最新の原発不要論


経産省の狙いは「原発比率を下げないこと」
公約に反し、原子力の比率を高めに誘導
(4月10日 東洋経済ONLINE)
「こんなことは言いたくないが、この委員会(の議論)を聞いていると、どうしても原子力の比率を
上げたい、上げたいという雰囲気が伝わってくる」
橘川武郎・一橋大学大学院教授(4月から東京理科大学大学院教授)はそう苦言を呈した。
3月30日に経済産業省が開いた総合資源エネルギー調査会長期エネルギー需給見通し小委員会
(委員長は坂根正弘・小松製作所相談役)の第5回会合でのことである。
この小委では1月30日の第1回会合以来、2030年の望ましいエネルギーミックス(電源構成)について
有識者の委員14人が議論している。2010年度には火力61%、原子力29%、再生可能エネルギー10%
(うち水力9%)だった。東日本大震災後に原子力発電所が相次いで停止していった結果、2013年度は
火力88%、原子力1%、再エネ11%(うち水力9%)となっている。これを長期的にどうするか。(中略)
経産省の資料では、原子力は「低炭素の準国産エネルギー源として、優れた安定供給性と効率性を
有しており、運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の
確保を大前提に、エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源」と位置づけている。
エネルギー政策の基本的視点とされる「3E+S」(3Eは安定供給、経済効率性、環境適合、Sは安全性)の
3Eにおいて、非常に高く評価した表現となっている。しかし、
原発はひとたび災害や事故が発生すると、現状がそうであるように、出力が一定どころか、急速に低下し、
長期停止してしまう。「優れた安定供給性」には強い疑問がある。委員の高村ゆかり・名古屋大学大学院
環境学研究科教授は、そうしたリスクを原子力の運転特性として明記すべきと事務局に要求した。
原子力はいったん事故が起きれば、国民の生命をも危険にさらすリスクがある。これは東京電力
福島第一原発事故という歴史的事実に基づくことであり、「他の電源とは異なる最も大きな特徴」
(委員の河野康子・全国消費者団体連絡会事務局長)である。放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分も
まったく先が見えない状況で、原発敷地内での中間貯蔵にも限界があり、危険性がつきまとう。

原子・原子核・原子力――わたしが講義で伝えたかったこと原子・原子核・原子力――わたしが講義で伝えたかったこと
(2015/03/25)
山本 義隆

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原子力については様々な意見があり、賛成派と反対派に分かれやすい問題になっています。
反対派のなかには、「何がなんでも原発は反対」という人がいる一方、賛成派には積極派が少なく、
「なくて済むならそれに越したことはないけど、LNGにだけ頼るのも問題ではないか」といったような
消極的賛成派の人が多いのではないでしょうか?(原子力関係者は別です)
一方、政府は積極的推進派であり、何とかして原子力発電の割合を増やしたいのでしょう。
国民を説得するために、原子力は優秀なベースロード電源だと言いたいのでしょうが、
事故が起こってしまうと全部が止まってしまうような電源を安定電源というのは無理があるでしょう。

個人的見解を述べさせていただきますと、原発には反対です。なぜなら・・・
技術的にも経済的にも原発が要らなくなりそうだからです。
再生可能エネルギーの比率が20%を超えたドイツでは、太陽光発電のコストが電力会社の電気料金
よりも低くなりました。電力会社に買い取ってもらう必要がなくなったことは大きな変化であり、
再生可能エネルギーを自己消費する時代に入ったのです(PV2.0と言われています)。
そこで問題になるのが、太陽光発電の電力の不安定さです。二次電池に充電させればよいと思われる
かもしれませんが、大容量の電力を充電するには非常に大きなコストがかかります。
そこで、水素の登場なのです。
これまでも、不安定電力を水の電気分解により水素に変えて、水素を燃料にした燃料電池により発電する
という手法は検討されていたのですが、電気分解による水素の製造は非常に非効率なものでした。
ところが、SOFCの逆回しで水を電気分解すると、高効率で水素を製造できます。
SOFC(固体酸化物形燃料電池)は現在のエネファームで用いられているもので、
効率よく発電できる手法なのですが、逆回しすると高効率で水から水素を製造できるのです。
この画期的な水素製造装置は、SOEC(固体酸化物形電解装置)と呼ぶようです。
東芝は、今月開所した府中(東京都)の水素エネルギー開発センターで同システムを導入予定です。
SOECが実用化されると、水素を用いたスマートグリッドは急速に普及すると思われます。
二次電池では大容量化が困難ですが、水素の場合、貯蔵タンクを大きくすればよいのです。
はじめはコスト高で採算が合わないでしょうが、普及すれば大幅な価格低下が期待できます
(電力会社が余剰電力を安く売り、需給ひっ迫時に電力を高く買取る制度が必要になるでしょう)。
太陽電池パネルの価格低下がここまで進むと、5年前に誰が予想できたでしょうか?
水素を用いた自立型エネルギー供給システムを導入すれば、そこで需給調整ができる分は、
太陽光発電もベースロード電源に入れてもよいでしょう。風力発電についても同様です。
超大型の風車は効率よく風をとらえることができるので、安価に電力を生みだせます。
水素を用いた自立型エネルギー供給システムを導入すれば、北海道や青森県では、
風力発電でかなりの割合の電力を供給できるようになるでしょう。
その他、再生可能エネルギーで無視できないのが、潮力発電です。バイオマス発電、
地熱バイナリー発電や中小水力発電も有力です。潮力発電も含めて、これらは
比較的安定な電源になるので、ベースロード電源に入れることができるでしょう。かくして・・・
原発を新たに造る必要性がなくなるのです。
時が経つにつれて原発の割合はどんどん低下していき、40年後には消滅です!

水素利用スマートグリッド
東芝 「水素を用いた自立型エネルギー供給システムH2Omega」

政府は原子力にこだわっているようですし、東芝だって、原子力事業を継続したいでしょう。
でしたら、記事23-4に書いたような高温ガス炉で水素を製造したらどうでしょうか?
ただし、離島(無人島)に船を浮かべた水上高温ガス炉にしてください
(ロシアでは海に浮かぶ水上原子力発電所を2016年に運行予定)。
これで、津波対策+火山の噴火対策(日本の離島の大部分は火山)になります。とにかく、
地域住民を苦しめてはいけません。二度と!
ただし、ここまでして原子力にこだわる必要ある?

高温ガス炉による水素製造

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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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