月は大地震のトリガー


「月と地震」のミステリアスな関係─月は地球震動のトリガーとなり、地球は月震動の原動力になる
(2013年9月4日 SAFETY JAPAN - 日経BPネット)
地球潮汐が大地震のトリガーになる
 「月と地震」についての研究は、近年、統計的手法を駆使した第2タイプの「発生時刻の研究」に移行。
地球潮汐と地震発生時刻の関係を、大量のデータに基づいて厳密に調べようとする試みが続けられてきた。
その中で特に注目されるのが、「地球潮汐が大地震のトリガーになっている事実」を確かめた、
防災科学技術研究所の研究員、田中佐千子氏を中心にした一連の研究である。
トリガーとは、英語で「銃の引き金」のことだが、転じて、「物事を引き起こすきっかけ」という意味になる。
月や太陽の引力は潮の干満を生じさせるだけでなく、地球そのものも変形させる。
この「地球潮汐」により、地球は1日2回、大きく変形。地表面が20cmくらい上下に変動するだけでなく、
地下にある断層にも最大で100ヘクトパスカル程度の力が加わる。ヘクトパスカルは気圧の単位で、
1気圧は1013ヘクトパスカルになる。 地球潮汐による力は、地震を起こす力の1000分の1程度に過ぎない。
しかし、巨大地震の前に、力(ひずみ)が十分にたまった状態では、地球潮汐によるわずかな力でも、
地震を発生させるトリガーになることがある。
2010年1月28日、防災科学技術研究所は、「スマトラ島沖の巨大地震(2004年12月26日、
マグニチュード9.0)において、地球潮汐による地震トリガー現象を確認した」とするプレス発表を行った。
「我々は、この巨大地震の前後に周辺地域で発生した地震と、地球潮汐の関係を調査した。その結果、
地球潮汐による力が最大となる時刻前後に、地震が数多く発生していたことが明らかになった(図省略)。
この相関関係は1995年ごろから次第に強く現れ、スマトラ沖地震の発生を境に消滅した(上図)。
スマトラ島沖で発生した他の2つの巨大地震(マグニチュード8.6および8.5)でも同様の傾向が確認できた」
東日本大震災でも確認された地震トリガー現象
この地球潮汐による地震トリガー現象は、2011年3月11日に発生した、東日本大震災の際にも確認された。
日本地震学会の広報誌「なゐふる」(2012年10月号)に、田中佐千子氏が寄稿した論文
「地球潮汐が最後の一押し」は次のように記している。
地震を引き起こした断層の周囲では、1976年から2011年までの36年間に、マグニチュード5.0以上の
地震が約500回発生していた。これらの地震について、地球潮汐と地震発生時刻の関係について
調べたところ、1976年から2000頃までの約25年間は相関関係は見られなかった。
すなわち、地震は地球潮汐の影響を受けずに発生していた。
しかし、2000年頃から震源付近で強い相関関係が見られるようになり、3月11日の地震の発生直前には、
極めて密接な関係が存在していたことが明らかになった(下図)。
地震は、地球潮汐による力が断層の動く方向に最大となる時刻前後に多く発生していた(図省略)。
そして、地震の発生後には、相関関係は再び弱くなった。 巨大地震の発生が近づくと、地震の発生に
地球潮汐が関与するという今回の結果は、巨大地震の発生予測にも役立つ可能性がある。

潮汐と大地震


日本の震源分布地図日本の震源分布地図
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またまた占星術とは離れてしまいますが、
月の引力は思った以上にわたしたちに大きな影響を与えているのです。物理的に。
多くの検証が必要でしょうが、潮汐力が強い時刻に地震がよく起きるようになることは、
危険なシグナルだということです。大地震が起こりやすくなっているということです。
上の図を見てもらえばお分かりのように、期間が長いので、「今月中に大地震がありそうだ」
ということにはならないと思いますが、10年単位で考えるならば予知に使えるかもしれません。
月が生物に与える影響については様々なことが言われていますが、潮汐力の大小が関係している
のであれば、満月と新月のときには同様の傾向を示すはずです。
そのような事例はあまりないと思われるし、安易に因果関係があると考えないほうがよいと思います。

さて、前記事で、「ここまで説明すれば、新月と満月が大潮といっても、新月のほうが干潮の差が
大きくなることが理解できると思います」と書きましたが、よく考えてみると、結構難しいことでした。
まず、前提条件として、遠心力は地球上どこでも同じです。
これについては、分かったような分からないような話ですが、地球上のどこでも同じ回転運動を
しているので、遠心力はどこでも同じになるのです。まあ、そういうことにしておきましょう。
下の図では、地球が月に引っ張られる様子を示しています。
月までの距離は、地球の半径の約60倍ということなので、地球の半径をRとしたとき、
下の図の地球に書かれている白点(地球の中心)と月までの距離は60Rになります。
月に近い点(赤点)と月から遠い点(青点)では、月までの距離は変化しますから、
月から受ける引力は異なります。引力と遠心力は、白い点では釣り合っていますが、
赤点では引力のほうが強く、青点では遠心力のほうが強くなります。ポイントは、
「引力-遠心力」の絶対値が異なっていて、赤点のほうが青点より大きくなることです。
太陽の場合は月ほどの差はないのですが、それでも、同様の傾向を示します。
ということで、月と太陽に引っ張られるとき、つまり、新月のときに干満の差が最大になるのです。
では、いつも新月のときに干満の差が最大になるのかといえば、そうでもありません。
なぜなら・・・
月は、他の惑星おけるほとんどの衛星とは異なり、
その軌道は地球の赤道面ではなく黄道に近い
からです。
つまり、月との距離(すなわち引力)は、地球の地軸の傾き、つまり季節により変化するのです。

ややこしい話でした。
あえてここで一言、言うとすれば、「物事をあまり単純化してはいかん!」ということでしょうか。


新月満月と潮汐力


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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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