IT系人材が不足している一方でバイオ系人材は超過剰

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自然科学論文数 日本4位に転落 中、独に抜かれる (8月9日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
2013~15年の3年間に日本の大学などが出版した自然科学系の論文数が、世界4位に転落したことが文部科学省科学技術・
学術政策研究所の調査で分かった。05年までは米国に次ぐ2位だったが、中国、ドイツに追い抜かれた。日本は自然科学分野で
のノーベル賞受賞が相次ぐ一方で、大学での基礎研究態勢の立て直しが急務となっていることを裏付けた。 各国の研究機関などが
出版した論文数の3年間の平均を、同研究所がまとめた(共著者が複数国に及ぶ場合は分数で計算)。 13~15年の日本の論文
数は6万4013件で、03~05年(6万7888件)から微減した。一方、13~15年の中国の論文数は21万9608件
で、03~05年(5万1930件)の約4倍に急増。ドイツ(13~15年・6万4747件)にもわずかに抜かれた。 日本
の論文数は03~05年時点で、世界で出版される論文の8%以上を占めていたが、13~15年は4.7%に低下した。引用数が
多い論文について分析すると、93~95年と03~05年は米英独に次ぐ4位だったが、13~15年は9位でイタリアやカナダ
にも抜かれ、影響力低下をうかがわせた。 各国の研究予算も比較したところ、15年の日本の研究開発費の総額は18.9兆円で、
米中に次ぐ3位だった。しかし、大半は企業が占めており、基礎研究を担う大学の分が少ないことが論文低迷の原因とみられる。
同研究所は「予算のほか、修士や博士を目指す若手の減少など複数の要因が絡んでいる可能性がある」としている。

IT人材の獲得競争激化自動車各社 自動運転開発でIT人材確保強化 競争激化 
(8月9日 NHK NEWS WEB)
大手自動車メーカー各社は、市場の拡大が見込まれる自動運転車の開発を急
ごうと、人工知能などITに精通した即戦力の人材の中途採用を拡大しており、
自動運転をめぐる開発競争が一段と激しくなっています。このうち、トヨタ
自動車は先月下旬から川崎市と東京・立川市を結ぶJR南武線の10の駅に
トヨタへの転職を呼びかけるポスターを出しました。ポスターには「あの先端
メーカーにお勤めなんですか!それならぜひ弊社にきませんか」などと書かれ
ていて、自動運転などの開発にあたる人材を求めています。南武線の沿線には「NEC」や「日立製作所」それに「東芝」など、
多くの電機メーカーの事業拠点があり、トヨタは「沿線の企業で働く技術者からの応募を期待している」としています。また、日産
自動車も即戦力の人材を増やすため今年度、国内では新卒を上回る740人の中途採用を計画しているほか、ホンダも中途採用を
昨年度の2倍以上にのぼる590人に拡大するなど、大手各社は自動運転などの開発体制を強化する方針です。ハンドルやアクセル、
それにブレーキなどの操作を自動で行う自動運転車の実用化には、従来の車づくりにはなかったAI=人工知能など高度なITの
技術が必要とされています。この分野には、市場の拡大を見込んでアメリカの「グーグル」や「アップル」など世界的なIT企業が
次々に参入しており、自動運転をめぐる開発競争は一段と激しくなっています。
IT人材 79万人不足
ITに精通した「IT人材」の求人はこのところ急激に増えています。東京・千代田区にあるエンジニアの転職支援サービスを
展開している会社では、自動車メーカーからIT人材の求人が増えていることを受けて、ことし4月から、新たにITに特化した
エンジニアの紹介サービスを始めました。「メイテックネクスト」の河辺真典社長は「自動車メーカーが募集するエンジニアのうち、
すでに3割がIT人材で人材の渇望感を感じている」と話しています。国内のIT人材の需要は、AI=人工知能やあらゆるものが
インターネットでつながるIoT、それにビッグデータなどの本格的な普及によって今後も増え続けると見込まれています。しかし、
経済産業省が去年まとめた報告書によりますと、人口減少を理由に日本では2030年にIT人材が最大で79万人不足すると予測
されていて、IT人材の確保は自動車メーカーだけでなく、産業界全体の課題となりそうです。

日本の論文数の実態
トヨタだけでなく、どの企業においてもIT人材(とはいっても何のシステムを開発するのかに
よって仕事内容は大きく異なるのですが)の人手不足が深刻になっています。一方で、バイオ
系の人材はポスドクを中心として、超人余りになっています。同じ企業でも、バイオ系技術者
を募集すると競争倍率100倍、IT系技術者を募集すると競争倍率0.5倍になるのです(数字は
適当)。ITの専門家になるには実経験が必要であり、大学卒業後、実社会で経験をつんだ人に、
先生になってもらう必要がありますが、そのような人は、転職するとしても、大学より給料の
よい大企業に入りますから、大学には、IT系(見せかけではなく真のシステム開発者)の先生
はあまりいません。一方で、バイオ系では大学の先生になるしか道がありませんから、バイオ
系の先生は潜在的に大勢いることになります。日本では、大学→企業→大学といった経歴を
持った人材や、企業→大学→企業といった経歴を持った人材がとても少ないのです。
有能なのにバイオ系のポスドクを続けておられるかたは苦しい状況にあるとは思いますが、
人材を無駄にしている日本という国にとっても大損失です。今後の社会状況を考えてみても、
IT人材はもっと必要になるでしょうし、バイオ人材は今後も必要ないでしょう。大変失礼な
言いかたですが、生命科学は、いまだ思考なしの試行錯誤の分野であり、実験室での作業者
に過ぎません。今すぐにでも、国が思い切った改革に踏みきるべきです!!!
政権批判を得意とする毎日、朝日新聞には、このような論点での政権批判をお願いしたい!
(論文数や研究費といった上っ面の議論は、とても危険です)
日本の科学技術論文の発表数が世界4位に後退したとのことですが、「数」よりも深刻なのは
その「質」です。そして、それよりも重要なのが「分野」です。引用記事にありますように、
大学における基礎研究が重要であることは確かです。しかし、それはバイオ(基礎生命科学)
ではなく、IT分野(計算機科学)や数学であり、ITと結びついたエンジニアリング(工学)
なのです。そのような分野で日本は劣化しているのです。
もし、どうしても生命の神秘を追究したいというのなら、ITや生産工学など、実学に近い分野
を合わせて勉強するべきです。なぜか日本では、専門家というと、「分野はひとつだ」という
意識があるようです。特に、バイオ系の場合、Π(パイ)型(専門が2つ)人材を育成すべき。
個人的な見解ですが、生命科学が進歩するとすれば、ピペットの使いかたがうまい研究者で
はなく、AIに詳しくて、かつ生命科学も熟知している専門家だと思いますよ。Π型人材なら、
就職先も大きくひろがることでしょう。




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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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不思議の国の「みなみ」
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「みなみ」 今月のメッセージ

神津島の天上山は、
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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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