日本の仏教は輪廻転生を認めているのか


二度と生まれ変わらない死=「涅槃」 (4月11日 NHKテキストビュー
『涅槃経(ねはんぎょう)』はブッダの最後の旅の様子が語られた経典である。
「涅槃」という単語の意味について、花園大学教授の佐々木 閑(ささき・しずか)氏に伺った。
涅槃には大きく分けて「悟りを開くこと」と、「その悟りを開いた人が死ぬこと」という二つの意味がありますが、
『涅槃経』の涅槃は「死ぬ」方です。それは、悟りを開いた者だけが到達できる特別な「死」であり、
二度とこの世に生まれ変わることのない完全なる消滅を意味します。この涅槃という言葉を理解するには、
当時のインド人が共有していた「輪廻(りんね)」の考え方を知っておく必要があります。
輪廻とは、「あらゆる生き物は、死んでも死んでも、別のかたちに生まれ変わり続ける」という思想です。
「亡くなったお父さんが天国へ行って、私たちを永遠に見守ってくれている」といったキリスト教のような
生まれ変わりではありません。生まれ変わった先にもやはり寿命があり、その寿命がくればまた別のところへ
生まれ変わっていく、このサイクルが無限に続くというのが輪廻です。生まれ変わりの場所も決まっていて
「天の神々」「人」「畜生(動物)」「餓鬼(がき)」「地獄」という五つの世界で、私たちは生まれ変わり
死に変わりを延々と繰り返す、そういう世界観です(後の時代、「阿修羅(あしゅら)」が入って六つになりました)。
「永遠に再生を繰り返します」と聞けば、うれしいようにも思いますが、「生きることは苦しみである」と考える
仏教の立場から見れば、それは永遠に苦しみが続くということを意味します。
「生まれ変わっても苦しみしかない」のなら、二度と生まれ変わらないことが最上の安楽ということになります。
「もうこの先二度と生まれ変わらない」という確信を得た時、人は真の安楽に身をゆだねることができるのです。
そしてそのような状態に入ることを涅槃と言います。輪廻を止めて涅槃に入ることこそが、仏道修行者にとって
の究極の終着点であると考えられていたのです。では輪廻を止めるには具体的になにをしたらよいのか。
ブッダは次のように考えました。我々を輪廻させるのは業(ごう)のエネルギーである。
それを取り除かない限り輪廻は止まらない。では業のエネルギーを作り出す原因はなにか。
それは我々の心の中にある「悪い要素」、すなわち煩悩である。
煩悩が作用すると業エネルギーが生み出され、我々は自動的に輪廻してしまう。したがって我々が為すべきことは、
自力で煩悩を断ち切って、業エネルギーが作用しないようにすることだ。そのためには精神集中のトレーニングに
よって心の状態を正しく把握し、煩悩を一つずつ着実につぶさねばならない。それが修行の意義である。
もちろん現代人の多くは、輪廻を信じることなどできないでしょう。しかし輪廻とか業といった古代インド特有の
考えから離れて、「自己の努力によって煩悩を断ちきり、それによって真の安らぎを得る」という視点でみれば、
ブッダの教えは現代人を苦しみから救う貴重な道しるべになっているのです。
■『NHK100分de名著 ブッダ 最期のことば』より

涅槃仏

日本の仏教が、輪廻転生を受け入れているのかいないのか知りませんが、
輪廻転生肯定派の場合、仏教の目的は「輪廻を止めて涅槃に入る」ことですが、
輪廻転生否定派の場合、「苦しんでいる衆生を救済する」ことが目標
なのでしょうか?その場合、「輪廻を止めて涅槃に入る」という究極の目標は
放棄したということなのでしょうか?それとも、それは究極の目標ではあるが、
当面の目標ではないということなのでしょうか?
それとも、ブッダの輪廻転生の教えはなかったということにしたのでしょうか?
仏教の場合、輪廻転生をスルーしたくなる気持ちも分からないでもありません。
仏教の輪廻転生はかなりショッキングなものだからです。


