原発事業は戦前の大艦巨砲主義と同じ

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日立、700億円の営業外損失見通し 米国の原発事業で (2月1日 朝日新聞デジタル)
日立製作所は1日、米国での原発事業で2017年3月期に700億円の営業外損失が出る見通しになったと発表した。世界的に
原発の新設が鈍っていることを受け、米ゼネラル・エレクトリック(GE)との合弁会社がウラン燃料の濃縮事業から撤退するため。
英国での原発新設については、コスト管理を徹底して予定通りに進めるとした。16年4~12月期決算を発表する記者会見で、
西山光秋専務が明らかにした。GEが60%、日立が40%を出資する「GE日立ニュークリア・エナジー」が、グループ会社で
手がけていた燃料の新しい濃縮法の開発から撤退し、見込んでいた収益が得られなくなったという。損失の計上後、合弁会社
の株式のうち、日立の持ち分の価値は約110億円しか残らないといい、「これ以上の大きな損失リスクはない」(西山氏)と
説明している。英国で20年代に4~6基の原発を新設する計画について、西山氏は「海外で初めての建設で、もともとリスクは
ある。英国政府やプラントメーカーと協議し、リスク管理を徹底する」と話した。

古賀茂明氏まさかの「東芝倒産」が現実に? 日本の原発政策の愚かさを嘆く (1月28日 週プレNEWS)
欧米の有力企業が原発ビジネスから手を引く一方で、いまだ前のめりな日本企業と安倍政権。
『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏
は、そんな日本の原発政策の愚かさを嘆く。
* * *
東芝の経営がピンチだ。昨年12月27日、同社はアメリカでの原発ビジネスで数千億円規模の
損失が発生することを発表した。巨額減損の震源地となったのは子会社のウェスチングハウス社
(以下、WH社)が15年暮れに買収したストーン&ウェブスター社(以下、S&W社)である。
S&W社はWH社が建設中の原発4基の土木建設工事を請け負っており、東芝はWH社を通じて
このS&W社を買収した。不思議なことに買収額は明らかになっていない。ゼロ円とする報道と
270億円程度とする報道があるが、いずれにしても、それほど大きな資産価値があったわけ
ではない。ところが、この会社をめぐって資産査定に大きなミスがあり、数千億円の損失が出る
ことが今頃わかったのである。もちろん、これが本当なら今期の決算でその損失を全額処理しなければならない。
こうなった原因はまだ不明だが、おおむね次のように推察できる。
福島第一原発事故をきっかけに、各国で原発の安全規制を厳しくする動きが強まり、追加工事や安全審査の遅れなどで原発の
建設コストは大幅に高くなっている。契約によっては、工事の遅れに対して巨額の賠償を請求されることもある。これらの大きく
膨らんだ建設コストを再査定したところ、数千億円単位の損失が発生することがわかったということだろう。
昨期に7087億円の営業赤字を出した東芝の株主資本は3632億円(16年9月)にすぎない。もしS&W社の抱える損失が
4千億円以上だと、東芝は債務超過に転落する。へたをすると、上場廃止や倒産の可能性も見えてくる。
東芝はWH社の買収でも企業価値が約2千億円ほどしかないのに、5400億円の高値買いに走った前科がある。その差額の
約3400億円はのれん代に資産計上したが、WH社の経営は思わしくなく、巨額なのれん代の減損償却に追い込まれている。
その重い負担が東芝の経営危機の一因となった。
安全基準の厳格化で、原発建設はいつ、どんなコストが生じるかわからない、利幅が薄く、リスクも極めて高いビジネスになった。
アメリカのGE、ドイツのシーメンスといった巨大企業が次々と原発ビジネスから撤退しているのは、そのリスクを嫌ってのことだ。
だが、東芝は原発ビジネスに執着し、1度ならず2度も巨額損失を出し、経営危機を招いてしまった。完全な判断ミスだ。ただ、
原発ビジネスに前のめりなのは東芝だけではない。東芝とともに「原発御三家」と目される日立、三菱重工も力コブを入れている。
日立はイギリスやリトアニアで、三菱重工はトルコで原発建設の受注に乗り出し、三菱重工はフランス政府の要請で、実質的に
経営破綻している原発大手のアレバ社に巨額の出資までしようとしている。そして、そんな日本企業を安倍政権は熱心にサポート
している。原発プラントの輸出を、武器輸出と並んでアベノミクス成長戦略の柱にしているからだ。
欧米の有力企業が原発ビジネスから手を引く一方で、日本だけが官民一体でさらに大きな賭(か)けに出ようとしている。
その意味するところは「ババ抜きゲーム」と化した世界の原発ビジネスで、日本がジョーカーを押しつけられているということだ。
その愚に日本企業、そして安倍政権は早く気づかなくてはいけない。

