戦前の軍部と朝日新聞の類似点


(池上彰の新聞ななめ読み)慰安婦報道検証 訂正、遅きに失したのでは
(9月4日 朝日新聞デジタル)
今回の検証特集では、他紙の報道についても触れ、吉田氏の証言は他紙も報じた、
挺身隊と慰安婦の混同は他紙もしていたと書いています。問題は朝日の報道の過ちです。
他社を引き合いに出すのは潔くありません。
今回の検証は、自社の報道の過ちを認め、読者に報告しているのに、謝罪の言葉がありません。
せっかく勇気を奮って訂正したのでしょうに、お詫(わ)びがなければ、試みは台無しです。
朝日の記事が間違っていたからといって、「慰安婦」と呼ばれた女性たちがいたことは事実です。
これを今後も報道することは大事なことです。でも、新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。
過ちは潔く認め、謝罪する。これは国と国との関係であっても、新聞記者のモラルとしても、
同じことではないでしょうか。
■池上さんと読者の皆様へ
今回のコラムは当初、朝日新聞社として掲載を見合わせましたが、その後の社内での検討や
池上さんとのやり取りの結果、掲載することが適切だと判断しました。
池上さんや読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびします。
■池上さんのコメント
私はいま、「過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ」という言葉を思い出しています。
今回の掲載見合わせについて、朝日新聞が判断の誤りを認め、改めて掲載したいとの
申し入れを受けました。過ちを認め、謝罪する。このコラムで私が主張したことを、
今回に関しては朝日新聞が実行されたと考え、掲載を認めることにしました。
戦前の日本領





北方領土問題-やさしい北方領土のはなし
北方領土って知っていますか?


左の地図は、日本が戦争に負ける前に
作られた中学生用の教科書地図。
朝鮮半島、台湾、千島、樺太、南洋群島
は日本の領土だった。
(昭和13年発行 帝国書院 
 中学校社会科地図帳
 改定 新選詳図 帝国の部)


新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。
池上さん、さすがです。今回の事件は、朝日新聞という大きな組織に個人が立ち向かって、
勝利を収めるという快挙となりました。ただ、池上さんだから「正しいことを正しい」と言い通せた
わけで、普通のジャーナリストなら、「次なら仕事なくなるよ」と脅されて、泣く泣く記事の内容を
書き換えていたでしょう(そもそも、朝日新聞に朝日新聞の批判記事は書かないでしょう)。

わたしは、朝日新聞と戦前の軍部は、よく似ているのではないかと思います。
戦前に「軍国主義反対」といえば特高警察に逮捕されたのですから、国民には言論の
自由がなかったわけです。「言論の自由」はとても大切な権利なのです。
一方、民間企業である朝日新聞が、自社に都合の悪い内容を掲載しないというのは
自由だという主張もあります。朝日新聞に限らず、組織は都合の悪い情報や人間を
排除しようとするものです。しかし、大手マスコミは単なる民間企業といえるでしょうか。
マスコミは第三(四?)の権力を有していて、誤報により国民を自殺に、企業を倒産に
追い込むことも可能ですから、大きな社会的責任があります。
「言論の自由」の大切さを訴え続けている報道機関が、自社に都合の悪い言論
(しかも、どう考えても正論)を抹殺しようとしたわけですから、報道機関として大きな批判
にさらされることは間違いないでしょう。戦前の軍部が行った「言論の自由」の封鎖と同じ
ではないですが、根底に流れる思想は同じようなものです。

また、軍部がしたこととして、「事実を歪めた」という問題があります。
特に戦時中、日本軍は負け続けていたのに、それを報じませんでした。
朝日新聞も、自分の主張を通すために事実を歪めたのです。意図的な虚偽ではなかったので
しょうが、自分に都合の良い主張を行うために事実でない証拠をでっち上げたことになります。
ですので、今回の従軍慰安婦強制労働に関する虚偽報道は、単なるミスとはいえません。
朝日新聞の意図は、反政府運動の一環だったのかもしれませんが、結果としてしたことは、
国民の「事実を知る権利」の侵害です。

まだまだ、朝日新聞と戦前の軍部には類似点があります。それは、トップの責任が曖昧で、
自分がトップにいる間に何も起こらなければ責任をとらなくていいので、問題が先送りされて
いくことです。今回の検証で「虚偽」と判断した人物の証言を掲載してから32年も経っています。
読売新聞ならこうはならないでしょう。
問題を先送りして事態をさらに悪化させて、最終的に困るのはナベツネですから。
無責任体質の組織では、トップが「わたしのせいじゃない」と言います(ある面、正しいのですが)。
日本の軍部も、自ら、責任をとったわけではありません。
当然、当時の政治家や官僚の責任も、あわせて考えなけばいけませんが、
朝日新聞を含む当時の新聞社の責任も、追求されるべきです。

敗戦国の責任者として、生きて敢然とその身を戦勝国の最高司令長官
の前にさらしたのは、昭和天皇ただ一人だったのである。

新井 浩作品集 誰が開戦の責任者か ~

日本の組織では内部からの組織変革は不可能です。
新陳代謝のない組織では、組織を従来どおりに維持しようとする人が昇進するようになっていて、
保守的なマネジメントが行われます。
組織が民主的な仕組みで運営されているほど、組織内部に排他的傾向を持ちます。
例えば、朝日新聞では、記者は社の方針に反する記事を書くことができません。
朝日新聞は、「反政府」の方針を明確にしていますから、
朝日新聞の記者は政権を擁護するような記事を書くことはできないのです。
事実を歪めてもいいから、反政府運動をしろということではないのでしょうが・・・

朝日新聞社旗と旭日旗
タディの国旗の世界 朝日新聞の社旗と旭日旗

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不思議なメッセージ集
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書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

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わたしたち赤龍の国と
日本海にいる黒龍の国との
境界線といえるでしょう。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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