ブレインストーミングは意味があるのか


ブレインストーミングを再考する: 1度きりのグループセッションには効果なし?
(2013年10月25日 lifehacker)
今から数カ月前、ある友人に、新しいウェブサイトの名前を一緒に考えてくれと頼まれました。
かんたんにサイトについて説明したあとで、夕飯でも食べながら何か考えてくれないかというのです。
アイデアは多い方がいいので、私の友だちも呼んでたくさんの案を出し、その中からベストなものを
選ぼうとのことでした。「ooomf」の創業者としての経験から、
このような1回限りのブレインストーミングで出したアイデアは、決して効果的ではありません。
これまで会ったクリエイティブな人たちの多くも、ベストなコンセプトが自ら姿を現すまで、
ひとりでアイデアを熟成させるのが良いと口をそろえて言っています。たとえそれがサイト名のような
シンプルなものであったとしても。そこで私は、その友人に同じことをすすめました。
時間をかけて自分のコンセプトを吟味してから、人の意見に耳を傾けるべきだと。
この時の経験から、私たちがパーフェクトなアイデアの必要性に迫られたとき、
なぜ集団によるブレインストーミングを選びがちなのか、ずっと気になっていました。(中略)
インキュベーション(孵化)期間:忘れられがちなステップ
多くの場合、ブレインストーミングは、1つの答えに到達することを目的としています。
すなわち、パーフェクトなアイデアが出なかったブレインストーミングは、失敗とみなされるのです。
ところが、創造力を高める最適なプロセスは1つの集団からは生まれないという研究結果もあるのです。
創造的思考に関する理論家、グラハム・ワラス氏は1926年、創造的な思考プロセスに関する最初の
モデルを提唱しました。創造的なプロセスは、迅速に移り変わる環境に素早く対応できるような進化の
過程から生まれるというモデルです。ワラス氏は、創造的な思考プロセスを、次の4段階に分けました。
準備期:ひとりで課題に集中し、その特徴を捉える
孵化期:課題が潜在意識に刻まれるが、外見には何の変化も現れない
啓示期:アイデアが前意識から自覚できる意識に移動する
検証期:アイデアが意識下で評価・拡大・実行される

ここで問題になるのが、1回のグループミーティングでは、これらのプロセスをひととおり経験することが
できないこと。孵化期は、数日から数週間の期間が必要な場合もあります。
世界中のクリエイティブな人の多くがこれを実証しており、様々な代替案との紆余曲折を経ないかぎり
最良の解決策にはたどり着けないと述べています。
孵化期は、ひらめきがいつ訪れるかはもちろん、少しでも前進しているかどうかすらわからないため、
ストレスが高まることがあります。大手企業やスタートアップによるアイデア創造を支援している
サリー・ホグスヘッド氏は、孵化期を、苦痛へとつづく疑念の期間と例えています。
それでも、この孵化期こそ、創造的思考における重要なプロセスなのです。
アルバート・アインシュタインは言いました。「生産性とは、ムダにした時間の残留物である」と。
創造的思考のプロセスに固執しすぎると、素晴らしいアイデアの芽を摘んでしまうこともあります。

発想の流れ1
1.POSSIBILITY:可能性
2.DOUBT:疑念
3.AGONY:苦悶
4.EPIPHANY:ひらめき
5.FINESSE:手腕









ブレインストーミングとは、参加者全員でたくさんのアイデアを出しあい、案をまとめたり、新しい発想
を生み出したりする手法です。手法としては非常に単純ですが、「できるだけ多くの意見を出す」
「出された意見について批判をしない」「意見は自由奔放であるほどよい」という原則のもと、
複数の意見を結びつけたり共通点を見つけたりして、意外な発見につなげようとする試みのことです。
会社などの研修では、グループ討議と称して、このような手法がよく用いられるのですが、
個人的には、ブレインストーミングが好きになれません。

世のなかには、意図的に次々と素晴らしいアイデアを考案できるタイプの人もおられると思いますが、
ほとんどの人は、出せと言われて良いアイデアが出せることは少ないでしょう。
みんなで集まってアイデアを出しあって、村上春樹を超える小説を書こうと計画してみてください。
小説の着想部分だけでもグループでブレインストーミングしてみれば分かると思いますが、きっと
「つまらない」小説になるでしょう。何人集まろうとも、村上春樹を超える小説はできません。
アイデアの着想は個人が行うものだからです。
ただし、アイデアに対する他人の意見を聞くことは、有意義でしょう。
村上春樹氏はそうでもないでしょうが、著名な小説家でも、自分の着想に対して、
自分が思っていなかった読者の反応を聞くことで、次の着想が浮かぶこともあるでしょう。
小説であれ、ビジネスであれ、社会事業であれ、他人に共感してもらう必要があるわけですから、
自分のアイデアに対する他人の真摯な意見は重要です(単なる批判は無視すればいいのですが)。
科学技術の場合は、科学的誤りのないことが大切です。ベストな方法は他人に判断してもらうこと
であり、まずは上司や専門家に確認してもらうべきです。「○○○○○○はあるんですぅ」では、
科学ではなく、選挙前にする政治家の公約のようになってしまいます。

ブレインストーミングを「アイデア創出のトレーニング」として行うことにはある程度の効果が
期待できるかもしれませんが、実現可能なアイデアを本当に生みだそうというのでしたら、
議論によりインスピレーションを誘発するという手法は現実的ではありません。
「それでは皆さん、アイデアを出してください」では、多くの人はいいアイデアを出すことができません。
ポンポンとアイデアを出せる人がいるならば、はじめからその人に任せておけばいいのです。
また、ブレインストーミングで出した結論を本当に実施しようとするならば、ほとんどが失敗に
終わるでしょう。実施するにあたって、障害が明らかになったときの対処法が現実には重要です。
常に、やめる、あきらめるという選択肢を用意しておかなければなりません。
うまくいかないアイデアに、いつまでもこだわり続けることが次のアイデアを阻む最大の要因
なのではないでしょうか。アイデアはひとつ出せばいいというものではありません。
これでもかこれでもかと言わんばかりに次々とアイデアを出しても、すべてボツになるかもしれません。
ひとつの結論に執着しすぎないことが、
アイデア実現の原点なのではないでしょうか?

とにかく、わたしたちが学びたいは、実現できる良いアイデアを生み出すにはどうすればよいか
ということであり、ブレインストーミングのように、はじめに「みなさん、アイデアを出してください」
ではじまり、「いい結論がでました。お疲れ様でした」で終わるのでは困るのです。


発想の流れ2

諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない
(2013/06/06)
為末 大

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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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