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睡眠軽視社会が人間を壊す

category: 新しい記事9  

日本が「睡眠不足大国」に転落した3つの事情
急速に減少していく日本人の「睡眠時間」 (11月11日 東洋経済オンライン)
日本人の睡眠時間は世界的に見ても少ないことをご存じだろうか。経済協力開発機構(OECD)の国際比較調査によると加盟国の中
でいちばん短く、アメリカ、フランス、イギリスなど欧米先進諸国と比べても1時間ほど短い“睡眠不足大国”なのだ。 睡眠医学の
第一人者である秋田大学医学部教授の三島和夫氏が「日本人が睡眠不足になる理由」について解説する。
日本人が睡眠不足になる3つの理由
働く世代の男女に共通する「睡眠不足になる理由」は大きく分けて3つあります。
①働きすぎ
OECDによる労働時間の国際比較調査でも明らかになっていますが、日本人の労働時間は、年間では減少傾向にあるものの、平日
1日あたりの労働時間は増えています。土日に休む分、残業時間が多く、米国やフランスの約3倍という報告もあります。しかも、
長時間労働で睡眠時間が削られ、結果的に生産性が低くなるという皮肉な状況になっています。
②長すぎる通勤時間
通勤時間の長さも一因です。とりわけ都市部でその傾向が顕著で、通勤時間と睡眠時間が完全に逆相関しているのです。総務省統計
局が行った「平成28年 社会生活基本調査」の結果をもとに通勤時間と睡眠時間の関係を分析すると、平日は、通勤時間が長い都市部
の人ほど睡眠時間が短いことがわかります。休日については、どの都道府県でも平日より多く寝ていて地域差も小さくなっています。
また、通勤時間が長い人ほど休日に長く寝ていることがわかります。通勤時間はビジネスパーソンにとっていわば、“固定費”。
削ることはできません。都市部で働く人の多くは、通勤ラッシュと睡眠不足ストレスが重なるわけで、疲れるのも無理はありません。
③長すぎるスマホ利用
もう1つの大きな要因は、IT機器の使用時間が格段に増えたことです。東京都が睡眠不足の人に原因をリサーチしたところ、過半数
が「スマホとパソコン」を挙げています。特にスマホは起きている間じゅう手離さず、「近くにないと具合が悪くなる」という声も
あるほどです。寝る時間が削られるだけではありません。IT機器の液晶画面から発せられるブルーライトは睡眠のリズムを乱すほど
強力ではないとしても、寝る1~2時間前までSNSやメールなどネット上でのコミュニケーションをすれば感情が揺さぶられ覚醒度
が高まり、眠りの質が低下します。労働時間、通勤時間、スマホ時間、これらに個々の仕事や家庭の事情も加わって睡眠時間が圧迫
され厳しい状況が生まれているわけです。
なお、「睡眠不足」は働く世代に見られる傾向で、リタイア世代になると寝ようとしても眠れない「不眠」が多くなります。
いつから日本人は「睡眠不足」になったのか?
戦前、戦後、今と、時代の推移とともに睡眠時間は急速に減っています。NHKが1960年代から実施している「国民生活時間調査」の
データも参考に見てみましょう。今、国民の9割がベッドに入っている時間帯は「深夜1時」です。戦後間もなくは「11時」。起きる
時間は今より1時間早かったので、2時間早く寝て1時間早く起きる生活でした。つまり1時間長く眠っていたことになります。高度
経済成長期(1955~1973年)に入ると、寝静まる時間は「午前0時」に。起きる時間も1時間遅くなったため睡眠時間は差し引き
ゼロで変わりませんでした。1970年代以降になると寝る時間がどんどん遅くなり2000年にはついに夜中の1時に。出勤や登校など
で起きる時間はおおむね固定されているため戦後から50年ほどで、日本人の睡眠時間は1時間も減ってしまったわけです。(後略)

