肺炎を侮るべからず

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死因第3位の肺炎“治療控える選択も”学会が新指針案 (10月20日 NHK NEWS WEB)
がんなどの終末期や老衰のため肺炎にかかり死亡する高齢者は、国内で年間10万人以上に上ると見られていますが、
日本呼吸器学会はこれらの肺炎について患者本人が希望する場合には積極的な治療を行わない選択肢を初めて認める
ガイドライン案をまとめました。これらの肺炎は再発を繰り返すなど苦痛が続き、生活の質が損なわれることが多いため
ですが専門家は、「人生の最終段階で多くの人がかかる病気だけに医療現場や介護の現場など広い範囲に影響が出る
と予想される。本人の意思を尊重するのが大原則で患者や家族の側もどのように死を迎えたいのか日頃から話し合って
おくことが大切だ」と話しています。肺炎は、がんや心臓病、それに老衰などのため体力が低下した高齢者が細菌感染
などをおこしてなる場合が多く、毎年、10万人以上が死亡する日本人の死因の第三位を占める病気です。終末期や
老衰の場合、治療しても再発を繰り返し呼吸が苦しい状態が続いたりするほか人工呼吸器を装着して家族と会話も
できないまま亡くなってしまうケースも少なくありません。また学会などによりますと医療現場では高齢者が肺炎で救急
搬送され入院するケースが増えていて、長期の入院によってほかの救急患者の受け入れが難しくなったり、人工呼吸器
などの医療機器がひっ迫したりする事態がおきている医療機関もあるということです。こうした点を踏まえ、全国1万
2000人の専門の医師らが加盟する日本呼吸器学会は、これらの肺炎の治療をどうすべきか議論してきました。
その結果、ことしの診療ガイドラインの改訂でがんなどの終末期や老衰のため肺炎を起こした場合には、人工呼吸器の
装着や抗生物質の投与などの積極的な治療は行わず、痛みを取り除く緩和ケアを優先する選択肢を初めて認める案を
まとめました。具体的には、患者が、がんなどの終末期や老衰の状態にあるか、医学的に判断したうえで、適切な情報
提供と説明を行って本人の意思を最大限に尊重するとしています。そして治療を差し控える場合には、医師が1人で
決めるのではなく多くの専門職からなる医療チームが、患者や家族と話し合って決め、合意した内容を文書に残すなど
人生の最後の段階での医療の在り方を定めた厚生労働省の指針に従うなどとしています。ガイドラインを改訂する委員
会の委員長を務める河野茂長崎大学副学長は、「終末期の肺炎の場合、繰り返し苦しんだ末に亡くなってしまうことが
多く、どこまで治療すべきか、患者や家族、医療者それぞれに葛藤がある。患者にとってどのような選択肢が望ましいの
かを一緒に考えてもらうきっかけになってほしい」と話しています。また生命倫理が専門の東京財団の橳島次郎研究員は、
「肺炎は人生の最終段階で多くの人がかかる病気だけに今回の改訂は、医療現場だけでなく介護の現場など広い範囲に
影響が出ると予想される。本人の意思を尊重するのが大原則であり、治療をしない選択肢と同様に最後まで積極的な治療
を受けたいという希望も尊重されるような支援をどのようにしていくのか考えていく必要がある。患者や家族の側もどの
ように死を迎えたいのか日頃から家族の間で話し合うことが大切だ」と話しています。学会では、このあと、一般からも
意見を募るパブリックコメントを行ったうえで年明けにも全国の学会の医師にガイドラインを配布することにしています。
選択を迫られる患者と家族
がんや脳卒中などの病気や老衰によって体力の衰えた高齢者が繰り返し肺炎にかかるような場合どこまで治療をすべきか、
患者やその家族は難しい選択を迫られます。東京・江東区の78歳の女性は肺気腫の持病があり、10年ほど前から肺炎
のため入退院を繰り返してきました。一時は、激しいせきや高熱、それに意識障害や呼吸困難に陥り家族は、医師から、
命の危険があるので覚悟してほしいと告げられたといいます。2か月近く治療を受けた結果退院はできたものの、その後
も肺炎の再発を繰り返して体力が衰え、トイレなど生活のほぼすべてが夫の手助けなしにはできない状態になっています。
当初は少しでも長生きしたいと積極的な治療を望んでいたといいますが体力が衰えていく中で肺炎のつらい症状にいつ
まで耐えられるのか、自信がなくなりつつあるといいます。女性は「肺炎になると全力で走ったときのようにうまく息が
吸えない状態が何日も続くので死ぬほど苦しいです。家族のことを考えると生きなければという思いもありますが、
最近は苦しまずに亡くなるならそれがいちばんいいのかもしれないとも思い始めています」と話していました。10年
近く妻を介護してきた夫は、今後、さらに症状が悪化し、意思疎通が難しい状態になったとき、肺炎の治療を望むのか、
それとも苦痛を取り除く緩和ケアだけにするのか、妻と話し合っているものの決めきれないでいるといいます。夫は、
「妻は強がりなので苦しいとはなかなか言わないのですが、苦しむだけで単なる延命になるなら緩和ケアだけにした
ほうがいいのではないかということは妻と話し合ってはいます。ただ、これまでは治療して治っていますし、家族として
は元気で長生きして欲しいという思いも当然あるので、また肺炎になったときにどこまでの治療を望むのかはそのとき
になってみないと正直わかりません」と話していました。
高齢患者が増加 医療の現場では
学会では、今回のガイドライン案がまとめられた背景には、医療機関での高齢の肺炎患者の受け入れが難しくなりつつ
ある実態もあるとしています。およそ150万人が住む川崎市の救急医療の拠点の1つとなっている関東労災病院では、
救急患者のおよそ半数を65歳以上の高齢者が占めています。地域住民の高齢化に伴って高齢者の肺炎患者は増える一方
で、呼吸器内科のベッドだけでは足りなくなり、3年前からは230床ある内科全体で肺炎の患者を受け入れています。
しかし、それでも患者が多い冬の時期はすべてのベッドが埋まってしまい、ほかの救急患者を受け入れられない日が
たびたびあるといいます。去年1年間にベッドの満床が理由で受け入れられなかった救急患者は78人で、人数は年々
増える傾向にあるといいます。さらに、重症患者を受け入れる集中治療室のベッドや人工呼吸器がすべて埋まってしまう
日もあるといいます。人工呼吸器が足りないときは業者からのレンタルでしのいでいますが、集中治療室のベッドが不足
することで重症患者の受け入れに支障が出ているのです。救急総合診療科の小西竜太部長は、「周辺は古い住宅街で
老人ホームも多く、高齢者の肺炎は年々増えていて1つの病院の努力では対応できなくなってきています。病院の医療
資源が限られる中でどういった人に優先的に使うべきなのか、判断に悩むケースは多いです」と話しています。

