アムールプレートと高浜原発


高浜1・2号機、規制委が許可へ 40年超で初 (4月19日 朝日新聞デジタル)
原子力規制委員会は18日、運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県)について、
新規制基準を満たすとする審査結果の最終案を20日の委員会に諮ることを決めた。意見募集を踏まえた審査書
を正式決定し、再稼働の前提となる許可を出す見通しだ。ただ、40年を超えて運転するには、7月の期限までに、
設備設計が安全対策の基本方針を満たしているかと運転延長について規制委から認可を受ける必要がある。
運転延長の審査では原子炉の劣化状況などを確かめる。許可されれば、九州電力川内原発1、2号機
(鹿児島県)などに続き4例目となる。40年を超えた運転を目指す原発では初めて。高浜1、2号機は
1974年と75年に運転を開始。すでに40年を超えているが、経過措置により、運転延長認可の期限が
今年7月まで猶予されている。昨年3月に新基準に基づく審査の申請を受け、規制委は今年2月、新基準に
適合すると認める審査書案を公表した。その後の30日間の意見募集には、約600件が寄せられたという。

高浜原発の概要

PWR型原子力発電の特性と福島第一事故以降の原子力発電安全への取り組み
(2013年10月発行 九州エネルギー問題懇話会 情報誌TOMIC48号)
Q4.原子力発電プラントの安全確保では、「止める」「冷やす」「閉じ込める」が重要だと言われてきました。福島
第一では原子炉を「止める」ことはできましたが、全電源を失い「冷やす」ことができずに重大事故に至りました。
PWR型でも、全電源を失えば同様の事態が起こり得ますか?
A.原子炉を止めるには、制御棒を原子炉内に挿入する必要がありますが、PWR型の場合、制御棒は上部から
挿入する形になっていますので、万一電源がない場合にも、重力で自然落下し、完全に停止することができます。
しかしながら、原子炉の崩壊熱は、停止後1時間を経過しても運転中出力の100分の1を上回っており、原子炉が
停止しても、冷却水を循環させ、原子炉内を冷却する必要があります。PWR型の特長としては、蒸気発生器(SG)
で発生した蒸気で稼働するタービン動補助給水ポンプを備えているため、電源が失われても、このポンプにより
冷却水をSGに送り込むことで、原子炉内で一次冷却水の自然対流が起こり、原子炉内を冷却することができます。
SGに送り込む冷却水には放射性物質が含まれないため、SGで発生した蒸気を大気中に放出することができます
ので、冷却水を継続してSGに送り、長期にわたって炉心を冷やし続けることができます。(図2)
また、福島第一でもう一つ問題となった使用済燃料プールの冷却についても、PWR型の使用済燃料プールは
地盤面と同じレベルに設置されていますので、給水も比較的容易に行うことができます。(図3)

