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泥沼化するかもしれない米中貿易戦争

category: 新しい記事9  

世界株安、米株「調整」と中国株「当面弱気相場続く」 (10月12日 MSN JAPAN)
米主要株価指数のダウ平均は、米の金利上昇や米中貿易戦への懸念などで、10日と11日の2日間連続で1300ドル以上値下がり
した。これを受けて、日本、欧州、アジアの株式市場での株価も全面安となった。市場関係者の多くは堅調な国内経済情勢を
基に、米株が調整局面に入っているとの見方が広がっている。いっぽう、中国国内では、市場関係者や投資家などは今後中国株
が一段と低迷するとの悲観的心理が強まっている。
米株 トランプ米大統領は今週3回にわたり米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げについて「速い」と批判した。大統領は11
日、米フォックスニュースの番組で、株式市場の調整局面の主因はFRBの金融引き締めにあるとの見方を示した。大統領は、
外国為替市場において他の通貨に対してドルが上昇しているなか、利上げ政策によって企業の経営環境が厳しくなる恐れが
あると指摘した。FRBは9月26日、今年3回目となる利上げを実施した。米政策金利であるフェデラルファンド金利(政策金利)
の誘導目標は現在2~2.25%に引き上げられた。2007年リーマン・ショックから2015年まで、FRBは景気刺激策として、政策
金利を0~0.25%の水準、いわゆる「ゼロ金利政策」を実施してきた。FRBは同日に発表した声明で、米国経済が堅調であると
あらためて強調した。米市場関係者と投資家の間では、FRBが9月26日に発表した声明について、FRBは12月に今年4回目の
追加利上げと、19年に3回と、20年に1回の利上げを実施すると予測。政策金利は最終的に3.25~3.5%に引き上げられるという。
ラリー・クドロー国家経済会議(NEC)委員長は11日、CNBCの取材に対して、米の経済指標は景気拡大を示しているとし、
「(株の下落が)強気相場における正常な調整だと個人的に考えている」と述べた。インドネシアで開催された国際通貨基金
(IMF)年次総会に出席したムニューシン米財務長官は11日、米国債利回りの急上昇が株価の下落を招いたとの見方について
否定した。米株安について、「調整だ」と示し、「特に驚きではない」と述べた。ロイターによると、JPモルガン・アセット・
マネジメントのチーフ・マッケート・ストラテジストの許長泰(TaiHui)氏は、過去米株の調整局面を分析したところ、米株は
毎回約10~15%値下がりしたとした。米株は先週からすでに約7%下落したことから、今後さらに3~5%の値下がりがある
と推測した。許氏も、米の個人消費信頼感や企業収益が好調であることを挙げ、短期的に米経済が失速する可能性は低いとの
考えを示した。投資家に対して、10日と11日の株安について、過度に反応しないよう呼び掛けた。
中国株 米株市場の下落を受け、中国株市場は11日急落した。主要株価指数の上海総合は前日比5.22%安の2583.46ポイント
で取引を終えた。4年ぶりの安値となった。国内メディアによると、上海と深セン両市場では11日、1100の銘柄がストップ安
となった。また1700の銘柄の下げ幅が9%を上回った。国内市場関係者らは、中国株のさらなる下落に警戒している。金融
情報サイト「鳳凰財経」によれば、香港証券企業、交銀国際控股有限公司のチーフ・マッケート・ストラテジストの洪コウ氏
は、8日から11日まで中国A株式市場は10%値下がりしたと指摘した。今後A株式市場は引き続き軟調な動きを展開していく
との見方を示した。著名な中国株トレーダーで、金融経済評論家の花栄氏は11日の取引中、上海総合が2016年1月末に付けた
2638ポイントの安値を割り込んだため、今後下落のペースは加速し、新たな底値を探る展開となると推測。花氏はテクニカル
分析を行い、上海総合は今後2450ポイント台を試す可能性が高いとした。また、同氏は中国株市場の弱気相場が当面続くとの
見方を示した。中国国内市場関係者の間では、短期間に中国株はテクニカル的な反発があるものの、米中貿易戦、中国経済
への下振れ懸念、米政府が中国を「為替操作国」に認定するなどのマイナス材料が多いため、中国株の悲観的心理が広がって
いる。(後略)(FISCO)

