40-9 陰陽筒(いんようとう)


陰陽魚 “太極図”. ウィキペディア日本語版. 2014-05-31.(参照 2015-02-27).
この形(下の左図)をした太極図は、陰陽太極図、太陰大極図ともいい、太極のなかに陰陽が生じた様子
が描かれている。この図は古代中国において流行して道教のシンボルとなった。白黒の勾玉を
組み合わせたような意匠となっており、中国ではこれを魚の形に見立て、陰陽魚と呼んでいる。
黒色は陰を表し右側で下降する気を意味し、白色は陽を表し左側で上昇する気を意味する。
魚尾から魚頭に向かって領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、
やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば、陽に変じ、陽が極まれば陰に変ず。
陰の中央にある魚眼のような白色の点は陰中の陽を示し、いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり、
後に陽に転じることを表す。陽の中央の点は同じように陽中の陰を示し、いくら陽が強くなっても
陽の中に陰があり、後に陰に転じる。太極図は、これを永遠に繰り返すことを表している。魚眼の位置は
下記で述べるように古来のものでは左右に置かれていたが、現在流行のものは上下に置かれることが多い。
これを陽極まれば陰に転じ、陰極まれば陽に転ずることを表しているとするのは乾・坤を上下に配する先天図に
よる説明様式であり、陽中の陰、陰中の陽とするのは離・坎を上下に配する後天図による説明様式である。
これは次項の来知徳太極図の影響を受けていると考えられる。
この陰陽魚の太極図の作者は分かっていない。その起源となる図[1][2][3]について(図1は下の右図。
他の図は省略)について早くに言及したものに明初の趙撝謙『六書本義』がある。
しかし、そこでその名称は太極図ではなく、「天地自然之図」または「天地自然河図」であった。
これは三皇五帝の伏羲が天地自然に象って八卦を作ったという伝説や黄河から現れた龍馬の背にあった
河図にもとづいて八卦を作ったという伝説による。趙撝謙はこの図を蔡元定(朱熹の弟子)が蜀の隠者から
得て秘蔵していたもので、朱熹も見たことのなかったものだと述べている。
その後、章潢の『図書編』において「古太極図」の名で収録され、また趙仲全『道学正宗』ではこれに円内を
八等分する四線の入った図を「古太極図」として収めた(図は省略)。清代になると考証学が隆盛し、
胡渭は『易図明辨』を著して宋学の図書先天の学を攻撃し、これらの図は道教に由来して儒教のものではない
とする論を展開した。そして、「古太極図」は五代末の道士陳摶が伝えたという3つの易図の一つ「先天図」
であり、錬丹術の基本典籍『周易参同契』に由来するとした。
これによりこの図は「陳摶先天図」「先天太極図」などとも呼ばれるようになった。

陰陽魚

太極図といえば、多くの人が上の左図のような陰陽魚の形を思い浮かべると思いますが、
これを誰がどのような理由で作ったのかは明らかになっていないようです。後の時代になって、
様々な人がこのシンボルを取り上げるようになったみたいですが、元の意図は失われているように思います。
ここからは勝手な想像ですが、「はじめ」は、筒のようなものに2つの陰陽魚が書かれていたのでは
ないのでしょうか?この筒を陰陽筒と呼ぶことにします。
作りかたは簡単です。陰陽魚とそれを両軸反転させたものを横に並べ、これを紙に書きます(印刷します)。
2つの陰陽魚が前後の関係になるように、この紙を丸めて円筒をつくり、つっつけた部分を固定(糊づけ)
すれば出来上がりです。作るのは簡単ですが、これを平面に示すのは容易ではありません。
下の図は、陰陽筒を90°ずつ角度を変えて撮った写真を並べたものです。

陰陽筒

なぜこの形が必要であるかといえば、前々記事(40-7)で書いている「スペード、ダイヤ、クラブ、ハート」
を陰陽魚上で回転させるためです。なぜ、「スペード、ダイヤ、クラブ、ハート」を陰陽魚上で
回転させようとしているかといえば、2回転して元に戻るようにしたかったからです。
なぜ、2回転して元に戻るようにしたいかといえば、物質を構成する素粒子のスピンが1/2だからです。
陰陽論が万物生成を示しているというからには、どうすれば2回転で元に戻るのかを説明する必要があります。
陰陽魚を「はじめ」に考えた人が万物の生成についてどのような説明をしたのか分かりませんが、
当時の人には理解されなかったのでしょう。しかし、何を言っているのか分からないが、どうもこの人は真実を
語っていそうだということで、不完全な形で後世に伝えられたのかもしれません。想像に過ぎませんが・・・

「スペード、ダイヤ、クラブ、ハート」のうち、まずは両端にある「スペード、ハート」を考えます。
陰陽筒にある2つの陰陽魚の外周を「連結されたスペードとハート」
が回転できることを確認することにします。どこからスタートしてもよいのですが、
陰陽魚のなかにある陰の魚尾(陰の始まる地点)にハート、陽の魚尾にスペードを置きます
(陰陽筒にある陰の魚尾の始点は、ふたつの陰陽魚ともに同じ点です。陽の魚尾についても同じ)。
下の左図に示す陰陽筒では、ハートが右、スペードが左になります(図には魚尾の部分は見えていない)。
これを回転させるわけですが、下の左図では、はじめに手前の陰陽魚の周りを回り、後で、奥にある
陰陽魚の周りを回って2回転しています。反対側から見れば、逆に見えるのですが、
この陰陽筒を、はじめに手前の陰陽魚の周りを回転する方向から見ることに固定させた場合、
「連結されたスペードとハート」について、右への回転と左への回転は別のものとして区別されます。
つまり右回りと左回りがあるのです。
ここでは左に回してみます。下の右図は、はじめにスペードがある位置で筒を切って開いたもので、
(ですので、スペードは右端にあるともいえるし、左端にあるともいえる)、左の陰陽魚が筒の手前です。
図のように、一回転目として左の陰陽魚を回ったあとに、二回転目で右の陰陽魚を回ることが可能です。
このような回転のしかたをすれば、ずっと回り続けることができます。
そもそも、「スペード、ハート」だけなら陰陽魚はひとつでいいのですが、「ダイヤ、クラブ」を回転させる
ためには陰陽魚がふたつ必要になるのです(次記事に続く・・・)。


ハートとスペードの動き

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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