頭のいいやつが医学部を狙うのは当たり前のこと

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私立大医学部の入試難易度東大より難しい! 加熱する医学部受験ブームの異常さ (3月19日 文春オンライン)
そろそろ国公立大学医学部入試後期日程の合格発表がある頃です。医学部に合格した
みなさん、おめでとうございます。また、次年度の医学部を受験するみなさん、この1年間
怠らずに勉強して、悔いなく本番に挑めるよう頑張ってください。ただし、医学部をめざす
なら、自分が本当に医師になりたいのか、そもそも医師に向いているのか、よく自問自答
したり相談したりしてから決めてほしいのです。医学部にいけば、ほとんどの人が「医師」
になるよりほかありません。医学部や医療界の現実を知らないと、後悔するかもしれない
のです。
今の医学部偏差値の高騰ぶりは異常
この10年ほど、ずっと医学部受験ブームが続いており、とくに有名な受験エリート高で
医学部をめざす人が増えています。国公立大学医学部合格者数ランキング上位20校の
医学部合格者合計は、2007年から17年の11年間で3割も増えました(週刊朝日ムック
『医学部に入る』2008年版と2018年版に掲載のデータより)。エリート高での医学部
志向が強まったため、国公立大学医学部や有名私立大学医学部の多くが、東大に入る
より難しくなったと言われています(医学部医学科に進む東大理科Ⅲ類を除く)。
しかし、このことを私は「異常」だと思っています。なぜなら、医学部は基本的に医師
を育成する「職業訓練校」だからです。全国模試でトップを競うような英才たちが、
こぞってめざすべきところではないと思うのです。東大医学部だって、医師養成機関
であることに変わりありません。なのに、あらゆる大学、学部の中で東大理Ⅲが偏差値
トップである必要がどこにあるのでしょうか。
「頭のいいやつは医学部を狙う」という風潮
なぜ、こんなにも受験エリート高の生徒たちが医学部をめざすようになったのか。それは、
リーマンショック以降の日本経済の低迷とも無関係ではないと思います。多くの関係者に
聞くと「食いっぱぐれがない」という理由で、医学部をめざす人が増えているそうです。
また、エリート高の中では、「頭のいいやつは医学部を狙う」という空気もあると聞き
ます。確かに、現時点では医師は「食いっぱぐれがない」職業です。地方や勤務の厳しい診療科(外科、産婦人科、小児科、
救急など)では、いまだ医師不足は解消されていません。ですが、このままずっと引く手あまたで、高給が約束されるとは
限りません。(後略)

