海の水はどこからやってきたのか


地球の海の起源は彗星? (2011年10月6日 ナショナルジオグラフィック ニュース)
地球上の水と化学的に近い水が彗星上に存在することが、初めて確認された。
古代の地球の海の形成に、大量の水を伴って衝突した彗星が寄与したという説を裏づける発見だ。
惑星の形成モデルからすると、原初の地球は熱すぎて、表面に液体の水を保持することは
できなかったと考えられる。このことが、地球の海の起源に謎を投げかけている。そこで、地表の
水は、地球が冷えた後に衝突した彗星に由来するのではないかという説が生まれた。 (中略)
◆カイパーベルト彗星で地球に近い水
今回発表された研究では、ハルトフ氏の調査チームは欧州宇宙機関(ESA)のハーシェル宇宙
望遠鏡を使い、ハートレー第2彗星(103P/Hartley 2)のD/H比を調査した。その結果は、
ハートレー第2彗星の水が地球の水に非常に近いことを示していた。 ハートレー第2彗星は
いわゆる木星族の彗星だ。彗星の軌道が木星の軌道近くまで達するため、このように呼ばれる。
重要なのは、コンピューター・シミュレーションから、ハートレー第2彗星の起源がカイパーベルト
にあると推定されていることだ。カイパーベルトというのは海王星軌道の外側の領域で、彗星など、
太陽系の形成で残った冷たい小天体が集まっている。 ここから、地球の海の形成に寄与した
彗星の大半は、カイパーベルトに起源を持つものだったと考えることもできる。
これに対して、地球とは異なるD/H比を示した水を持つ彗星は、オールトの雲に起源を持つものだ
と考えられている。オールトの雲は、カイパーベルトのさらに外側にあると想定されている領域で、
ここには彗星の元となる天体が億の単位で存在するとされる。

窒素固定の起源は35億年前の深海か (5月18日 ナショナルジオグラフィック ニュース)
初期生命の進化に新しい手がかりが見つかった。生命を支えるには、窒素を取り込んで
利用できることが欠かせない。その窒素固定ができる超好熱性のメタン生成古細菌(メタン菌)が
35億年前の深海熱水環境にいた可能性が高いことを、海洋研究開発機構の西澤学研究員と
東京農工大、東京工業大学の研究グループが明らかにした。
地球初期の深海熱水環境で誕生した化学合成生態系がその後の多様な生命進化の起源になった
とする説を支持する発見として注目される。

アイソン彗星

記事20-9にも示しましたが、五行説と陰陽説が統合されて陰陽五行説が成立した段階で、
五行が混沌から太極を経て生み出されたという考え方が成立して、五行の生成とその順序が
確立しました。2から5が生まれるという普通なら考えそうもない奇抜な理論です。そのはじめは、
「太極が陰陽に分離し、陰の中で特に冷たい部分が北に移動して水行を生じる」というものです。
陰陽論はそもそも「宇宙のはじまり」に関したものですが、
陰陽五行説は、地球ができて、その後、地球上で起きた出来事に関係しています。
また、旧約聖書『創世記』では、天地の創造が次のように描かれています。
神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。神は光を見て、良しとされた。
神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。
第一の日である。神は言われた。「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」
神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。
神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第二の日である。
神は言われた。「天の下の水は一つ所に集まれ。乾いた所が現れよ。」そのようになった。
神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。

陰陽五行説でも、旧約聖書でも、陰陽(光と闇)ができた後、水について書かれています。
科学的には、地球の水はどこからきたのでしょうか?
原初の地球は熱すぎて、水だけでなく、揮発性物質は宇宙に揮散してしまったのでしょう。
現在、地表や海、大気を構成している元素のなかには、原初にあり今も残っているもの、
地球が冷えた後に地中から揮発したものもあるでしょうが、
多くは(少なくとも一部分は)、カイパーベルト彗星由来なのではないでしょうか。
まだ確定的ではないものの、カイパーベルト(記事24-6ではエッジワース・カイパーベルト
と書かれている)に起源を持つ彗星の水が地球にもたらされて、今のような海になったと
考えられています(彗星由来の水が、海水全体の何パーセントなのかは不明)。

そして、彗星から水がもたらされたということは、彗星に含まれるその他の成分も、
地球にやってきたということになります。彗星には、シアン化水素 ( HCN ) 、
アンモニア ( NH3 ) 、メタン ( CH4 ) 、アセチレン ( C2H2 )、エタン ( C2H6 ) 、
メタノール ( CH3OH ) 、ホルムアルデヒド ( HCHO )だけでなく、さらに鎖の長い炭化水素や
アミノ酸などのより複雑な分子が含まれている可能性もあるのです。ハレー彗星には
水以外の成分が20%あるといわれていますが、彗星は何度も太陽の近くを通過しているのです。
つまり、原初彗星には、水より揮発しやすい成分が今の彗星より多く含まれていたはずです。
上に示した彗星に含まれる水以外の成分は、すべて水より沸点の低い物質です。
カイパーベルト彗星に含まれる元素が、生物、
そしてわたしたちの体を構成しているのです。

冥王星は惑星から降格されられてしまいましたが、カイパーベルト天体を代表する星である
ことは間違いありません。わたしたちにとって、惑星は、単に空を回る天体ではありません。
わたしたちと彗星、そして他の惑星は物質的にもつながっているのです。

乗鞍高原の滝 ※自分で撮影

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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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不思議の国の「みなみ」
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「みなみ」 今月のメッセージ

神津島の天上山は、
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特に神の集まるところ。

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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