政府、働き方改革へ実行計画 残業上限や同一賃金 (3月28日 日経電子版)
政府は28日、働き方改革実現会議を首相官邸で開き、長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入を盛り込んだ実行計画をまとめた。正社員
による長時間労働など戦後雇用慣行の見直しに踏み込んだ。政府は今年の国会に関連法の改正案を提出し、2019年度からの実現をめざす。
ただ、生産性向上や成長底上げには力不足の面もあり、なお課題を残す。安倍晋三首相は同日の実現会議で「日本の働き方を変える歴史的な
一歩。17年は出発点と記憶される」と発言。「法案を成立させなければ絵に描いた餅に終わる。全力を傾注する」と述べ、早期の関連法案
提出を閣僚に指示した。働き方改革は首相肝煎りの政策。昨年9月に有識者らで実現会議を設置し、長時間労働の是正や、正規労働者との
格差がつく非正規の処遇改善などを検討してきた。昨年末には同じ仕事に同じ賃金を払う同一労働同一賃金のガイドラインを作り、今年
3月には残業時間に上限を設けることで政労使間で合意した。実行計画にはこうした成果を盛り込んだ。検討に時間をかけたのは長時間
労働の是正。残業を「原則月45時間、年間で360時間」とし、労使で協定を結べば年間720時間まで認めるとした。特に忙しい月は特例と
して100時間未満の残業を容認する。経団連は働き手の自由度が狭まるとして上限規制に慎重だったが、首相の裁定で上限設定が決まった。
労働者全体の4割弱を占める非正規労働者の処遇改善にも取り組んだ。同一労働同一賃金の導入で正社員と非正規の不合理な待遇差を
つけないよう徹底。賃金や福利厚生も対象に処遇差をできるだけなくし、何らかの差をつける企業には説明責任を求めた。(後略)