一流大学を出て一流企業に入れば勝ち。そんな洗脳が日本を滅ぼす (3月21日 まぐまぐニュース!)
(前略)先日、近所の家で開かれたパーティで、80年代に日本とビジネスをしていたというアメリカ人に「昔は日本企業が
輝いていたよね。最近はどうしちゃったの?」と質問されて、少し困ってしまいました。このテーマは、私がメルマガやブログ
で色々と書いてきたテーマではあるのですが、パーティの席で一言で説明するのは簡単ではないのです。とりあえずその場は、
「戦後の高度成長期の成功体験が逆にアダとなって、90年代後半から始まった情報革命に構造的についていけなくなった
からだ」と答えましたが、それぞれの言葉には、とっても深い意味があり、本当はそれぞれをちゃんと解説しないと説明に
ならないからです。まず「戦後の高度成長期の成功体験」の部分ですが、これは、単なる年功序列・終身雇用制だけではなく、
「幸せは一流大学に行って、一部上場企業に努めてこそ得られる」「頭のいい人は、田舎にいるよりは都会に出るべき」
「第一次産業よりは、第二次産業や第三次産業の会社でサラリーマンをすべき」などの日本人の価値観そのものに関わる大変革
だったために、それを今更変えることは簡単ではなくなっています。特に問題なのは、学校教育で、個性やクリエティビティ
よりも知識を重視した詰め込み教育が行われているため、ソフトウェア・エンジニアのような「一芸に秀でた」人材を排出し
にくくなっているのは、大きな問題です。中高では徹底的な詰め込み教育をし、その反動で大学に入ると遊び呆けてしまい、
大学三年になると就職活動を始めてしまうようでは、今の時代に必要な人材は育ちません。「中学生の頃からプログラミング
ばかりして過ごし、高校卒業前にはウェブサイトを立ち上げたり、スマートフォンアプリをリリースした」ような学生時代の
過ごし方を許すどころか奨励するような教育システムに作り変えなければならないのです。同時代に作られた日本人の価値観
・常識の中には、「市民活動とは左翼活動であり、一部上場企業のサラリーマンが関わるようなものではない」という政治的
なものもあれば、「霞が関や一部上場企業で、上司に逆らわずに出世すれば、引退した後に天下りのポジションが待っている」
のようなものもあります。特に後者は、日本の社会の隅々で寄生虫のように社会からエネルギーを吸い取る仕組みを作って
しまい、それが時代に合わせた変革を非常に難しくしているのです。日本企業が安い労働力と勤勉な労働者を活用して、欧米
の企業に「追いつけ追い越せ」とやっていた時はよかったのですが、80年代のバブルが崩壊し、90年代後半からコンピュータ、
インターネットによる情報革命が始まった時に、このシステムそのものが機能しなくなったのです。米国では、IBM、DEC、
Motorolaのような旧態依然とした会社は次々に淘汰され、それに変わる、Microsoft、Apple、Google、Facebook、Amazon
のような会社が生まれて次の時代になりました、日本では、相変わらず東芝、NEC、富士通のような企業が、政府の公共投資
や国策によりだらだらと延命されており、それが雇用規制と合わさって、人材の流動制を低くし、日本版Microsoft、Apple
などの誕生を阻んでいるのです。上の「90年代後半から始まった情報革命に構造的についていけなくなった」という部分は、
政府による大企業優遇政策、雇用規制、大企業が今でも持ち続けている終身雇用制と年功序列、霞が関や大企業が天下りとして
作ってしまった星の数ほどの特殊法人・子会社・関連会社が、人材の流通を阻むだけでなく、ベンチャー企業からビジネス
チャンスや資金を奪っており、それが結果として、世界に羽ばたくベンチャー企業を日本から生み出すことを難しくしていると
いう構造的な問題があるという意味なのです。つまり、もう少し分かりやすく言えば、高度成長期に作られた教育システムと
社会システムが、変化の早い情報時代になって時代遅れになっているにも関わらず、そのシステムの中で成功して来た人たちや
企業が抵抗勢力となり、Microsoft、Google、Apple、Facebook、Amazon のようなソフトウェアを武器にして社会全体を
飲み込んでしまうようなベンチャー企業の誕生を阻んでいるのです。そんな中でもソフトバンク、ファーストリテイリング
(ユニクロ)、リクルート、セブン&アイ(セブンイレブン)のような面白い企業も育って来ているので、全くダメなわけでは
ありませんが、残念なことにどれも「ソフトウェアで世界を変えていく」ポジションにあるわけではないのが懸念です。

昔から「頭のいいやつ」は地元の医学部に入って医者になっていましたが、今はその傾向
に拍車がかかっているのかもしれません。医者が「憧れ」の職業であることは昔も今も
変わりませんから、「頭のいいやつ」が医者を目指すのは当然のことでしょう。
「頭のいいやつ」が医者を目指さない場合、何を目指せばいいのでしょう。医者が魅力的
な仕事かどうかを問うよりも、東大(理Ⅲを除く)に入れたとして、将来、医師以上に
魅力的な仕事に就けるかと問うべきです。在学中に、なりたい職業がイメージできず、
途方くれる人が少なくないのではないでしょうか。医学部に行けば、少なくとも、この
ような悩みからは解放されます。ただし、甘い世界ではないので、医者の適性を欠いて
いると、他の選択肢がないだけに悲惨なことになってしまうかもしれません。日本の場合、
アメリカと違って、「起業」という選択肢がない(全くないというわけではないが)。
その原因には、成功しなかった場合に投資されたお金を返さなくてもいい制度が整って
いないことや、スタートアップ経験を持っていることが就職に有利にならないことなどが
挙げられます。日本では、商売をはじめるというと、お店を開くというイメージです。
それも「起業」ではありますが、ショップの店長の経験はあまり企業に役立ちません。
それよりも、BtoB事業を立ち上げて、企業とお付き合いしておくことが重要でしょう。
いずれにしても、日本で「頭のいいやつ」が「起業」を選択することは、「頭のいい」
行動ではなさそうです。となると、新卒で企業に入るか大学に残ることになりそうです。
個人的な感想ではありますが、会社員、公務員、大学に残って教員、いずれも大きな夢
があるようには思えません。なぜなら、どれも高い年収が期待できないからです。
大きな夢は捨てて、堅実な生活をおくるとするならば、大企業への就職が有利になる
東大に入学することは意味のあることでしょう。しかし、日本企業のどこでも入れると
しても、絶対にここに入りたい企業ってあります?「一流大学を出て一流企業に入れば
勝ち組」なんて、どう考えてもウソです。現状の試験で「頭のいいやつ」というのは、
時間内に、失敗なく物事を進められる人です。このような能力は、ミスが許されない
医者にはとても必要なものでしょう。一方で、「起業」の場合、失敗を恐れるならば、
何もできません。やはり、「頭のいいやつ」には医者が適職なのでしょうね。





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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

正確に言えば、月読神が
本来、虚数である時間に
実数を用い、時間が流れる
という概念を創った。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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