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自己肯定感を高め合う社会にしなければ・・・

category: 新しい記事6  

SNSの「自殺願望」投稿は“生”への余地なのか 心理学者「消極的な理由を理解する必要がある」 
(11月2日 Abema TIMES)
(前略) なぜ、自殺願望をSNSに投稿するのか。『けやきヒル’sNES』(AbemaTV)では、明星大学准教授で心理
学者の藤井靖氏に質問形式で話を聞いた。
Q.自殺願望をSNSで打ち明けたり投稿したりする人はどんな心理状態なのか?
「SNSに何らかの形で『死にたい』という気持ちを表明する場合は、SOSの気持ちの表れと捉えたほうがいいと思う。
息子や娘が死にたいと言っていてどうすればいいか、という親の相談をよく受けるが、表面的な言葉や態度の裏に
何があるかを見ていこうとアドバイスする。SNSも同じで、実際出てきている言葉の裏には助けてほしい、話を聞いて
ほしい、受け止めてほしい、わかってほしいという気持ちが隠れていることがほとんどだと思う」
Q.今回の場合、白石容疑者に被害者が実際に出向いたことについては?
「白石容疑者の場合は、ネットで書き込みをする自殺願望者を言葉巧みに誘う術を経験的に身につけているんだと思う。
単に一緒に死にましょうということだけではなくて、心を掴む術を得てきたと考えられる」
Q.周りに「自殺願望」を書き込んでいた人がいた場合、どうするべきか?
「『いのちの電話』のような公的な電話相談やカウンセリング、医療機関があるので、本人と話してまずそこに繋ぐのが
いい。ただ、それに対して拒否反応がある場合もかなりあると思うので、できるだけ時間をかけて話をしたり、見守る
体制を家族や地域や社会の中で作っていくことが先決」
Q.SNSで願望を打ち明ける、書き込むということは「生きたい」という余地があるのか?
「死にたいという感情には、『より良い自分なりの理想の生き方ができない=だから死ぬ』という選択肢を取らざるを
得ない、積極的に死ぬというよりも消極的な理由があると思う。そこを理解してあげることが必要」
Q.最後に、この事件全体をどう捉えているか。
「自殺志願という形でSNSに助けを求めて、それを悪用した容疑者がいて、被害者はやっぱりそこにしか頼れなかったと
いうことだと思う。ネット上にもゲートキーパーとして心の門番が巡回して、自殺願望などを発信している人に対して
能動的にサポートする仕組みが必要だと思う」 (AbemaTV/『けやきヒル’sNEWS』より)

自己肯定感が問題のカギ(上) (9月22日 YOMIURI ONLINE 読売新聞 ヨミドクター)
自己肯定感が問題のカギ(下) (9月29日 YOMIURI ONLINE 読売新聞 ヨミドクター)
自己肯定感1否定が自信を奪い、状況を悪化させる
引きこもりの人は、なぜ引きこもるのでしょうか。精神疾患で何かに恐怖を感じているような
場合もありますが、多くの場合、引きこもりの人は、他者からどう見られているかを、たいへん
気にしています。それが怖くて、外へ出たいのに出られないのです。「いつまでもそんなことで
どうする」「甘えるな」などと叱られたら、よけいに自分はダメだと感じます。いじめ、児童
虐待、DV(配偶者などによる暴力)などの被害者は、自分を否定される体験を重ねる中で、
自己肯定感を持てず、自分が悪いと考えてしまうことが少なくありません。加害者の力に支配
されていると、そこから逃げるという選択肢も浮かばなくなります。職場のパワハラや過労の
問題にも似た面があります。追い込まれた人が逃げ道として自死する悲劇も後を絶ちません。
                                                   (中略)
自己肯定感2自己肯定感には2種類ある
自己肯定感は2種類に分けられることに注意が必要です。他者との比較による自己肯定感と、
自分も他の人もかけがえのない存在だと思える自己肯定感。望ましいのは後者です。人間が
生きていくときの様々な困難に深く関係している自己肯定感。日常の言葉で「自信」と言い
換えてもよいのですが、その中身はけっして単純ではありません。自己肯定感には2種類あり、
他者との比較に基づく自己肯定感は不安定で、他者に対する攻撃に走ることもあります。
不安定な「競争的自己肯定感」
臨床心理士の高垣忠一郎さん(立命館大学名誉教授)は、「競争的自己肯定感」と「共感的自己肯定感」という2種類の
区別を、『生きることと自己肯定感』(新日本出版社)という著書で示しています。「競争的自己肯定感」とはどういう
ものか。「自分が役に立つ能力、特性を持つから必要とされ肯定されるという条件付きの愛情による自己肯定感」
「競争に勝ち、他人より優れていることで満たされる競争的自己肯定感」「他者と比較し、自分の優越性を見せつけよう
とする自己肯定感」――だと高垣さんは説明しています。そういう自己肯定感は不安定です。競争に負け、他者より
劣っていると感じたら、容易にひっくり返って自己否定感や劣等感に変わります。頭脳、外見、地位、財力、さらには
芸術やスポーツの能力といった物差しの全部で抜群という人は存在しないので、全員がどこかで負けています。何らか
の分野でトップに立っても転落の不安がつきまとうし、老いによる衰えは避けられません。
ありのままの自分でいいという「共感的自己肯定感」
もう一つの「共感的自己肯定感」とは何でしょうか。「自分が自分であって大丈夫と感じるもの」「かけがえのない自分
をありのまま受け容れ、それゆえにかけがえのない他人に共感できる自己肯定感」「身近な人間にかけがえのない存在と
してまるごと愛され、その苦しみを共感され、ありのまま受け容れられるような共感的な人間関係のなかでこそふくらん
でくるもの」だといいます。他者を尊重するという点で、競争的自己肯定感と異なります。自分の弱さや欠点を含めて、
あるがままでいいという感覚。これでいいのだという感覚。そう、この自己肯定感が高い人物の代表格は「バカボンの
パパ」でしょう。彼は、常識外れの行動で人からどう思われても「これでいいのだ」と全く気にせず、人を憎んで否定
することもありません。ここまで何を言っているのかわかりにくい方は、「世界に一つだけの花」の歌を口ずさんでみて
ください。2種類の自己肯定感の違いをわかりやすく表現していると思います。あるがままだと向上心がなくなるかと
いうとそうではなく、自分を高めたいという気持ち、何かをやりたいという意欲は、他者と比べなくても持てるはずです。
学校教育、競争社会がもたらす「とらわれ」
能力や成果を物差しにして、他者と比べることでしか自己肯定感を持てないと、成功しているとき以外は苦しくなります。
ではなぜ、それにとらわれるのか。一つの要因は家庭での育てられ方でしょう。無条件で愛される体験がないと、自分
には価値がないと感じたり、親の期待に応えて「よい子」を演じたり、かまってもらうためにワルぶってみたり……。
学校と社会のありようも大きな影響を与えます。学校教育と受験では、教師による評価、他者との比較にさらされ続け
ます。社会人になっても選別、比較は続きます。非正規労働の拡大などで格差が大きくなった世の中では、生き残り
競争のストレスと不安が強まります。一方、権利意識を高める教育や法学の教育はあまり行われていません。しかも
自己主張が疎んじられる社会なので、正当な権利を主張できず、不当な扱いを受けても、しかたがないと思ってしまう。
主張できない自分の弱さに、またへこむ。そういう状況のほうが管理・統治する側には都合がよいのかもしれません。