主要死因の年次推移寿命が伸びたことによって、「がん」や
「心疾患」により亡くなるかたが増えて
いることはなんとなく理解できますが、
「肺炎」が死亡原因の第3位だという
のは意外です。肺炎と聞くと、「風邪
をこじらせて・・・」という病気を思い
浮かべがちですが、肺炎で亡くなる
高齢者の大半は誤嚥性肺炎なのです。
誤嚥性肺炎と聞くと、餅や団子のよう
に非常に粘りけのある食品や、いか、
こんにゃく、かまぼこなど弾力性に
富む食品などを食べないようにすればそれで大丈夫かといえばそうでもなく、
加齢とともに嚥下機能は低下して、どんな食べものでも誤嚥リスクが高まります。
睡眠中に胃の内容物が逆流して肺に入ることでも肺炎になってしまうようです。
誤嚥性肺炎であることが分かれば、治療して病気を治すことを目指すわけですが、
何度も再発を繰り返し、無理な治療で患者が苦しむのなら、家族も悩むでしょう。
病院側も、治療が終わればすぐに退院してもらわないとベッドが不足してしまいます。
まだ病気が完治していないのに強制退院させられて、「病院に見捨てられた」という
経験をされたかたの苦しみが理解できる一方、ベッドの空きがないために病院が急患
を受け入れられないようでも困ります。単純に、病院、そして医師や看護師を増やせ
ばいいのではないかと思われるかもしれませんが、年間の医療費の総額が40兆円を
突破した現状で、どこまで国民が負担に耐えられるのかという問題も無視できません。
政府は2025年度には医療費が54兆円まで増えると推計していますが、それ以降
も高齢化は進行しますし、労働人口も減っていくことから、さらに医療費は増加し、
国民負担もさらに増加すると予想されます。国民全員が、「健康であり続けることは、
自分にとっても家族にとっても国家にとってもハッピーなことである」という意識を
強く持たなければならない時代になったといえるでしょう。


