36-9 天地創造とグルーオン


古代史の神話 日中韓・三国神話 > 天地開闢神話
「三五暦記」
天地は鶏子(卵殻の中身)のように渾沌としていた、そのなかで盤古は誕生した。一万八千年を経て、
天地が開けると、陽(あきら)かで清らかな部分は天となり、暗く濁れた部分は地となり、
盤古はその中間に在って、一日に九回変化した。天では神、地では聖となる。
天は日に一丈高くなり、地は日に一丈厚くなり、盤古は日に一丈背が伸びた。
このようにして一万八千年を経て、天は限りなく高く、地は限りなく深くなり、盤古は伸長を極めた。
後に及んで三皇が出る。一にして数え始め、三にして立ち、五にして成り、七にして盛んとなり、
九にして場所が定まる。それ故に、天と地は九万里(4万5千km)離れた。
「述異記」 
(九万里離れた)天と地を盤古は支え続け、再び過去の渾沌(天地未分化の状態)に戻らないようにした。
盤古が天地を開いて後、天と地の間に彼一人しかいなかった。天地は彼の情緒に応じて変化した。
盤古が歓喜すれば万里に雲なく、怒りを発すれば天は薄暗くなり、泣けば天から雨が降り、
地上で河川、湖沼、海洋となり、嘆けば大地は暴風が巻き起こり、目をまばたけば天空に雷光が現れ、
鼾をかけば空中に雷鳴が轟いた。
「道教神話」 
天地陰陽の気を受けて生まれた盤古真人は、自ら元始天王と称して、混沌のなかに浮遊していた。
やがて天地が分かれ、地の岩から水が流れ出た。原虫が発生し、やがて龍が生まれた。
その後、流水のなかから人間の姿をした太元玉女が生まれた。彼女は太元聖母と名乗り、
元始天王と気を通じて天皇を生んだ。次には扶桑大帝と東王公、さらに西王母を生んだ。
そして、天皇は地皇を生み、地皇は人皇を生んだ。(骨子のみ掲載)

神話と地球物理学神話と地球物理学
(2012/09/12)
寺田 寅彦

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ビッグバンと光の海
<出典>宇宙航空研究開発機構 JAXA 宇宙情報センター > ビッグバン


世界の神話はどの地域のものも似ていると言われますが、創世の物語にも共通点があります。
神話には大洪水がつきものですが、これは旧文明の崩壊と現文明のはじまりを示すものです。
記事32-6と32-7では、天地創造について触れましたが、宇宙のはじまりを示す記述には、
創造主が原初の混沌から世界を創り出したり、海や湖など水に関するものから万物が生まれたり、
龍(蛇)や巨人が登場したります。中国神話に登場する「盤古」(ばんこ)は宇宙開闢の創世神です。
記事20-4には、ヒンドゥー教における天地創造神話にでてくる「乳海攪拌」について書きましたが、
乳海を攪拌するのですから、「海」が登場します。このように、宇宙創世物語には共通点があります。
なかでも定番が天地開闢なのですが、現代宇宙論からすれば、昔の人は宇宙のことを何も知らなかったから、
身近な「天と地」から宇宙がはじまったぐらいの理解しか出来なかったと見なされていることでしょう。
易では、「天地間に陰陽を配置し、その生成作用により万物が生じた」としているのですが、
易に詳しい人でも、これが現実の宇宙創世と関連していると思っている人は少ないのではないでしょうか?

陰陽論的宇宙は空間が分割されることによりはじまり、陰陽が分離して四象が生まれます。
四象は「天の四象」と「地の四象」に分かれます(これが天地開闢です)。これで八卦の状態になります。
「天の四象」が光子であり、「地の四象」が空間の枠を構成している格子にあたります。
ここまでは前記事までのお話です。宇宙生成において、一体、いつ頃の話をしているのだと思われる
かもしれませんが、空間分割はインフレーション、陰陽の生まれた状態がビッグバンといった感じです。
上の図には「光の海」があり、その次に「原子核の結合」の場面が描かれていますが、
「光の海」は素粒子のスタートで、「原子核の結合」はゴールのようなものですから、その間が重要です。
「天の四象」は光の海であり、ここから様々な素粒子が生まれたはずです。
易では、八卦の後にくるのは八卦を上下に並べる卦(六十四卦)です。卦は、上から「天・人・地」と
並んでいますので、「天の四象」を一番上に、「地の四象」を一番下において、卦をつくってみます。
「天の四象」が陽で「地の四象」が陰なので、これを電極とする電池をイメージしてみます。
地から天に向けて「四象」が舞い上がっていくように、新しいものが創造されるものと考えます。
このエネルギーの上昇が「龍」と言われるものです。
陰からは陽が生まれ、陽からは陰が生まれるので、陰陽の配置は下の図のようになります。
この配置における内卦(下卦)は「坎(かん)」であり、自然物としては「水」に相当します。
また、外卦(上卦)は「離」であり、自然物としては「火」に相当します。全体(卦)としては、
六十四卦の最後の卦である「未済(びせい)」です。この卦には、物事が未完成であるという意味が
ありますが、宇宙論でいえば、未完成というより物事が「はじまったばかり」という意味合いになります。
上の引用文では、道教神話の「やがて天地が分かれ、地の岩から水が流れ出た。原虫が発生し、
やがて龍が生まれた。」が最もイメージに近いといえるでしょう。
不思議の国の「みなみ」に登場する寺社には、「水」と「龍」が頻繁にでてきます。
特に、三井寺や泉涌寺は、泉が湧いて龍が祀られているので、天地創造のイメージそのものです。

四象「火・地・木(風)・水」のなかで、「木」と「風」が陰陽の変化をつける役割を果たします。
一方、「地」のほうは、この段階では「金」と「土」に分離していない状態であると考えられます。
四象のなかにある「火」と「水」は、場所を反転させながら、「地」から「天」に上昇していきます。
ここで、「水」は重たく、「火」は軽いと考えてください。
つまり、火になるところで「四象の分解」がはじまり、四爻では、陰である「水」を失います。
続く五爻では、陰になりますので、陽である「火」を失います。
そして、上爻にある光子につながります。
(爻の順序は下から上であり、一番下の爻から「初・二・三・四・五・上」と名付けられている)
この四爻と五爻はセットになって、ひとつの粒子として振る舞うようになります。
記事35-8の図に書かれているように、これがグルーオンです。
天地からは、まずグルーオンが生まれたのです。
では、二爻と三爻のセットはどうなったのでしょう?多分、重なり合って消滅してしまったのでしょうねぇ。


グルーオン図0
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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

神津島の天上山は、
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特に神の集まるところ。

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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