仏教が説く輪廻はおそろしい (2012年6月3日 仏教の教えと瞑想~原始仏教の世界
六道輪廻はお釈迦さまが最初に言われた輪廻の様ですが、お釈迦さまが説かれる輪廻は、世間一般に信じられて
いるのとは違うところがあります。まず、生命は、何か目的を持って転生しているのではないということです。
これを聞いただけでもショックを受ける方もいらっしゃるかもしれません。ですが仏教では、このように説きます。
魂の成長をはかるため、とか、何か使命を帯びているため、というのは原則的にありません。
生命は、ただ「執着と無明の煩悩によって輪廻しているだけ」と喝破します。
はっきりいって夢も希望もありません。メルヘンちっくな話しは、お釈迦さまの輪廻転生にはほとんどありません。
もっとも輪廻の中にも、変易生死(へんにゃく-しょうじ)というのがあります。変易生死とは、悟りの門に入った
預流果以上の生命(聖者)が、悟りを得るために輪廻を続けることをいいます。変易生死は特殊なケースです。
一般的には分断生死(ぶんだん-しょうじ)といいます。ほぼすべての生命は執着や無明に基づいて、
オートに輪廻転生を繰り返しています。分断生死の輪廻がほとんどすべてです。
この部分を書いただけでも、読んだ方は、暗い気持ちになるのではないかと思います。すので、
この仏教的な輪廻の思想を生理的に拒絶する方が多くなります。また言及されない方もいらっしゃいます。
ですが仏教は、一面、まずこの真実を受け止めた上で、修行しましょうと説きます。
とはいいましても、輪廻の思想に耐えられない場合も出てくると思います。もしも不安や恐怖を感じる場合は、
スルーしてください。前にも書きましたが、自分で確かめられないことは鵜呑みしない、という姿勢です。
真実とは鋭い刃のようであり、時として人を恐怖と不安に叩き落とします。仏教で説く輪廻転生には、実に、
ブログでは書けないほどの恐ろしい話しもあります。書けば、ショックを受けてトラウマを抱える方も出てくる
と思います。ですので輪廻転生については慎重に書かざるをえなくなります。

大変不謹慎ではありますが、輪廻転生のイメージはこんな感じです。

ハムスターが夜中に回し車回しまくってうるさかったから回し車固定したら・・・
(5月26日 カナ速 - 2ちゃんねるまとめブログ)
ハムスター
3日で死んだ
なんで?…餌も水もちゃんとあげてたのに
運ど不足で死ぬことあるの?……  (後略)

ハムスターのほうがまだましかもしれません。
ハムスターは死ねば、回し車から逃れられますので・・・😓😓😓
生きている間に悟りをひらくことなく、輪廻転生から逃れたいかたは、
記事53-6で紹介しました「チベットの死者の書」をお読みください!!!


 本当のところ、輪廻転生は存在するのでしょうか?
 問題は、<わたし>とは何者かということです。
 <わたし>は脳によって生み出されているのか?
 それとも、<わたし>は、脳を経由してこの世に姿を
 現しているのか?そして、わたしの考える<わたし>は
 <わたし>のすべてなのか?
 現代の科学では、結論を出すのは難しそうです。


〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義 (5月25日 文系の自然科学本の書棚>脳/医学)
分離脳研究で知られるガザニガが、脳科学の知見に基づき、意識、自由意志と責任、社会的行動などを論じたもの
著名な認知神経科学者ガザニガが行った二週間の連続講義をまとめたもの。
本書は、脳科学の発展を辿り、また著者らの分離脳研究を紹介しながら、脳の働きを見ていくことからはじめる。
ヒトの脳には、モジュールと呼ばれる「特定の仕事をする局所的かつ専門的な回路」がいくつも存在しており、
脳は並列分散処理をしているという。モジュールの構築は「脳の大きさ」と関係があるようだ。
著者は分離脳の研究をとおして、「意識的経験とは、専門の能力を持つ複数のモジュールから生じる感覚なのでは
ないか」と考える。「専門的な能力を発揮する領域が脳内で次々に見つかり、意識的経験がそうした領域と密接に
結びついていることが判明したことによって、意識は脳全体に分散しているのだという見解に到達した」という。
脳は無数のモジュールで構成されており、脳に「ボス」はいない。そうであるなら、なぜ私たちは統一のとれた
「わたし」を感じているのか。それは、左半球にある「インタープリター・モジュール」の働きによるというのが
著者の主張だ。「インタープリター(解釈装置)」というのは著者らの命名。
意識に関する本書の見解は、つぎのようにまとめられている。「現在の神経科学では、意識は総合的な単一の
プロセスではないというのが定説だ。意識には幅広く分散した専門的なシステムと、分裂したプロセスが
関わっており、そこから生成されたものをインタープリター・モジュールが大胆に統合しているのだ。
意識は創発特性なのである」と。「自由意志」をどう考えるか、というのも本書の大きなテーマ。
自由意志と責任の問題、私たちの社会的行動についても論じられている。



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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

神津島の天上山は、
神が集う島のなかでも、
特に神の集まるところ。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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