FC2ブログ


ガバナンスの欠如と隠蔽体質はレスリング協会だけじゃない!

category: 新しい記事7  

リオ五輪で金メダルを獲得し握手する伊調選手と栄氏_2016年8月栄氏に権力集中、監督に甘さ 協会「成果出ていたので」
(4月7日 朝日新聞デジタル)
言葉による嫌がらせや不透明な選手選考――。レスリング女子で五輪4連覇を達成
した伊調馨(ALSOK)らに対する日本協会・栄和人強化本部長のパワハラ行為が
6日、同協会の第三者委員による聞き取り調査で認定された。当初は栄氏をかばい、
関係者による告発を全面否定していた協会も主張を覆さざるを得ない事態となった。
問題発覚から1カ月超。ここまでの協会は、こちらが首をかしげてしまう対応が
多かった。告発に対し、「(伊調のコーチに)不当な圧力をかけた事実はない」
などと即座に反論。第三者委員の弁護士による聞き取りが始まる前に「パワハラ
はなかった」と言い切って、「公平中立な調査ができるのか」と告発した側の疑念を強めた。栄氏が監督を務める至学館大の
谷岡郁子学長(協会副会長)が「伊調さんは選手なんですか?」などと発言した記者会見も世間の反感を買った。
スポーツ団体の不祥事が発覚するたびにあらわになる、事後対応のまずさやガバナンスの欠如がまた露呈した。
2004年アテネ五輪で女子レスリングが正式競技となって以降、日本は伊調と吉田沙保里を筆頭に金メダルを量産してきた。
協会は、女子指導の中心を担ってきた栄氏の手腕を買い、15年に男女ともに統括する強化本部長に就かせた。選手選考など
の権力が栄氏に集中したことが今回の問題の一因でもあった。任命責任を問われた福田富昭会長は「成果が出ていたので……」
と栄氏への監督が甘くなったことを認めた。今回の問題は栄氏個人の責任であると同時に、特定の人物が権力を握り続ける
組織の弊害でもある。13年に起きた柔道界の暴力問題でも、任期の長い強化責任者のおごりを連盟役員が正せなかった。
権力の集中が招くひずみ。スポーツ界で同じ過ちが繰り返されている。

「栄監督にパワーはない」発言の至学館大・谷岡学長も受け止める「しっかり対処していきたい」
(4月6日 デイリースポーツ online)
日本レスリング協会は6日、都内で緊急理事会を開催し、レスリング女子で五輪4連覇を達成した伊調馨(33)=ALSOK=
が同協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けていたという告発状が内閣府に提出された問題で、調査を
委託していた第三者委員会からの報告で4点のパワハラ行為が認定されたことを受けて、福田会長ら幹部が謝罪した。
「伊調選手、関係コーチ、その他の関係者の皆さまに、この場を借りて深くお詫び申し上げます」と、頭を下げた。協会の副会長
調査報告書を受け取る福田会長_左は谷岡副会長で、栄氏が所属する至学館大の谷岡学長は、問題発生
後の記者会見で「栄監督にパワーはない。なのになぜ
パワハラなのか」と、パワハラを否定していた。その
点について、本日の谷岡副会長の様子について問われ
た福田会長は「今日はそういうことはおっしゃってい
なかった。『しっかり対処していく』と話していた」
と、明かした。

これはスポーツ界に限ったことではありません!
実質上の権力者が実際のトップではなく、陰の権力者であるという組織は少なくありません。
影の権力者は、いわゆる「ドン」と言われる人で、多くの場合、現場からの「叩き上げ」。
組織のトップはコロコロ変わりますが、影の権力者は安定して長く権力の座に就いています。
(正式な立場が何であるかは関係ない)。組織のトップは目立つので叩かれやすいのですが、
影の権力者は組織の外の人間からは見えません。今回の問題に関して、栄氏が所属する
至学館大の谷岡学長は「栄監督にパワーはない」と言っていましたが、これは真っ赤な嘘。
たとえ、栄氏が何でも決められる地位に就いていなくても、栄氏の決めたことが、レスリング
協会の会長名で、もしくは、大学の学長名で発表されるのであれば、栄氏が実質的な権力者
なのです。栄氏がどのような人物だったのかは知りませんが、はじめは謙虚だったとしても、
長い間権力を握っていれば、傲慢になっていくもの。特定の人物が長期間にわたって権力を
握り続ければ、組織は病んでいきます。トップとしても、影の権力者が君臨している状況は、
組織として好ましくないと感じるでしょう。しかし、きちんと成果を上げているのであれば、
この人物を除去することができません。影の権力者は、何らかの不祥事で組織を去ることが
多いのですが、そのとき、組織のトップは、自分たちに責任が降りかかることを恐れて、
不祥事を隠蔽しようとします。現場の「叩き上げ」であるドンがどのような性格の持ち主か
によっても異なりますが、偏狭な「正義感」を振りかざすと、組織を破滅に追いやることも
あります。関東軍の参謀たちが、天皇、政府、陸軍の許可なしに、張作霖爆殺事件や満州
事変を起こしたことは、日本の組織におけるガバナンス不足を露呈しています。
今でも、日本の組織は基本的に変わっていません。組織のなかに不必要な部署があっても、
その部署の長が抵抗して、組織をスリム化できません。これは、官庁でも、大企業でも同じ。
「現場力がある」と言えば聞こえがいいのですが、実際はトップの「統率力不足」なのです。
イラク日報問題に関して、稲田元防衛相は驚いたり、怒ったりするのではなく、自分の統率
力不足を反省すべきでしょう。部下のせいにするのは卑怯です!





スポンサーサイト

2018_04_08


08  « 2018_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

ハワイは
時間という無形の枠組みを
創造するエネルギーの
発生場所

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

検索フォーム

QRコード

QR

最新コメント




page
top