MRJが示す日本の進路


国産旅客機・MRJ、11日初飛行 名古屋空港を発着 (11月10日 朝日新聞デジタル)
国産初のジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」を開発する三菱航空機は10日、
初の飛行試験を11日に行うと発表した。開発の本格化から約7年半。巨大プロジェクトは大きな節目を迎える。



11日の午前中にも、愛知県豊山町の県営名古屋空港を発着して、1時間ほど飛行する計画。
遠州灘か能登半島沖との間を往復し、上昇や下降、左右への旋回といった基本性能を確認する予定だ。
飛行試験の開始は、当初計画から4年以上遅れた。設計の変更や部品調達の遅れなどが影響した。
直近ではコックピット内のペダルに問題が見つかり、10月下旬の予定を2週間先送りしたが、ペダルの改修が
終わり、10月末には国土交通省から飛行許可が出た。滑走路での走行試験でも、離陸時に近い時速220キロ
に達し、初飛行の準備が整ったと判断した。三菱航空機は、初飛行の様子をウェブサイト(www.flythemrj.com/j)
で生中継する予定。一方、名古屋空港は、航空ファンが殺到して空港運営に影響が出ないよう展望デッキを閉鎖する。
初飛行の後は、5機体制で日米で飛行試験を続ける予定。必要な改善を続け、主な販売先である日米欧で安全証明を
得る構えだ。航空会社への納入開始は、2017年春をめざしている。

注意すべきは、技術的進歩と、技術が顧客価値を生み出すことは違うということ。
技術的な素晴らしさではなく、顧客が求めている価値を創造しているかです。
ある地域で、ある一定期間に生み出された付加価値の総額をGDPと言います。


1億総活躍:政府と自民党に温度差…政権の新看板 (11月7日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
安倍晋三首相は6日、東京都内で講演し、保育所に希望しても入れない待機児童対策として、2017年度末までに
40万人分の保育施設を整備する政府の目標を、50万人分に積み増す方針を表明した。首相はこの日、政権の
新看板「1億総活躍社会」のアピールに余念がなかったが、対照的に自民党1億総活躍推進本部の初会合では
「夢物語」と懐疑的な意見が続出。政府と党の温度差がのぞいた。(中略)
首相が自らアピールするのは、「1億総活躍社会」の評判が芳しくないためだ。首相は講演で「戦前のスローガン
のようだとか、国家による押し付けだとかいう批判があるが、まったくの的外れだ」と強調したが、これは批判に
敏感になっている証拠ともいえる。一方、記者団に公開された自民党1億総活躍推進本部の初会合は、首相官邸
主導の「政高党低」といわれる安倍政権では異例の展開になった。丹羽雄哉元厚相は「夢物語を掲げているの
ではないか。(介護離職ゼロなどの目標が)実現できない場合は失望感が強くなる」と指摘。森雅子元少子化
担当相も「『1億総活躍』が出てきて『女性活躍』という言葉が消えた。女性活躍はどこにいったのかと毎日の
ように聞かれる」と不満を語った。党内には、かけ声だけでは来年夏の参院選を戦えないと懸念する声があり、
逢沢一郎本部長は「参院選の公約にどう書き込むか、党内で議論したい」と引き取った。

過去のデータから見て、GDP600兆円は無理。
日本はここ20年間、新たな付加価値を生み出すことに成功していません。
なぜ、そうなったか?一概には言えないのですが、ここ20年間、
グローバリゼーションが急速に進展した一方、国内でテクノロジーの
進化が起きなかったことが要因のひとつに挙げられます。

日本の名目GDP

記事45-1や46-5でも紹介していますが、「ゼロ・トゥ・ワン」によれば・・・
ゼロから1を生み出す垂直的な進歩を一言で表わすと、「テクノロジー」になる。ここ数十年間の情報技術(IT)
の急速な進歩から、シリコンバレーが一般的には「テクノロジー」の首都だと見なされるようになった。
でも、テクノロジーとはコンピュータに限らない。正しくは、ものごとへの新しい取り組み方、より良い手法は
すべてテクノロジーだ。グローバリゼーションとテクノロジーは異なる進歩の形であり、両方が同時に起こること
もあれば、片方だけが進むことも、どちらも起きないこともある。たとえば、1815年から1914年までは急速な
技術革新とグローバリゼーションが同時進行した時代だった。第一次世界大戦からキッシンジャーが中国との国交を
再開した1971年までは、テクノロジーが急速に進歩した一方でグローバリゼーションはあまり進んでいない。
1971年以来、グローバリゼーションは急速に進んだけれど、テクノロジーの進歩はほぼIT分野だけに限られている。
このところのグローバリゼーションの進展から考えれば、今後数十年間で世界がより収斂し同質化してくと想像して
もおかしくない。日々の言葉遣いからも、テクノロジーの進歩が終わりに近いと誰もが信じていることがうかがえる。
たとえば、世界をいわゆる「先進国=発展を終えた国(ディベロップド)」と「新興国=発展途上にある国
(ディベロッピング)」に分ける表現には、「先進国」に途上の余地はなく、貧しい国は先進国に追いつけば
それでいいという意味合いにも感じられる。だけどその思い込みは間違っている。
先ほどの逆説的な質問(賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?)への僕自身の答えは、
「ほとんどの人はグローバリゼーションが世界の未来を左右すると思っているけど、実はテクノロジーの方が
はるかに重要だ」というものだ。今のままのテクノロジーで中国が今後20年間にエネルギー生産を2倍に
増やせば、大気汚染が2倍になってしまう。インドの全世帯が既存のツールだけに頼ってアメリカ人と同じように
生活すれば、環境は壊滅されてしまう。これまで富を創造してきた古い手法を世界中に広めれば、生まれるのは
富ではなく破壊だ。資源の限られたこの世界で、新たなテクノロジーなきグローバリゼーションは持続不可能だ。

日本は反グローバリズムの道を進むべきだ。
しかし、それはTPPに反対して、保護主義に走れという意味ではない。
日本は「一億総イノベーター社会」を目指すしかない。
勿論、全員がそうなれるわけではないが、みんながトライすることはできる。
日本にとってグローバル人材はいらない。必要なのはイノベーション人材のほう。
この全く方向の異なる2つの軸を混同してはならない。
そうしないと、日本はグローバリズムに滅ぼされてしまう。


成長の直交軸



スポンサーサイト

2015_11_11


05  « 2017_06 »  07

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬(津島)と神津島
を結ぶライン上に、
沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

検索フォーム

QRコード

QR

最新コメント




page
top