肺炎とは肺炎の死亡率が高いのはなぜ?種類や症状を把握しておこう!
(5月27日 Hapila ハピラ)
肺炎とは
肺炎は多くは病原体(細菌・ウイルス・マイコプラズマ・
クラミジアなど)による炎症性の病気です。また、アレルギー
反応を基礎にした過敏性肺炎も注目されてきました。
入院中に発生する院内感染も問題であり、対策が求められ
ています。日常的には細菌性(ウイルス性)がほとんどで、
原因不明な場合も結構多く、抗生物質で治癒することが
多いです。(中略)
特に死亡率が高いのはどのタイプ?
肺炎は毎年死亡率が3~4位と常に上位ですが、近年、高齢化に伴い急激に増加しているのが、誤嚥性肺炎です。
肺炎の中でも誤嚥性肺炎の死亡率は70%以上の割合を占めています。若いうちの肺炎とは違い、誤嚥性肺炎は
加齢による嚥下機能の低下により、1度治癒しても再発を繰り返してしまうため、徐々に抗生剤に対して耐性ができ、
薬が効かなくなってくることにより、肺炎が重症化し、死亡してしまうことから死亡率が高くなっているのです。
誤嚥性肺炎とは
上記にも記述したとおり、飲み込む力(嚥下機能)が低下してしまうことにより、食物残渣(食べかす)や細菌を含んだ
胃液や唾液が気管に流れ込んでしまい感染し、肺が炎症を起こす病気です。高齢者(特に寝たきりで介護が必要な高齢者)
に非常に多く、全身機能が低下しているため、症状そのものが出現しにくく、気がついて病院へ受診させる頃には重症化
してしまっているケースはよくあります。(中略)
誤嚥性肺炎になってしまったら
誤嚥性肺炎は症状に気づきにくい病気です。ほとんどの場合入院治療となり特に寝たきりの人には注意が必要です。
中でも37.0~37.3度前後の微熱が1週間以上続く、冷感がある、呼吸がやや荒くて浅い、顔が白っぽいまたは蒼白になって
いるなど、「何か様子がおかしい」と感じたら、手遅れにならないうちに気がついた時点ですぐに病院へ受診しましょう。
退院後は再発しないための予防を行うことが大切になります。その際には援助する人は決して焦ってはいけません。
援助者のあせりは相手に伝わります。ともに長く苦しい闘いのプロセスになりますが、上手くいかなくても、気楽に構え、
少しづつすすめていきましょう。
まとめ
肺炎の死亡率は高齢化とともに年々高くなってきています。心疾患などと違い、肺炎は風邪と同じような扱いで軽く
みられがちですが、放っておくと死に至る病気です。特に誤嚥性肺炎は高齢者に多い病気ではありますが、若い年代
でも、うっかりむせ込んで誤嚥したものが感染源となり肺炎をおこすこともあります。肺炎を甘く考えず、症状に気が
ついたらすぐに病院へ受診して治療するようにしてくださいね。



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不思議なメッセージ集
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書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

中央構造線は、
わたしたち赤龍の国と
日本海にいる黒龍の国との
境界線といえるでしょう。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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