ヒトは世界にあるものの「意味」を分かっていない

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養老先生「どうしたら頭が良くなるのか」――養老先生はこう答えた
(デイリー新潮 11月25日)
1日10分自然のものを見よ
「どうすれば頭が良くなるのでしょうか」
こんな素朴すぎる問いに、どう答えればいいのか。 
「とにかく勉強しろ」「遺伝だから諦めろ」等々、色々な回答
が想定されるが、『バカの壁』でお馴染みの養老孟司先生は、
講演先などでよくこう答えている。
「1日に10分でいいから、自然のものを見るといいですよ」
なぜ自然のものを見るといいのか? 「緑が目に優しい」→
「目が良くなる」→「本を読むようになる」→「頭が良くなる」
といった「風が吹けば桶屋が儲かる」式の理屈なのか?新著『遺言。』では、その真意を次のように説明している。
ちょっと込み入った理屈だけれども、同書より抜粋・引用しながら解説してみよう。この本の中で、養老先生は「感覚
所与」と「意識」に関する問題を論じている。「感覚所与」とは哲学用語で、ものすごく簡単にいえば、人の感覚器(目
や耳や口など)に入ってくる第1次印象のことだ。代表的な例として目に入る光、耳に入る音のことだと思っておいても
いい。一方、「意識」はこういう感覚器から入って来た情報を、脳内で「意味」に変える。たとえば「焦げ臭い」と鼻で
感じた場合、「火事じゃないの」と判断するのが「意識」の役割である。往々にしてヒトの「意識」は、このような
「意味」が感じられない情報を無視する癖を持つ。それどころか、現代生活はなるべく感覚が働かないように努める
傾向が強い。養老先生は、ここに問題があると指摘する。「たとえば丸の内のオフィスにいたとする。風は吹かない。
雨が降らない。エアコンがあるから、温度は一定。床は平坦で、堅さはどこも同じ。代わりにオフィスではなく、山の
中を歩いてごらんなさい。地面はデコボコ、木の根や草がある。雨が降ったらぬかるむ。風が吹き、いつの間にか
日が傾き、明るさが変化する。小鳥がさえずり、小川が流れ、それが森に反響して、じつにさまざまな音がする」
世界を意味で満たす意識
都市の生活は、このような感覚からの情報をできるだけ遮断するつくりになっている。「感覚所与を意味のあるものに
限定し、いわば最小限にして、世界を意味で満たす。それがヒトの世界、文明世界、都市社会である。すべてのもの
に意味がある。都会人が暗黙にそう思うのは当然である。なぜなら周囲に意味のあるものしか置かないからである。
しかもそれを日がな一日、見続けているのだから。世界は意味で満たされてしまう」
「意味がない」と勝手に思うな
この状態に慣れ切った人たちは、意味がない(と自分が思う)ものの存在を許さないようになってくる。これが極端な
形であらわれたのが、相模原市で生じた19人殺害事件だ。問題は、自分にとって「意味がわからない」ものに接した
ときの姿勢だ、と養老先生は指摘する。「私にはそういうものの存在意義はわかりません」と思うのが当然なのに、
自分がわからないことを「意味がない」と勝手に結論づけてしまう。ここに現代人の大きな勘違い、問題があるという
のだ。「なぜそうなるかというと、すべてのものに意味があるという、都市と呼ばれる世界を作ってしまい、その中で
暮らすようにしたからである。意味のあるものしか経験したことがない。そういってもいい。山に行って、虫でも見て
いれば、世界は意味に満ちているなんて誤解をするわけがない」
そう、実のところ世界にあるもののほとんどの「意味」をヒトはわかっていない。すべての「意味」を理解できると
勘違いすれば、好奇心なんか生まれるはずもない。だからこそ普段から自然に接するべきだ、というのである。
「それができなければ、せめてオフィスに意味のないものを置いてみる。それだけでも随分違いますよ」
養老先生は、最近、取材ではしきりにこんなアドバイスも口にしている。もちろん、「そんなことでどうなるという
のか」と疑うのも、「自然を見たらどうなるのか、もっと具体的に説明しろ」と「意味」を求めるのも自由。ただし、
常に自然と接している養老先生が今年80歳になってなお知的好奇心を持ち続け、新著を一気に書き下ろせるだけの
丈夫な脳を持っているのは事実である。

四苦八苦

生きる意味とは? (仏教ウェブ入門講座)
「生きる意味」とは、「人間に生まれた意味」ということです。
何のために人間に生まれてきたのか。
何のために生きているのか、なぜ生きねばならないのか、という「人生の目的」のことです。
生きる意味はない?
多くの人が生きる意味が分からない
世の中には「生きる意味がない」と言っている人がたくさんあります。
例えば、ただ自然発生的に生まれてきただけで、生きる意味は特にないといいます。
「死にたくないから生きているだけ」という人もいれば、 「人はいつか死ぬのだから無意味」という人もあります。
たまに「生きること自体に意味がある」という人がありますので、 「だからどんな意味があるの?」と聞きますと、
その肝心の生きる意味は分かりません。これは単に、頭が悪いとか、勉強不足で分からないというのではありません。
相当の知識人でも分からないのです。(後略)

わたしたちは「人生の意味」を理解できません。ですから、すべてのものが無意味
であるように見えるのは当然のことなのです。人生が無意味でないと実感できる人
というのは、ある種の幻想に浸っているのでしょう。では、なぜ多くの人が、人生
の無意味さに悩まないかというと、考えてもしかたないことは考えないからです。
分からないことは決めつけないこと。「社会的に価値のある生きかたをすれば、
生きている意味がある」とか、「社会から称賛され、何かしらの成果をあげれば
生きている意味がある」といった考えは偏向に満ちています。有用な人生を
生きられない人に対する攻撃は、最低の人間がすることです。生きる意味と
経済的な存在価値は全く関係ありません。社会的価値のある人を褒めたたえる
社会というのは、そういう業績をなさない人に対する無価値感や無意味感を
生み出しています。でも、本質的には、すべての人の人生が同価値なのです。
わたしたちは、人生や命の意味を測定できません。測れるものは社会的な価値だけ
であって、その尺度を用いて、命の価値、存在の価値を測れるわけではないのです。
ですから、人生の意味を考えるより、自分が万物の「意味」を理解できていない
ことを実感する必要があります。自分がどう感じるかではなく、命あるものが語り
かけてくることを聞くしかないでしょう。なかでも、「はじまり」や「終わり」が
イメージできるものは強くわたしたちに訴えかけてきます。例えば、紅葉について
自分が思うことではなく、「紅葉」が語っていることを受け止めるしかありません。
「自然」、そしてその色、音、匂いに触れることは、とても大切なことなのです。


御射鹿池の紅葉



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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

確率として存在するどの未来を
あなたが体験するかは
あなた次第。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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