国内労働生産性個人の「働き方改革」では生産性は向上しない
日本の労働生産性を低下させている構造問題 (3月17日 東洋経済オンライン)
労働生産性の改善は進んでいない
内閣府が2016年12月22日に発表した2015年度国民経済計算の年次推計によると、
2015年の実質GDP成長率はプラス1.2%となった。また、実質GDP÷就業者数で
求められる労働生産性は前年比プラス0.9%と、2年ぶりに改善した。ただし、
2010年以降の平均であるプラス1.4%は下回ったままである。日本生産性本部が
発表した「労働生産性の国際比較2016年版」によると、2015年の日本の労働
生産性(名目)はOECD(経済協力開発機構)加盟35カ国中22位となり、G7
(先進7カ国)では最下位。G7で最も労働生産性の高い米国と比較し、日本の
製造業の労働生産性は69.7%、サービス業は49.9%にとどまるという。同調査
では「小売や飲食、製造業などを中心に日本企業は、1990年代からのデフレに
対応して業務効率化をすすめ、利益を削ってでも低価格化を実現することで競争力
強化につなげてきたところがある」「業務の効率化を進めるだけでなく、新しい
サービスや製品を生み出して付加価値を獲得することが重要ということだろう」
とまとめている。最近では、働き方改革などで議論される個人レベルでの生産性
向上に焦点が集まりがちだが、上記の指摘を踏まえると、産業レベルの課題のほう
が重要といえそうだ。新しいサービスや製品を生み出すには需要が必要である。
人口が減少し、高齢化による社会保障費負担の増大によって個人消費が伸び悩む
日本にとっては、困難な課題である。むろん、働き方改革やAI(人工知能)の活用
を中心とした企業の業務効率化によって人々の余暇時間が増加し、それが新たな
需要(特にサービス業での)を掘り起こす面があるかもしれないが、これにも過度
な期待はできない。(中略)
産業構造の変化が生産性を低下させている
需要の絶対量だけでなく、需要の種類の変化による産業構造の変化も労働生産性の改善を抑制している。1970年代以降の労働生産性の変化率を
「労働者構成変化要因」と「産業内生産性向上要因」に分けると、前者の要因が1990年代にプラス幅を大きく縮小させ、2000年以降はマイナス
寄与となったことがわかる。「労働者構成変化要因」とは、労働者が産業間を移動することで労働生産性が変化する要因である。仮に労働生産性
の高い産業に雇用が集中すれば日本全体の労働生産性が上がるが、2000年以降はむしろ労働生産性の低い産業に雇用が流れていて、日本全体の
労働生産性の伸び率を抑制する要因となっている。通常は労働生産性の高い産業(リーディング産業)や企業には十分な余裕があるため雇用を
増やすことが期待されるが、実際にはそのようになっていない。労働生産性が高い製造業と労働生産性が低いサービス業における労働生産性と
就業者数の変化を見ると、1970~89年とそれ以降とで傾向が大きく異なる。横軸に労働生産性、縦軸に就業者数をとって変化を見ると、製造
業とサービス業はともに1970~89年は右上がりの傾向があったものの、1990年以降の製造業は右下へ、サービス業は左上へ動いている。
この図では右上がりの傾向は労働生産性が改善しながら雇用が増えていることを示し、望ましい動きである。1970~89年では、程度の違いは
あるものの両産業ともに右上がりの傾向にあった。一方、右下がりは労働生産性が改善しているにもかかわらず雇用が減少していることを示す。
雇用を減らすことで労働生産性を高めてきたといってもよいだろう。左上がりは労働生産性が下がりながら雇用を増やしている状態を示すため、
サービス業では過度に雇用の増えている可能性がある。
製造業とサービス業の労働生産性需要が産業構造の変化を引き起こしている
過去15年(2002年~17年)の業種別の就業
者数によると、最も就業者数が増加した業種
は「医療、福祉」のプラス74.0%だった。
高齢化社会におけるニーズの増加が明らかに
影響している。一方、最も減少した業種は
「農業、林業」のマイナス24.1%である。
これらも高齢化による後継者問題などが
課題の業種である。いずれの業種の変化
を見ても、生産性の高い業種に雇用が
集まったわけでもなければ、逆に生産性
が低い業種で淘汰が起きたというわけ
でもなさそうだ。
最近では「第4次産業革命」によって、
AIにいろいろな業種の雇用が奪われる
といった議論があるが、実際には社会における必要性が産業構造の変化を生じさせる可能性が高い。日本の場合、生産性を引き上げる
ことが難しい介護・医療などサービス業の需要が今後も増加するだろう。安倍晋三首相は1月4日の年頭記者会見で、「金融政策、財政
政策、そして成長戦略の3本の矢を打ち続けてまいります」と話した。だが、生産性の伸び率低下に伴う長期の課題の解決は困難なため、
今後もこれまでどおり金融政策と財政政策に傾斜した短期的な政策運営が、続きそうだ。

安倍さんは働き方改革を積極的に進めており、それ自体はとてもよいことなのですが、労働者
の生産性を高めることができなければ、労働時間を短縮した分、労働者一人当たりの生産性は
減少することになります。そのような状況では、いくら安倍さんが声を大にして経済界に要請
しても「賃上げ」は実現できません。人口に占める労働者の割合は今後、減少していきます
から、日本の一人当たりのGDPは徐々に低下していくことになるでしょう。つまり、国民が
貧しくなっていくということです。労働者の生産性を上げることは、日本経済にとって絶対に
必要なことなのです。労働生産性というと、その言葉からして、労働者の働き方の問題である
ように感じてしまいます。確かに、業務改善は必要です。しかし、そのような問題よりも重要
なのが、産業構造です。産業構造上、儲からない業界(特にサービス業)では、生産性を向上
させるビジネスモデルを生みだす必要があります。これこそが経営者の仕事であるべきなの
ですが、日本では、創業者でなければ、大過なく過ごしたいと思う社長が多いのではないで
しょうか?事なかれ主義が蔓延している企業においては、革新的なビジネスモデルを生み出す
モチベーションがありません。そのうちに産業構造が変化してゆき、はたと気づいたときには
「にっちもさっちもいかない」状況に追い込まれるのです。東芝を見れば分かるように、経営
者が無能なら、19万人の社員がどんなに努力をしても「水泡に帰す」だけです。国内企業では、
アメリカのようにオーナーが経営者をクビすることがほとんどないため、何もしない経営者を
どんどんクビにしていく仕組みがありません。経営が完全に行き詰まってしまえば、株主も
黙ってはいないでしょうが、本当に手を打たなければならない状況のときは、経営はそこそこ
うまくいっていることが多いのです。経営者の不作為をとがめるのは簡単ではありません!
日本の組織にはよく見られる「責任を従業員に押しつける経営者」を一掃できないようでは、
いつになっても生産性は向上しないように思います。
経営者が無能でも、あなたは「チャレンジ」しますか?





