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責任を負わなければならないのは担当者ではなく経営者

category: 新しい記事9  

KYB、製品の検査員は1人だけ 過剰負担で不正常態化 (10月18日 共同通信)
油圧機器メーカーのKYBと子会社による免震・制振装置データ改ざん問題で、製品の性能をチェックする検査員が1人しかいなかった
ことが18日、分かった。特定社員への過剰負担が不正行為の常態化につながった公算が大きい。性能検査の基準を外れた製品のほぼ
全てを改ざんして出荷していたことも判明。免震・制振装置で4割程度のシェアを持つ国内トップメーカーでありながら、安全性を
軽視していた実態が浮き彫りになった。KYBは19日、不正な装置や不正の疑いがある装置を使っている全国の建物986件のうち、
所有者の了解が得られた物件名を公表する。
免震制振オイルダンパーKYBと子会社、出荷総数7割で改ざんか「時間かかる」
(10月17日 朝日新聞デジタル)
油圧機器大手「KYB」(東京)は16日、同社と子会社の「カヤバシステムマシナリー」
(同)が製造した免震・制振装置に検査データの改ざんがあり、国土交通省の基準や顧客
の性能基準に合わない製品を出荷していたと発表した。不適合品は、疑いがあるものも
含めると、マンションや病院、庁舎など全47都道府県の建物計986件で使われている
という。国交省によると、震度7程度の地震でも倒壊の恐れはなく、安全性に問題はない
とみられるが、揺れが大きくなったり加速度が増加する可能性がある。同省はKYBに対し、
免震・制振装置を速やかに交換し、改ざんの原因究明と再発防止策を報告するよう求めた。
改ざんの疑いがあるのは、地震の揺れを抑える「免震用オイルダンパー」と「制振用オイル
ダンパー」。建築基準法による耐震性をクリアした建物に備える装置で、2000年3月
から18年9月までに製造された。KYBによると、出荷前の検査で国交省の基準や顧客
の性能基準に合わない値が出ても、基準値内に収まるよう書き換えて検査記録を提出し、
製品を出荷していた。410件で改ざんが確認され、その他の576件で疑いがあり、
合計すると2社の出荷総数の7割を占める。検査データが改ざんされた製品は橋でも2件、
使われていたという。(後略)

武藤元副社長と社員元社員の対立点原発公判 東電元副社長 津波対策 先送り否定 部下証言と真っ向対立
(10月17日 東京新聞 TOKYO Web)
東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣
三人の公判が十六日、東京地裁(永渕健一裁判長)であり、原発の安全対策の実質的な
責任者だった武藤栄(さかえ)元副社長(68)の被告人質問があった。事故の三年前、
新たな津波対策を先送りしたのは武藤元副社長だったとの趣旨を部下らが証言している
点について、「先送りというのは全くない。大変心外だ」と語気を強めて反論した。
ともに強制起訴された勝俣恒久元会長(78)、武黒(たけくろ)一郎元副社長(72)
が弁護人の後方席に座る中、先陣を切って被告人質問に臨んだ武藤元副社長。冒頭、
「当事者として誠に申し訳ございません」と頭を下げたが、自身の責任に質問が及ぶと、
身ぶり手ぶりを交えながら責任を否定した。公判の焦点は、旧経営陣が海抜一〇メートル
の原発敷地を超える高さの津波を予測し、対策を取れたかどうか。中でも武藤元副社長
は最大一五・七メートルの津波を試算した結果を部下から直接聞いており、危険性を
どこまで認識していたかが注目されていた。公判での元社員らの証言によれば、津波対策
の見直し作業中だった二〇〇八年二月、新たな対策は国の地震予測「長期評価」に基づいて策定する方針が幹部会議で了承された。
長期評価ではじかれた試算は、従来の想定の三倍近い高さ。元社員らは、六月に原子力・立地本部副本部長の武藤元副社長に試算結果
を伝えると、「水位を下げられないか」と言われ、対策の詳細を検討するよう指示された、と証言した。七月には防波堤の設置など
で数百億円かかると報告。すると武藤元副社長は長期評価に基づく対策を取るのではなく、試算手法自体を「研究する」と指示。
ある元社員は「時間稼ぎだ」と証言し、検察官役の指定弁護士は「対策の先送りだ」と指摘していた。この日の被告人質問で武藤元
副社長は、二月の会議について「機関決定の場ではない」とした上で、長期評価について「(部下から)『信頼性はない』との説明も
あり、私もそう思った」と主張。「『研究しよう』と私が発言したが、別の外部機関の意見を聞こうという意味だ。先送りではない」
と訴えた。
<東京電力旧経営陣の刑事裁判> 2011年3月の東京電力福島第一原発事故を巡り、東電の勝俣恒久元会長ら旧経営陣3人が
業務上過失致死傷罪に問われた刑事裁判。3人は津波を予見できたにもかかわらず、対策を怠って近隣病院の患者ら44人を死亡
させるなどしたとして、16年2月に強制起訴された。

「検査担当者らが口頭で、脈々と引き継いでいたことが確認できた」
このような言い方をすると検査担当者に責任があるように聞こえますが、そうせざるを得ない
状況に追い込んでいたのは誰なのかということのほうが重要です。経営者が実情を知らず、
守れもしないコスト削減や納期を現場に押しつければ、不正をして、その場をやり過ごすしか
なくなります。日本では、会社への愛着心や仕事への熱意をほとんど持てない社員が多数を
占めています。その理由のひとつが、尊敬できない上司や管理職のもとで働いているという
意識です。最悪なのは、経営者が自己保身に走ることです。東京電力の旧経営陣の言動は
その典型でしょう。責任逃れに終始する姿があまりにも醜い・・・東京電力の内情について
全く知りませんが、顧客や地域住民のことを考えるような社員は出世できないんでしょうね。
「経営陣は恥を知れ!」と言ってやりたくなります。
企業として、高い品質の製品を納期内につくることが大切なのは当然です。しかし、それが
できるのは、社員がしっかりとしたプロ意識を持っていることが前提なのです。それが崩壊
してしまえば、何をしてもうまくいかなくなります。社員が「手抜き」をするのは、経営者
が会社をうまくマネジメントできていないことを証明しているようなもの。「手抜き」した
人間を罰することで社員を働かせようとすれば、社員はさまざまなテクニックを駆使して、
「手抜き」が発覚しない技術を身につけます。
それと、日本的経営の問題点として、同業者との受注競争をやり過ぎていることがあります。
多くの企業でライバル会社に負けないことを目標にしています。高度成長期、ライバル意識
には「切磋琢磨を促す」という良い面がありました。しかし、縮小社会では、「潰し合い」
になります。価格や納期、品質水準に関する顧客の要求が高まるのは、同業者間の無益な
競争が原因であることも多いのです。競争のしわ寄せを受けて、軽視されるのが「安全」。
安全コストを削減すれば、利益を出せる・・・まさに悪魔のささやきです。
無能な経営者のもとで社員が苦しめられる姿は、太平洋戦争におけるレイテ島のようなもの。
レイテ島の戦いでは、アメリカ軍の圧倒的火力を前に、日本兵は銃剣を手に敵に突入する
「斬り込み」という死を覚悟の戦法を命じられました。補給線が完全に断たれたため、餓死
や自決でも多くの命が失われていきました。その結果、派遣された日本兵の97%、およそ
8万人が命を落とすことになったのです。
日本軍は、下士官以下は物凄く有能で勇敢なのに、上級将校以上は信じられないほど無能
になる・・・日本の組織は今も昔も変わっていません。




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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

時間が流れるという概念を
受け入れたのは、
あなたがた自身。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:48歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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