日本語をもっと勉強しよう


GMで評価された理由は「日本語」にあった? (『100年の価値をデザインする』 奥山清行 著)
僕が入社した頃のGMは、デザイン部に1500人もの人がいて、そのうちデザイナーは150人、
モデラーやエンジニアが400~500人いた。(中略)僕はそこにいた3年間、ずっと1位だった。
(中略)その頃を振り返ってなぜ1位が取れたかを考えてみると、最終的には僕が日本人で
あったということに行き着くのだ。日本人は相手の気持ちや周囲の状況にものすごく敏感で、
時には過剰なほど相手が何を考えているのか気にする。世界中どこを探しても、こんなに周囲の
ことに敏感な人種は他にない。そのことが、仕事で好成績を収める原動力になったと思う。
そして、日本語を使った表現と思考能力だ。日本語は情報を伝える機能よりも、自分の今の感情、ポジション
などを表現する機能に優れている。つまり、ファジーな全体の中での自分のポジションやフィーリング、
感情を伝える機能が高いということだ。逆に、情報を伝える機能は他の言語に比べて劣っている。
英語やイタリア語はそれが優れているので、少ない言葉で短時間に議論がしやすい。
小学生には英語より交渉術を教えるべき
これは提案なのだが、小学校で英語を教えるのはやめにして、「議論」のクラスを作ってほしい。
中学校から6年教えても英語が話せるようにならないのだから、小学校から教えたところで
なんとかなるはずがない。しかも、ちゃんとした外国語の教え方を教わっていない先生が教えるから、
教わるほうがすぐに嫌いになってしまう。昔は中学で初めて英語を教わったものだが、小学校で英語が
嫌いになった子どもたちが中学に上がってくるので、今までよりもさらに英語教育が難しくなっていると聞く。
そんなことなら、議論や交渉のテクニックを教えたほうがずっと役に立つ。

100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか (PHPビジネス新書)100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか (PHPビジネス新書)
(2013/08/16)
奥山清行

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これまでも英語についてはいろいろ書いてきましたが、海外で活躍されたかたの主張は、
説得力があります。最も説得力のないのが、海外で生活したことがなく国内で英語を教えていて、
英語の必要性を説く人です。「英語がしゃべれる」ことは特に、知的でもありません。
もしそうならば、世界中、知的な人だらけということになりますが、そうなっているとは思えません。
ただ、いくら「英語は必要ない」といっても、学校では英語を勉強する必要があります。
英語で点数がとれないと、大学受験では絶対不利。
学生にとって受験英語は避けては通れません。英語が大嫌いな人であっても。
どうして、受験では英語を重視するのでしょう。理由はよく知りませんが、
英語のほうが論理的にものを考えやすく、基礎的思考能力が高まるという意見もあります。
例えば、研究者の場合、英文のほうが論文を書きやすいという人が結構いますが、
それは日本語が正確に情報を伝えるのに適した言語ではないということに原因があると思います。
また、世界と勝負する必要がある人にとっては、確かに英語が必要になってくるでしょう。
しかし、英語で書こうと日本語で書こうと、つまらない論文がつまらないことには変わりがなく、
英文を書くのに、無駄な労力を使うだけです。本業のほうで成果を上げないことにはどうにもなりません。
また、本当に素晴らしい内容の論文を書いたとするならば、誰かに翻訳してもらえばいいのです。
英語を勉強してれば、翻訳してもらうお金がかからないという利点は確かにあります。
メジャリーグで成功している日本人選手のように、日本で成功し海外に進出するならば理解できますし、
日本人ならば、誰もが「頑張れ」と応援したくなるでしょう。しかし、日本でうまくいかないから海外に行こう
というタイプの人は、ほとんどの場合、海外でも失敗し、労力とお金の無駄遣いに終わります。
日本でダメなら海外でもダメなのは、当然です。

これからの時代は、英語を勉強するより、日本語をもっと勉強したほうがいいと思います。
学校では、自分の意見を表明し、他人に納得してもらうための文章を書く機会はあまり多くないですが、
仕事では、要点をまとめて的確に、かつ素早く文章を書かなければならないことが多くなります。
社会人になって苦労するのが、他人に分かりやすい文章を書くことであり、これがなかなか
簡単なことではありません。文章の書きかたは、新人より先輩のほうが、ずっと優れているはずです。
何をどのような順序で書いたらいいのかは、試行錯誤で覚えるしかなく、量をこなすしかありません。
日本語でちゃんと文章を組み立てられない人が、いくら英語を勉強しても、よい英文が書けるとは
思えません。英語を勉強する時間があるのなら、日本語の文章を多く読むほうが役にたつでしょう。

論理的に組み立てるにはやや難のある日本語ですが、アイデアやイメージを膨らますのには優れています。
日本語は、表現法が多彩で心に訴えかけるのに優れた言語であり、漠然としたなかに美しさがあるのです。
日本語では主語を省略することが多いのですが、「主語を明確にしない」ことは、日本語の特徴であり、
主観と客観を混在させた世界を生み出すことにより、日本独特の素晴らしい文化を生み出してきたのです。
省略のしかたも日本語独特のものがあり、日本昔話は、「今は昔」ではじまるものなのです。

ただし、「交通事故で死んだ」「遺憾である」といった表現が、責任の所在を不明確にしていて、
日本人の「責任感の無さ」につながっています。また、霞ヶ関文学に代表されるように、
「人を騙す」ことに悪用されています。分野によっては、英語を使用したほうがいいのかもしれません。
直ちに健康に被害が出るものではないはやめてほしいです。
悪いところはちゃんと直して、”日本の良さ”で世界と勝負していきたいものです。
←←←”主語なし”でごめんなさい

妖怪名
画像:Wallpaperlist /文字:怪異・妖怪画像データベース|国際日本文化研究センター

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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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不思議の国の「みなみ」
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「みなみ」 今月のメッセージ

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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