危険な「睡眠不足」 こんな兆候は要注意!
こちら「メンタル産業医」相談室(3)(4) (2017年3月1日、8日 NIKKEI STYLE 日経電子版)
■ショートスリーパーはそういない
「長時間労働がなぜいけないのか?」。このシンプルな問いに産業医として私が答えるとするならば、まずは「大切な睡眠が不足して
しまうから」という理由を一番に挙げたいと思います。私が関わる約20社の企業では、大体月80時間以上の時間外労働を行っている人
を中心に過重労働面談を行うことが多いのですが、彼らの9割以上は、睡眠時間が連日5時間を切っています。ひどい人になると4時間
以下という人も少なくありません。もし今、あなた自身が「ふ~ん、5時間以下の睡眠時間って普通じゃない? 自分もそれぐらいだけ
ど」と思ったならば、それは精神的にも肉体的にもかなり危険です。あなたがショートスリーパーであるというのならば別ですが……。
ちなみにショートスリーパーとは、「6時間以下の睡眠が連続しても、日中に眠気やパフォーマンスの低下、疲労を一切感じない」
「休日であっても6時間以上眠ったことがない」「日中も一切昼寝をしない」という短時間睡眠の体質をもつ人々です。
歴史的にはナポレオンやダ・ビンチ、エジソンなどが有名であり(真偽のほどは不明)、現代人でも聖路加国際病院の日野原重明先生
などはおそらくこのショートスリーパーだと思われますが、真のショートスリーパーは人口の5~8%ほどといわれています。
人口の約80%の人は、7~8時間連続して眠らないと日中に眠気を感じたり疲労が蓄積していったりするという一般的な睡眠体質を
持っています。おそらくこの連載をお読みのほとんどの読者が、ショートスリーパーではないはず。産業医面談でも「5時間以下の睡眠
でも平気」と豪語するビジネスパーソンによく出会いますが、実は「休日には8時間以上寝だめしている」「毎日何度かうつらうつらと
昼寝をしている」という偽ショートスリーパーがほとんどです。そういう人はただ単に睡眠不足の負債(借金)を、昼寝や休日の遅寝
で返済しているにすぎません。この「返済」がなんとかギリギリ間に合っているからこそ、睡眠不足の悪影響が目立ってきていない
だけなのです。この睡眠負債が返せないほどの額になると、どうなるのか? 実は恐ろしい悪影響が心にも体にも出てくることを多く
のビジネスパーソンは知らないのです。(中略)とにかく長時間労働が続き睡眠不足が続けば、あなたの能力が十分に発揮できない
状態がどんどん増えていくだけでなく、あなたが予期していないアクシデントが起こる可能性があるのです。
■長時間労働はメンタル不調の要因にも
長時間労働者がうつ病などのメンタル不調やめまい、動悸(どうき)などの体調不良を発症するのも、こういったアクシデントが契機に
なることが少なくありません。慢性的な睡眠不足と働き過ぎによって疲れが蓄積しているところに、予期しないアクシデントが発生し、
ガツンとストレスが加わる。するとギリギリのレベルで何とか働いてくれていた体や心の機能が、正常なバランスを保てなくなってしま
うのです。しかしこの予期しないアクシデントが、「実は長時間労働によって睡眠不足が続いたことで、認知力、判断力、集中力が落ち
たために発生したのだ」という根本原因に、本人も会社も気付いていないことが実は大変多いのです。(中略)
■週末の寝だめは意外に大事
ノーマルな睡眠体質を持っている多くの人の場合、睡眠時間が7時間を切ると、睡眠の負債が発生し始めるといわれています。早く返済
すればさほど問題はありません。また多少の睡眠負債ならば、持ちこしていっても大きな悪影響はないとされています。
つまり平日は平均6時間睡眠しかとれないけれど、土日には8時間以上の睡眠をしっかり定期的にとって負債を返している、月曜日には
疲労はほぼとれて元気に出勤できている、という状態ならば働き盛りの健康なビジネスパーソンにとっては目立った問題は起こりにくい
ことが多いでしょう。実際、私自身も7時間睡眠が必要な睡眠体質の持ち主ですが、平日は産業医業務の持ち帰りや執筆があったり、
子どもや家族の世話をしたりでどうしても6時間程度の睡眠しかとれないことがほとんどです。しかし土曜日と日曜日は基本的に午前中
予定を入れないようにしており、土日の朝は「目覚まし時計セット無し」で寝ることにしています。するとたいてい普段より起床時刻
が2~3時間遅くなり、午前9~10時ごろに起床するのが常です。私の場合、これで負債が返済できているようなので、月曜日はたいてい
疲労を感じることなく仕事に向かうことができます。この土日に何らかの都合で午前から用事が入ってしまうと、月曜日のスタートが
非常に気だるくなり心身ともにエンジンがかかりにくくなりますし、仕事でも機転やアイデアが湧きにくくなりカウンセリングの質が
落ちてしまいます。あなたは睡眠負債を、きちんと返し定期的にリセットしているでしょうか? この睡眠負債については未知の部分
もあり、数学の公式のように「○時間の負債があるなら○日以内に○時間補えば大丈夫」という明確な数値は分かりませんが、睡眠
負債をできるだけためずに、こまめに早期返済することが最善であるという事実は明らかです。(後略)


睡眠時間の国際比較世の中には、睡眠時間が短くても日常生活に支障を
きたさない、いわゆるショートスリーパーの人もい
ます。しかし、そのような人は少数派に過ぎません。
ショートスリーパーから見れば、ロングスリーパー
は寝てばかりで人生が楽しいのかと疑問に思われる
かもしれません。でも、ロングスリーパーにとって、
自由時間に最もしたいことは「寝る」ことです。

日本人平均睡眠時間の推移問題は、単に長時間の睡眠をとればいいというわけ
ではないことです。寝だめは「社会的時差ぼけ」に
なるからしてはいけないという意見は少なくありま
せんが、寝だめという言葉が間違いのもとです。
睡眠に貯蓄なんかありません!負債を返すことが
できるだけなのです。確かに、睡眠負債を解消しき
ってしまうと、夜に眠れなくなりますが、睡眠負債
が残っていれば、日曜日に昼寝をしても、夜には
眠れるはず。一日一回、長時間の睡眠をとることで
生活のリズムをとれる人もいるでしょうが、そうで
ないタイプの人間は、眠れるチャンスをとにかく増やす、眠れるチャンスは逃さずすべて寝る
くらいの気持ちが必要でしょう。睡眠負債が溜まりすぎると、集中力、作業能力だけでなく、
注意力や判断能力が落ちて、やるべきことをやり残してしまうようになります。そうなれば、
さらにそのことが疲労の原因になって、悪循環に陥っていくのです。
睡眠は個人差が非常に大きいので、専門家の意見もあまり過信しないほうがいいでしょう。
睡眠をタイプ分けするのも、実はあまり好ましいことではありません。なぜなら、典型的な
ショートスリーパーとか、典型的なロングスリーパーという人はごくわずかで、ほとんどの人
がそれ以外のタイプになってしまうからです。今回は、睡眠負債を返し切れていない人向けの
話をしていますが、なかには、単に「寝すぎ」になっている人もいるでしょう。その場合は、
生活リズムを整えることが大切。寝すぎて疲れることもありますから、睡眠って、難しい。




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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

時間が流れるという概念を
受け入れたのは、
あなたがた自身。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:48歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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