日露の平和条約締結は困難か?

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ウラジオストク日露首脳会談日露首脳会談、したたかさが必要な領土交渉
(9月4日 Viewpoint オピニオンのビューポイント)
安倍晋三首相はロシア極東ウラジオストクでプーチン大統領と会談した。北方領土問題を含む
平和条約交渉について首相は「手応えを強く感じ取ることができた」と述べ、交渉の進展に強い
意欲を示した。経済協力が先行し、領土問題が置き去りにされるのではないかという懸念はある
が、待っているだけでは領土は返ってこない。ロシアのしたたかさを超える交渉を期待したい。
対露経済協力案を説明
両首脳は12月、首相の地元である山口県長門市で改めて会談することで合意した。その前にも
ペルーの首都リマで11月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に会談を行うこととなった。首相は今回、
大統領と2人だけで約55分間にわたり突っ込んだ協議を行い、経済協力を先行させる姿勢を明確にした。ロシアのソチで5月に行われた
会談で、首相は極東地方の産業振興・輸出基地化をはじめとする「8項目の協力案」を示した。今回は「8項目の協力案」をより具体的に
説明し、エネルギー分野で官民協議会を設置することなどで合意。また、新たにロシア経済分野協力担当相を兼務させた世耕弘成経済産業
相を同席させ、政府一体で対露協力を拡大する方針を強調した。首脳会談の翌日、首相はウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」
で演説し、プーチン大統領との首脳会談を定例化し、毎年ウラジオストクで行うことを提案。「私たちの世代が勇気を持って責任を果たし
ていこうではないか」と、北方領土問題と平和条約の交渉を早期に決着させるよう呼び掛けた。プーチン大統領は「8項目の協力案」に
ついて「唯一の正しい道だと考えている」と高く評価するとともに、首相の北方領土問題解決の呼び掛けに対し「我々はきっと問題を解決
するだろう」と応じた。しかし、どのような形で解決しようとしているのかは、定かではない。安倍首相との会談に先立つブルームバーグ
のインタビューでは、「領土を売り渡すつもりはない」と明言し、日本側を牽制(けんせい)した。また、領土問題について「何らかの
妥協点を見いだせる」と語ったが、そのためには、ロシアが現在、中国との間で築いているのと「同じぐらい強い信頼関係」が、日露間
に構築されることが必要だと指摘した。ロシアは主要輸出品である原油の価格低迷により景気が大幅に悪化し、これにウクライナ問題を
受けた欧米の経済制裁が追い打ちをかけている。日本からの経済協力は極めて魅力的だ。欧米の経済制裁を骨抜きにする形にもなる。
このため欧米には、日本の経済支援前のめりを警戒する空気が強い。
首相は足をすくわれるな
北方領土問題の解決は憲法改正と並び、首相が後世に残す「レガシー(遺産)づくり」を意識して取り組む最重要テーマとされる。
意気込みは高く評価したいが、それが焦りにつながることだけは避けなければならない。12月のプーチン大統領訪日に向け日露間の
駆け引きが活発化する中で、ロシアの交渉術に足をすくわれないよう万全を期すことを求める。

