老朽原発をやめることが日本にとって最大の安全保障


美浜3号機運転延長審査、「時間切れ」示唆 規制委 (9月30日 日本経済新聞web刊)
原子力規制委員会は30日の定例会合で、関西電力が最長60年までの運転延長を目指す美浜原子力
発電所3号機(福井県)の安全審査の進め方について協議し、期限までに審査が終わらず時間切れに
なる可能性を示唆した。関電の資料提出が遅れているためで、田中俊一委員長は近く同社経営陣を招き、
考えを直接聞く方針を明らかにした。
運転延長に向けた規制委の審査は4月に始まったが、耐震性評価などに関する資料がそろわず、
議論は停滞している。審査担当の更田豊志委員長代理は、期限となる2016年11月末までに延長認可が
間に合うか「深刻な状況」と指摘した。仮に期限切れになれば、美浜3号機は廃炉が濃厚になる。
規制委は審査の効率化を急ぐが、美浜3号機を優先した場合、大飯3、4号機(福井県)など関電のほかの
原発の審査が遅れる可能性があり、経営陣から会社としての考えを聞く必要があると判断した。
原子炉等規制法では、原発の運転期間を原則40年に制限している。規制委が認めた場合にのみ最長60年
までの延長が可能で、関電はこの仕組みを利用して稼働から38年がたつ美浜3号機の延長を目指している。

美浜原発の断層

福島第一原子力発電所で事故を起こしたのは、沸騰水型原子炉。
仕組みはシンプルで、お湯を沸かして蒸気タービンを回すというタイプ。
沸騰水型原子炉では、一次冷却水の経路が長いうえ、水が水蒸気
になって揮散しやすいために、冷却水が失われる可能性が高いのです。
実際、福島第一原発事故では、水がなくなって燃料棒が水からでたことで、
メルトダウンしてしまいました。
では、美浜原発三号機の場合はどうでしょうか?福島第一原発がすべて
沸騰水型軽水炉であるのに対し、美浜原発はすべて加圧水型軽水炉。
美浜原発一・二号機は関西電力が廃炉を決定しました。問題は三号機。
運転開始が1976年なので、もうすぐ40年を経過することになります。
加圧水型の場合、一次冷却水は炉心で300℃以上になるが、150気圧
以上に加圧しているので、水蒸気にはならずに液体の状態のままです。
液体のほうが漏れにくいですし、循環系が格納容器内で閉じているため、
沸騰水型より冷却水を失う可能性は低いといえるでしょう。
結論としては、加圧水型のほうが安全性が高いということになります。
問題はここからです。
では、万が一、事故が起こったときはどうなるでしょうか?
福島第一原発事故でお分かりのように、沸騰水型の場合、冷却水を失うと、
原子炉内の圧力が徐々に高くなっていきますので、ベントせざるを得なくなって
しまいます。このようなことはあってはならないことではありますが、
人為的にコントロールして、放射性物質を出せている状態ではあります。
一方、美浜原発三号機のような老朽化した加圧水型で、最も懸念される事故は、
二次冷却水を失って水温が高くなった状態で、原子炉が突然、破損してしまう
ことです。この場合、炉内圧力が下がれば、水はあっという間に水蒸気に
なってしまいます。爆発するといったほうがいいかもしれません。
お湯の沸いたやかんが壊れることと、圧力鍋が壊れることを比較してください。
圧力鍋が壊れると対策はありません。大事故は瞬時に起こり、終わります。
美浜原発三号機で事故が起こったときには、「今から思えば、福島第一原発は
大した事故じゃなかったな」となる可能性があるのです。
もう一度言っておきますが、加圧水型のほうが安全性は高いのです。
後は、国民の判断だというしかありません。


加圧水型原子炉

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プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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