財務省は再起できるのか

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政治家におびえる…民主党政権に始まった「政治主導」の負の遺産が今も 佐藤優氏 (3月12日 産経ニュース)
今回の問題は前代未聞で3つの異常なことが起きた。1つは官僚は公文書を改竄しないという前提が崩れたこと。2つ目は国会
で「事実を明らかにしろ」といわれたのにしなかったこと。3つ目はそれを知りながら嘘をついたことだ。大阪地検特捜部が
今回、しっかり捜査しているのは、押収した証拠のフロッピーディスクのデータを検事が改竄する事件があったからだろう。
証拠物の改竄が組織存亡の危機につながると分かっているのだ。検察も「これでは守れない。自分たちに火の粉が降ってくる」
と思ったのだろう。「なあなあ」で済むと思った財務省の思惑は外れた。財務省の官僚には慢心よりも官邸への恐怖があった
のだと思う。安倍政権になって内閣官房に内閣人事局ができ、経済産業省の力が強くなる一方、政策決定の予算をつかさどり、
「官庁の中の官庁」といわれた財務省の時代は終わった。政治家におびえ、その場しのぎの場当たり的な発想になっている。
背景にあるのは、民主党(現民進党)政権時代に始まった政治主導だ。その負の遺産が今も拡大し続けている。麻生太郎財務相
ほどのベテラン政治家が、こういう事態を想定できなかったくらい財務官僚が弱体化している。そのことが一番の問題だ。
野党は今回の問題を政争の具に使うべきではない。国政調査権で超党派の第三者委員会をつくり、真相究明を先行させること
が重要だ。政権が変わっても官僚の体質は変わらない。仮に北朝鮮におもねる政権になって、外務省などが政権におびえ、
北朝鮮におもねったらどうなるのか。今一度、政官の関係をチェックしなければいけない。

森友問題・佐川氏辞任で財務省は官邸と経産省に「反撃」を始める (3月13日 ダイヤモンド・オンライン)
(前略)さて、今回の佐川氏の辞任によって「財務省は森友問題で窮地に立たされた」といった見方があるようだ。
しかし、筆者からすれば、何度も国会への招致を求められるもこれを拒否していた佐川国税庁長官を、“自らの辞任”という形で
財務省から切り離し、ある意味で逃がして、財務省は身軽になったように見える。では、その身軽になった財務省、これから
何をすることが想定されるかといえば、一言でいえば反転攻勢であり、その矛先は野党ではなく、官邸であろう。森友問題、
安倍総理や昭恵夫人と、森友学園理事長の籠池氏との関係や、「総理の御意向」を忖度した国有財産の大幅値引きといったこと
が当初問題の核心とされてきた。しかし国会質疑での答弁者が国有財産管理を所管する財務省理財局長になると、野党からの
追及の集中砲火は必然的に理財局長に集まるようになり、いつの間にか森友問題は“財務省の虚偽答弁疑惑問題”にすり替え
られてしまった。その答弁を中心的に担当したのが佐川氏であり、定期的かつ通常の人事異動であるにもかかわらず、理財局長
から国税庁長官への昇任は安倍官邸を守った“ご褒美人事”とされてしまった(佐川氏を含め、直近の国税庁長官は4代続けて
理財局長からの昇任であり、過去にも理財局長からという例は見られ、そうしたことからすれば特例的な人事でもなんでもない
と言える)。かくして財務省は野党のみならず“世論の批判”の標的にまでなってしまったわけであるが、この状態が続けば、
森友問題は財務省の現場、つまり近畿財務局の担当職員による不正であると結論付けることができ、そうした担当職員や関係
幹部職員に責任を取らせれば問題を収束させることが可能となる。しかし、そうなれば財務省にとっては組織を揺るがす一大事
であり、地位の低下、影響力の低下は避けられない。しかも、それを望むのは他でもない官邸であり、その背後にいる経済産業
省であろう。これまでも財務省と経済産業省は消費税増税をはじめとするさまざまな政策で対立してきた。無駄な歳出の削減や
税制の適正化を志向する財務省に対し、経済産業省はあの手この手で対抗、政務秘書官をはじめとする官邸の主要ポストや、
安倍政権の重要政策を担当する内閣官房や内閣府のポストに経済産業省からの出向者等を次々と送り込んできた。重要ポスト
を奪われたのは財務省に限られない。また、安倍昭恵夫人付という不思議なポストにも経産省は出向者を送り込み、森友学園
等との中継ぎ役を担っていた疑惑が持たれたことは記憶に新しい。安倍政権の重要政策の中身を書いているのも経済産業省
出身者である。要するに経済産業省は官邸を使って自分たちの政策を実現、というより各府省に押し付けてきたわけであるが、
それは経済産業省と官邸、安倍政権が一蓮托生であることを意味する。従って、現官邸に矛先が向かうように仕向けられれば、
経済産業省をその地位から引きずり降ろすことができる。森友問題をめぐる反転攻勢はその絶好の機会というわけである。
                                                     (後略)
森友文書改ざん問題、粛正吹き荒れ「財務省存亡の危機」へ (3月13日 ダイヤモンド・オンライン)
次官候補たちが相次いで失脚の可能性 “大蔵スキャンダル”並みの大ダメージ
3月12日、学校法人「森友学園」をめぐる決裁文書の書き換えを財務省が認め、与党幹部、与野党議員に調査結果を報告する
事態となった。国会議員に開示した14の決裁文書に添付されていた「調書」の書き換えは、2017年2~4月までの間、財務省
本省の指示で行われたという。書き換え前の文書には、鴻池祥肇・元防災担当相、平沼赳夫・元経済産業相ら複数の政治家
の名前のみならず、首相夫人である安倍昭恵氏の名前も記載され、「本件事案の特殊性」などの記述があったことを認めた。
事件が組織ぐるみで行われた以上、現場で直接書き換えに関与した理財局職員や、近畿理財局の担当者のみならず、本省幹部
などの処分も近く行われるという。この週末、調査報告書づくりに追われながらも動揺が隠せなかったと、関係官僚は言った。
「処分者が、どのくらいの規模になるのか見当もつきません。当時、国会対応をしていた大臣官房長、主計局長、理財局長、
総括審議官などは、軒並み処分されることになるはず。財務省の権威は再び地に墜ち、今の次官候補者は軒並み傷つくこと
になる。90年代後半の“大蔵スキャンダル”になぞらえる上司もいました」
財務省で大粛清か 森友問題は「第二幕」へ
当時の官房長で、次期次官の呼び声も高かった岡本薫明主計局長、前総括審議官で太田充理財局長の処分は必至。官房長官
秘書官として国会対策に関与していた、矢野康治官房長の名前も取り沙汰されている。一部メディアでは、「福田淳一次官と、
前主計局次長の可部哲生総括審議官は何も知らなかった」という内容が報じられている。これを受けて、ある財務官僚は、
「大蔵スキャンダルでは、一時、主計局畑が主流から完全に外され、主税畑から登用が相次ぐなど、省内人事が大幅に狂った。
矢野官房長の責任問題にも発展すれば、主税の線は消える。福田次官と可部審議官を守ることで、主計局ラインを残すという
“伏線”を既に張ったともいえます」と淡々と解説する。代わりに、この官僚は「近畿財務局では、担当者を含め、相当な処分者
が出る」と見ている。一方、官邸関係者は突き放したように言う。
「いずれにしても、国会は再び空転状態となる。予算が通過しない状況を避けるためにも、財務省としては、大々的な“粛正”
を行わなければならないはずです」
つまり、森友問題は「第二幕」を迎えたのだ。(後略)

