天王星と世界情勢


心理占星術における天王星:過去の束縛からの解放
(2013年3月30日 Hiroki Niizato Astrology > 占星術ノート > 天体について 天王星)
秩序と慣習を現す土星とは対照的に、天王星は変革とルール破りの可能性を示す天体です。
出生図やトランジットにおける天王星の強調は、型破りの構想、そして他人の目を気にせず行動できる
自我の強さにつながります。出生図において強調されると本当に規則違反につながる事もある天王星。
しかしこれは強力な天王星を持つ人の良心の欠落を示すわけではなく、既存の道徳観念に縛られない
視野を現すと考えるべきでしょう。本記事では出生図とトランジット、ソーラーアークにおける天王星が
示唆する可能性について触れてみます。
天王星のアスペクト
天王星が7ハウスに位置、または7ハウス支配星とアスペクトを持つ場合、
革新的な思想家や、既存のルールを破る個性的な人達との関係を示しています。
過去の束縛から逃れるために、そういった人達による影響が必要になると考える事もできますね。(中略)
天王星と冥王星のアスペクトは悪習を正す強い欲求となって現れる事があります。
悪意や負の感情に満ちた状況から逃れる必要性、さらに他人をそうした状況から解放する助けとなる欲求
も現している可能性があります。
天王星の配置と運行:過去の束縛から抜け出る好機
土星の現す秩序と習慣は、時として現状維持の姿勢につながります。
長年の習慣通りに行動を続けていると、考え方や行動パターンも固くなりがちですね。
秩序は「安心」をもたらすと同時に、望ましくない状況の持続にもつながります。
出生図における天王星の配置や、トランジット・ソーラーアークにおける天王星の動きは、私たちが
こうした古いパターンから抜け出し、自己変革するチャンスを示してくれているのかもしれません。

天王星の衛星と輪



ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天王星の
輪と衛星です。
6分の間隔をおいて3回撮影された写真を
合成しているため、各衛星はそれぞれ3つ
の点で示されています。
衛星は非常に速いスピードで動いています。
(写真:NASA/STScI)

<出典>
天球図でさぐる地球と天体の動き
> 太陽系図鑑
> 天王星
> 天王星の衛星


人間によって発見されようとされまいと天王星は現在の位置にあったわけですが、
占星術では、惑星は発見されることによって万人に影響を及ぼす存在になったと考えます。
ただ天王星の場合、肉眼で見えるか見えないかくらいの明るさなので、発見される以前にも、
その存在を感じとっていた(惑星とは考えていなかったでしょうが)人がいたものと思われます。
そのような感受性の高い人が社会に変革をもたらしたのかもしれません。
しかし、天王星が発見されて以来、変革を象徴する星として世間に知られることになり、
社会のあり様や科学技術の変化のスピードは飛躍的に高まりました。

天王星が発見された1781年、アメリカ独立戦争において、ヨークタウンでの戦いに敗れたイギリス軍は
新大陸での戦闘能力をほぼ失い、アメリカ合衆国という新国家の誕生が決定的になりました。
それ以来アメリカは拡大を続け、アメリカ抜きには世界を考えることができなくなるほどの大国になり、
現在のような一極と呼ばれる地位を占めることになりました。近年では、
アメリカの影響力の弱体化が指摘されていますが、今でも世界の中心であることには変わりありません。
アメリカの強みは、過去のしがらみがないことです。
建国以来の改革を厭わない精神は今でも変わっておらず、近代への変化を全否定するイスラム国とは対照的です。
イスラム国の掲げるキリスト教対イスラム教やスンニ派対シーア派といった主張は単なる宣伝文句に過ぎず、
イスラム国の最終目標は国民全員にカリフ(預言者の後継者)への全面的な帰依を要求する封建国家の樹立
であり、民主主義国家とも民族主義国家とも王国とも共産主義国家とも相容れるものではありません。
そのうえ、イスラム社会のなかでも、イスラム国の指導者バグダーディーをカリフとして認める動きはなく、
イスラム社会を含めた世界じゅうの国家や平和に暮らしたいと考える民衆の敵といえるでしょう。
一方、アメリカの精神は天王星の影響を強く受けて、良い言いかたをすればフロンティア精神旺盛といえますが、
これまでの価値観を守りたい人たちにとっては破壊者として認識されることになります。

天王星の特徴は何と言っても、自転軸が黄道面に対して大きな傾きを持っていることです。
地球も自転軸が傾いていますが、これは占星術において非常に重要な事実です。
占星術は春分点を起点としています(いつの春分点を起点とするべきかはここでは考えない)ので、
自転軸が傾いていないと春分点がなくなってしまいます。それだけなく、四季がなくなるので、
春夏秋冬という概念そのものがなくなってしまいます。自転軸の傾きは、季節を変える原動力です。
しかし、天王星の自転軸は黄道面に対して98°も傾いている
ので、四季ができるのではなく、昼と夜が自転に関係なくおとずれることになります。
天王星の公転周期は約84年ですから、42年間昼が続き、その後の42年間夜が続くということです。
惑星が自転することにより昼と夜が現れるのは至極当たり前なことですが、
天王星は斬新なアイデア?により、自転で昼と夜が入れ替わるという常識を壊しています。
また、天王星の輪と衛星も、天王星の赤道と同じ面上で天王星の周囲を運動しています。
理由としては、天王星ができた直後、惑星を構成する星間ガスや微惑星が凝縮し衛星になる前に、
他の天体との大規模な衝突が天王星にあったからと考えられています。天王星の自転軸が傾いたあとで
輪と衛星が完成したことで、それらも母天体の自転軸に合わせて「横倒し公転」になったのでしょう。

天王星には27個の衛星と13本の環が発見されていますが、この天王星ファミリーが一団となって、
回転軸に変化を起こしているという事実は、わたしたちが集団として持つ価値観の変革を意味しています。
当然ながら、変革に抵抗する人や組織が現れます。
集団的な価値観、つまりイデオロギーの対立は、しばしば戦争を引き起こしてきました。
天王星は変革という意味だけでなく、それによって起こる衝突という副作用も含んでいるのです。
かくして、天王星は世界に不安定をもたらす凶星なのです。

また、天王星は約7年間同じ星座にとどまっていますので、世代の価値観といった観点も持っています。
現在の日本が抱えている世代間格差は、天王星の影響が及んでいる事象だといえるでしょう。
天王星のもたらす変化は、昨日北風が吹いたけど今日は南風だといった意味での変化ではありません。
エポックメイキングな変革を引き起こす大きな力なのです。その変革は良い変化とは限りません。
天王星による変革がわたしたち(特に、わたしたち全員)にとって都合のいいこと、つまり恩恵である
という甘い期待は持たないほうがいいでしょう。


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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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「みなみ」 今月のメッセージ

対馬(津島)と神津島
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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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