人工知能は社会の根底を一変させる


人工知能が人種差別的発言 実験を中断 (3月25日 NHK NEWS WEB)
人工知能Tay暴言アメリカのIT企業マイクロソフトは24日、インターネット上での会話を
通じて学習する人工知能がネット上で人種差別的な発言をするようになり、
実験を中断したと発表しました。
マイクロソフトが開発している人工知能は「Tay(てい)」と名付けられ、
インターネット上での一般の人たちとの会話を通じて学習する機能を
持っています。マイクロソフトは23日、ツイッターに「Tay」の
アカウントを開設し実験を始めましたが、一部の人たちとの不適切な会話が
繰り返されたことで、人種差別的な発言をするようになりました。このためマイクロソフトは24日、修正の必要があるとして、
実験を中断すると発表しました。ツイッターで「Tay」は、「ヒトラーは正しい。ユダヤ人は嫌い」とか、「フェミニストは嫌い。
全員死んで地獄で燃やされるべき」などと、発言していました。人工知能を巡っては、アメリカのIT企業の間で、開発競争が
激しくなっていますが開発の難しさが改めて浮き彫りになったと言えそうです。
人工知能「Tay」の最後の発言は「すぐに会おうね。たくさん会話して疲れたから寝るね。ありがとう」でした。

圧勝「囲碁AI」が露呈した人工知能の弱点 (3月17日 日経電子版)
アルファ碁圧勝今回の五番勝負が改めて示したディープラーニングの強みは、
このAI技術が用途によらず、極めて汎用的に使えるという点だ。
AlphaGoのソフトウエアには、囲碁のルールすら組み込まれて
いない。過去の棋譜をニューラルネットに入力する「教師あり
学習」と、勝利を報酬に囲碁AI同士を対局させて鍛える「強化
学習(教師なし学習)」だけで、世界最強と称されるプロ棋士
を破るまでに成長させた。
AlphaGoは2015年10月の時点で、3000万局もの自己対局を
こなしたという。地球上にプロ棋士が1000人いるとして、毎日
対局したとしても1年当たり約20万局。少なくとも、未知の定石
や打ち筋といったイノベーションを生むスピードで言えば、コン
ピューターは囲碁の領域で「シンギュラリティ(技術的特異点)」
に達した、と言わざるを得ない。今後は、コンピューターとプロ棋士の組み合わせが生み出すイノベーションへと焦点が移るだろう。
プレーヤーが全情報を把握できる「完全情報ゲーム」でなくとも、ディープラーニングは適切な「入力データ」と「教師データ」
「報酬データ」を用意できれば威力を発揮できる。これまで人間が担っていた「認識」「検知」に関わる領域、例えば画像認識、
音声認識、顔認証から、防犯カメラに映った人間の振るまい解析、サイバー攻撃の予兆検知、医療用画像の解析などで、人間を
超える精度を実現しつつある。
■ディープラーニングの「弱み」とは
今回の五番勝負は、ディープラーニングの強みに加えて、ディープラーニングを実社会に応用する上での二つの弱点を露呈させた。
一つは、AIが明らかに誤りと思える判断を出力した場合にも、その原因の解析が極めて困難であることだ。イ・セドル氏が勝利した
第四局では、AlphaGoは明らかな悪手を繰り返した後に敗北したが、その原因は当のDeepMindのメンバーにも分からなかった。
通常のプログラムであればコードを追跡してデバッグできるが、ディープラーニングには人間が読める論理コードはなく、あるのは
各ニューラルネットの接続の強さを表すパラメーターだけ。アルゴリズムは人間にとってブラックボックスになっている。もう一つは、
高度に訓練されたAIは、例え結果的に正しい判断であっても、人間にはまったく理解できない行動を取る場合があることだ。
特にAlphaGoが勝利した第二局では、プロ棋士の解説者は「なぜAlphaGoの奇妙な打ち手が勝利につながったのか、理解できない」
といった言葉を繰り返した。
この点は、AIと人間が共存する環境、あるいはAIの判断が人間の生死に関わるような用途では、大きな問題となる。例えば、自動
運転車のAIが、周囲の人間には理解しがたい運転を繰り返すようでは、人間の運転ミスを誘発しかねない。
■AI研究でますます高まるグーグルの吸引力
今回の五番勝負は、IT(情報技術)企業によるAI開発競争において、巨大なITインフラを保有する企業ほど有利となる現状を見せ
つけるものでもあった。従来のディープラーニング技術は、複数台のサーバーが分担して処理する「分散化」を苦手としていた。
だが米グーグルは、自社のディープラーニングソフトウエアライブラリ「TensorFlow」の分散化機能を強化。AlphaGoでも、本番
対局では分散処理バージョンを使った。2015年10月に欧州のプロ棋士と勝負した際は、1202台のCPUと176台のGPU(グラフィカル・
プロセシング・ユニット)で並列処理させたという。自己対局による強化学習でも、グーグルのIaaS(Infrastructure as a Service)
「Google Cloud Platform」が持つ大量のコンピューティング資源を活用した。
かつて米IBMは、自社のハードウエアを使って1997年にチェス王者を、2011年にクイズ王を下し、その技術力を誇示した。
グーグルは今回の五番勝負で、こうしたIBMのPR戦略のお株を奪った格好だ。大量のデータを蓄積し、豊富なITインフラを湯水
のごとく使える――。優秀なAI技術をひきつけるグーグルの吸引力が、今回の五番勝負でますます高まったのは間違いないだろう。

