多次元宇宙の仕組み


ワープする宇宙 【後日談】  (邯鄲の夢 > エッセイ > 情報技術 > 宇宙・ひも理論)
この「ワープする宇宙」の話は、あちこちで波紋をよんでおり、ニュートンの2007年12月号や08年
1月号でも取り上げられている。その1月号にはリサ・ランドール教授へのインタビューまで載っているが、
聞き手の能力のなさの問題か、はっきり言ってあまり出来の良いものではない。しかし、その中でも、この
「ワープする宇宙」の内容を補足するような記述があるので、それらをメモがわりに、ここに残しておきたい。
アルバート・アインシュタインは、空間である3次元に時間を加えた4次元時空を考えて重力を説明した。
これに対して、ドイツの数理物理学者テオドール・カルツァは、1919年、アインシュタインに手紙を書き、
1次元を加えて5次元時空とすることを提案した。というのは、このようにすれば、重力に加えて電磁力
をも説明できると思ったからである。アインシュタインはその考えはすばらしいと思ったものの、目に見えない
次元なので、困惑したという。次いで1926年になって、スウェーデンの数理物理学者オスカー・クラインは、
第5の次元は存在し、それは3次元空間のミクロの各点に小さく丸め込まれていると述べた。
この二人の5次元時空の考え方は、1980年代に世に出た超ヒモ理論に取り入れられ、
最近では少なくとも6次元が丸め込まれていなければならないとしている(カラビーヤウ多様体)。
超ひも理論では、すべての素粒子は、振動する小さなひもで、電磁力、強い力及び弱い力は、
我々の4次元時空の上にその両端を付けてすべるように動く。
したがって、我々の身の回りの物質及び三つの力は、4次元時空から飛び出すことはない。
しかし、重力は輪ゴムのように両端を閉じているので、4次元時空には縛られずに、
他の余剰次元に飛び出して行ってしまい、それだからこそ、重力は他の三つの力に比べて
極端に小さいというのである(階層性)。
その一方、超ひも理論とは異なる立場で第5の次元があると主張するのがリサ・ランドール教授であり、
1999年に発表された。それによると、第5の次元は小さく丸め込まれているのではなく、
我々の住んでいる4次元時空を一枚の膜(ブレーン)とし、第5の次元はその外に広がり、
その向こうには我々の4次元時空とは別の4次元時空があるという。それはパラレル・ワールドである。

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解くワープする宇宙 5次元時空の謎を解く
(2013/10/25)
リサ・ランドール

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もし余剰次元があるとすれば、それはどのようになっているのか、興味のあるところです。
余剰次元は非常に小さな領域に丸めこまれているのか?
それとも、4次元の宇宙が高次元の時空に埋め込まれた膜のようになっているのか?
実は、どちらも正しい!のかもしれません。
膜のなから膜の外の世界を見るのか、膜が浮かぶ空間から膜を見るのか、視点による違いです。
高次元空間から見れば、わたしたちの宇宙は膜のように見えるのではないでしょうか。
一方、膜の内側から見れば、余剰次元は開いていないのです。
膜という表現をすると、膜の外に簡単に出ることができそうな感じがしてしまいますが、
非常に特殊な条件がないと、膜の外には出られないはずです。
そうでなければ、物質が異次元に出て行ったり、異次元から物質が入ってきたりする
現象が確認されるように思いますが、今のところ、そのような話は聞きません。
もし、そのようなものが確認されるときが来たとしても、人間がすり抜けて高次元の世界に
入り、そこでわたしたちは、未確認の新しい生命体と出会い・・・といったことではなく、
「重力は漏れ出ていた」という事実により、異次元が確認されることになるのでしょう。
逆に、高次元の空間から見れば、わたしたちがいる膜は薄すぎて入ることができません。
空間を移動しているもの(が何なのか知りませんが)は、膜を通過してしまいます。

さて、このような余剰次元を想定するならば、陰陽論で考える宇宙は下の図のようになります
(膜は表現しにくいので、格子状の球体にしています。記事20-4にも同じ図を示しています)。
わたしたちが存在している宇宙は球の表面にあり、風船のように膨張しています。
宇宙の中心には「陰点」があり、宇宙ができた当初に漏れ出した「陽」が集まっています。
そう、宇宙ができた当初には、一部が漏れ出したのです(というストーリーにしなければ、
陰陽の対称性がなくなるという事態に関する説明ができなくなってしまいます)。
しかし、ごくごく一部です。初期の四次元宇宙は、周辺の空間に冷やされるよりも早く、
自らが膨張することで冷えていったのです。当初、宇宙は断熱膨張したのです。
その後、一時的に膨張速度は低下していきます。

ところで、宇宙の中心はどこにあるのでしょうか?
実は、宇宙のどこを探しても、宇宙の中心は存在しません。下の図を見れば明らかです。
陰陽論の宇宙生成では、宇宙の中心に「陽中の陰」があると考えられますが、わたしたちには、
宇宙の中心にある「陰点」は確認できません。
球の表面である膜のどこを探しても、宇宙の中心は見つからないのです。
これは、人間が地上を移動して、地球の中心を探すのと同じことです。
地面を掘り続ける方法を手に入れない限り、地球の中心に到達することはできません。
ただ、地球の場合は、地表を一周して元の位置に帰ってくることができますが、
宇宙の場合は大きすぎて周回することができません。でも、原理的には地球の表面と同じです。

膜の内側にいると、余剰次元はとても小さな空間に閉じ込められているので、
膜の外側の環境とは遮断されているように思われますが、真空だけはどんどん流入してきます。
真空は何もないので移動できるのです(ちょっと矛盾した言いかたですが)。
この真空は、エネルギーが全くない真の真空ではなく、一定のエネルギーを持っています。
E=mc2ですから、質量があるともいえます。
何もないのに質量があるのはおかしいということでしたら、
陰陽が生まれるポテンシャルがあるといえばいいでしょうか?
真空だけは膜外からどんどん流入してきますが、真空なので確認できません。
どこからともなく真空が出現することにより、宇宙は膨張していきます。
そして、真空のエネルギーが0でないため、エネルギーの総量はどんどん増加します。
膜の表面積が増えれば増えるほど、真空の流入量はさらに増加するので、
宇宙は加速膨張することになるのです。



陰陽的異次元宇宙

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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

中央構造線は、
わたしたち赤龍の国と
日本海にいる黒龍の国との
境界線といえるでしょう。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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