財務省組織図

経産省組織図

財務省と経産省の組織図を見ると、財務省のほうが強大な権限を持っていることは
明らかです。日本という国が存在する限り、税を徴収し、予算を配分するという
仕事がなくなることはありません。特に、予算編成権は、省庁が持っている権限
のなかで最大のものでしょう。他の省庁には、国が絶対にそれをしなければなら
ないのかと疑問に感じるものも少なくありません。経産省の場合、国が打ち出す
産業政策は本当に必要なのだろうか、と疑問に思う人もいるでしょう。一方で、
財務省が行う税制の立案は、国としてすべき重要な仕事です。
第2次安倍政権になって、内閣官房に内閣人事局が作られたことで、官邸への権力
一極集中が起きたとされますが、官邸だけでは政策をつくることはできません。
そこで名乗りをあげたのが経産省です。官邸は経産省とタイアップすることで、
官邸主導の政策運営をうまく機能させています。官邸と一体となった経産省は、
省庁のなかで一人勝ちの状況。しかし、なぜ経産省なのでしょう?
これには伏線があります。前政権、つまり民主党の野田内閣は、「社会保障と税の
一体改革」を打ち出し、財務省の主張に沿って、少子高齢化社会に対応した財政
健全化方針を明確にしました。しかし、景気がどうなろうと消費税を上げ続けなけ
ればならないのであれば、国民から見て、日本は「お先真っ暗」なのです。
その後誕生した安倍政権は、オバマさんを否定するトランプさんのように、財務省
の意に沿わない政策を連発します。安倍政権では、成長戦略により日本のGDPを
押し上げ、税収増を目指す方向に政策転換しました。その結果、経産省が官邸を
支える最有力官庁として前に出て、財務省は後ろに置かれてしまったのです。
しかし、異次元緩和以降、日銀による財政ファイナンスにより潜在的な危機は拡大
しています。予期せぬ出来事で日本の財政が破綻することはない、と断言できる
状況にはありません。財務省の役割はやはり大切。経産省の「絵に描いた餅」だけ
で、日本の政策がうまくいくとも思えません。財務省は、官邸に媚びるのではなく、
国民に安心と希望を届ける政策集団として再起してほしいものです。





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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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