FC2ブログ


ふるさと納税の研究版を創設すればいい!

category: 新しい記事9  

本庶さん、ノーベル賞賞金を基金へ 若手研究者の支援 (10月3日 朝日新聞デジタル)
ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授(76)が、若手研究者を支援する基金を
京大に設立する意向を示している。朝日新聞の取材に対し、2日明らかにした。ノーベル賞の賞金や、がん治療薬「オプジーボ」
の販売で得られた利益の一部を受け取るロイヤルティー(権利使用料)などを投じるという。背景には、国内の基礎研究費が
低迷している現状がある。「若い人が(研究に)人生をかけてよかったなと、思えるような国になることが重要ではないか」。
京大の2日の会見で、本庶さんはこう語った。基礎研究は、科学者が自身の自由な好奇心や発想に基づいて、新たな自然の原理
などを見つけようとする研究だ。ただ、その成果を短期間で実用化に結びつけにくく、研究費の獲得は難しくなっていると指摘
されている。国から配分され、国立大学が自由に使える「運営費交付金」は、2004年度以降、1400億円以上減った。
この間、基礎研究を支えるもう一つの柱「科学研究費助成事業(科研費)」の増額幅は、450億円にとどまった。中国の急速な
台頭もあり、日本発の学術論文の存在感は小さくなっている。03~05年には年平均6万8千本あった論文数は、13~15年
は6万4千本に減り、国別順位は2位から4位に落ちた。減少したのは主要国で日本だけだ。本庶さんらが発見した「PD―1」
という分子を標的にしたがん治療薬は、すでに年間数千億円を売り上げている種類もある。オプジーボを開発した小野薬品工業
(大阪市)と共同で出願した特許もあり、ロイヤルティーを基金にあてる意向という。本庶さんは会見で、「基礎研究から応用
につながるということは決してまれではない。しょっちゅうあるわけではないが、そういうことがあると実証できた。基礎研究
を長期的な展望でサポートすることが重要だ」と強調した。16年にノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典・東京工業大
栄誉教授も基礎研究の重要性を訴え、東工大が設立した基金に1億円を寄付している。

市民が支える“新しい科学” 研究者だけで進める以上の効果も
国と産業界に次ぐパトロンになれるか (4月9日 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社)
研究に一般市民を巻き込む市民参加型の科学が広がりつつある。スマートフォンでハチを撮影して日本全国の生態系を調査した
り、先端デバイスの開発資金を市民から集めたりと、市民が研究開発に関わりやすくなった。国の科学技術政策は実用志向が
強まり、好奇心を基に進める本来の「科学」が萎縮している感もある。市民は、国と産業界に次ぐ科学のパトロンになれるだろう
か。そのためには“学ぶ”科学から“一緒に楽しむ”科学への転換が必要だ。
資金集め、どこも苦慮
「基礎研究はある種のばくちだ。成果ゼロもある。そこに市民を巻き込むのはいかがなものか」−。米カリフォルニア大学サンタ
バーバラ校の中村修二教授は指摘する。実用研究でも萌芽(ほうが)的な研究は当たり外れが大きく、概念実証(POC)が
済んだ技術は市民から集められる資金ではまかないきれないという課題があった。研究開発の成功率が低いからこそ、それを
見極める力のある企業や国がスポンサーになってきた。そんな中、日本では研究財源の多様化が進められている。大学は国から
の運営費交付金に依存しすぎないよう、産業界からの資金集めに奔走する。問題は産業界が支援しにくい基礎科学や学術研究の
財源だ。すぐに稼ぎにつながらない「科学」を誰が支えるか、試行錯誤が続いている。京都大学iPS細胞研究所は2016年度
に23億7000万円、15年度に24億7000万円の寄付を集めた。米国では大学への寄付が節税になるため企業が固定客に
なるが、日本では市民から広く集めるため常に新規開拓を続ける必要がある。山中伸弥所長は「マラソン大会を走るだけでは思う
ように寄付は集まらない。私の仕事の半分は寄付活動に当てている」と明かす。東京工業大学の大隅良典栄誉教授は大隅基礎科学
創成財団を立ち上げて寄付を募っている。資金は基礎科学や若手研究者への支援に当てる。大隅栄誉教授は「寄付を通して科学に
関わり、市民にとって科学を身近なものにしたい」という。一方で「寄付はノーベル賞受賞者など有名人が看板にならないと
集まらない」という声も少なくない。IoT(モノのインターネット)デバイスの開発資金をクラウドファンディングで集めた
研究者は「未来的な製品イメージをみせないと資金が集まらない。だが期待をあおりすぎると成果物とのギャップに憤慨され
クレームにあう」と漏らす。資金調達の実績作りのために目標額を低くすると中途半端な試作品に留まってしまう。参加者を
多く募るほど、市民への説明が研究者の負担になり、クレームを受けるリスクも高まる。大型研究を指揮する東京大学宇宙線
研究所の梶田隆章所長は「(市民からの資金が)メーンにはならないだろう。国の支援は欠かせない」と指摘する。国の研究
資金配分機関と市民、どちらが科学にとって良いパトロンになるのか。ノーベル賞受賞者でも苦労する現状では、金額と
プロジェクト管理の点で研究資金配分機関に軍配が上がりそうだ。
市民参加型の科学隙間時間で古文書解読
この状況を変えるかもしれない兆しもある。研究資金でなく
市民から労力を募るクラウドソーシング型の取り組みだ。
市民の好奇心をモチベーションに、隙間時間などを利用して
研究に参画してもらう。京都大学古地震研究会(中西一郎
京大教授主宰)は「みんなで翻刻(ほんこく)」プロジェクト
を進める。古文書「地震年代記」などの史料をウェブ上で
協力して解読する取り組みだ。市民が休日や平日の手の
空いた隙間時間を使って、古文書のくずし字などを現代の
テキストデータに直していく。参加登録者数は5日昼現在で
3965人、その内317人が実際にテキストデータを入力
した。17年1月からの総入力文字数は442万1127文字で、史料429点の解読が完了した。京大の加納靖之助教は
「これだけの規模の文字起こしは過去にないだろう」という。(後略)