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2017_03_30


道徳教科書の検定意見パン屋「郷土愛不足」で和菓子屋に 道徳の教科書検定
(3月24日 朝日新聞デジタル)
初めての小学校道徳の教科書検定が終わり、8社の24点66冊が出そろった。
本来、「考え、議論する」を掲げたはずなのに、文部科学省が検定過程で
付けた数々の意見からは、教科書作りに積極的に関与しようとする姿勢が
浮き彫りになった。高校の地理歴史や公民の教科書でも、集団的自衛権や
南京大虐殺などの記述が、文科省の指摘に従って横並びになった。
「しょうぼうだんのおじさん」という題材で、登場人物のパン屋の「おじさん」
とタイトルを「おじいさん」に変え、挿絵も高齢の男性風に(東京書籍、小4)
▽「にちようびのさんぽみち」という教材で登場する「パン屋」を「和菓子屋」
に(同、小1)▽「大すき、わたしたちの町」と題して町を探検する話題で、
アスレチックの遊具で遊ぶ公園を、和楽器を売る店に差し替え(学研教育みらい、
小1)――。いずれも文科省が、道徳教科書の検定で「学習指導要領の示す
内容に照らして、扱いが不適切」と指摘し、出版社が改めた例だ。
おじさんを修正したのは、感謝する対象として指導要領がうたう「高齢者」を
含めるためだ。文科省は「パン屋」についても、「パン屋がダメというわけで
はなく、教科書全体で指導要領にある『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、
愛着をもつ』という点が足りないため」と説明。「アスレチック」も同様の指摘を受け、出版社が日本らしいものに修正した。 
「ここまで細かいとは」。各社の編集者はこうした検定のやり方に戸惑う。検定に臨んだ8社は、2015年に告示された指導要領
が学年ごとに定める「節度、節制」「感謝」「国や郷土を愛する態度」など、19~22の「内容項目」を網羅することを求められた。
                                                        (後略)
森友学園に問う、本当に必要な道徳教育とは?
庶民に徳が残り、勝ち組に徳がない国、ニッポン
 (3月23日 日経ビジネスオンライン)
勝ち組が「徳」を見せないと恥ずかしい社会に
日本人の一般大衆の犯罪の少なさや親に対する介護の義務感などを見る限り、「道」は世界的にみても誇れるものがある。問題は、
勝ち組や富裕層が大衆に、寄付や高額納税などの「徳」を示さないことだろう。報道を見る限り、森友学園の理事長が「人格を
磨き、さらに進んで、社会公共のために貢献」しているとは思えないし、また下村元大臣を含めて、お金にまつわって汚い印象を
与えること自体が、「徳」の教育に反している。経営者にしても、例えば東芝の歴代経営者や震災前の東京電力の経営者の徳の
なさが、会社の存亡につながったと言っていいはずだ。勝ち組が「徳」を見せないと恥ずかしいという価値観(日本にもかつて
はあったと私は信じている)を再建しないと、子どもたちに示すべきロールモデルは作れないし、日本の格差社会や消費不況
(金持ちが貯めるだけでなくもっと使ってほしい)の問題が解決しそうにないというのは私の杞憂だろうか?日本に必要な道徳
教育というのは、過去の偉人など、どういう人間が徳があるかを教えていくことや、この手の恥ずかしい人間を断罪して、こんな
人間になってはいけないと教えることのように思えてならない。「道」がしっかりしていれば犯罪も少ないし、ある程度の秩序は
維持できるだろう。しかし、経営者や為政者の「徳」がないと、社会の方向は定まらないし、人々の不安は治まらない。それが
現在の日本の停滞につながっているというのが私の心理学的解釈である。もちろん、「徳」は為政者や経営者にだけ求められる
ものではない。「情けは人のためならず」と言う。せめて本コラムの読者の方だけでも、少しでも上に立つ立場にいるなら「徳」
を示すということを意識してもらえれば、そのセクションの士気は高まるし、先々、自分が歳をとってから慕われるという形で
返ってくると私は信じている。