米中衝突を「経済問題」と捉えると見落としてしまう、最も重要なこと (10月11日 isMedia イズメディア)
アメリカと中国の、正面衝突が始まった。
中国からの輸入品に関税をかけるというニュースを聞いたとき、人びとはピンと来なかった。GATTやWTOなど、自由貿易の
時代が長かったからである。リカードは言う、自由貿易はよい。ヘクシャー=オリーンの定理はいう、自由貿易の結果、すべて
の国々が利益を得る。要素価格(地代や賃金)も均等に近づく。アメリカは自由世界の守護神として、自由貿易にコミットして
いると信じられてきた。自由貿易のもとでは、保護関税はルール違反である。中国が、知識財産権侵害などのルール違反を
犯した場合、対抗措置で、制裁関税をかけることはできる。最初、人びとは、アメリカの関税も、こうした小競り合いのたぐい
かと思った。だが、その後の展開をみると、これが、正面切っての貿易戦争(中国つぶし)であることは明らかだ。トランプ
大統領の気まぐれ、ではない。全面対決を辞さない構えで、以下のように、エスカレートの一途をたどっている。(中略)
本格的な米中の衝突になれば、アメリカも損害が大きい。だが、中国の受ける打撃はその程度ではすまない。破滅的だ。
赦してもらおうと思えば、メンツを捨てて、降参する。それができなければ、中国経済は、氷山にぶつかったタイタニック号
のようになろう。いずれにしても、アメリカは、中国という脅威を取り除くことができる。そう、これは、米中「貿易戦争」
ではない。米中「覇権闘争」である。(中略)
米中の覇権争いは、文明の衝突だ
人びとは、米中貿易戦争とよぶ。軍事衝突になると言うひともいる。しかし、軍事衝突にはならない。軍事衝突にならない
と読んでいるから、アメリカは貿易戦争を仕掛けているのだ。これは経済問題ではない。軍事問題でさえない。中国と
アメリカの価値観と行動様式の違いの問題、すなわち、文明の問題である。中国とアメリカは、価値観と行動様式がまるで
違うのだが、中国人がこのことに気がついているとは言えない。アメリカ人も、あまりわかっていない。中国人もアメリカ人
も、自分のことしか知らず、相手のことがよくわからないのである。中国共産党のシステムは、マルクス・レーニン主義とも
異なる独特のものなので、少しだけ説明しておこう。中国社会の基本ユニットを、「単位(dan-wei)」という。工場や学校や
病院や市役所や、すべての事業所はみな単位である。単位には党委員会があって、党が単位を指導する。党委員会は上部組織
につながり、最終的には党中央につながっている。中国の資本主義は、共産党がやっているのである。党は、人事を握って
いる。予算を握っている。資金を握っている。行政と法律と軍事を握っている。中国には「民間」にあたるものがない。この
ような磐石のシステムだから、ベルリンの壁が崩れても、中国共産党はビクともしないのである。中国共産党のシステムは、
伝統中国の儒教的官僚制が、近代資本主義にあわせて変容したものである。高級官僚は市場経済から、いくらでもうまい汁を
吸うことができる。権限が、経済的利益に変換できるからだ。これを腐敗と言うなら、このシステムは腐敗のかたまりである。
アメリカは、このシステムが世界を席捲することが許せない。そんなことは、あってはならないと考える。米中貿易摩擦は、
経済問題ではない。だから、アメリカは妥協しないだろう。中国は、それを理解し始めている。中国がいつ、降参するか。
あるいは、破滅へと突っ走るか。第三の道を切り開くか。世界が注目している。

アメリカの潜在成長率の推移と内訳

10年米国債利回り_2018年

トランプ政権は7月、340億ドル相当の中国からの輸入製品に対して25%の追加
関税をかける措置(第1弾)を、8月には160億ドル相当に対して25%の追加関税
措置(第2弾)を発動しました。そして9月には2000億ドル相当に対して10%の
追加関税措置(第3弾)を発動。中国も報復の追加関税で対抗しています。米中貿易
戦争の長期化が避けられない情勢のなか、中国は様々な手を使って、トランプ政権に
揺さぶりをかけてくるでしょう。そのひとつが米国債を売り浴びせること。これまで、
FRBが政策金利を上げたことで、短期的なリターンを求めて新興国に流れていた
資金のアメリカへの流入が加速し、イールドカーブはフル・フラットから逆イールド
(長期金利より短期金利のほうが高い状態)になるのではないかと思われていました。
逆イールド化は景気後退の先行指標だと思われていますから、長期金利が上がらない
ことに対する懸念のほうが強かったのです。しかし、潜在成長率から考えると3%を
超えないのではないかとみられていた長期金利が上昇し、株価調整?のきっかけに
なりました。2011年以来、FRBは金融政策の正常化を進めており、国債保有の
縮小を進めているなか、米国債に占める中国の存在は大きなものがあります。今後も、
アメリカの長期金利が上昇し続けるようならば、長期資金の調達が困難になり、住宅
購入や設備投資などが減ることで景気が悪くなるかもしれません。中国としては、
アメリカを困らせなければならない一方で、アメリカの景気が悪化すれば、自国への
悪影響も大きいというジレンマを抱えています。今年中にはトランプ大統領と中国の
習近平国家主席の首脳会談が開催されるようですが、お互いが折り合える妥協点を
見出すのは簡単ではなさそうです。
トランプさんは、単に中国とだけ戦っているわけではなく、グローバル化そのものと
対決する姿勢を鮮明にしています。グローバル経済の進展とともに中国は急成長し、
世界全体の経済成長は大きく底上げされてきました。一方で、新興国に工場が移転
されたために、仕事を失うなどした先進国の工業労働者らは、グローバル化への反感
を強めています。もし、トランプさんの試みが成功することになれば、世界各国で、
脱グローバルの動きが国民に支持されるようになるかもしれません。




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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

時間が流れるという概念を
受け入れたのは、
あなたがた自身。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:48歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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