止まらないデフレマインド


「稲盛哲学に見るデフレマインド」 (1月5日 あがたグローバルコンサルティング > お役立ち経営コラム)
総理も日銀総裁も「デフレマインドの払拭」を声高に訴えます。ことほどさように、近年はデフレマインドが諸悪
の根源のように言われますが、私はビジネスにおいては、デフレマインドは必須の思考方法だと思っています。
インフレマインドとデフレマインド
デフレマインドとは言っても、教科書的な定義があるわけではありません。デフレマインドを明確にするために、
その逆のインフレマインドから見ていきましょう。インフレマインドにも定まった定義があるわけではありませんが、
大よそ以下のように集約されると思います。「インフレでは貨幣価値に比べてモノの価値が上昇するから、
インフレマインドとは貨幣をいたずらに貯蓄することなく、できるだけ早めにモノを購入するのが有利」
と考える志向です。デフレマインドはこの反対ですから、「モノの価値は先に行くほど下がるのだから、
モノの購入はできるだけ遅い方がいい」という考え方になります。
前段の貨幣とモノの価値の関係を除き、モノを買うという行動様式だけに焦点を当てると、インフレマインドは
「早めにモノを購入すること」であり、デフレマインドとは「できるだけ遅くモノを購入すること」ということになります。
カネを保有しているだけでは経済成長に貢献しませんから、インフレマインドの方が経済成長に貢献することは
明らかであり、政策当局は「デフレマインドからの脱却」を切望するわけです。(中略)
大切なのは企業の外ではなく中
デフレマインドとインフレマインドの大きな違いは、モノを購入する動機に起因します。インフレマインドでは
買おうとするモノの値段が上がるかどうかがポイントですが、デフレマインドでは買おうとするモノが自分の会社
で今必要かどうかに注目します。つまり、購入動機の出発点がインフレマインドでは企業の外にあるのに対し、
デフレマインドでは企業の中にあります。モノの価格が上がるからという思惑で買うのではなく、
モノの価格がどうであれ、自分の会社にとって必要なモノを必要な量だけ買うのが稲盛哲学です。
デフレマインドはマクロの経済成長にはマイナスかもしれませんが、ミクロの企業経営では忘れてはならない思考だと、
私は思います。

WTI2015年1月
<出典> チャート広場

ガソリン2015年1月
<出典> e燃費

日銀は物価上昇率2%という政策目標を掲げていますが、2015年度の物価見通しを前年比1.0%に大きく
下方修正しました。その理由は、急激な原油安だと言われています。
黒田総裁は「需給ギャップや期待インフレに変化はない。心理の転換が着実に進んでいる」と言っていますが、
デフレマインド、その逆のインフレマインドとは一体どのようなものなのでしょう。
国民にとって、ガソリンや灯油の価格が低下することは嬉しいことです。
特に、地方では車に乗る人が多いし、寒冷地では灯油の価格高騰は生活を苦しくする要因のひとつです。
燃料高に苦しむ中小企業にとってもよいことでしょう。ガソリン価格が下がれば、車で遠出をする人も増える
でしょうから、新しい需要を生むことになるのではないでしょうか?
やはり、原油価格の下落は日本経済によい影響をもたらすものと思われます。

正直言って、インフレを目指す理由がよく分かりません。
不動産や住宅においては、先高感があると購入が促進されるという面があるのではないかと思いますが、
普通のモノについては、デフレになろうがインフレになろうが、国民は必要なものを必要なだけ買うでしょう。
いや、ガソリン価格が下がったことにより遠出する人が現れるように、デフレになれば消費は増えるでしょう
(ここでは、デフレの原因が消費の減退ではないものとしている)。
インフレになったら余計なものを買わない(買えない)ようになるのではないかと思います。つまり、
インフレになっても国民はインフレマインドにはならない
と思いますが、日銀はそのあたりをどのように考えているのでしょうか。
例えば、家電のようなものを考えると、今後高くなりそうだからといって急いで購入することにはなりません。
値段が上げればグレードを落としてより安いものを買うか、買うのを我慢するかです。
価格を下げれば売れるのが、経済の原理です。
企業の仕事は、今まで高くて庶民が手を出せなかったものを安価に提供することであり、
顧客が望まないような機能をつけて値段を上げることではありません。電子レンジのボタン多すぎます!
「高級戦略」という言葉が出てくると、「終わったなこの会社も」といった感じです。
このようなことからすると、ホリエモンの宇宙旅行の話は意外にまっとうな考えで、
宇宙旅行が10億円なら行く人は限られますが、1000万円なら行きたい人もかなりいるでしょう。
わたしは乗り物にすぐ酔うので、タダでも行きたくありませんが・・・

価格を下げることは企業の使命のような話をしましたが、いくら価格を下げることが重要だとはいっても、
粗悪なものをつくって安く売る戦略は問題です。安けりゃ何でもいいのではありません。
はじめはうまくいっても、何か顧客の信頼を失うトラブルが発生して、商品が売れなくなります。
最悪なのは、安全を損ねるものです。典型的な例が「格安バス」です。
いくら安いのがいいといっても、過重労働で朦朧としている運転手のバスには乗りたくありません。
消費者も、適正な価格を払わないものにはリスクがあることを認識すべきでしょう。

消費マインドの話に戻りますと、国民が消費したくならない理由は、「先行き不安」です。
不安の最大の要因は、年金です。
誰だって、年をとって「食べるのに困る」ことにはなりたくありません。
一体、国民の何%が「政府の言うことを信じている」のでしょうか?年金の現行制度の根本的欠陥は、
今働いている人の支払いを原資にして、リタイアした人に年金を支給していることです。
人口の減少に伴い、労働人口は減少し続けて、高齢者の人口は増加し続けます。
年金が破綻するとは思いません。基金が破綻しないように、支給開始年齢をさらに上げて、
給付額を大幅に削減するでしょう。さらに、国の借金が多すぎることも不安要素です。
国家財政が破たんすれば、増税と年金の大幅な減額は避けられません。超不景気になります。
普通の考えかたであれば、このように想定するものです。なす術(すべ)なしです。
日本の現状を打破するためには、ホリエモンのような「ぶっ飛んだ」人が必要なのかもしれません。


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堀江貴文

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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