IoTはネットワーク家電のことではない


【WSJで学ぶ経済英語】第198回 モノのインターネット(IoT) 
(9月28日 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
IoTニュース英文
身の回りのモノ、身体に装着したモノ、近いうちには体内にあるモノが喋りだす「モノのインターネット(IoT)」
は、われわれが退職して年金生活に入り、さらに老いていく中で、生活の質を大幅に改善する大きな潜在性を
秘めている。こうした先端技術によって可能になるサービスは、退職し、家族とも疎遠になった独居老人の
生活を支えてくれるだろう。65歳以上の女性の40%強が1人で生活しているのだ。IoTは、介護でストレスの
溜まった家族の目になり、耳になるだけでなく、援助の手さえ差し伸べるだろう。
【キーワード解説】
2014年末には世界の利用者が30億人を超えて普及率が42%にまで達しとたされるインターネット。
使い勝手の向上とともに今後ますます普及していくことが予想されるが、ネットの使い方として今後ますます
注目されそうなのが、「Internet of Things=モノのインターネット(IoT)」だ。
これはコンピューターなどの情報通信機器だけではなく、世の中に存在する商品にせよ、生き物にせよ、
物体や設備にせよありとあらゆる「モノ」に通信センサーを装着した上でインターネットと接続し、
その「モノ」の個別情報を収集したり、それの変化状況を把握したりして、遠隔地からその「モノ」を制御する
ことができる仕組みを意味する。このため「モノのインターネット」化がさらに進めば人々の暮らしや、
ビジネスのやり方を大きく変えると予想されている。「モノのインターネット」の分かりやすい実例を挙げれば、
道路の街灯などにセンサーを付けてそこを通過する車の台数から道路の混雑状況を把握して交通渋滞の緩和に
役立てる交通システムの最適化や、ウェアラブルなセンサーを生体に取り付けてその健康状態の管理などがある。
「モノのインターネット」という言葉を最初に使ったのは商品の無線タグの標準化団体の創設者である
ケビン・アシュトン氏。無線タグを装着したモノがコンピューターを通じてインターネットにつながるとの
意味だった。また、関連した概念でよく出てくるものに「Machine to Machine=マシーン・ツー・マシーン、
M2M」がある。これはやはり通信センサーを装着した機械同士が人間を介さずにデータを交換し合い、
そのデータによってそれらの機械がある動作プロセスを実行することを指す。
つまり機械だけで自律的に状況の最適化が図られる技術だ。

for thoseというイディオムがあるわけではありませんが、英辞郎
アルク: 英語学習・TOEIC対策・英辞郎 on the WEB
で例文を見てみると、上に示した文と同じような使い方のあることが分かります。
単語の意味を暗記することも重要ですが、連語の例文を読むことも勉強になります。
最初の文にあるwhereについても、単語の意味を覚えるより、
同じような使い方をしている例文を読むことで、単語のニュアンスが理解できます。

さて・・・、IoTというとネットワーク家電を思い浮かべる人もいるとは思いますが、
わたしたちの身の回りのIoT化は、それほど見込めないのではないでしょうか。
上の文章で示したような介護に役立つIoTも、今すぐ普及するようには思えません。
それよりも、IoTはものづくりを一変させるものであると考えるべきです。
製造業においては、工場内での生産効率だけにこだわっていてはいけません。
人と人との「すり合わせ」がIoTに置き換われば、生産効率は飛躍的に高まります。
今までのやりかたに固執していると、日本は大負けする可能性もあります。
日本のメーカーに求められるのは、「高機能化」より「全体のコスト意識」です。
IoTは、BtoBにおけるMachine to Machine技術として位置づけるべきでしょう。


インダストリー4.0という巨大なエンジンが回り始めた (4月17日 BLOGOS ブロゴス)
ネットワーク家電
IoTが頻繁に口の端に上り始めたのは2013年頃からだが、実は『イギリスの無線IDタグの専門家/プロダクター
であるケビン・アシュトン氏が1999年に初めて使った造語』というから、来歴はかなり古い。『ネットワーク家電』
というようなネーミングで、日本の電気メーカーが取組み始めたのも2000年代の半ば頃にさかのぼる。
だが、残念ながら成功とはいい難く、ユーザーの失笑を買ってしまったものも少なくない。
幻滅期入り?
米国の調査会社ガートナーが考案して毎年発表している技術のハイプサイクル(IT関連で話題となる新技術
の認知度や期待度が、時間経過と共にどのように変化していくかを表した図)の2014年版を見ると、
IoTは、流行期の天辺、すなわち『過度な期待のピーク』にいて、今まさに『反動期(幻滅期)』に落ちて坂を
転がって行こうとしているように見える。ついでに、今『反動期(幻滅期)』にある技術を見ると、ついこの間
まで熱い期待を背負って輝いていたのに、思ったほど日の目を見ずにいる技術が目白押しだ。
IoTのブームが去るのも遠くないと予想している人が案外多いのも無理はない。
インダストリー4.0で再定義されるIoT
だが、それでもIoTはこのまま波間に消えてしまうようなことはなく、時代をリードするキーワードであり続ける
可能性が高い。今、製造業の生産・流通工程の改革の主役としてIoTが再定義されつつあるからだ。
その改革の一つが、ドイツが自国の製造業の競争力を将来に渡って維持・強化するために掲げた政策、
『インダストリー4.0 (=第4次産業革命)』だ。
                         工場を中心とするIoT
つながる工場 このコンセプトは、工場内、工場が受け入れる部品、
 工場から出荷する製品、物流工程、販売ネットワーク、
 さらには顧客、すべてをインターネット等の通信ネット
 ワークで結び、その間に人間が関与することなく、
 機械(ロボット/人工知能)が全体(生産、物流、顧客
 対応/サービス)を最適化する、
 いわば、『工場を中心とするIoT』と言える。

『新産業革命「インダストリー4.0」-日本のFA、
存亡をかけた期待と危機感』(4月8日)


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龍女「みなみ」からあなたへの
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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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