陰陽論と五行説の融合


太極図説 “太極図説”. ウィキペディア日本語版. 2013-11-02. (参照 2014-07-12).
太極図説(たいきょくずせつ 太極圖說)は、中国・北宋の周敦頤(1017年(天禧元年) - 1073年(熙寧6年))
が撰述した書物、1巻。太極図と呼ばれる陰陽を表す図を儒教の解釈によって説いたもの。字数にして
僅かに250字程の文ではあるが、図に従って、宇宙の起源生成に始まり、人間の地位や道徳の根本を
論説しており、それまでの儒教には見られなかった新しい宇宙観を提示した点で画期的であった。(中略)
日本語訳
無極にして太極(混沌たる根元)。太極が動いて陽(分化発動する働き)を生ず。動が極まって静なり。
静にして陰(統一含蓄する働き)を生ず。静が極まってまた動。
一動一静、互いに其の根と為って、分かれて陰、分かれて陽、両儀立つ。
陽が変じて陰が合して、水火木金土を生ず。
五気(水火木金土)が順に動いて四時(四季)が行われる。
これを五行と言うけれども、要するに一陰陽である。陰陽は一太極であり、太極はもと無極である。
五行が生まれるというけれど、各々其の性質は常に必ず一になる。これが無極というものの本質(真)。
二気(陰陽)五行(水火木金土)の精(エネルギー)が微妙に配合して形を作る(凝)。
乾道、男を成し、坤道、女を成し、この二気が交わり感じて万物化成していく。
その万物は生々して変化窮まり無し。ただ、あらゆる生物が色々変化してきたが、
人間というものだけが其の中の一番秀れたものを得て、非常に霊妙である。
其の秀麗な形を生んで形の中に神(精神の深奥)が知を発する。五性(水火木金土)が感動して
(感に動いて)、ここに善悪というものが分かれ、あらゆる人間活動(万事)が出てくる。

五行概念図
出典:http://kyuuseikigaku.blogspot.jp/2013/06/blog-post_8119.html

「陰陽」は何事には対照的な2つの側面があることを示しており、これが「両儀」という状態です。
「両儀」から「四象」が生まれるというのは、「1→2→4」として理解できますが、
「両儀」の陽が変じて陰が合して、「水火木金土」が生まれるというのは、
「2が5になる」ということですから、これはなかなか理解しにくいことです。
「太極図説」では、「これを五行と言うけれども、要するに一陰陽である。」とさらに念をおしている
にもかかわらず、どうやって「陰陽」から「五行」が生まれたのかについての説明がありません。
そこで本研究では・・・というほどのものでもありませんが、
「陰陽」が「四象」になる様子については、記事9-2の図で示していますので、
これをもとにして、「五行」生成の様子を推論してみましょう。

正方形で表す「四象」には、4つの側面がある一方、状態は6つあります。
記事20-2には、ピラミッドにそれが示されていることを書きました。
「五行」のうち、「水」が「陰」、「火」は「陽」を示していると考えられるので、残りは「木・金・土」です。
また、「五行」は宇宙生成の原理を意味しており、宇宙の成り立ちを物理的に考えてみると、
宇宙は「火の玉」からはじまり、熱的に均一な状態になるまで続く世界とみなすことが可能です。
そう考えれば、「火」が熱いもの、「水」は冷たいものの象徴で、
あとの3つの「木・金・土」は、「火」を冷ます媒体と考えることができます。
一般的にいわれている熱の伝わりかたは、「熱伝導・対流・輻射」とされています。
このうち「輻射」は、電磁波により真空内でも伝わりますから、媒体が不要です。
対流は「物質の移動により熱の移動がおきる」もので、熱伝導は「物体のなかを熱が流れる」ものです。
五行の場合、「木」は「水」が移動することにより熱の移動が起こることで、
「金・土」は金属・土壌を媒体として熱が伝わることで、「火」の熱が冷めることを示しているのです!
「木」は、水(液体)を根から吸収して葉から水蒸気を出すことで、周囲の熱を奪います(気化熱)。
さらに、「風」が起きて、水蒸気は上昇気流にのって上空の冷たい空気とかき混ぜられます(対流)。
ただ、五行では「木」と「風」は一体のものとして扱われて、「木」になっています。
「金」は、金属を意味しています。金属は、他の物質と比べて、熱を伝えやすい性質を持っています。
金属を代表とする物質をとおして、高温側から低温側に熱が伝わります。
「土」は、物質が持つ熱容量の大きさを示しています。
物質は熱を蓄えることで、熱いものから熱を奪う(冷たいものに熱を与える)ことができます。
「土」は大地であり、海を除けば、わたしたちの周辺で最も大きな質量を持っており、熱を
蓄える性質を持った存在とみなすことができるので、蓄熱という機構の象徴といえるでしょう。

以上、「風」は「木」と一体のものとして分離させず、「金」と「土」は別のものとすることで、
「水火木金土」で示される「五行」なりました。
ただ、世界を「4」とみなすか、「5」とみなすか、それとも「6」とみなすかは、時と場合によります。
「東西南北」、「春夏秋冬」は、どう考えても、「4」が適切でしょう。
伝統的な中国の医学においては、人間の内臓は、「五臓六腑」で示されます。


五行陰陽論
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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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