ラッセル幸福論より~競争~


「ラッセル幸福論 第一部 不幸の原因」 第三章「競争」より
・私が主張したいのは、成功は幸福の一つの要素でしかないので、成功を得るために他の
 要素がすべて犠牲にされたとすれば、あまりにも高い対価を支払ったということになる、
 ということである。この災いの根源は、実業界一般に広まっている人生観にある。
・人生の主要目的として競争をかかげるのは、あまりにも冷酷で、あまりにも執拗で、
 あまりにも肩ひじをはった、ひたむきな意志を要する生きざまなので、生活の基盤としては、
 せいぜい一、二世代ぐらいしか続くものではない。その期間を過ぎれば、それは神経衰弱や、
 種々の逃避現象を生み出し、快楽の追求を仕事と同じくらい緊張した困難なものにするに
 ちがいない(なぜなら、リラックスすることが不可能になっているからだ)。

「スタンフォードの自分を変える教室」では、意志力を筋肉に例えていて、とてもわかりやすい。
激しい競争社会においては、意志力を酷使する人と意志力をほとんど使わない人に二極分化
されてしまうように思います。
競争に勝つためには、組織としても、個人としても、無理をしなければなりません。
肉体的にも、精神的にも疲弊した状態での意志力が求められます。
敵は次から次へと現れて、競争が終わることがないので、意志力を使い果たしてしまいます。
「意志・感覚・感情・思考」がバランスを失い、すべてがネガティブな方向へ向かいます。
この状態は、「燃え尽き症候群」と呼ばれています。
これは、意志の単独過剰使用の結果なのです。
「感覚・感情・思考」に反して、「意志」を酷使することには限界があります。
一方、負け組に入ってしまうと、勝ち目のない競争に参加しようとは思いません。
その場合、意志力を全く使わないので、意志力筋は弱くなってしまいます。
意志力が弱くなりすぎると、「意志」が「感情」や「思考」をコントロールできなくなります。
「意志・感覚・感情・思考」がバランスを失い、社会に適応できなくなってしまいます。

今の社会では、意志力筋を適度に鍛えて、強化することが容易ではないのです。
一般的な社会認識としては、「格差問題」がクローズアップされていますが、
勝ち組?である過労続きのビジネスマンが幸福であるとは到底、思えません。
「意志」にとっては、「疲労感」は天敵です。
「意志」を支える最も重要な「感情」は、「希望」です。
希望が持てない仕事においても、「意志」は枯渇しやすいのです。
「みんなが頑張らなければならないけれど、
異常に頑張らなくてもいい社会」
は構築できないのでしょうか。
そうでなければ、これからも、「ニート」と「過労による自殺者」が生まれ続けるでしょう。

スタンフォードの自分を変える教室スタンフォードの自分を変える教室
(2013/04/26)
ケリー・マクゴニガル

商品詳細を見る

スポンサーサイト

2013_09_23


07  « 2017_08 »  09

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

神津島の天上山は、
神が集う島のなかでも、
特に神の集まるところ。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

検索フォーム

QRコード

QR

最新コメント




page
top