ギャップを見つけて埋める


ストレッチとレバレッジ 不整合が生み出す競争力 
~ハメルら著「コア・コンピタンス経営」(3)
(10月1日 日経Bizアカデミー)
企業は未来に向けた戦略設計図を持つ必要があります。
戦略設計図が企業を未来での成功に導く道筋となるからです。しかし、それだけでは不十分です。
未来に向けて組織を前に動かすためにはガソリンが必要となります。
そのガソリンは社員の情熱と知的エネルギーです。社員の情熱と知的エネルギーを
引き出すためには、夢に満ちた戦略方針という目標が必要となります。
今の経営資源と目標の間に存在するギャップが社員を駆り立てるからです。
そして社員のストレッチが新しい能力をライバルより速く築き上げることに寄与します。
それゆえ現在の経営資源・能力と目標の間に意図的な不整合をつくりだすことは、
経営幹部の重要な仕事になるのです。
これまで主流だった戦略論は市場や業界から考え、市場や業界における
成功の鍵と現在の経営資源との整合性をどうつくり出すかに重きを置いていました。
ハメルらは、現在と未来との不整合に着目します。不整合がストレッチを生み、
それが自社の強みである新たなコア・コンピタンスをつくると説いたのです。

学習というと、何かを覚えることだと思っている人がいますが、大人の学習では、
単に知識を習得することよりも、自分にとって新しい発見をすることが重要でしょう。
そして、他の人とは違う意見を表明することが大切です。そうでないと、
学習意欲がわかないと思います。そうは言っても、オリジナリティにこだわりすぎて、
何もないところから自分の意見を出そうとしても、いいアイデアはでてきません
(何もないところから、独自の世界を創りだせる人は、相当、クリエイティブな人です)。
そこで、人の意見を参考にします。一番、簡単な方法は、
前記事を見ていただければわかりますが、相反する情報を集めてきて組み合わせることです。
前記事の引用文章(上)と引用図(下)は矛盾しているように思える情報になっています。
このような情報を集めてくると、誰でも自分の意見が表明できます。
いろいろな意見があって当然で、わたしの意見に対する反論もあるでしょう。
認知症は、単なる脳細胞の老化ではなく、脳内のなんらかの疾患によるものなので、
脳細胞が老化しなくても認知症になり得ると・・・。
「学習」がすべてだということはないでしょうが、「自発的学習」は効果的だと思います。
どんな分野でもギャップを見つけると、自発的に何かを調べてみようという気持ちになれます。
ただし、ギャップが大きすぎると、どこから手をつけていいのかがわからなくなります。
一見すると橋を渡せないようなところに関連性を見つけられる人が偉人なのですが、
普通の人がそれをすると挫けます。一見して、ギャップと分かるもののほうがいいのです。
ところで、ギャップを埋めてどうするのかと思われるかもしれませんが、
ギャップ埋めは、それ自体が結構楽しいし、
やる気がわくのです。

わたしたちは、ギャップを埋めたくなる習性を本能的に持っているのかもしれません。
株式市場などの相場でも、窓(ギャップ)埋めというのは誰でも知っている法則ですし、
上の引用文のように、現実と目標のギャップが、社員の情熱の源泉になるかもしれません。
顧客と既存メーカーの意識ギャップは、ビジネスチャンスになる可能性があります。
社会的なギャップに注目するのも、おもしろそうです。例えば、貧富ギャップ。
アメリカでは、既にどうしようもないくらいに貧富ギャップが広がっていますが、
日本でも、アベノミクスは所得格差を強めることにならざるを得ません。
ポスト恐竜(グローバル企業)時代の動きは
まだ弱々しく、暗中模索状態です。


(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
(2013/06/28)
堤 未果

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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
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書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
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「みなみ」 今月のメッセージ

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時間は動かないんです。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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