福島第1原発2号機原子炉真下の堆積物「燃料デブリ」福島第一原発で発見か チェルノブイリには現存、
どう取り出す?
(1月31日 ハフィントンポスト 日本版)
福島第一原発2号機の格納容器の内部をカメラで確認する調査が1月30日に
行われ、圧力容器の真下の作業用の床に、黒い堆積物が見つかった。
先端にカメラの付いたパイプを格納容器内部に挿入して撮影に成功した。
東京電力では、この物体が「燃料デブリ」の可能性があると見て、今後は
ロボットを使って詳しく調査する方針だ。
■燃料デブリとは?
共同通信によると、燃料デブリとは、原子炉の事故によって溶け落ちた
核燃料が原子炉のコンクリートや金属と混ざり合い、冷えて固まったもの。
放射線量がとても高く、人が近づけない上に非常に硬いため、取り出しは
東芝が開発したサソリ型ロボット廃炉作業の最大の難関とされている。2号機の格納容器内の放射線量は、
2012年3月の調査時に毎時73シーベルトを観測した。人間は5分46秒間で
死亡するレベルだった。
■サソリ型ロボットで調査へ
今回の調査結果を受けて、東電は東芝製のサソリ型ロボットを使った本格
的な調査を開始する。狭い場所を通れるよう細長い形をしており、調査
したい場所に来ると尾の部分にあるカメラを前に起こして撮影する。
蒸気が立ちこめていても3メートルほど先まで見通せるという。2号機の
格納容器にある入り口からレールをつたって内部に入り、溶けた燃料の
状態や放射線量を計測するという。福島第一事故からまもなく6年となるが、
燃料デブリの実態は分かっていなかった。今回発見された堆積物が燃料デブリと確認できれば、福島第一原発事故でメルトダウン
した1〜3号機で初めてとなる。夏にも予定されている燃料取り出し方針の決定に向け貴重なデータとなる見込みだ。
政府と東電の工程表では、燃料デブリ取り出し方法を2018年度上半期までに確定し、2021年に燃料デブリ取り出しを開始する
予定だ。ただ、今回のロボット調査も1年以上遅れており、政府内には工程表通りに作業を進めるのは難しいとの見方も出ている。
■スリーマイルでは取り出し完了も、チェルノブイリでは…
1979年にアメリカで起きたスリーマイル島事故では炉心溶融が起きたが、燃料デブリは原子炉の圧力容器の底にとどまっていた
ため、1990年までに全て取り出すことができた。一方、1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では、圧力容器や格納容器が
なかったため、溶け落ちた燃料デブリは原子炉建屋の底で固まった。事故から30年経った現在も建屋内に残ったままで、その姿
から「象の足」と呼ばれている。

安倍さんは原発を成長戦略のひとつに位置づけていますが、これは成功しないでしょう。
なぜなら、昨今の原発建設は安全対策に膨大なコストがかかって儲からないからです。
結局のところ、企業が求めているのは利益であり、「利益=収益-費用」です。発電量
に対する建設費があまりにも高いと誰も原発を建造しなくなりますから、原発建設での
高い収益は見込めません。そうなれば費用をいかに抑えるかにかかってきます。しかし、
フクシマ以降、世界的に、原発の安全性に疑問が持たれるようになりました。原発の
安全対策はこれで十分というものがないため、対策費が底なしの状況です。安全性を
重視していては、全く儲からないのです。ですから、どこかで妥協するしかありません。
安全対策コストをけちると、運転後のトラブルに悩まされることになります。三菱重工
はアメリカのサンオノフレ原発の配管破損事故をめぐり、事業会社であるサザン・
カリフォルニア・エジソン社から巨額の損害賠償を請求されています。三菱重工が納入
した同原発3号機は、2012年に蒸気発生器配管が破損し緊急停止。放射性物質を
含む微量な水が漏れ出しました。その後、原子炉の稼働が禁止され、2基の原発が
そのまま廃炉に。事業会社は三菱重工の責任だとして、75.7億ドルを請求。今年に
なって請求額が約67億ドルに減額されたのですが、三菱重工側は1.37億ドル以上
の支払いを拒否しており、いまだ解決しておりません。仮に請求額どおりに支払わなけ
ればならないとなると、7500億円以上の新たな損失が発生することになります。
原発事業は既に超ブラック産業なのです。どうして、東芝が原発ビジネスにのめりこん
でしまったのかは知りませんが、足を洗って、別分野で生き残るしか道はありません!
ただし、福島第一原発の廃炉作業をやめてもらっては困りますので、原発事業では
産廃処理業者になってもらうしかないでしょう。脱原発の世界的な流れに取り残されて
いる状況が戦前の大艦巨砲主義に似ていて、日本の将来に暗い影を落としています。



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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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