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黒田総裁の再任で銀行冬の時代も継続か

category: 新しい記事7  

黒田東彦日銀総裁の再任を国会に提示 副総裁に雨宮正佳氏と若田部昌澄氏 緩和路線継続へ
(2月16日 産経ニュース)
政府は16日、4月8日に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁(73)を再任させる国会同意人事案を衆参両院の議院
運営委員会理事会に示した。3月に任期切れとなる副総裁には雨宮正佳日銀理事(62)と若田部昌澄早大教授(52)
を充てる人事案も提示。衆参両院とも自民・公明の与党が過半数を占めており、所信聴取を経て可決、承認される公算が
大きい。黒田氏は再任されれば、山際正道氏(昭和31~39年在任)以来、半世紀ぶりに在任期間が5年を超える異例の
総裁となる。安倍晋三首相は最重要課題のデフレ脱却を確実なものにするため、大規模な金融緩和で経済政策アベノミクス
を牽引してきた黒田氏を続投させ、緩和路線の継続を内外に示したい構えだ。金融市場で不安定な動きが続いていること
に加え、平成31年10月には消費税増税を控えており、粘り強く緩和を続け景気を下支えする必要があると判断した。
当初2年間で実現するはずだった物価上昇率2%の目標はいまだに実現していない。ただ、大規模緩和の長期化で副作用
の懸念が強まっており、市場や金融システムへの影響にも配慮しつつ緩和策を手じまいする「出口戦略」の検討が新体制
の課題となる。現副総裁の岩田規久男(75)、中曽宏(64)の両氏は退任する。副総裁候補の雨宮氏は金融政策の立案
を担う企画担当を長く務め、若田部氏は金融緩和に積極的な「リフレ派」として知られる。

インタビュー:日銀新体制、長期金利コントロールが重要な課題=福田・東大院教授 (2月16日 Reuters ロイター)
黒田東彦日銀総裁と雨宮正佳氏、若田部昌澄氏の両副総裁という新日銀トリオに待ち受ける課題は何か。16日のロイター
のインタビューで、福田慎一・東京大学大学院教授は、長期金利のコントロールの重要性を挙げた。また、他の主要国が
緩和の縮小を図る中で日本だけが緩和策を継続すれば円安が進み、海外からの理解が得られにくくなる懸念もあるとの
問題点を提起した。
<緩和継続と海外の円安批判>
福田教授は、今回の総裁・副総裁候補について「当面の政策変更はないだろう」との見通しを示す。
だが、直面する課題はかなりの重さを伴いそうだ。まず福田教授が指摘したのは、長期金利の動向と日銀の政策判断だ。
米国では、ひと足先に新しい連邦準備理事会(FRB)議長の下に新体制がスタートしたが、いきなり長期金利上昇を
発端にした「株価混乱」という難しい状況に直面した。 福田教授は、日銀にとって長期金利の問題は厄介であると指摘
する。「(1000兆円を超える)債務残高の大きさを抱える日本で、これまでは日銀が長期金利を無理やり抑え込んで
きたことは事実。しかし、他国が金融緩和の出口に向かう中で、日銀にとって長期金利のコントロールはかなり難しい」
と述べる。 その上で「今の日本では、これ以上金利が下げれば金融機関の経営が苦しくなり、上がれば株価が暴落する
リスクが大きくなるといった、微妙なコントロールが必要になる」とみている。 また、主要国で日本だけが緩和政策を
継続すれば、外為市場で円安に傾きやすくなり、海外からの批判にさらされやすくなると予想。物価2%の目標未達の
中で「日銀はどうすべきかという問題に直面する」という。
<「量」拡大志向の若田部氏が生み出す波紋>
若田部氏が副総裁候補に挙がったことについて、福田教授は「政府としての一つの意志表示が読み取れる」と類推する。
「日銀は、すでに量から金利へと政策の基準を変化させたが、(量の拡大を主張してきている)若田部氏を副総裁候補に
したことで、こうした流れだけではないよ、ということを示したともいえる」との見方を示した。 もっとも福田教授は
「今後、量を拡大した時の展望は決して明るくない。具体的にどうやって拡大するのかということを考えると、限界が
ある。だからこそ、日銀は金利への切り替えを行った」と指摘。若田部氏の副総裁就任で、緩和政策の基準が量の拡大に
戻ることには懐疑的だ。黒田総裁にとって、出口政策を巡る金融市場との対話がこれから一段と必要になると福田教授
は予想する。「出口政策は時期尚早だとしても、議論をすることは大事だ。マーケットに将来像を示すことは、今後の
展開がみえない市場の不安を解消するためにも必要だ」と主張。 日銀と市場との対話が進むことで、結果的に市場の
大幅変動が抑制され、日銀にとっても市場にとってもプラスになるとの見通しを示している。

短期金利_2018年2月までの推移
長期金利_2018年2月までの推移

日銀黒田総裁の再任が事実上、決まったことで、今後も金融緩和が継続される見通し
になりました。マイナス金利政策は、海外勢による円の長期保有を抑制することで、
ドル高円安に誘導する効果があります。しかし、マイナス金利導入直後、円高方向
に振れたことで、マイナス金利は意味がないという意見もあります。しかし、長期的
にみると、やはり効果があるのではないでしょうか。円高圧力がなくならない限り、
マイナス金利をやめるのは容易でないように思われます。円高を放置して、不況を
拡大させた民主党政権時代に逆戻りすることは避けなければなりません。
一方で、長期金利を抑えこむことは限界にきているのではないでしょうか?当局が
コントロールできるのは短期金利だけであり、長期金利のコントロールはできません。
ですが、実際は、国債の買入を調整することで、日銀は長期金利もコントロールして
います。 しかし、本来、長期金利は市場が決めるものです。日銀が無理に長期金利
を抑えこんでいると、いつか制御できなくなって、長期金利が急上昇する可能性が
あります。そうなると、株は暴落し、住宅ローン金利なども急上昇して、景気が急速
に悪化することになるでしょう。そのような事態を防ぐためにも、日銀は、少しずつ、
長期金利を上昇させていくことが想定されます。緩やかな上昇ならば、悪影響も
最小限に抑えられます。むしろ、マイナス金利によって金融機関が受けている悪影響
を緩和することで、日銀は、緊急事態に、マイナス金利をさらに進める可能性を
残しておくことができます。ただ、長期金利が上がることで、金融機関が救済される
かといえば、これは大いに疑問。長期金利の上昇=国債価格の下落ですから、国債を
大量保有する金融機関にとっては含み損リスクになります。また、長期金利の上昇
に合わせて金融機関が企業に貸し出す金利も上昇すればいいのですが、短期金利に
連動していると、金融機関は全然儲かりません。「レートは長プラで」というのは、
過去の話になりつつあるのです。「銀行冬の時代」は、当分、続きそうです。




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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:48歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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