なにわ筋線における阪急の思惑

category: 新しい記事5  

阪急阪神HD社長 新線で関西活性化 (8月8日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
6月に就任した阪急阪神ホールディングス(HD)の杉山健博社長(58)は毎日新聞のインタビューに応じ、大阪市街地を
南北に貫く新路線「なにわ筋線」の北梅田駅と阪急電鉄の十三駅を結ぶ「なにわ筋連絡線」や、十三駅とJR新大阪駅をつなぐ
「新大阪連絡線」について、「関西の玄関口である新大阪駅や関西国際空港と梅田の移動時間を短くすれば、関西経済の活性化に
つながる」と述べ、整備に意欲を示した。 杉山社長は、なにわ筋連絡線は地下に敷設し、駅も十三駅の地下に建設する可能性が
高いとした。(後略)
南海特急ラピートあの顔では無理なので…なにわ筋線に新型ラピート投入へ 
(8月2日 朝日新聞デジタル)
JR新大阪駅と難波を結び、関西空港へのアクセス鉄道となる
新線「なにわ筋線」の開業に合わせ、南海電気鉄道が、新型の
空港特急を導入する。いまの空港特急「ラピート」が構造上、
地下を走行できないためで、具体的なデザインなどは今後検討
していくという。遠北光彦(あちきたてるひこ)社長が朝日新聞
の取材で明らかにした。ラピートは1994年、関空開業とともに
登場。特徴的なデザインが人気で、停車駅によって「α」と「β」
の2タイプが運行する。しかし、ラピートの先頭車両には避難用
の貫通扉がなく、安全面から幅の狭い地下は走れない構造だ。南海が、JR西日本や阪急電鉄、大阪府・市と2031年春開業で
合意したなにわ筋線は地下を通る計画だ。このため、遠北氏は「車両に新たな投資が必要だ。開業に合わせて新型特急を導入する」
と語った。
なにわ筋線計画ルート「なにわ筋線」建設推進、JR西日本・南海など一致 2031年春
開業目指す
 (5月23日 Response.jp レスポンス)
大阪府など5者は5月23日、大阪市中心部から関西国際空港(関空)
への鉄道アクセスを強化する新線「なにわ筋線」などの整備を協力
して進めていくことで一致したと発表した。なにわ筋線と阪急線を
連絡する新線「なにわ筋連絡線」の整備も検討する。なにわ筋線は、
新大阪駅から大阪駅北側にある梅田貨物駅跡の開発エリア(うめきた)
などを経由し、難波方面に抜ける新線の構想だ。関空アクセス列車の
所要時間短縮、難波など大阪の中心市街地やうめきたの開発促進など
のメリットがある。新大阪駅からうめきたまでは、東海道本線貨物支線
(梅田貨物線)を走る。梅田貨物線は現在、うめきた付近で連続立体
交差事業(連立事業)による地下化工事が既に始まっており、大阪駅の
北側には北梅田駅(仮称)が新設される。地下化と北梅田駅の開業は
2023年春の予定だ。北梅田駅から先はなにわ筋の地下を通り、難波
方面でJR西日本と南海電気鉄道の既設路線に接続。新大阪駅や大阪市の中心部から関空方面への短絡ルートを構成する。大阪府・大阪
市・JR西日本・南海電気鉄道・阪急電鉄5者の発表によると、整備・営業区間はJRが北梅田~JR難波間で、途中に中之島・西本町の
各駅(いずれも仮称)を設置。中之島駅は京阪電気鉄道中之島線の中之島駅付近、西本町駅は大阪市営地下鉄中央線との交差部付近に
設けられる見込みだ。南海ルートは北梅田~南海新今宮間。このうち北梅田~西本町間はJRルートと線路を共用し、西本町駅の先でJR
ルートから分岐。JR難波・南海電鉄難波駅付近に南海新難波駅(仮称)を設け、さらに南下して新今宮駅で南海本線に接続する。
総事業費は概算で約3300億円。大阪市などが出資する第三セクターが建設する。JR西日本と南海が線路使用料を支払って列車を運行
する上下分離方式を採用し、地下高速鉄道整備事業費の補助制度により建設費の補助を受けることを想定している。開業目標時期は
2030年度(2031年春)。5者は「国との協議を進め、早期事業化をめざします」としている。このほか、北梅田駅の北側で阪急十三
方面に分岐するなにわ筋連絡線も「国と連携しながら整備に向けた調査・検討」を進めるとした。(中略)阪急電鉄が先ごろ発表した
長期計画では、新大阪~十三間を結ぶ新大阪連絡線の整備が盛り込まれており、なにわ筋連絡線との一体的な整備も考えられる。ただし、
5者の今回の発表では、なにわ筋連絡線と新大阪連絡線の連携に触れなかった。なにわ筋連絡線・新大阪連絡線の整備に関しては、2本
のレール幅(軌間)をどうするのかも焦点の一つになる。なにわ筋線はJR在来線・南海線と同じ1067mm軌間(狭軌)で整備される
ことが事実上決まっているが、阪急の既設線はJR新幹線と同じ1435mm軌間(標準軌)を採用している。仮に新大阪連絡線・なにわ筋
連絡線を標準軌で整備した場合、既設の阪急各線からの乗り入れは可能になるが、逆になにわ筋線には乗り入れできない。一方、狭軌で
整備すると阪急各線からは十三駅での乗り換えが必要だが、なにわ筋線に乗り入れることが可能に。新大阪駅や十三駅から阪急の車両
による関空アクセス列車が運転される可能性もある。阪急などは今後、さまざまなメリットやデメリットを比較検討した上で、新大阪
連絡線・なにわ筋連絡線の一体整備や軌間などの仕様を決めていくことになるとみられる。

