火星は有毒なスピリットか?


火星(マルス) 多様性の強要 ~内なる惑星 トマス・ムーア~
フィチーノが火星に論証するという役割を与えていることについて述べておこう。
水星が定義し、土星が分析し、火星が分類すると彼は言う。私の知るところ、彼はこれ以上
説明を加えていない。しかし、火星的なスピリットに関する一般的な文脈から言えば、
火星の役割は論理性にあると解釈することができるだろう。
(中略) 統合や全体性といったセンチメンタルな理想に対して、マルスは激しいリアリズムで
対抗し、魂に輝ける多くの中心が存在することを認めさせようとする。そもそも、
惑星自体が多様であり、調和させられてしまうことに抵抗する魂の様々な側面を反映している。
そこから考えると、マルスのシャドウ的な性質と有毒なスピリットの強制力は、
魂の根本的な複数性を肯定しようとしているように思われる。

『内なる惑星』はトマス・ムーアが、十五世紀にいたフィチーノという人の著作を研究対象にして
書いた本です。マルスはローマ神話における戦いの神。
陰陽論によれば、もとは一つであったものが陰陽に分割されることで、宇宙がはじまったのです。
陰と陽ははじめは一体化していましたが、やがて分離し、対立を生むことになります。
無が分離して、陰と陽が生まれ、融合しては無に還ることを繰り返すのが空間というものです。
これは、現代の真空の概念とも一致しています。
受精卵も、分割を繰り返すことにより、多細胞生物になることができるのです。
わたしたちが何かを論理的に解き明かそうとすれば、物事を細かく分けて、
分割された一つ一つについて、詳細に検討することになります。しかし、論理性は、特性上、
分割できても、統合することはできません。
なぜなら、分割されたものを足し合わせても、ひとつの統一体の性質を示さないからです。
魂は、本質的に統合されたものなので、論理をもって解明することはできません。
魂はすべてを占有する存在なのです。ですので、心の奥の、その奥に魂の世界が広がって
いるともいえますが、心のなかに魂があると考えると、占星術を理解するのが難しくなります。
わたしたちが魂(=ホロスコープ)のなかにいる。
そのように考えて、惑星の動きを見たほうがいいように思います。
火星の影響を受けすぎると、「喜び」が分からなくなります。
考えることが「喜び」になることはありますが、「喜び」が何であるかを考えることはできません。
「喜び」は魂の全体の動きですから・・・


内なる惑星―ルネサンスの心理占星学内なる惑星―ルネサンスの心理占星学
(2001/12)
トマス ムーア

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龍女「みなみ」からあなたへの
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「みなみ」 今月のメッセージ

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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