引き揚げられたセウォル号庶民に道徳など必要ありません。
そもそも日本人は従順すぎ。間違った権威
に追従することのないよう、気をつけなけ
ればなりません。韓国にも似たような服従
文化があるようです。セウォル号沈没事故
における最大の悲劇は、船長、船員による
避難誘導がされず、船長、船員が乗客より
先に逃げたことです。多くの乗客は、言われるがまま、その場を動かなかったのです。
日本では先の大戦で、天皇を国民の戦意昆揚に利用した軍部の間違った方針により、多くの
国民の命が失われました。どんな理由があったにせよ、そのことを隠蔽したり、美化したり
すべきではありません。間違った指導者に騙されることがないよう、常に気をつけておか
なければなりません。そのうえで、「国を守る」意識は必要です。現代社会においては、
「国破れて山河あり」とはならないでしょう。日本の近くには「ならずもの国家」がある
ことを忘れてはなりません。日本が他国から攻撃され、多くの国民が犠牲になる可能性は
常にあるのです。国が崩壊して苦しむのは、逃げることができない庶民なのです。
日本の保守は「愛国」に力点を置く傾向にありますが、アメリカの保守は、強いアメリカと
ともに小さな政府を望んでおり、国民に対して、国が過度に干渉しないように求めています。
日本の保守が主張する「愛国」には、自己犠牲や利他主義的な意味が含まれていて、これは
為政者が国民をコントロールするのに都合がよいものです。為政者に都合のよい「愛国」を
訴える人は、「偽保守」というべきでしょう。愛国心は自発的なものであるべきです。
日本で愛国心が足りないのは、特権階級。「得」している人間に「徳」が足りないだけ。
ただし、その「得」を寄付しろとは言いません。もっと儲けてもらって、ちゃんと税金を
払ってくれればいいんです。「保守」の最大の敵は、売国的知識人なのですが、決して、
「愛国」を、為政者が権力を維持するための手段に利用されてはならないのです。





2017_03_28


籠池氏証人喚問「私だけ悪者にされた」持論展開 “保守の同志”と徹底抗戦辞さず…
恨み節連発も核心は触れず
(2月23日 産経WEST)
学校法人「森友学園」(大阪市)の小学校設置をめぐる問題で23日、ようやく実現
した国会による学園側の籠池(かごいけ)泰典氏への証人喚問。虚偽証言は偽証罪に
問われる恐れもある緊張感にも動じずに持論を展開し、「応援してくれていたと思っ
た人が手のひらを返すように離れていった」「私だけが悪者にされた」と恨み節も。
「真相解明を」と財務省幹部や松井一郎大阪府知事ら関係者の喚問も要求し、自民
議員の質問にも反発するなど、かつての“同志”らとの徹底抗戦も辞さない構えを
示した。(中略)安倍晋三首相らの“後押し”をにおわせ、昭恵夫人から100万円を
渡されたと主張。協力を依頼した先として、新たに自民や日本維新の会の国会議員名
を挙げ、稲田朋美防衛相の夫の弁護士事務所に昨年に相談していたとも言及した。
籠池氏は「(問題の過熱後に)手のひらを返すように離れていった。どうしてこう
なったのか」と不満をぶちまけた。最大の焦点となっている小学校建設用地の大幅
値引きや政治家の口利きについては「想定外の大幅値下げで驚いた」「交渉の詳細
は承知していない」と、直接関知はしていないとの姿勢に終始した。小学校認可申請の取り下げは、10日の記者会見では自らの
決断だと語っていたが、喚問では「代理人弁護士の指示」だったと、責任転嫁と取れる発言もした。
不満は、質問する議員らにも及んだ。自民党の西田昌司議員に証言の事実関係に誤りがある可能性を何度も指摘されると、
「的外れだ」と強く言い返す場面もあった。さらに、財務省の官僚や学校認可を認めない姿勢を強調していた松井知事の名前も
挙げ、「トカゲのしっぽ切りをせず、他の関係者を呼んで真相究明を進めてほしい」と、自分だけが“悪者”ではないと強調した。