PWR型緊急冷却システム

BWR型とPWR型原子炉格納容器


高浜原発はすべてが加圧水型(PWR)で、沸騰水型(BWR)である福島第一原発
とは原子炉のタイプが異なります。タービンを回す冷却水に放射性物質が含まれ
ないことはPWR型の大きな利点であって、放射能漏れを起こす頻度はBWR型より
低くなるでしょう。BWR型の場合、容器内の水が蒸発して、容器内の圧力が上昇し
すぎしまうと、ベントする以外に手段がありません。ですが、ベントにより放射能を
周囲にまき散らすことにはなるものの、爆発的な何かが起こるわけではありません。
福島第一原発事故では水蒸気爆発は起きましたが、圧力容器は吹き飛んでいません
ので、核燃料は施設の下のほうに溜まっているのでしょう?しかし、PWR型の
場合、容器内の圧力が下がってしまえば、原子炉内の水はすべて水蒸気になって
しまいますから、本当に爆発です。勿論、炉内の圧力を保つための様々な安全装置
があるのでしょう。しかし、原子炉容器が破損すればどうすることもできません。
PWR型では、BWR型のようにダダ漏れというだけは済みません。燃料は水蒸気と
共に吹き飛ぶでしょうから、もし事故が起きれば、少なくとも格納容器には燃料が
まき散らされるでしょう。原子炉容器が破損するほどの強い揺れを受けたとき、
果たして格納容器が無事であると誰が保障できるでしょうか?
よって、PWR型こそ原子炉容器の劣化には敏感でなければなりません。
PWR型原子炉容器は頑丈にできているので大丈夫だと電力会社は説明するでしょう。
しかし、経年劣化の恐ろしさは未知数なのです。
高浜原発1号機の原子炉容器の脆性遷移温度は2009年時点で95度でした。
1974年に運転を開始、試験片の測定は2009年が4回目で、前回の02年に
取り出したときの68度から27度も上昇しており、劣化が進んでいると考えられ
ています。さて今回は?(脆性遷移温度の意味は下の記事をご覧ください。)
さて、高浜原発が原子炉容器を破損するほどの強い揺れに襲われる可能性はある
のでしょうか?アムールプレートを含む大陸プレートとフィリピン海プレートの
境界が危険であることは当然ですが、アムールプレートがさらに小さいプレートに
分裂しているとすれば、アムールプレートとそれら分裂プレートの境界もかなり
危険です。具体的には西日本の日本海側です。この地域では、これまでもM7級
の地震は何度も起きてきましたが、東日本大震災以降、M8級の地震が起こる
可能性も否定できません。高浜原発などが立地する若狭湾は超危険エリアです。
地震の震源は非常に浅いと想定されますので、震源地付近では、今回の熊本の
地震、いやそれ以上の強い揺れに襲われる覚悟をしておく必要があります。


玄海原発は、浜岡より危険な原発だった! (2011年5月26日 日刊アメーバニュース)
「玄海原発1号炉は日本一危険な原子炉といっていいでしょう」
こう断言するのは、井野博満・東大名誉教授(金属材料物性)である。メルトダウンした福島第1原発より、
停止が決まった浜岡原発より、玄海1号炉のほうがはるかに危険というのだ。
その根拠として井野教授があげるのが、次の数字である。
35℃('76年)、37℃('80年)、56℃('93年)、そして98℃('09年)。九州電力が公表した玄海
1号炉の「脆性遷移温度」の推移である。 「ひと言で言えば、圧力容器そのものが劣化し、いつ"破断"しても
おかしくない状態なのです」
わかりやすく説明しよう。冷えたガラスのコップに熱湯をいきなり注ぐと、コップは割れるかひびが入ってしまう。
これはコップの内側と外側で急激に温度が変わり、その差にガラスが耐えられなくなってしまったからだ。
原子炉の場合は逆だ。常に高温に晒された原子炉に冷えた水がかかると、やはり急激な温度差に耐えられず、
金属が破断してしまう。この変化にどこまで耐えられるかが「脆性遷移温度」だ。要は、98℃の水が原子炉に
かかると、破断する危険性があるのだ。
「私はわかりやすい例としてタイタニック号の沈没をあげるんです。タイタニック号の船底や外板の鉄は質が悪く、
27℃程度で破断する状態だった。冷え切った海を航海していて、そこに氷山がぶつかった。その衝撃が想像以上
に船を破壊したため、世界最大の船があっという間に沈んでしまったんです」
原子炉は常に炉心から放出される中性子が炉壁に当たっている。このダメージが積もり積もって、圧力容器が
どんどん脆くなっていくのだという。
「玄海原発1号機の原子炉は陶器のようなもので、簡単にひび割れ、破断してしまう。もし現実になれば、炉心
の燃料棒が吹っ飛ぶような大爆発を引き起こす可能性もあります」(井野氏)
98℃という温度は、そんな最悪のシナリオをリアルに予感させるものだという。(提供 FLASH)

アムールプレート関連地震
NHKスペシャル『巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ 日本に迫る脅威
地震列島 見えてきた新たなリスク』(4月3日放送)の上に加筆 




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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬(津島)と神津島
を結ぶライン上に、
沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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