「覚悟が必要な」がんもある


星野仙一を蝕んだ膵がん 発見された人のうち手術可能は2割 (1月6日 AERA dot. アエラドット)
楽天監督時代の星野仙一氏現役時代は中日のエースとして活躍し、引退後は中日、阪神、楽天の監督を歴任した星野仙一
さんが、4日に亡くなった。死因は膵臓がん(膵がん)だった。国立がん研究センターがん
情報サービスによると、2016年にがんで死亡した372,986人のうち、死亡数が多い部位は、
男性1位肺がん、2位胃がん、3位大腸がんで、5位が膵がん。女性1位は大腸がん、2位肺
がんで、3位が膵がんで、男女計では膵がんが4位となる。気づかないうちに進行している
膵がん。発見された人のうち、手術が可能なのはわずか2割ほどだ。しかし近年、新しい
抗がん剤の登場で、手術可能な患者が増えている。週刊朝日ムック『新「名医」の最新
治療 2017』から、最新治療などを解説する。
*  *  *
名古屋大学病院消化器外科准教授の藤井努医師は、腫瘍内科の範囲である抗がん剤にも精通
しており、複数の治療を駆使して患者の余命期間を延ばしている。注目すべき治療は二つ。
ひとつは、「手術不可能の膵がんを、手術可能にする」治療法だ。
「膵がんは、手術をいかに可能にするかが、完治を望めるか否かの分かれ目です」(藤井医師)
大きく関係しているのが、4種類の抗がん剤を合わせたフォルフィリノックスと、ナブパクリタキセルという新しい抗がん剤
だ。それぞれ13年と14年に国内で承認された。いずれも従来の抗がん剤より強い効果を発揮することが、臨床研究で示され
ている。「従来法に新しい抗がん剤が加わり、治療の選択肢が増えました。これらを組み合わせ、手術不可能と診断された
膵がんを縮小させるのです」(同)
もともとは、「手術可能の膵がん」が対象だった。手術前に抗がん剤を投与し、場合によっては放射線治療もすることで
がん細胞が縮小、手術が可能になる。こういった手法は「術前療法」と呼ばれ、まだ膵がん治療のガイドラインには定め
られていないが、専門医を中心に用いられている。(中略)「膵がんで手術不可能だと言われても、決してあきらめない
でほしい。『治療が難しい』と言われても、ぜひセカンドオピニオンを受けてください」(同)
※週刊朝日ムック『新「名医」の最新治療 2017』から抜粋

『がんと闘うな』で賛否の近藤誠医師を信じるべきか 医師の見解は? (1月6日 AERA dot. アエラドット)
(前略)自分や家族に医療が必要になったとき、望ましい医療を受けるには、患者自身が賢くなるほかありません。皆さん
が、自分自身のことを知ってください。感染症などの急性疾患では、誰もが治癒を目指します。感染症から回復すれば、
後遺症もなく、元の生活に戻ることができるでしょう。問題はがん、心筋梗塞、脳卒中、認知症などの慢性疾患です。多く
の場合、治療をしても、元の状態に戻ることは期待できず、治療で何を優先するかは、患者の価値観によります。患者が
自分で決めなければなりません。(中略)
■エビデンスが全てではない
近藤医師によって救われる患者は、実は決して少なくないと私は考えています。たとえば、進行がんにかかり、通常の治療
では治癒や延命が期待できない場合、多くの患者は「もっと早く診断されていたら、手術で治ったかもしれない」と後悔し
ます。しかし、この期に及んで「早期に診断したら、手術によって治癒したかもしれない」と医師から説明されることは、
患者にとっては苦痛以外の何物でもないでしょう。医師不足の地域に住み、専門医の診察を受けずに亡くなった患者の遺族
にとって、近藤医師の言葉は優しいでしょう。多くのがんは治療の必要性がないというのですから。がん患者の中には、
専門医を求め、遠方の病院を受診する人もいますが、数は多くはありません。多くのがん患者は地元の医師の診察を受け、
そして亡くなっていきます。こうした患者に対して、エビデンスを強調し、彼らの主治医が「標準的な治療を提供してい
ない」と批判しても意味がないのです。                  ※『病院は東京から破綻する』から抜粋

アンチ巨人ファンにとって、星野投手はとても頼もしい存在でした。星野さんほど、
巨人に勝つことに闘志を燃やしていた人はいないでしょう。ただ、よく打たれていた
時期もありました。監督にピッチャー交代を告げられ、ベンチに戻ってグローブを
思い切り投げつける姿を今でも思い出します。昔の巨人は、強かった・・・
星野さん(70歳)の死因は膵がん。70歳といえば、まだ元気な人が多い年齢なのに。

膵がんステージ4の生存率膵がん5年生存率はステージⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、それぞれで、
41.2、18.3、6.1、1.4%。ステージⅠでも5年生きられ
ない人のほうが多いという恐ろしいがんなのです。しかも、
ステージⅠで発見されるのは僅かに6%。半数以上の人が、
気づいたときは既にステージⅣにまで達しているのです。
ステージⅣであれば、助かる見込みはほぼありません。
がんといって、はじめに膵がんを思い浮かべる人はあまりいないと思いますが、膵がん
は、発見が困難ながんであり、かつ、生命を救い難いがんなのです。 膵臓は、胃の後ろ
側にあって、直接観察することが困難です。 膵がんの早期では、ほとんど症状がなく、
発見できないままがんが進行します。膵臓には血管やリンパ管とつながる管があるため、
他の臓器に転移しやすいのです。たとえ、転移していなくても、動脈や門脈にまで浸潤
していることが多く、そうなると、手術が可能でも、かなりの確率で早期に再発します。
CA19-9、CEA、Dupan-2といった膵がんの腫瘍マーカーを定期的に検査していても、
早期がんでは腫瘍マーカーの上昇が認められないことが多く、早期診断に用いることは
できません。ほとんどの膵がんでは「K-RAS」と呼ばれる遺伝子に変異があるそうです。
つまり、変異型RASの阻害剤を開発すれば特効薬になり得るということです。しかし、
残念ながら、K-RASを直接の標的とする分子標的薬の開発は全く進んでいません。
がんをむやみに恐れる必要はないのでしょうが、どんなに精神力が強い人でも勝てない、
「覚悟が必要な」がんもあるのです。





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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

正確に言えば、月読神が
本来、虚数である時間に
実数を用い、時間が流れる
という概念を創った。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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