安倍首相と稲田防衛大臣「保守」を名乗る安倍首相やネトウヨ論客が偽物である理由とは?
安倍でもわかる「保守主義」のお話。
(2016年12月24日 BEST TIMES ベストタイムズ)
安倍でもわかる「保守主義」のお話。保守とは何か。ひとことで言えば、
「人間理性に懐疑的である」のが保守です。抽象的なものを警戒し、現実に
立脚する。人間は合理的に動かないし、社会は矛盾を抱えていて当然だという
前提から出発する。逆に言えば「人間理性を信仰する」のが左翼です。これを
一つ下のレベルの話に落とすと、近代啓蒙思想をそのまま現実社会に組み込む
ことに否定的なのが保守となる。なぜなら、近代啓蒙思想は理性の拡大の延長
 線上に理想社会を見いだすという発想の下にあるからです。要するに、進歩思想ですね。そこで保守の批判
 の対象になるのは急進的な平等主義と自由主義です。たとえば「伝統の擁護」といった保守の性質も、
 「理性に対する懐疑」ということで説明できる。非合理的に見える伝統や慣習を理性により裁断することを
 警戒するわけです。保守が宗教を重視するのも理性の暴走を防ぐためです。中間共同体を重視するのは、
 近代イデオロギーの暴走を抑える緩衝材を必要とするからですね。よって、保守は漸進主義になる。つまり、
 ゆっくりと慎重に改革を進める。改革というより改善です。保守は、左翼のように平等や人権を普遍的価値
 とは捉えません。あらゆる価値は、個別の現実、歴史に付随するものであるからです。
 保守にとっては、「自由」でさえ、絶対の価値を持つものではない。
 ついでに言えば、反米、親米、嫌中、嫌韓、改憲派、軍国主義、復古、国家主義といったものは、保守の
 定義とはなんの関係もない。それらはそれぞれの個人の要素の一つです。納豆が好きか嫌いかは保守である
 ことと関係ない。それと同じ。そこが曖昧になっているので、わが国では保守の対極にあるような人たちが
「保守」を名乗っているのでしょう。「保守系」と呼ばれる新聞や雑誌で書いている連中でも、真の保守は一割もいないのでは
ないか。政治哲学者のマイケル・オークショット(一九〇一~九〇年)が言うように、保守的性向は人間のあらゆる活動に対し、
適合的である。そして安倍にもっとも欠けているのが、この保守的性向なのです。


「保守対リベラル」と言われますが、保守とリベラルを決定的に分断している根本的な思想
とは何でしょうか?個人的には、「保守=反合理主義」だと思っています。
合理性を否定するのではなく、合理的なものより合理的でないものに力点を置くのです。
「人生とは何か」を合理的に考えたことがありますか?きっと、うつ病になるでしょう。
わたしたちが発狂しなくてすむのは、「情」があるからです。(=保守的発想)
だから保守にとって、家庭とか、愛国とか、伝統などが重要にキーワードになるのです。
このように考えると、籠池さんはやはり「保守」ですね。では、安倍さんはどうか?
安倍さんも「保守」だと思いますが、保守らしからぬ部分もあります。保守にとって、
日本の田園風景は絶対に守らなければならないもののひとつですが、安倍さんの改革は、
国内農業を破壊させ、国土を荒廃させかねない危険性を持っているだけに、保守本流から
恨みを買っているかもしれません。農政改革や自由貿易の推進は、リベラルな選択です。
さて、わたしはと言えば・・・完全に「保守」です。なぜなら・・・
「人が科学的にものを考える態度」にではなく、「人が神に祈りをささげる姿」に美しさを
感じるからです。科学には正解がありますが、人生に正解があるようには思えません。
リベラルな人がやりがちな、「科学的な正解としての理想」を追求するやり方では、人々を
幸福に導くことはできないと確信しています。
でも、科学を学ぶことは無意味ではありません。なぜなら、科学を学ばないと、科学の限界
を知ることもできないからです。最近話題の宗教団体にケンカを売っているわけではないが、
幸福は科学できない!「科学で死後は分からない」「科学は未来を正確に予測できない」
「科学」は、「科学」にふさわしい領域でのみ適用されるべきです。
「あなたが生きる意味を科学的に説明し、それを証明せよ!」
もし、これに解答できるようでしたら、あなたは、立派な科学原理主義者です。