JR西日本による北梅田駅の建設は既にはじまっており、2023年春の開業に向けて順次工事が
進められています。現在、関西空港特急「はるか」や紀伊半島方面特急「くろしお」などは、
大阪駅を素通りし、新大阪駅へ向かっていますが、地下化後は北梅田駅に停車する予定です。
つまり「うめきた」が関空と特急で直結されるのです。JR西日本としては、南海電車が北梅田
に乗り入れるのは仕方ないとしても、北梅田での折り返し運転やJR線への乗り入れは認めたく
ないでしょう。ここで阪急の登場です。阪急が北梅田-十三間を狭軌で結ぶことで、南海電車
は北梅田ではなく十三で折り返すことになります。しかし、阪急線は標準軌(JRや南海は狭軌)
ですから、南海電車は阪急線を走ることができません。よって、十三には新たなホームが必要
になりますが、駅が商店街のなかにあって、ホームの新設は難しいのです。となると、新線の
ために地下駅を造ることになるでしょう。しかし、普通電車も特急電車も折り返さなければ
ならないとなると、駅が大きくなってコストがかさみます。それならば、十三地下駅は簡素に
して、十三-新大阪間も同時に開通させたほうがいいのではないでしょうか。十三-新大阪間
は、阪急にとってメリットがあります。現状、新大阪から阪急線に乗り換えるのはとても不便。
地下鉄御堂筋線で西中島南方(阪急は南方)まで行き阪急京都線・梅田行きに乗り換えても、
十三でまた乗り換えなければ、神戸線や宝塚線の電車に乗ることはできません。御堂筋線が
所要時間1分なのに180円かかるのもバカバカしいところです(その気なら歩ける距離です)。
もしくは、大阪までJRで行き、阪急(梅田)に乗り換えることもできます。でも、遠回りです
し、慣れていないと迷います(大阪駅を御堂筋北口方面から出たほうが早い)。よって、既存
路線との直通運転ができなくても、新大阪-十三間が阪急線でつながればとても便利なのです。
まあ、こんなことをいろいろ考えても、実現するのは2031年。かなり先のことですね・・・
南海が空港特急を新型にするのも、開業時期を考えれば、当然のことだと言えます。




スポンサーサイト

2017_08_09


08  « 2017_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

検索フォーム

QRコード

QR

最新コメント




page
top