二酸化炭素とメタン・金星と火星

category: 第四章 宇宙  

金星表面
NASA:NSSDCA Photo Gallery「VenusComputer generated surface view of Maat Mons.」

なぜ金星の表面は、このように高温なのでしょう。
理由は、二酸化炭素による温室効果です。
現在の金星の入射エネルギーからすれば、表面温度は−50℃になるはずですが、
二酸化炭素を主成分とする分厚い大気の猛烈な温室効果によって、
金星の表面温度はおよそ460℃になっています。
ということは、初期の地球にも、大量に二酸化炭素があったのでしょう。
それはどうなったのか?地中にメタンとして溜まっているのかもしれません。
それは生物によるものですが、メタンは生物がつくりだした以上に存在する
可能性もあります。そうでなければ、なぜ火星のメタン濃度は上昇するのか?
(火星にかつていた生物がつくり出したメタンでなければ)


火星でメタンが高頻度で急増、発生源は不明 NASA (2014年12月17日 国際ニュース:AFPBB News)
地球上では生物が主な発生源となっている気体のメタンが、火星上で急増する現象が時折観測されているとの研究
論文が、16日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。このメタンの発生源はまだ特定できていないという。
2012年に火星に着陸して以来、探査を続けている米航空宇宙局(NASA)の無人探査車
「キュリオシティー(Curiosity)」によって得られたこの最新の情報は、米サンフランシスコ(San Francisco)で
開かれた米国地球物理学連合(American Geophysical Union)総会でも発表された。
NASAのキュリオシティー計画に参加する科学者チームは、キュリオシティーで収集した20か月分のデータを詳しく
調べた結果、火星上のメタンの量が予想よりはるかに少ないことを発見した。NASAは、隕石(いんせき)によって
運ばれた有機物や塵(ちり)の分解過程などでメタンが生成されることを想定し、その量を予測したが、実際に
検出された量はその半分ほどだった。
だが、キュリオシティーの着陸地点のゲール・クレーター(Gale Crater)におけるメタンの背景濃度は
「場合によっては60火星日(火星の自転周期に基づく火星での1日、1火星日は24時間39分)ほどの間に、
約10倍に急上昇した。メタンの滞留時間は約300年とされているので、これは驚くべきことだ」と論文は述べている。
「ゲール・クレーター付近では時折、メタンの生成または放出が起きていること、そしてこのメタンは、これらの
放出や生成などの現象が終わるとすぐに消散することを、これらの結果は示唆している」と論文は説明している。
メタンの急増をめぐっては、その発生源について疑問が生じる──火星には微生物が存在しているのか?
キュリオシティー計画に参加する米カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のジョン・
グロッチンガー(John Grotzinger)氏は、火星での生命体の確認は大発見となるだろうが、確認されたメタンの
急増が火星での生命体およびその痕跡の発見を意味するとは限らないとし、さらなる調査が必要と述べた。
火星上に現在、生命が存在するかどうかを調べるための装置は、キュリオシティーには搭載されていない。
だが炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄などの生命の形成に欠かせない要素とされる化学元素を探すことで、
火星でかつて生命が発生したかどうかを明らかにすることが同ミッションの目的となっている。

メタンの大気濃度は二酸化炭素の0.5%未満で、大気寿命は約12年ですが、
二酸化炭素の25倍の温室効果を持つだけに、大量に大気に放出されれば、
地球環境に大きな影響があるかもしれません。と言いますのも・・・


シベリアに謎のクレーター出現 メタン放出を恐れる学者 (7月19日 朝日新聞デジタル)
それはまるで、地球の表面にぱっくりと開いた口のように見えた。先住民族ネネツ人の言葉で「世界の果て」を
意味するロシア・西シベリアのヤマル地方。8日、高度100メートルを飛ぶヘリコプターから見下ろすと、
地平線まで広がるツンドラの平原に、月面のクレーターのような巨大な穴が現れた。
ロシアメディア以外では最初の現地取材だ。輸送用ヘリの操縦士が2014年6月、初めて見つけた。
最寄りの拠点となる街から約400キロ離れ、トナカイ遊牧民がわずかに行き交う北極圏にある。
地元政府の緊急要請でロシアの科学者が調査を始めた。穴は直径約37メートル、深さ約75メートルあった。
その後、同様の穴の報告が相次ぎ、4個が確かめられている。では、穴はどのようにして生まれたのか。隕石
(いんせき)の衝突、不発弾の爆発、宇宙人の襲来――。出来た瞬間を見た者はおらず、さまざまな臆測がされた。
真冬には気温が零下40度まで下がる厳寒の地。地中には永久凍土が数百メートルの厚さで広がっている。
メタンが多く含まれ、近くには世界有数の天然ガス田もある。研究者の間では「永久凍土が溶け、メタンガスの
圧力が地中で高まって爆発した」との説が有力だ。
ロシア科学アカデミー石油ガス調査研究所のワシリー・ボゴヤブレンスキー教授は「ここのところの異常に高い
気温の影響を受けた可能性がある」と話す。将来地球温暖化が進み、凍土全体から、温室効果の高いメタンの
大量放出が始まれば、さらに温暖化を加速させかねない。

シベリアのクレーター

大気中にメタンを放出する自然の最大の供給源は、湿地だと言われています。
湿地では微生物によるメタンの分解も起きているのですが、
それを上回る連鎖的なメタンの発生が起きる可能性もないとは言えません。
地球の風景が、金星のようになるというわけではありませんが・・・


湿地
BEST WALLPAPER : Paisagem bonita lagoa grama água do lago e nuvens/ 2012.9.24


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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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不思議の国の「みなみ」
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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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