先進7カ国若年層の自殺と事故の死亡率



座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件で逮捕された白石隆浩容疑者は、
自殺願望をツイッターに投稿していた田村さんら被害者とやりとりし、自らも
自殺願望者を装って自宅に招き入れていました。白石容疑者は被害者について、
「話を聞いてほしいと言っていた。本当に死にたいと考えている人はいなかった」
「自分も自殺願望があるかのようなツイートをしていたが、その気は全くない。
嘘です」と話したとか。白石容疑者の供述は二転三転しているので、何が真実で、
何が本心なのか、定かではありませんが、今年6月、「生きてても意味がない」
「何のために生きているのだろうか」などと家族に向かって話していたということ
ですから、冷静に物事を判断できる精神状態ではなかったのかもしれません。
加藤厚労相はネット対策を強化する意向のようですが、ネット対策の問題よりも、
自殺対策、そしてその背景に潜む日本社会の暗部を明確しなければなりません。
日本人が抱える「こころ」の問題のひとつに、自己肯定感の低さがあります。
平成27年度における高校生の生活と意識に関する調査では、「自分はだめな人間だ
と思うことがある」という質問に対して、「とてもそう思う」「まあそう思う」と
回答した割合は、中国が56.4%、アメリカが45.1%、 韓国が35.2%だったのに
対し、日本は72.5%でした。日本人の自己肯定感の低さが突出しています。
他人に否定される状況は、日本に限らず、どの国でもあるでしょう。最終的に
自殺への願望を持つかどうかは、家族や社会に受け入れられていない自分を自分
が全面否定するかどうかで決まると思われます。日本の自殺問題は、社会環境
というより、自己肯定感の低さに起因しているといえるのではないでしょうか?
日本人の自己肯定感が低い原因には様々な要因が絡み合っていると思われますが、
主な原因としては、自己肯定感の芽を摘みとる教育や自己肯定感のない人が周囲に
多くいることなどが考えられます。日本の教育は、協調性ばかりが強く求められ、
個性を発揮する機会がなく、偏差値など自分の外にある基準で生徒を評価する
システムになっています。家庭でも、「こどもは、他人から評価される何かを得て
初めて存在価値がある」といった思想が埋め込まれています。そういうメッセージ
を繰り返し受け取りながら、わたしたちは成長してきたのです。その結果、傍から
見れば順調な人でも「自分はダメな人間だ」となってしまい、失敗や挫折を経験
すれば、それをきっかけに、自分という存在を完全に自己否定してしまうところ
までいってしまうのではないでしょうか。




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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

時間が流れるという概念を
受け入れたのは、
あなたがた自身。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:48歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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