魔の川死の谷ダーウィンの海新製品の開発では、「基礎研究をはじめに
行い、次に応用研究、開発、製造と進み、
最終的に販売活動を通じて市場で利益を
あげる」とする考えかたがあります。この
ような製品開発の進めかたをテクノロジー
・プッシュ型のリニアモデルと言います。
このリニアモデルでは、イノベーションの
起点が基礎研究にありますので、イノベー
ションを促進しようとする経営者や政策の
担当者は、スタート地点である基礎研究を重視するようになります。ところが、成熟社会
の日本においては、顧客ニーズや市場とのコミュニケーションのほうが、基礎研究よりも
重要になっており、リニアモデルでは、期待されたようなイノベーションを創出すること
ができなくなっています。その理由は、魔の川、死の谷、ダーウィンの海で説明されます。
「魔の川」は、基礎研究から出発して、製品化を目指す開発段階に進めるかどうかの関門
のこと。この関門を乗り越えられず、単に研究しましたで終わるものが非常に多いのです。
「死の谷」は、開発段階に進んだ計画が、事業化段階へ進めるかどうかの関門のこと。
この関門を乗り越えられない、つまり、利益をあげられる見込みが立たない計画はここで
死んでしまうことから、死の谷と呼ばれます。最後、「ダーウィンの海」は、上市された
製品やサービスが、価格競争などにより、利益をあげられずに淘汰の危機にさらされる
関門のこと。企業にとっては、最終的に利益をあげられなければ、それまでにかかった
費用はすべて損失になります。大企業でさえ、基礎研究を最終的な利益につなげられなく
なっているのです。国の場合、政府が利益をあげる必要はありませんが、産業振興や福祉
の増進、自然環境の改善など、何らかのリターンは必要で、何の役に立つのか分からない
ものでも、納税者に納得してもらえるものでなければなりません。ただ闇雲に、基礎研究
へカネをつぎこみ続けるのはもう無理。そこで、基礎研究への市民参加というアイデアが
生まれています。しかし、市民にずっと寄付をし続けろというのでは、負担が重すぎます。
そこで提案したいのが、「ふるさと納税」の研究版。名付けて「研究納税」!?納税者が
応援したい研究機関に寄付すれば、その分を控除してもらえるようにするのです(仕組み
はふるさと納税と同じ)。ただ、何を返礼すればいいのか、寄付を受けた研究機関も悩む
でしょうね。京都大学iPS細胞研究所なら、山中所長の講演が聴けるとか・・・




スポンサーサイト

2018_10_05


11  « 2018_12 »  01

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

時間が流れるという概念を
受け入れたのは、
あなたがた自身。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:48歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

検索フォーム

QRコード

QR

最新コメント




page
top