景気がいいと聞くけれど全然上がらない賃金

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国内企業の売上高と経常利益株高・景気回復でも賃金が上がらない理由
売上の伸びは4年間で平均1.5% 
(11月19日 PRESIDENT Online プレジデントオンライン)
景気の回復ぶりを伝えるニュースばかりが並ぶ。10月に日銀が発表した
9月の短観でも企業の景況感は10年ぶりの高水準だという。それなのに
なぜ実感に乏しいのだろう。第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノ
ミストは、企業の売り上げが伸びていないことが問題だと指摘する。
「伸びているのは、企業の収益性です。それは設備投資や人件費の抑制、
原油価格の低位安定などによって実現したもので、肝心の売り上げの
伸びは昨年までの4年間で平均1.5%にとどまり低迷したままです」
収益重視では賃上げに進まない。
「ITバブル崩壊以降、多くの企業が雇用の確保か賃金の上昇かという選択を迫られるなかで労働者側も『雇用が確保される
なら賃上げされずとも仕方ない』と容認に傾き、その流れが依然として続いています。近年は人手不足により完全雇用に
近い状態と言われますが、これは偽りで、実態は職探しは容易にできてもいい仕事には就けない。労働の単純化や
マニュアル化によってワークシェアリングが進んだ結果、賃金は上がらず、購買力も高まらないままです」
好景気を実感するには賃金上昇が一番だが、そのために雇用確保を犠牲にできるか。容易な選択ではない。

日本から学ぶべき教訓、完全雇用は賃金上昇を意味しない (11月1日 Bloomberg ブルームバーグ)
金融政策の実験場と化している日本では、雇用が数十年ぶりの売り手市場となっても急速な賃金上昇にはつながらないことが
明らかになりつつある。世界の約75%で景気改善が進行している。企業は利益を膨らませているものの、賃金上昇は見られ
ないままだ。この両者を結びつけようと奮闘する各国・地域の中央銀行や政府にとって、日本の実験成果は不吉な前触れと
言える。日銀は31日、大規模な金融緩和策の据え置きを決定。同時に発表した展望リポートでインフレ予想を引き下げた。
企業と家計の間に物価は上がらないという姿勢が深く根付いていることなどを理由に挙げた。失業率が3%を下回っていても、
状況に変化はない。日本海に面する福井県は、日本と世界の賃金の謎を示す縮図だ。厚生労働省が発表した9月の有効求人
倍率で福井県は1.98倍と東京都に次いで都道府県で2番目に高かったが、賃金は今年に入り下落が続いている。
東海東京調査センターの武藤弘明チーフエコノミストは、「労働市場は非常にタイトな状況だが、賃金は上がらない」と述べ、
「女性や高齢者など、いま労働人口に入っていない人々がまだ多数控えており、そうした人々が労働市場に入ってくると安い
賃金での雇用が増える。賃金の押し下げ圧力になる」と説明した。失業率と物価上昇率との間には関係があるとされ、この
相関関係を示す指標にフィリップス曲線がある。だが、かつてほどフィリップス曲線は参考にならないとの議論が強まって
いる。日銀の黒田東彦総裁は31日、金融政策決定会合後の記者会見で、このテーマは日本だけでなく他国でも活発に議論
されていると指摘。企業が支出を増やし始めるには企業景況感のいっそうの改善が必要だと主張した。

AIが果たす役割についての調査結果

賃金も物価も同じようなものなので、企業の労働需要は、賃金が高くなれば減りますし、
賃金が低くなればその分、増えることになります。したがって、景気が悪いときに、
企業が低賃金労働者を雇用しにくい政策をとると、失業率が上がってしまいます。
特に若年層の人生に与える影響を考慮すれば、労働者全体の賃金を抑えても、企業業績
を回復させて、雇用環境を改善させることは重要なことなのです。アベノミクスはこの
点では成功したといえ、現在は人手不足になっています。そうなれば、自然と賃金上昇
局面に転じるはずです。確かに、非正規雇用では賃金が上昇しはじめていますが、一般
労働者(いわゆる中間層)ではその気配さえ感じられません。
なぜか。ひとつには、将来の需要減を見込んで、企業が拡大再生産を目指していないことが
あるでしょう。つまり、現在の景気回復は、企業が不採算部門をリストラしている効果だと
も言えます。そして、このようなリストラでは、賃金の高い人が追い出されやすいのです。
企業は売上を増やさず、コスト削減をして収益性を高めています。ITなどを駆使して業務
の見直しを進め、賃金が比較的高い労働者に任せていた仕事を、低賃金で働いてくれる
高齢者や女性にさせているのです。このような傾向は今後も続くと予想されるため、
賃金の上昇は見込めないように思います。これからは、AIが急速に普及し、人間の勘に
頼っていた作業を無人化することができるでしょう。AIは、雇用全体を減らすものでは
ありませんが、事務職を中心とした中間所得層の仕事は奪われそうです。逆に、単純作業
や肉体労働はAIに完全には代替されません。なぜから、人を雇ったほうが、安上がり
であるケースも多いからです。結局のところ、AIを導入する価値があるのは、比較的、
賃金の高い人が行っている業務と労働力不足で新規の雇用が難しい業務です。企業は、
積極的に、高度な専門知識が必要とされる業務を誰にでもできる業務に置き換えます。
そして、安価な労働力を求め、それができなければ、労働力不足を補うためにロボットや
AIを導入します。AIの導入が困難で、収益性の向上が見込めない分野からは撤退します。
したがって、雇用環境が改善され、労働者が不足しても賃金は上がらないのです。




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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

正確に言えば、月読神が
本来、虚数である時間に
実数を用い、時間が流れる
という概念を創った。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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