2017_03_26


東芝融資、銀行の足並みに乱れ 一部地銀は引き揚げ (3月22日 朝日新聞デジタル)
原発事業の巨額損失で経営難に陥った東芝を巡り、融資する銀行の間で足並みの乱れが出ている。2016年4~12月期
決算発表を2度も延期し、損失拡大の可能性もあるためだ。大手銀行は変わらず支援する姿勢だが、一部の地方銀行では
融資引き揚げの動きもあり、東芝は株式や土地を担保に差し出して融資継続を求めている。
「これまでと変わらぬ支援を、なにとぞお願いします」。今月15日、前日に決算発表を延期したばかりの東芝は、都内の
本社で取引金融機関を集めた説明会を開き、財務担当者が融資継続を求めた。メインバンクの三井住友銀行、みずほ銀、
三井住友信託銀のほか、大手銀行や地方銀行、生命保険会社など約100の金融機関が集まった。
説明資料は前日の記者会見とほとんど同じだったが、大きく異なるのが、「資金繰り状況」と「御依頼事項」だ。
資金繰りは、現預金や融資枠を確保し、2017年度以降も1兆円超の手元資金が確保できると強調。「依頼」として、
保有するグループ企業などの株式や、工場の敷地などを新たに担保に差し出し、融資を続けることを求めた。金融機関
には3月末までの回答を要請した。メインバンクの大手行は支援継続で一致したが、地銀などからは不満が漏れた。
結局支援継続で一致できず、大手行が地銀などを説得することになった。

東芝を破綻寸前に追い込んだ「日本の病」 米国に足元を見られる理由とは?(3月21日 MONEY VOICE マネーボイス)
日本式意思決定システムの問題点
米国の企業では、企業間の交渉の際には、経営陣から「最低限守らなければならない条件」が与えられた上で、全権が
担当者に与えられます。例えば、買収の場合であれば、「最大限払って良い金額」だとか「買収後に数年間は会社に縛り
付けておくべきメンバーのリスト」などが、その条件です。担当者は、その条件の範囲内であれば、全権を持って交渉で
きます。経営陣に相談しなければならないのは、その条件を変更しなければならない場合のみです。そのため、交渉の場
で色々なことがスピーディに決められるのです。逆に、日本の場合、多くの場合、担当者は全権を持っておらず、交渉の
場で相手から出てきた要求に対する返事は「持ち帰って検討する」ことが一般的です。そんな意思決定システムを持つ
日本の会社が米国の会社を買収する場合、全権を持たない担当者は、契約の細かな条件を決める際には、単に相手の企業
と交渉するだけでなく、経営陣からの承諾を取るための「社内交渉」に大幅な手間と時間をかける必要があります。
その結果、担当者は、買収相手に対しては「買り手」でありならも、社内の経営陣に対しては「売り手」というとても
微妙な立場に自分を置くことになります。さらに、社内のコンセンサスを取るための努力をしている過程で、「買収を
成功させること」が自分のキャリアにとって重要、という状況にまで追い込まれてしまうことがしばしばあります。自分
が担当している買収を成功させるために、社内の様々な人に協力してもらって「借り」を作ってしまった結果、「今さら
後には引けない」という状況になってしまうのです。
不利な条件にも「ノー」と言えなかった東芝
東芝で、ウェスティングハウスの買収を進めていた担当者も、ある時点で、そんな立場に追い込まれてしまったのだと
思います。そもそもウェスティングハウスを買収して原発事業に乗り出すべきかどうか、そしてそれに必要な資金、
共同出資者の選択、などの大きな部分で社内調整をして経営陣を説得した結果、「今さら引くに引けない」状況にまで
追い込まれていたのだと思います。そして最後の最後になって、ショーグループが「プットオプションをもらえない限り
は共同出資はできない」と言い出したとすれば、それに東芝側の担当者が NO というのは非常に難しかっただろうことが
容易に想像がつきます。そして、なんとか買収を成功させたかった担当者は、「ショーグループが、プットオプションを
要求しているのは、万が一のための保険に過ぎません。原発産業はこれから大きく伸びるので、ショーグループがプット
オプションを行使することなど決してないので心配ありません」と経営陣を説得したのだと思います。結局は、その万が
一のこと(=福島第一原発での事故)が起こったために、ショーグループはプットオプションを行使し、東芝はさらに
1000億円超のお金を支払って、(事故の結果、事業が低迷することが目に見えていた)ウェスティングハウスの株式
を買い増さなければならなかったのです。

