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将来不安は当然でまともな感情

category: 新しい記事9  

2025年、「アンダークラス」1000万人超の絶望 (8月22日 日経ビジネスオンライン)
かつての日本は長く「一億総中流社会」などと言われてきたが、今やその影もなくなってしまった。格差拡大が進み
“階級”が固定化してきている。そして、巨大な下層階級「アンダークラス」が新たに出現してきた。アンダークラスの
平均年収はわずか186万円で、男性の未婚率は66.4%。その数はおよそ930万人だが、2025年には1000万人を突破
するとみられている。雇用情勢の改善により人手不足が深刻化する日本で、10年ほど前に話題となった「ワーキング
プア」の問題は今や消えてしまったかのようだ。しかし、格差は「自己責任」の名目の下で放置され、日本は今や
「階級社会」と呼ばれる状態になっている。

 格差拡大はついに階級社会に行き着いた
家族さえ持てない貧困
早稲田大学教授の橋本健二さんの研究によれば、現代日本は下図に示すような5階級に分断されている。最大の問題は、
貧困層を含む「アンダークラス」と呼ばれる階級が拡大の一途にあることだ。
「アンダークラスの中心となっている非正規雇用の労働者は、正規雇用の労働者と比べると、不安定な状態に置かれて
おり貧しい。貧困のために結婚して家族を形成することさえできない状況は、倫理的にも非常に問題です」
アンダークラスの平均年収はわずか186万円、世帯年収でも343万円にとどまる。そして男性の実に3分の2が未婚だ。
大量の非正規労働者が登場し始めたのはバブル経済末期の1990年頃からだが、その頃、まだ20歳前後の若者だった
非正規雇用第1世代が今や50代前後に。そして、大学生の就職率が6割を切っていた"就職氷河期"の大卒者(70年代
生まれ)の一部が非正規雇用のまま働き続け、あと十数年すれば順次60代に。彼らの中には年金を受給できず、生活
保護を受けることが確実な人たちもいる。
「日本はかつて『一億総中流』と呼ばれていた時代が長かったが、80年代以降、富裕層の所得税の引き下げなど格差を
拡大する政策が取られてきた結果、これほどまでに激しく階層分化してしまったのです」(橋本さん)。
転落すると、抜け出せない
たとえ現在、新中間階級や正規労働者階級に属していても、病気や親の介護などで一度会社を辞めてしまうと、アンダー
クラスから再出発せざるを得ないケースが少なくない。そして、いったんアンダークラスに転落すると、そこから抜け出す
のは容易ではない。
「アンダークラスは現時点では、929万人。日本の人口は減少するにもかかわらず、25年には1000万人を超える。アンダー
クラスの多くは子供を持たず"一代限り"の人が多いはずですが、企業が非正規労働者を求めるため、中間層の子供たちが
新たにアンダークラスに流れ込む可能性が高い」と橋本さんは言う。アンダークラスの人たちを経済的に引き上げないと、
社会全体としても大きな問題がある。例えば、社会保障費の増大や、犯罪増加のリスク上昇、また財政悪化により医療給付
水準が低下し、国民全体の平均寿命が短くなる可能性も。では、急速に進む階級社会化を改善するためにはどうすべきなの
か? 橋本さんは、①最低賃金の引き上げ、②累進課税の強化、③相続税率の引き上げ、④資産税(金融資産に一定の控除
枠を設けたうえで、税金をかける)の導入など、所得再配分の強化策を挙げる。最低賃金はさしあたり時給1200円程度
(最終的に同1500円程度)まで引き上げることが望ましいという。「最低賃金で働いても大学初任給くらいになるなら、
さほど恐れる必要はなくなる。最低賃金引き上げで生活保護を利用する人が減るのであれば、コンセンサスも作りやすい」
(橋本さん)。貧困の連鎖を断ち切り、日本を活性化させるには、アンダークラスの生活の向上が急務である。

