ひきこもり実態調査の実態

category: 新しい記事2  

ひきこもり調査1内閣府「ひきこもり実態調査」、40歳以上は無視の杜撰
(9月8日 ダイヤモンド・オンライン Diamond Online)
一言で言うと、誰のためなのか、何のためなのかが見えてこない調査
だった。内閣府は7日、15~39歳を対象にした「ひきこもり」実態調査
の結果を公表した。6年前に行われた同調査と比較して、「39歳以下の
“ひきこもり”群が15万人余り減少した」という今回のデータ。ただ、
この間、指摘されてきた同調査についての様々な瑕疵については、
まったく反映されない内容だった。(中略)「少子化による該当年齢
人口の減少や統計上の誤差があるため、明らかにひきこもりの数が減少
したとは断言できないが、人数的には改善があったように思われる」
会見した内閣府政策統括官の石田徹参事官(共生社会政策担当)は、
そう強調した。そこで、前回の調査で「ひきこもり」層に占める割合が
23.7%と最も多かった35~39歳層について、どうとらえているのか?
ひきこもり調査2を尋ねると、こう答えた。「そこは、調査対象から外れていますので、
正直言ってわかりません」
結局、6年前の35~39歳の人たちは、どこかに消えてしまったという
ことになる。当時から指摘されてきた「対象から40歳以上が抜け
落ちている」という瑕疵に加え、2回目の調査であるにもかかわらず、
追跡データにもなっていなくて、比較する材料がない。「ひきこもり」
層の実態を表す調査ともいえないとなると、いったいどんな意味が
あったのだろうか。(後略)

日本人は、だから「うつ」になってしまう
うつが「働けなくなるリスク」の最大要因
(2015年6月10日 東洋経済オンライン)
逃げ場のない日本のサラリーマン
ひきこもり調査3(前略)日米サラリーマンのストレスの差は、労働環境の違いに原因が
あるようです。そのひとつが「転職市場」の存在です。ボスとうまく
いかなければ、その時点で、米国人はさっさと転職を考え始めます。
人間の相性は、努力次第でなんとかなるようなものではないと考えて
いるからです。相性の悪いボスに気を遣いながら仕事をするよりも、
次の職探しに精を出したほうが得策だと考えるのが米国人なのです。
だから、会社が嫌いになっても、上司とうまくいかなくなっても、
意外とサバサバしています。逃げ道があるからです。
ところが、日本の場合はどうでしょう。相性の悪い上司がいても、
気の合わない仲間たちがいても、そう簡単に会社を辞めるわけには
いかない、という感覚を持っている人が大多数です。人間関係の
こじれを理由にして転職をする、次の仕事を見つける、ということも
決して簡単ではありません。ましてや自分や家族の生活を考えれば、
不満があったとしてもリスクを冒して会社を飛び出そうとはしないの
が一般的です。気分がすぐれず「うつ」の兆候を感じても、なんとか克服しようと頑張ってしまいます。日本人は会社から
逃げられることが難しいのです。日本では、企業内の配置転換によりいろいろな職場で仕事をこなしながら社内キャリアを
積んでいきます。そのため、さまざまな業務は経験するものの特定職務での専門性は身に付きにくく、そのことが転職を
難しくしている、ともいえます。転職ができないとなると、どうしても会社にしがみつこうとします。そこで上司や周囲に
気を遣い、有給休暇も取らずにサービス残業に明け暮れる、ひたすら「頑張らなければ」の日々が続きます。
この日本型の雇用システムは、制度疲労を起こしていることは、多くの識者によって指摘されてきました。しかし、まだ
多くの人々は旧来の幻想から目覚め切れていません。労働意識と現実の労働環境とのギャップが生じています。
「うつ」になって初めて、そのひずみに気が付くのです。一方、資本主義を地で行く米国の労働環境は、もとより寒風の
吹きすさぶ荒野です。人々は「働くこと」と「働けなくなること」の現実を直視して生活しています。そして、その前提での
雇用環境が整備され、転職市場も十分に機能しています。転職を繰り返しながらキャリア形成していくことも可能な社会です。
このように「うつ」の発症事由の違いは、日米の雇用環境の差を如実に物語っているのです。
人間は集団的生き物です。だから人間社会から「うつ」を完全に根絶することはできません。しかし「うつ」の発生を減らし、
「うつ」を原因とする「働けなくなる」リスクを軽減する手立ては考えられます。新しい働き方の時代に即した雇用環境の
整備は言うまでもありません。また就業不能リスクの軽減に向けた保険会社の商品、サービス開発の努力にも大いに期待
したいところです。そのことが、頑張らずに転職を決断する支えにもなるでしょう。
「働けなくなる」リスクは、皆さんのすぐそこにあるリスクなのです。

「子ども・若者白書」における調査だから40歳以上を考慮していないのでしょうが、
「ひきこもり」という社会問題において、40歳以上を無視していいはずがありません。
むしろ、40歳以上のひきこもりの場合、生涯ひきこもりになる可能性が高いだけに、
若いときのひきこもりより、深刻な意味を持っているように思われます。政府として、
「一億総活躍」を目指しているのなら、複数の省庁の担当部署が連携して、年齢制限を
設けずに「ひきこもり」を調査し、対策を検討するべきでしょう。そもそも、内閣府と
いうのは、省庁の壁を取り払って仕事をするためにあるのでしょう?
さて、ひきこもりになったきっかけの調査から想像すると、職場に適応できず、悶々と
激務を続けているうちに、体調を崩し、精神的にも追い詰められ、うつになって退職。
退職後、再就職しようとしても、うつ状態から抜け出せず、そのままひきこもりに
なってしまうケースが考えられます。
「就社」か「就職」かという議論がありますが、アメリカだって、「就社」している人
は多くいることでしょう。「愛社精神を持って働れば、それなりの待遇が受けられる」
ということなら、会社・従業員、双方にとってハッピーなことではないでしょうか?
問題は、愛社精神を持てないような会社に入った場合です。新卒採用で就職した会社
を退職してしまうと、再就職して同待遇の会社に就職することが難しくなりますから、
はじめの会社でなんとか頑張ろうとします。そのこと自体も悪いことではないのですが、
うつ状態になってから退職に追い込まれてしまうと、その後の人生が厳しくなります。
ある程度は頑張らないといけないのですが、うつになるほどの無理をしてはいけない。
とはいえ、境界線が明確ではないので、これからも無理をする人が続出するでしょう。
企業間の競争は激しくなる一方ですから、現在の日本人の働きかたが続く限り、
「うつ」も「ひきこもり」も増え続けるように思われます。




スポンサーサイト

2016_09_16


08  « 2017_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

検索フォーム

QRコード

QR

最新コメント




page
top