サラリーマンのメンタルヘルス


6人に1人が「社内うつ」の現実
本誌「職場のメンタルヘルス」調査より
(6月15日 日経ビジネスONLINE)
仕事が原因で心を病む人が後を絶たない。「社内うつ」。そんな言葉で呼ばれ始めている。
社内うつは最悪の場合、病死や自殺といった事態を引き起こす。精神障害における労災請求数は2013年、
過去最高の1409件となった。一向に改善されない過労死や過労自殺を背景にして、厚生労働省は昨年6月、
企業に「ストレスチェック制度」を義務付ける労働安全衛生法の一部を改正した。今年12月以降、従業員数
50人以上の企業では、労働者の心理的な負担の程度を把握する検査や、医師による面接指導が必須になる。
今、ビジネス界を俯瞰してみれば、どれほどの「ストレス」が発生しているというのだろう。(中略)
企業のメンタルヘルス不調者の対策を手掛けるアドバンテッジリスクマネジメントの神谷学氏は、
「企業体では全従業員のうち15%ほどが高ストレスを抱え、10%が医師の面談が必要な状況に置かれている
とされている」と指摘する。本誌調査や神谷氏への取材を踏まえれば、「社内うつで休職する人の割合は
従業員全体のわずか1~数%程度にすぎないが、うつで苦しんでいる社員は社員のおよそ6~7人に1人程度
の割合で存在する可能性がある」ということだ。
メンタルの不調は言い出しづらいものだ。精神がボロボロになるまで耐えているビジネスパーソンは想像以上
に多そうだ。あなたの周囲にも社内うつが疑われる同僚がいないだろうか。

メンタルヘルス

日本人は、だから「うつ」になってしまう
うつが「働けなくなるリスク」の最大要因
 (6月10日 東洋経済ONLINE)
日米のうつ病を比較した別な調査結果もあります。日米両国の都市部で働く男女を対象としたアンケート調査
です。うつ状態になることが「ある」と答えた人の割合は、米国で9.6%、日本で30.4%でした。
なんとうつ病の出現率でも、日本は米国の3倍も高いのです。
そして、興味深いのがその原因です。日本は83%が「仕事上のストレス」と答え、米国は67%が「自分の将来
に対する不安」と答えています。また「職場や学校での人間関係」をストレスの原因と答えたのは日本では
44%ですが、米国でわずか18%でした。このように、ストレスの原因に日米で大きな違いが見られます。
米国では、将来に対する不安が大きなストレスの原因ですが、日本では会社の人間関係が最大のストレス
要因なのです(2012年ニールセン・カンパニー調査)。
うつ病は日本、中国、韓国など東アジア圏に多くみられ、欧米諸国ではそれほどでもない、という説があります。
東アジアの文化は集団主義的で抑圧的であるのに対して、欧米文化は自由で開放的であるため、という解釈です。
また最近は文化的な違いよりも、そもそも遺伝的なものだという説もあります。いずれにせよ、人の心の動きは
さまざまなファクターが影響し合う複雑系システムなので、原因を特定するのは簡単ではありません。
ただ先程のニールセン調査でも明らかなように、日本でのうつ病の直接的な原因のひとつが、
会社の職場環境にあることだけは確かなようです。
逃げ場のない日本のサラリーマン
この日米サラリーマンのストレスの差は、労働環境の違いに原因があるようです。そのひとつが「転職市場」
の存在です。ボスとうまくいかなければ、その時点で、米国人はさっさと転職を考え始めます。人間の相性は、
努力次第でなんとかなるようなものではないと考えているからです。相性の悪いボスに気を遣いながら
仕事をするよりも、次の職探しに精を出したほうが得策だと考えるのが米国人なのです。だから、会社が
嫌いになっても、上司とうまくいかなくなっても、意外とサバサバしています。逃げ道があるからです。
ところが、日本の場合はどうでしょう。相性の悪い上司がいても、気の合わない仲間たちがいても、
そう簡単に会社を辞めるわけにはいかない、という感覚を持っている人が大多数です。
人間関係のこじれを理由にして転職をする、次の仕事を見つける、ということも決して簡単ではありません。
ましてや自分や家族の生活を考えれば、不満があったとしてもリスクを冒して会社を飛び出そうとはしないの
が一般的です。気分がすぐれず「うつ」の兆候を感じても、なんとか克服しようと頑張ってしまいます。
日本人は会社から逃げられることが難しいのです。
日本では、企業内の配置転換によりいろいろな職場で仕事をこなしながら社内キャリアを積んでいきます。
そのため、さまざまな業務は経験するものの特定職務での専門性は身に付きにくく、そのことが転職を
難しくしている、ともいえます。転職ができないとなると、どうしても会社にしがみつこうとします。
そこで上司や周囲に気を遣い、有給休暇も取らずにサービス残業に明け暮れる、ひたすら「頑張らなければ」
の日々が続きます。この日本型の雇用システムは、制度疲労を起こしていることは、多くの識者によって
指摘されてきました。しかし、まだ多くの人々は旧来の幻想から目覚め切れていません。労働意識と現実の
労働環境とのギャップが生じています。「うつ」になって初めて、そのひずみに気が付くのです。

有病率でみると、日本がうつ病大国であるという事実は確認できません。
しかし、それは単に受診率が低いからではないでしょうか?
自殺率の高さなどからみると、病院で診てもらえば、うつ病だと診断される
人がかなり多いのではないかと思います。特に、働き過ぎの
ビジネスマンに潜在的うつ病患者が多いのではないでしょうか。
また、精神的疲労を訴える人が多いことも気になります。
精神的疲労は、うつ病のスタート地点だと考えられます。
繰り返される疲労が許容量以上に蓄積し、回復不能な状況に陥った状態が
うつ病であるともいえるからです。頑張って頑張って、また頑張って、
ついに頑張り切れなくなった状態が"日本のうつ"なのです。


うつ病相の経過図
<出典> 城東やすらぎグループ 「大うつ病性障害の診断について3」 2010年3月23日

 本の内容 「最近何をやってもうまくいかない…」「この仕事、私には
 向いてないんじゃないかな…」 ちょっと立ち止まって考えてみよう
 —自分の気持ちを整理して、こころのバランスを取り戻すコツ。
 目次 プロローグ うつかな?と思ったら—認知行動療法でできること
 第1のステップ ちょっと立ち止まる—こころの警報に気づく
 第2のステップ 問題を整理する—何が大切かを忘れない
 第3のステップ 行動で気持ちを刺激する—やる気スイッチの入れ方
 第4のステップ 考えを切り替える—悲観的な考えから自由になるスキル
 第5のステップ 問題解決力を高める—問題から自由になるスキル
 第6のステップ 伝え方を工夫する—人間関係から自由になるスキル
 第7のステップ 考え方のクセに気づく—性格を生かすコツ


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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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