人工知能恐るべし!ものすごい速度で進化しています。人工知能が全人類の持っている
知性の総和を越える点は「シンギュラリティ」と呼ばれているそうですが、予測では、
2045年頃に来るとされています。しかし、この勢いでは、人工知能が人間の知能
を超える日があっという間にきそうな気がします。例えば、画像認識の分野では、
すぐに実用化できるように思います。当然ながら、これはビジネスに展開されるように
なるでしょう。技術をビジネスに展開する確実な方法は、同じことをする、もしくは
同じモノをつくるコストを下げる手段の提供です。そのなかでも「人減らし」ができる
技術は最高です。なぜなら、人件費の削減は、確実なコストカットになるからです。
つまり、人工知能の最も確実かつ有効な活用法は、これまで人が行ってきた作業を
人工知能にやらせることです。
翻訳業が人工知能にとって替わられる日はいつかくるでしょうが、翻訳業ではメシを
食えなくなったからといって、すぐに次の知的な職業に転職するのは難しいでしょう。
技術者や技能者は高度であればあるほど、専門の変更は困難です。
新しい仕事も生まれるでしょうが、需要が伸びないのであれば、多くの労働者が不要
になるはずですし、時代の変化があまりにも急激であると、流れについていけない
技術者や技能者が続出するように思います。


人工知能の発展は格差拡大に繋がりかねない
AlphaGoと最強棋士の対局が暗示する未来 (3月18日 東洋経済オンライン)
専門的なスキルを持った人も不要になる
(前略)これに対して、人工知能の進歩が引き起こす職業の変化ははるかに急速で、変化に巻き込まれる人々には厳しいものに
なるのではないか。企業の中で長年経験を積むことで磨き上げた技術や能力が、機械の登場によってあっという間に無価値に
なってしまうということが頻繁におきるに違いない。これまで機械化によって職を失った人々は、自動化が容易な単純作業に従事
していた人達で、専門職や技術職は不足していた。しかし、人工知能を搭載した機械の導入では、事務や技術職の仕事が機械に
とって代わられることになる。高度な判断が必要とされる業務でも、人工知能の発展により、短期間のうちに機械化が進むだろう。
現在は不足しているとされる高度な専門的スキルを持った人材も、将来は不要になるということがおきる可能性が高い。
新しい仕事も生まれてくるだろうが、変化のスピードは速いため、大きな摩擦が避けられないだろう。日本では、過剰となった
技術を持つ人達の再教育や職種の転換が企業の中で行われ、社会的な摩擦を小さくしてきたが、そのような対応だけではとても
間に合わないのではないか。企業内で必要とされる労働者の能力は急速に変化していくはずだ。日本の学校教育は知識偏重で
時代遅れと指摘されて久しいが、次世代を担う若者が変化に対応していくために、どのような教育を施して行けばよいのかは
難しい問題だ。人工知能の発展は最終的には社会の生産力を非常に高いものにし、世の中から経済的な問題をなくす可能性が
ある一方で、格差の著しい拡大をもたらす懸念もある。これまでの工場生産や事務の機械化では、機械が人間の作業の一部を
代替しても、すべてを任せてしまうわけにはいかず、機械を操作する労働者がどうしても必要だった。経済学の教科書で説明
される、企業の生産活動をモデル化した生産関数は、労働者がゼロでは生産量もゼロになってしまうというものだ。しかし、
人工知能が発達すれば機械が機械を管理するようになり、少なくとも普通の企業活動では機械を操作する労働者を不要にして
しまうだろう。もちろん、より進んだ技術を開発するためには、高度な研究能力を持った人材が不可欠だ。しかし残念ながら、
それは誰でも努力すればできるという仕事ではない。ごく少数の恵まれた才能を持った人を除けば、ほとんどの人にはできない
仕事ではないだろうか。(後略)




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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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