東芝 LNGでもリスク…最大1兆円損失 販売先探し難航 (3月8日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
米原発事業に絡む巨額損失で2017年3月期に債務超過に陥る東芝が、液化天然ガス(LNG)事業で最大約1兆円の
損失リスクを抱えている。13年に当時割安だった米国産LNGを仕入れる契約を結んだが、販売先探しが難航している
ためだ。売れなければ19年3月期から損失を計上しなければならず、経営危機に陥っている東芝への追い打ちとなり
かねない。 東芝は13年、19年9月から20年間にわたって、米国産の天然ガスであるシェールガス由来のLNGを
年間220万トン調達する契約を米企業と結んだ。11年の東日本大震災後、国内では原発の再稼働が進まず、火力発電
用のLNGの需要が急増。日本が輸入していた中東などのLNG価格は原油価格に連動しており、当時は高騰していた。
このため東芝は、当時割安だった米国産シェールガス由来のLNGを調達し、低価格を武器に、自社が製造している
火力発電設備とセットで電力会社などに販売しようと計画した。 しかし、もくろみは崩れた。原油価格は14年ごろから
急落し、中東産などのLNG価格も下落。米国産シェールガス由来のLNGの価格競争力が失われたからだ。
東芝はこれまでに、調達予定のLNGの半分以上を販売する基本合意書を結んだが、法的拘束力はなく「条件次第では
買い取ってもらえない」(広報)という。東京電力フュエル&パワーと中部電力が折半出資する「JERA(ジェラ)」
が販売先を紹介する支援をしているが、ジェラは「東芝からLNGを買い取ることはない」としている。
一方で東芝は、販売先の有無にかかわらず、19年から米企業にLNGの代金を支払う契約になっており、販売先が
見つからなければ19年3月期から損失を計上しなければならない。20年間売れない場合の損失は計約1兆円に
上ると想定している。「財務基盤が弱い東芝が、米原発事業の巨額損失に加えてLNG事業のリスクに耐えられる
のか」(アナリスト)との懸念は強く、経営の新たな火種となる恐れがある。

エリートバカ集団東芝の「嘘」には呆れるばかりですが、
経営者のバカさ加減にも愛想を尽かして
しまいます。ほとんどの従業員には何の
責任もないのに。「笑えない話」です。
豊洲問題でもそうなのですが、どんな
交渉も「結論ありき」ではダメです。
車を買うときに、「何がなんでもこの車
を買う」という態度を出してしまったら、
値引き額が小さくなるのは当然のことです。個人レベルでは誰でも知っているのに、
組織では、交渉妥結前に、経営陣(東京都の場合は知事?都の幹部?)が「結論」を
出してしまっているのです。交渉しているうちに相手もそれを理解するでしょうから、
そうなると「足元を見られる」でしょう。決裂できない交渉なんてあり得ません!
粘り強く交渉することも必要でしょうが、妥協点を見いだせないこともあるのです。
特に、最終段階で相手がゴリ押ししてきた場合、これまでの交渉の努力がすべて無に
なってしまったとしても、安易な妥協をしてはいけません。日本人は、交渉の最終
局面での裏切りに慣れていないために、海外での交渉に負けてしまうのでしょう。
原発事業において不利な契約を結んでしまった東芝は、LNG事業でも不利な契約を
結んでいるのではないかと心配されます。原発事業と同様、LNG事業においても、
リスクは既に顕在化しています。2014年には日本の天然ガスの価格は、17ドル以上
(100万BTUあたり)していましたが、現在では7.5ドルです。米国は3ドルなので、
これを輸入すれば儲かるじゃないかと思われるかもしれませんが、そうではない!
現在輸入すれば、生産2.5ドル、米国内輸送1ドル、液化3ドル、海上輸送2ドルで、
計8.5ドルはかかると推定されます。しかし、東芝は当時の価格のままで、値引き
交渉ができていないでしょうから、10ドルを越えているのではないでしょうか?
オーストラリアやマレーシアからなら7.5ドルで買えるLNGを、10ドル以上で買って

