義で潰れる人々 (3月19日 PRESIDENT Online プレジデントオンライン)
(前略)やってしまったことは悪いことでも、あなたという人間が悪いわけではありません。自分という人間の“資質”と、
“行動”は別ものです。修正すべきは、行動。自分の資質は簡単には変えられませんが、行動は変えられます。失敗の原因
究明と対策をやったら、あとはいい意味で開き直るのです。逆に、自分の資質を責めてしまうとネガティブな循環から抜け
出しにくくなります。極端な自己否定からはプラスなものは生まれません。当然のことですが、人にはそれぞれ長所があり
ます。短所ばかりではありません。ところが、日本人の国民性として、「マイナス」部分により着目する傾向があるように
感じられます。日本は世界的に見ても、「不確実性の回避」をする文化の国のひとつです。いつ何がどうなるかわからないと
いった不確実な状況を極力避けたい人が多く、「いつもと違うこと」や「急な変更」「不測の事態」を好みません。これは、
失敗や間違いを忌み嫌う文化であることを示唆していると思われます。(中略)好むと好まざるとにかかわらず「不確実性
の回避」という文化にどっぷり浸かっているからこそ、前述したポジティブなものごとの捉え方が必要になってくるのです。
外国人の私から見てもうひとつ思うのは日本人には「完璧主義者」が多いということです。仕事の面でも、常に100点を
目指して頑張る人が多いのではないでしょうか。満点を取れない自分がダメだという減点主義的な思考はまさにネガティブ
発想。全力投球で仕事をするのは素晴らしいことです。しかし、どんな仕事に対してもフルパワーで臨むのは、かえって
リスクを伴います。仕事が重なって忙しいとき、タイムプレッシャー(締め切り時間)があるとき、人はミスを犯しやすい。
一切の手抜きをしないで自分を追い込むようなワークスタイルであれば、そのストレスの蓄積でいつかバーンアウトしたり、
大きなミスを犯してしまったりするかもしれません。例えば、どのプレゼンテーションでも資料作成で100点満点を目指す。
女性が自分の仕事と家事・育児を両立させようと大車輪で働く。そうした理想を掲げるのはいいのですが、無理がたたって
燃え尽きてしまったら元も子もない。「ほどよく力を入れていく」「最初は完璧ではなく、まずは及第点を目指す」。
そんな大人のゆとりを持って、仕事に“緩急”をつけることが自分を潰さないコツかもしれません。
20、30代でためた“毒”が40、50代で病気を引き起こす
日本人は男性だけでなく、女性も仕事と家庭の両方をうまくやらねばならないという“成功プレッシャー”がそもそも強すぎる
のではないかと感じます。「自分を許す」という気持ちを持たないと、ちょっとしたことですぐに心が折れ、クヨクヨする
体質になってしまいます。人生100年と言われる時代。70代以上になっても働かなければいけなくなるかもしれません。
であれば、若いうちから自分に鞭を打ちすぎて心身を消耗させることは、「長く働く」ことを不可能にしてしまうリスクが
あるとも言えます。20、30代の若いうちは無理がききます。でも過剰な仕事のストレスやネガティブな発想は、体内に
“毒”のようなものを溜め込んでしまい、40、50代以降に病気として“発症”することもあるのです。そこで求められるのは、
ミス・失敗をいい経験にしていこうというポジティブな発想の転換。ただでさえ、ブラックな職場環境の企業が多いと言わ
れる日本です。過剰に真面目になりネガティブになっていては身がもちません。働くうえで、心の環境を保つための簡単な
マネジメント法があります。それは、愚痴もこぼせる同僚や友人、家族などを持つことです。「失敗しちゃって……」と
話すことで少し気持ちが楽になる。アドバイスももらえるかもしれない。ひとりで抱え込まずにすむ、人とのつながりを
充実させることがイザというときの自分の支えとなり、人生をポジティブなものにしてくれるのです。

精神疾患患者数の推移精神障害はひとつながり








これまで病態により別の病気として分類されていた精神障害は、実は1つのスペクトラム、
つまり、様々な病態が連なった1本の軸として表せるのではないかと考えられています。
感情障害が増えているとか、ストレス障害が増えているとかいったことではなく、
日本では「精神障害」を患った人が確実に増え続けているのです。
「精神障害」は、個性と社会環境の相互作用により、脳内の神経伝達物質のバランスが
崩れることにより発症するものと考えられています。しかし、人の個性が短期間のうちに
劇的に変わるとは思えませんから、この15年間、社会環境が大きく変化していることと、
社会環境の変化によって引き起こされる価値観の変化などが、「精神障害」の発病に
関係しているのでしょう。なかでも、仕事に関していえば、「頭脳」をほとんど使うこと
なく、「感情」を擦り減らすことや、ひたすら我慢することによって対価を得る労働、
いわゆる「感情労働」の増加が挙げられます。例えば、消費者相手の営業職・・・
消費者相手の営業職は、基本的に「頭脳」「肉体」よりも、圧倒的に「感情」が必要。
ただ、それは昔から変わりません。しかし、高度成長期とは異なり、多くの業界が小さく
なるパイを奪い合う状況になりました。要するに斜陽産業であるため、人件費を削って
利益を出すしか方法がなくなり、結果として、慢性的に人手不足で激務になります。
つまり、業務が多く給料は少ない。頑張ってもジリ貧がいいところで、明るい未来を展望
することができません。このような職場が、雰囲気のよい職場になるはずがない!
日本人は真面目なので、頑張っても報われないことを頑張る人が多く、戦いが熾烈になる。
そこにアマゾンが襲ってくれば、為す術なし。
「決めたことを最後までやり遂げる」というのは、個人としても組織としても、自慢に
なりません。過去に「決めたこと」は今、通用するのか?「決めたことが間違っていれば、
躊躇なく見直す」ことを信条にしていかないと、心が折れてしまいます。
無能な上層部の無謀な作戦により、レイテ島で多くの日本兵が餓死したのと同じように、
無能な経営者の無謀な方針により、多くの労働者が「頭脳」を使うことなく、「感情」
を擦り減らすことで職場から退場しているのです。





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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

確率として存在するどの未来を
あなたが体験するかは
あなた次第。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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