アドラー心理学

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 アドラーブームを生んだ『嫌われる勇気』100万部突破 続編も発売
 (2月18日 Asahi Shimbun Digital&M 朝日新聞デジタル)
 心理学者アルフレッド・アドラーの思想をわかりやすく紹介し、彼の心理学に注目を集めるきっかけ
 となった『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)が、100万部を突破した。そのブームは日本だけに
 とどまらず、アジア各国でベストセラーになるほどの人気。続編となる『幸せになる勇気』(同)も
 刊行されることが決まった。2013年12月に発売された『嫌われる勇気』は、20代を中心にネット
 などの口コミから支持が広がり、アドラーに関連する書籍が次々と発売されるブームを巻き起こした。
 2年を経ても人気は冷めず、2月2日の32刷で累計100万部を突破。ビジネス書としては、国内で
 約3年ぶりのミリオンセラーとなる。
 「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いが、本書の大きなテーマ。フロイト、ユング
 と並んで心理学の三大巨頭と称されるアドラーの思想をひも解きながら、自分らしく生きるためのヒント
ともいえる、シンプルで具体的な回答を提示している。アドラー心理学の特徴の一つが、人の行動は目的を達成するための
手段だとして、トラウマなど過去の原因を否定する「目的論」。例えば、ある人物が引きこもりになっている理由は、彼の過去や
家庭環境などに基づく不安が原因とされてきたが、アドラー心理学では「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」
と考える。そして「これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない」と説明する。
人間関係が複雑になった現代にあって「すべての悩みは、対人関係の悩みである」というアドラーの言葉は、多くの読者の心を
つかんだ。本書では「他者から嫌われることを怖(おそ)れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、
自分の生き方を貫くことはできない」と、自由に生きる勇気について言及する。(後略)

意味づけを変えれば未来は変えられる (2月11日 NHKテキストview)
19世紀後半のオーストリア・ウィーンに、その後の心理学の歴史を大きく変えることになった「三大巨頭」が登場する。
ジグムント・フロイト、カール・ユング、そして、アルフレッド・アドラーである。哲学者・日本アドラー心理学会認定
カウンセラーの岸見一郎(きしみ・いちろう)氏と共に、アドラー心理学とはどのようなものなのかを探っていこう。
まず、アドラー心理学の特徴として挙げられるのが、人は誰もが同じ世界に生きているのではなく、自分が「意味づけ」
した世界に生きていると考えることです。同じ経験をしても、意味づけ次第で世界はまったく違ったものに見え、
行動も違ってきます。アドラーはこのことを説明するために、子ども時代に不幸な経験をした人を例に挙げています。
子どもの頃に同じような不幸な経験をした人がいるとします。ある人は、「自分が不幸な経験をしたことで、それを回避する
方法を学んだのだから、自分の子どもが同じ経験をしないように努力しよう」と考えます。
しかし、一方で「自分は子どもの頃に苦しんでそれを切り抜けたのだから、自分の子どもも苦しさを乗り越えるべきだ」と
考える人もいます。また「自分は不幸な子ども時代を送ったのだから、何をしても許されるべきだ」と考える人もいます。
このように、「不幸な経験」をどう意味づけるかによって、その後の生き方や行動は大きく変わります。
アドラーは意味づけの重要性を次のように述べています。
いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック
──いわゆるトラウマ──に苦しむのではなく、経験の中から目的に適うものを見つけ出す。自分の経験によって決定
されるのではなく、経験に与える意味によって、自らを決定するのである。そこで、特定の経験を将来の人生のための
基礎と考える時、おそらく、何らかの過ちをしているのである。意味は状況によって決定されるのではない。
われわれが状況に与える意味によって、自らを決定するのである。(第一章 人生の意味「子ども時代の経験」)
今の自分が生きづらいのは「幼い頃に親の愛が足りなかったからだ」とか、「親から虐待を受けたからだ」と、過去に
親から受けた教育を原因だと考える人は少なくありません。しかし、過去の経験が私たちの何かを決定しているのでは
なく、私たちが過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって自らの生を決定しているとアドラーは考えます。
先の引用の中で、「決定」という言葉が使われていることに注目できます。あることが原因となって、必ずある事柄が
帰結すると考えるのが「原因論」です。このような原因論は必ず「決定論」になります。つまり、すべては、過去の出来事や
アドラー心理学自分を取り巻く状況によって決定されているのであり、
現状は変えられないことになってしまうからです。
過去の出来事が今の例えば生きづらさの原因であると
すれば、タイムマシンで過去に遡り、過去を変えられる
のでなければ、今の問題は解決できないことになります。
しかし、目的論においては、立てられる目的や目標は
未来にあります。過去は変えられなくても、未来は
変えることができます。もちろん、これは人生が思いの
ままになるというようなことではありません。むしろ、
思いのままにならないことのほうが多いといっていい
くらいです。それでも、過酷な人生の中にあって、どう
生きていくべきか態度決定をすることはできるのです。
■『NHK100分de名著 アドラー 人生の意味の心理学』
  より
アドラー心理学の全体図 『「アドラー心理学」的処世術:「頑張りたい」「疲れたからやめたい」の葛藤はなぜ起こる?』
(2008年8月4日 ITmedia エンタープライズ)

心理学に詳しくないのですが、アドラーの主張は仮説であって検証できていないので、
今なら心理学として認められないのかもしれません。しかし、ココロに真実を求めること
自体に無理があり、心理学は、自然科学とは一線を画して、「事実」ではなく、
「気づき」を人々に与えるような問題提起をどんどん行って欲しいものです。
アドラーの主張が正しいかどうかよりも、そのような対立軸があることを認識できること
は有意義なことです。例えば、「他人と比較するか?理想の自分と比較するか?」
他者から承認を求めることを否定しているアドラー心理学では、現在の自分と理想の自分
を比較せよということになるのですが、わたしたちは、他人より優れていることで、
褒められたり、認められたりします。その優越感が「蜜の味」であることは確かです。
一方で、他人に勝つことばかり考えていると、本当に自分のしたいことが分からなくなって
しまいます。自分の好きなことをしなくて、楽しい毎日がおくれるとは思えません。
日本のように「空気を読む」ことを強く迫られる社会では、よほど意識しなければ、
周囲に流されてしまうので、「嫌われる勇気」を持つことは大切なことなのかもしれません。
目的論と原因論も大きな対立軸です。科学は基本的に、「原因があるから結果がある」と
説明します。極端にいえば、科学には未来は必要ありませんが、過去は絶対に必要です。
過去の事実なしでは現在が説明できません。
一方、多くの宗教では、「意図があるから結果がある」と説明します。(仏教は違う?)
この世界は神によってデザインされたものなのです。よって宗教では、過去はなくても
困りませんが、未来は必要です。未来がないと、善意も宣誓も意味を持ちません。
人間は未来に向かって生きていますので、「科学的に考えれば幸せになれる」ということは
ありません。一方で、宗教が完璧ならば、人類は既に「幸福」を獲得できていたはずです。
宗教が主張する「神の見えざる意図」に気づくことはできそうにもありませんが、
「自分の見えざる意図」に気づくことについては、チャレンジする価値がありそうです。




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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬(津島)と神津島
を結ぶライン上に、
沖ノ島があるの。

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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