ピケティ理論と日本の関係・・・問題の続き


ピケティ理論、日本は例外? 所得格差が縮小傾向 (2月9日 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
パリ経済学校教授のトマ・ピケティ氏は先月下旬に来日し、持てるものと持たざるものの格差が無慈悲
にも拡大しているというメッセージを、講演会場に詰めかけた聴衆やテレビの視聴者へ発信した。
だが、最近の調査は、日本が同氏の著名な主張を証明するどころか、例外となる可能性を示唆している。
日本では1990年代初頭から、所得不平等度(上位1%層の所得が全所得に占める割合で測る)が着実に
上昇しているが、ピケティ氏ら研究者が30カ国を対象にまとめた「世界最高所得データベース」によると、
近年は頭打ち、さらには低下しているもようだ。(中略)
前述の世界最高所得データベースは賃金の格差を測定するもので、富の格差は対象外だ。
富(株式や不動産などの保有資産)の格差を計測することは、所得よりも難しい。ピケティ氏は先日都内で
行った講演で、日本の全ての富、つまり資本の価値は国民所得のおよそ6倍で、米国の4倍を上回り、
富裕国有数の高倍率だと指摘した。同氏はこれが日本の経済的不平等を拡大させる可能性があると示唆した。
その理由として、資本収益率は経済成長率を上回る傾向があること、日本のように人口が減少すると
(富を相続する人の数が減り)相続人1人の引き継ぐ財産が従来より大きくなる確率が高いことを挙げた。
もっとも、日本の富が他国よりも均等に分配されている兆しもある。都内に拠点を置くアーカス・リサーチの
アナリスト、ピーター・タスカ氏は日本経済新聞への寄稿で、国際基準で見れば(日本の)富の不平等度は低い
と指摘。日本の上位10%が保有する富は、調査対象の48カ国の中で2番目に低かったとする研究もあると述べた。
さらに、10億ドル以上の資産を持つ人の数は、日本全体よりもトルコの首都アンカラの方が多いと結論付けた
研究もあるとした。
現在の日本が抱える大きな問題は、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の下で経済的不平等が
広がっていることだ。入手可能なデータは安倍政権がスタートした12年末までの分しかない。
安倍政権下で株価が倍増する一方、物価上昇や消費増税の影響を除いた実質賃金が減少したことからみると、
格差は再び拡大しているのかもしれない。


経済格差データ
<右図>ピケティ氏の定理で読み解く日本の格差の“元凶”と安倍政権が進むべき道(1月16日 ZAKZAK)

トマ・ピケティの新・資本論トマ・ピケティの新・資本論
(2015/01/23)
トマ・ピケティ

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『問題を見つけることはそれを解くよりもっと本質である』
とはアインシュタインの言葉ですが、経済の場合、何が問題かを知ることはとても難しいのです。
受験の場合は問題を解くことが難しいのであって、問題には必ず正解があります。
受験勉強に限らず実社会でも、追いつくことや真似ることが重視されていた時代には、問題を早く正確に
解くことがとても重要だったのです。しかし、今は「何を解けばよいのか」がよく分かりません。
「何を解けばよいのか」を考える場合、こうすればよいという確立された方法は存在しないので、
試行錯誤を繰り返すことになるのです。問題を解く場合、努力すればそれなりの結果を得ることができる
のですが、「何を解けばよいのか」では「あ、これではなかった」となり、スタートに戻ってしまいます。
勿論、そのような経験が蓄積されて「何を解けばよいのか」を知ることができるようになるのでしょうが、
短期間の結果だけを見ると、何も成果のない状態が長く続くことになります。
問題探索で「そこそこの結果」を得ることは難しいのです。
一般に優秀と言われている人は与えられた問題を解くことはうまいのですが、「解くべき問題が何か」
を知ることについて優秀であるとは限りません。そのような課題は、テストにはでてきませんから・・・

さて、はじめのピケティ氏の話に戻りますと、現在の日本で問題なのは、賃金の格差ではなく、
世代間の格差なのではないでしょうか?いやそうではなく、同世代間における、
親の恩恵を受けることのできる人と親の恩恵を受けることのできない人の差なのかもしれません。
親の恩恵を受けることのできる人と親の恩恵を受けることのできない人の差を埋めるには、
親の恩恵を受けることのできない人が、親の恩恵を受けることのできる人より多くの賃金を
手に入れることが必要ですが、今の日本では容易なことではありません。
日本の場合は、低い賃金に甘んじる可能性はありますが、逆に、高い賃金をとる人は多くありません。
勉強して医学部に入り、さらに勉強して医者になり、30歳近くで、人の倍働いて人の倍の給料を得る。
税金は人の3倍くらいは払うことになるでしょう。お医者様、ご苦労様です。
そのように考えると、賃金格差がないことのほうが問題であるようにも思えてきます。
いやそうではなく、経済成長率の低さこそが問題の根源なのかもしれません。
富を持っている人がそこそこの資本利益率によりそこそこ富むのに対し、給与所得を増やすことはできないので、
富を持っていない人が追いつくチャンスは少ないといえるかもしれません。ぱっと思いつくことを言ってしまい
ましたが、日本国内で庶民の暮らしを良くしていくのに、「何が問題なのか」「何を解決すればよいのか」
「何を課題として設定すればよいのか」「何に向かって進めばよいのか」、よく分からないのです。
ただ、わたしの直観で言わせてもらうならば、個人の防衛手段はただひとつ、
マイナスの富(借金)を持たないことです。

さてさて、前記事の問題の続きです。積分の問題ではじめに考えるべきことは、どこで切って
その切り口の面積を求めるかですが、丸太のような形でしたら輪切りにするのが普通です。
この問題の場合、z軸と垂直な平面で切るのが最もオーソドックスな方法ではないでしょうか?
z軸と垂直な平面で切ったときの断面を示したものが下の図です。問題の条件を満たす部分の断面は
下の図で示すSの8倍ありますので、ΔV=8S×Δz (Vが求めたい体積)となります。通常は、
ここでSをzの関数で表記することで体積が求められるのですが、この問題ではそうはいきません。
面積Sを求めるには、四角錐表面と円x+y=1の交点のうちの一点(前記事で示した点Q)
の座標を定める必要があります。この点Qをzの関数で表記すればいいのですが、実際にやってみると
非常に複雑になってしまいます。ここでピンとくることが肝要です。
点Qは円の上を移動しますので、x軸となす角θを導入することで簡単な座標設定が可能になります。
下の図で示す(S+So)は三角形、Soは扇形の面積ですから、Sをθ(ラジアン)で表記することができます。
これで準備完了で、定積分を求める式にすれば、・・・8Sdzになります。ここで、前記事に書いたzとθの
関係式より、dzをdθに変換します。すると、・・・24S・sinθdθになります。
このとき、積分する範囲をθの範囲に変えることを忘れないようにしなければなりません。
さあ、後は積分を計算するだけ・・・いやいや、これがやっかい。これは・・・さらに次回です。


東大数学2

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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

中央構造線は、
わたしたち赤龍の国と
日本海にいる黒龍の国との
境界線といえるでしょう。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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