結婚しない人が増えているのは合理的な選択の結果である理由 (8月22日 ダイヤモンド・オンライン)
急上昇する「生涯未婚率」
最近、ある取材で「今の日本、どんどん結婚しない人が増えてきているように思います。何か原因はあるのでしょうか?」
という質問を受けた。2015年の国勢調査による生涯未婚率は男性23.4%、女性が14.1%である。この数字は、2000年には
男性12.6%、女性5.8%、1990年にはそれぞれ5.6%、4.3%だった。寿命が延び、かつ晩婚化が進んでいる今日、「50歳
まで未婚の人」を「生涯未婚」と決めつけていいのかという「生涯未婚率」の定義には少々議論があってもよかろうが、
「結婚しない人」が顕著に増えていることは間違いない。さて、原因は何なのだろうか?おそらく、複合的に関連する理由
が複数あると思われる。要因とその影響度の大きさを正確に特定することは、簡単ではなさそうだ。手掛かりを得るために、
経済常識的に考えるとすると、「結婚する」という選択肢のベネフィット(便益)とコスト(費用)から整理するべきだろう。 
人の判断基準がそう変わるものではないと仮定すると、未婚者増加の原因は、結婚することによって得られるベネフィット
が減ったか、結婚することに対するコストが上がったか、いずれかに分類できるはずだ。原因は大きくいって六つ。影響度
「大きさ」の順番を確定することは容易でないが、未婚率の上昇の原因として以下の六つが思い浮かぶ。
(1)結婚の社会的重要度低下
(2)性欲の低下
(3)女性労働参加拡大
(4)家庭内労働力の必要性低下
(5)勤労者所得の伸び悩みと専業主婦家庭の呪縛
(6)育児コストの上昇
では、順に見てみよう。
(1)結婚の社会的重要度低下
一つには、生活の単位が「家」から「個人」に移ってきたことを背景とする、結婚の必要性の減少があるだろう。端的に言って、
「家を継ぐ」ということが重要視されなくなってきた。多くのケースで、結婚は家の問題であるというよりも、個人の選択の
問題だと解されるようになった。家族、親族からの「結婚しなさい」という圧力は、かつてよりも格段に低下した。た、1990
年くらいまでの段階では、会社では社員が結婚していることをプラスに人事評価する傾向が顕著にあった。独身であり続ける
ことが、人事上不利に働く要素だったのだ。例えば、結婚していない社員が、海外駐在のローテーションに乗り損ねるような
大手商社が現実にあった。また、会社内の人事評価にあっても独身が不利に働く傾向があったし、男性の場合は妻帯者の方が
社会的な信用があった。近年の、個人の平等化を徹底する人権意識の変化を背景に、家の重要性が薄れ、独身であることの
会社や社会での不利が低減したため、「結婚」によって親族のプレッシャーや個人としての各種の不利を解消するベネフィット
が、大きく低下したと考えられる。(後略)

日本では「アンダークラス」と呼ばれる新しい階層が拡大の一途をたどっています。
930万人いるとされるアンダークラスの平均年収は186万円で、男性の未婚率は66.4%。
今後、企業の業績が拡大し続けたとしても、アンダークラスの増加は止まりません。
貧困の問題では、「家庭さえ持てない」という言葉がよく出てきます。この言葉は、
アンダークラス全員に対してではなく、アンダークラスの男性を対象にしています。
日本では、事実上、男性が家庭を支えなければなりません。男は、専業主夫を自分勝手
に選ぶことはできませんし、専業主夫になっても社会的に肩身の狭い思いをすることに
なるでしょう。日本の社会は、積極的に女性を差別しようとしているわけではなく、
男性を優遇したために、その結果として女性差別になってしまっているのですが、なぜ
男性を優遇していたかといえば、「家族に飯を食わせなければならない」からです。
したがって、男性には男性特有の結婚したくない理由があり、それは、将来にわたって、
家族に飯を食わせなければならないという心理的負担です。特に、子どもの高等教育に
カネがかかる現状では、自分の年齢に20を足して、そのとき自分がどうなっているのか
を考えなければなりません。しかし、20年後のことなど、誰に分かるでしょうか・・・
日本の社会では、アンダークラスは死ぬまでアンダークラス。若年層アンダークラスは
この絶望感に耐えなければなりません。中間層の人は、自分がいつ、アンダークラスに
落ちるか分かりません。転落のきっかけは、病気であり、リストラであり、会社の倒産。
アンダークラスに落ちてしまえば、死ぬまでアンダークラスですから、中間層の男性は、
いつになっても、アンダークラス転落の不安から抜けだすことができません。高収入で
高支出の生活をおくっている人ほど、仕事で成果をあげられなければ、中高年になって
リストラされる可能性が高く、かつそのままアンダークラスに転落し、一家離散になり
やすい傾向にあります。マスコミや政治家は、軽々しく、消費の拡大には、将来不安を
解消することが必要などと言いますが、将来不安がなくなることなど、あり得ません。
根拠のない不安は持たないほうがいいのですが、現在の日本が置かれている社会情勢で、
一部の恵まれた人を除けば、不安を持たないほうが異常です。不安は、困難な状況に
直面することが予想される時には誰もが感じるものであり、不安があるからこそ、
危険な状況をあらかじめ回避することができるのです。




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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

時間が流れるという概念を
受け入れたのは、
あなたがた自身。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:48歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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