彗星探査機ロゼッタの先に見えるもの

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ロゼッタ任務完了彗星探査機ロゼッタ、探査を終了 欧州宇宙機関
(10月1日 朝日新聞デジタル)
欧州宇宙機関(ESA)は9月30日、彗星(すいせい)探査機ロゼッタを
操作し、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着地させたと発表した。今後、
彗星が太陽から離れて太陽電池による電力が十分得られなくなることなど
から探査を終了させたという。ESAによると、同彗星は現在、火星と木星の
軌道の間にあり、太陽から遠ざかっている。ロゼッタは最後の写真撮影などを
しながら彗星に向かって秒速90センチほどで近づき、30日午後7時40分
(日本時間)ごろ、表面に着地した。約40分後に確認の信号を受信した。
ほかの探査に影響しないようシステムを遮断したため、彗星に到達後の状態は
わかっていないが、表面にとどまっている可能性が高いという。
ロゼッタは2004年に打ち上げられた後、14年夏に彗星の周回軌道に到達。
同年11月には着陸機フィラエを投入して、史上初めて彗星に着地させ、彗星
の成分を調べることなどに成功した。彗星が太陽に近づくにつれて尾が生じ、
活発にガスを噴き出す様子などを観測したほか、地上に送られてきた成分データ
の分析から、多数の有機物を発見。彗星の水に含まれる重水素の割合が地球の
水と大きく異なることや、多くの酸素分子を含むなど新たな知見も得られた。
(後略)

極度のジャイアントインパクト月ができる時、地球がほぼ蒸発していた可能性が浮上
(9月17日 ギズモード・ジャパン)
月の石と地球の石はほとんど同じ…ということは?
月が形成される起源についてはいくつかの仮説が提唱
されてきましたが、中でも「ジャイアント・インパクト説」
というのが今まで有力でした。地球に火星くらいの大きさ
の天体テイアが斜めに衝突し、バラバラになったテイアと
地球の一部がまとまって月になったのだとする考えです。
が、1970年代にアポロ計画で採取された月のサンプルを
再分析したところ、その衝撃は従来の仮説よりはるかに
強大で、テイアだけでなく地球もほとんどが蒸発するほど
だった可能性が高まってきました。Natureに新たに発表
された論文によると、テイアが地球にぶつかる衝撃は「スイカをスレッジハンマーで叩くようなもの」だったらしいのです。
上の画像は、その激しさをイメージしたものです。これまでジャイアント・インパクト説が支持されてきたのは、月の大きさや軌道上の位置に
ついてすんなり説明できるからでした。でも21世紀に入ってからアポロ計画で採取された月の石の組成を新しい技術で再分析したところ、
従来の説では説明が付かないことが出てきたんです。
「我々は今も1970年代のアポロのサンプルを使っていますが、最近進歩した技術で再分析しているところです。以前よりはるかに小さな違いを
測定できるようになっているので、70年代には気づかなかった多くのことを発見しています」ワシントン大学の准教授でこの論文の主著者である
Kun Wangさんは米Gizmodoに語っています。「古いモデルでは、新たな観測結果を説明できなかったのです」
40年前の仮説が正しければ、月を形成する物質の半分以上はテイアに由来するもののはずでした。でも月の石を分析すると、地球の石と非常に
似通っていたのです。月の形成時の状況を推定するためには、カリウムの同位体の分析が有効とされています。そこでWangさんたちはカリウム
の同位体を従来の10倍の精度で分析できる手法を開発し、月の石と地球の石の違いを見出そうとしました。その結果、たしかに違いはあったん
ですが、むしろ月と地球の緊密な関係をさらに裏付けるものでした。その違いとは、月の石にはカリウム41というカリウムの中でも重い同位体が、
地球の石より0.4パーミル(パーミルは1000分の1)多く含まれていることです。その状態を作り出すには従来の仮説で考えられるよりはるかに
高温が必要とされ、説明するには地球とテイアが正面から激しくぶつかり合ったと考えるのが適切というわけです。このモデルでは、極端な高温
と強い衝撃によってテイアも地球の大半も蒸発してしまいます。蒸発したものが地球の500倍サイズにまで広がった後、それが冷えて凝縮した
結果が月、と考えられています。「我々の研究結果によれば、月の形成にははるかに大きな衝撃が必要でした」とWangさんは言います。
「『ジャイアント・インパクト』は、『極度のジャイアント・インパクト』と言うべきです。従来必要とされていたエネルギーでは、足元にも
及ばないんです」またWangさんはこうも語っています。「初期の太陽系について今わかっていることはすべて、隕石や月のサンプルによるもの、
本当に古い石から得られるものばかりです。我々はそこから、初期の太陽系に対する理解を変化させてきました。それは、我々が思っていたより
ずっと激しいものだったのです」
Wangさんたちはこれからもアポロ計画で採取された月の石の分析を続け、さらなる知見を得ようとしています。40年前に持ち帰った石は、
我々にまだまだ新しい秘密を教えてくれるようです。

様々な成果を残したロゼッタですが、そのひとつが彗星から放出される大量の酸素(O2 )を検出した
ことでしょうか?地球上の空気には酸素が多いので驚くべきことのように思えませんが、地球上の
酸素は植物の光合成でできたものです。酸素は反応性が高いため、宇宙空間において、酸素分子と
してはあまり存在しないと考えられていました。それと並ぶ大きな成果は、彗星を取り巻くコマの
部分からアミノ酸のグリシンを発見したことでしょう。グリシンにはL体・D体の区別はありませんが、
それ以外のアミノ酸にはこの区別があります。今後の彗星探査では、グリシンの次に簡単な形をして
いるアラニンを検出したいところです。そのアラニンはL体なのかD体なのか?どちらかが多いのか?
それともラセミ体(両者が等量)なのか?タンパク質を構成するアミノ酸はすべてL体ですが、この謎
を解くためにも是非知りたいところです。しかし、彗星を調べるよりもいい方法があります。
極度のジャイアントインパクトにより地球と月ができた後、地球にも月にも、様々な有機物が宇宙から
降り注いだことでしょう。そうなると、月には地球の初期の有機物が存在している可能性があります。
月の表面の大部分は乾燥していますが、極地方の永久影になったクレーターには大量の氷が存在する
とされていますから、その氷のなかにあるガスや有機物を詳しく測定したいですね。有人基地を建設
するさいの水も調達できますし。氷のなかには大量の酸素もあるかもしれません。個人的には、火星
を目指すよりも、再び、月の有人探査を目指したほうがいいと思います。
もし、月の氷からタンパク質、脂質、核酸などが発見されたら・・・そうなると、生物のかけらが
宇宙空間にあることに。つまりは、生物が地球以外に存在するということになりはしないか?
宇宙の生物は、L体のアミノ酸でできたタンパク質を持つものだけでなく、D体のアミノ酸でできた
タンパク質を持つものもいるのかもしれませんよ!?



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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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