北極海航路温暖化で仁義なき海に…北極海と日本の戦略
(5月6日 読売新聞 YOMIURI ONLINE)
北極海航路、二つのメリット
現在、欧州と東アジアを行き来する船舶の多くはスエズ運河を経由する航路を
通航している(他にはアフリカ大陸の喜望峰を経由する航路がある)。例えば、
横浜からスエズ運河を経由してオランダのロッテルダムに向かう場合、航行
距離は約2万700キロ・メートル(1万1200カイリ)となる。一方、
北極海航路を利用すると約1万3100キロ・メートル(7100カイリ)
となり、航海距離が約3分の2に短縮される。航海距離が短縮されると、
船速を変えなければ所要日数が短縮され、所要日数を変えなければ船速を
低下させることができる。いずれの場合でも燃料の消費量は減り、ひいては
輸送費の削減が期待できる。特に、単位時間あたりの燃料消費量はおおむね船速の3乗に比例するという船舶の特性を考慮すれば、
後者は前者よりも燃料消費量の大幅な削減が見込まれ、区間によっては約40~50%の燃料消費量を削減できると試算されている。
燃料消費量の削減は二酸化炭素や窒素酸化物、硫黄酸化物の排出量の削減にもつながり、環境負荷の低減にもなる。スエズ運河経由
の航路は中東情勢が緊迫化すれば、その影響を受けやすい。インド洋やマラッカ海峡に出没する海賊も心配だ。北極海航路に今のところ、
海賊の心配はしなくてもいい。これもメリットといえる。
コストは慎重な見極めが必要
しかし、輸送費の削減効果については慎重な見極めが必要だ。まず、燃料費は原油市況に応じて変動する。現在のように原油価格が低迷
していれば、安い値段で燃料が調達できるので輸送費の削減効果は小さい。加えて、北極海航路の通航に要する固有のコストも考慮する
必要がある。北極海航路の沿岸国であるロシアは、国際海洋法条約234条を根拠に、ロシア独自の規定を設け、北極海航路を通る船舶
に対して様々な条件を課している。ロシアの規定では、北極海航路を通航する船舶はロシアへ事前申請を行い、航行許可を受けなければ
ならない。その際、申請した船舶のアイスクラス(※注)と海氷の状況に応じて、砕氷船によるエスコートが義務付けられる場合がある。
その費用は当然、輸送費に組み込まれ、コストを押し上げる要因になる。一般の商船による北極海航路の通航実績を見てみよう。
10年の4隻から13年には71隻まで順調に増えていたが、原油価格が低下し始めた14年には61隻と減少に転じた。コスト削減が
思ったほどではなかったことが一因だろう。(※注)アイスクラスとは、船体補強、設備・装備などが一定基準に達している船に対し、
その砕氷性能または耐氷性能を証明する公的な等級のこと。                              (中略)
ヤマルLNG基地日本は「東アジアの玄関」を目指せ
これまで述べたような不安要素があるとしても、日本は北極海活用の道を探る
べきだ。実際、政府も動き出している。13年4月に閣議決定された「海洋
基本計画」では、重点的に推進すべき取り組みの一つに「北極海航路の可能性
検討」が挙げられた。同年5月には中国、韓国などとともに、北極評議会の
オブザーバー資格を取得している。そして、昨年10月には安倍首相を本部長
とする総合海洋政策本部が「我が国の北極政策」を新たに決定し、北極海航路
の利活用に向けた環境整備の推進など、北極政策に戦略的に取り組む姿勢を
示した。今年3月には、安倍首相がフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領
とともに、北極海航路の活用で協力を強化する共同声明を発表している。民間企業の取り組みに目を向けると、14年7月に株式会社
商船三井がロシアのヤマルLNGプロジェクト向けに世界初の砕氷LNG船を建造することを発表した。このプロジェクトでは、ロシア
のヤマル半島にあるLNG基地から、夏季に北極海航路を経由して東アジアにLNGを輸送する計画となっている。(中略)
北極海航路を利用するメリットは太平洋側ではベーリング海峡に近い北東アジアの国々にある。日本はそれらの国の中でベーリング
海峡に最も近いことから、その玄関となりうる。特に、各国に向かう船舶が沿岸を航行する北海道には地理的優位性がある。これを
生かさない手はない。今後は、北極海航路の利活用に向けて官民が連携して知恵を絞ることがますます重要になってくるだろう。

アメリカと中国が地球温暖化対策を進める国際的な枠組みである「パリ協定」の批准を決めた
ことにより、パリ協定は発効に向けて大きく前進することになりました。とはいえ、産業革命
前からの気温上昇を2度より低く抑えるためには、二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度を
450ppm以下に抑える必要があると考えられていますが、産業革命前に300ppm未満だった
温室効果ガスの濃度は既に430ppmに達しており、450ppm以下に抑えこむことなどもはや
不可能でしょう。各国の協調が行われても地球温暖化がさらに進むことは確実な情勢であり、
北極の氷はさらに溶けることが予想されます。夏期しか航行できない北極海航路ですが、航行
可能な期間が長くなりつつあることから、有望な航路して注目されるようになってきました。
シベリアの資源開発に関して、北極海航路でのLNG輸入も期待できます。いずれにしても、
この航路を活用するためには、ロシアの協力が欠かせません。日本としては、アメリカから
何を言われようとも、ロシアと平和条約を結んで経済的交流を深めたいところです。
しかし、問題はやはり北方領土。この問題については、安倍・プーチン会談でも交渉はかなり
難航するのではないでしょうか?日本としても、北方領土に住むロシア住民に退去を求める
ことは考えていないでしょう(つまり、択捉島、国後島が現実に返還されることはない)。
だからといって、歯舞、色丹の二島返還で領土問題を決着させることはできません。歯舞、
色丹の二島返還で、後の二島は今後の交渉ということなら、平和条約の締結はできません。
北方四島の帰属が日本であることをロシアに認めさせることは譲れない一線です。一方、
ロシア側としては択捉島、国後島の現状変更が容認できないのは絶対で、プーチン大統領で
あっても、北方四島の帰属が日本にあることを認めることだけでも、大きな決断でしょう。
日本の領土だが、統治権はロシアにある・・・となると、租借ということになるでしょうか?
租借ならば、租借期間と租借料の締結が必要になります。無料で永年租借ということなら、
北方四島は事実上、ロシアの植民地ということになります。妥結はやはり難しい???




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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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不思議の国の「みなみ」
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「みなみ」 今月のメッセージ

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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