ラッセル幸福論より~退屈と興奮~


「ラッセル幸福論 第一部 不幸の原因」 第四章「退屈と興奮」より
・多少とも単調な生活に耐える能力は、幼年時代に獲得されるべきものである。
 この点で、現代の親たちは大いに責任がある。彼らは子供たちに、ショーだの、
 おいしい食物だのといった消極的な娯楽をたくさん与えすぎている。
 そして、毎日毎日同じような日を持つことが子供にとってどんなに大切であるかを、
 真に理解していない。もちろん、やや特別の機会はこの限りではない。
 幼年時代の喜びは、主として、子供が多少の努力と創意工夫によって、自分の環境
 から引き出すようなものでなければならない。
・現代の都市に住む人びとが悩んでいる特別な退屈は、彼らが<大地>の生から
 切り離されていることと密接に結びついている。

刺激的な生きかたというと、ちょっといい感じがしますが、
刺激がないと耐えられない精神構造というのは、不幸の源泉になりうるでしょう。
より強い刺激がないと生きられないというのでしたら、中毒症状です。
特に、子供のとき、自分の努力なしに刺激を与えられ過ぎられると、
大人になって、退屈で単調な人生に耐えられなくなるのかもしれません。
日常生活というのは退屈なものです。
そう考えると、子供の教育では、甘やかしてはいけないということより、
子供に刺激を与えすぎてはいけないということのほうが大切なのではないでしょうか。
特に、子供のときに自然と触れ合っていない人は、大人になっても、
自然に触れて楽しむということができなくなってしまいます。
これは都会の人間に限ったことではありません。
最近は、田舎にこそ、歩くことさえほとんどせず(田舎の人のほうが歩いていません)、
自然とリズムを合わせられない人が増えているのではないでしょうか?

「自分の意志」と「自然の意志」で動く人がいたとしたら、
「自然の意志」で動く人のほうが幸せではないでしょうか。
少なくとも、「自然の意志」で動く人が自意識過剰になることはないでしょう。
「意志」は本来、「自然」の力を背景にして発揮させるべきものなのかもしれません。
このような話は、ともすると、現実離れした精神論に陥りがちですが、
客観的根拠に基づいた知見が社会に求められているように思います。
わたしたちが理解していないことは、まだまだ多く存在するのです。
自然の営みは、わたしたちの理解を超えた存在なのです。


 くじゅう山麓にて撮影
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2013_09_27


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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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