LNG国際価格の推移くれるところがあるので
しょうか?契約次第ですが。
それとも、神風が吹いて、
天然ガスの国際価格が、
これから上昇していくと
いうことでしょうか?
これはビジネスではなく、
博打ですね。

天然ガス価格の推移(月次)




2017_03_24


松本人志、「芸人終わっている」発言の茂木氏に皮肉たっぷり「センスがない」 (3月19日 ORICON NEWS)
オリコンニュース松本人志お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が19日、フジテレビ系『ワイドナショー』(毎週日曜
前10:00)に出演。脳科学者・茂木健一郎氏の「日本の芸人終わっている発言」の話題で
松本は「腹が立たなかった」とコメントした一方で、「センスがない」を連発し、番組で使用
した写真で茂木氏が着ていたキリンの絵が描いてあるTシャツにもダメ出ししていた。 茂木氏
は2月下旬から、ツイッターで日本のテレビやお笑い文化の現状についてたびたび持論を展開。
特にお笑いについては米英のコメディーと比較し「政治・社会風刺」的な要素が足りず、多様性
がないことを指摘。「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、
国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」と述べていた。
松本は「このニュースを観た時に、全然腹が立たなかった。なんでかと思ったら、茂木さんが
全然、面白くないからなんですね。笑いのセンスが全くないから、この人に言われても刺さらない、ムカッともこない」と、
笑いを誘いながら痛烈に皮肉った。 「風刺とか、下から上の人たちに何かいうのは、笑いのとり方として一番安易で簡単なこと。
日本のコメディアンがやらないだけで、そこを言われてもなぁ」と続けた。 茂木氏はその後、ウーマンラッシュアワーの村本
大輔とネット番組で直接対話し、「俺も反省してるもん、素人のくせにこんな口出すんじゃなかったなって」と一連の発言を後悔。
これに対しても、松本は「全然おもしろくない。センスがない。脳科学的にセンスない」とバッサリ。 MCの東野幸治が
「番組に来ていただきたいですよね」と水を向けると、松本も「来てください。茂木さん自体は嫌いじゃない、ただセンスが…」
と話していた。
茂木氏、松本人志に「センスない返し、すみません」 (3月20日 nikkansports.com 日刊スポーツ)
日刊スポーツ茂木健一郎脳科学者の茂木健一郎氏(54)が、自身のお笑い批判に対するダウンタウン松本人志(53)
の反論に返答した。茂木氏の「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、
権力者に批評の目を向けた笑いは皆無」というツイートが物議を醸しているが、19日放送の
フジテレビ系「ワイドナショー」で、松本人志は「茂木さんが全然面白くない。笑いのセンス
が全然ないから、この人に言われても『刺さらなねぇぜー』って感じ」とバッサリ切っていた。
茂木氏は同日、マラソンを楽しむツイート後に「ネットニュースで『ワイドナショー』での
松本人志さんのご発言を知る。。。フルマラソンの疲労のせいだと思うけど、力が出ないので、
ちょっと横になってきます。。。」と冗談めかして発言していた。茂木氏は翌20日、松本の
当該発言を映像で改めて確認したとして「私はサンドバッグみたいでしたが、自分のことだ、
ということを置けば面白かったです。茂木だけに『M』なのかな。またセンスのない返し、
すみません」と感想をつづった。また、番組では、作家の古市憲寿氏も「批判したいなら、芸人という役割に押し付けず、
自分で批判すればいい」と茂木氏を批判していたが、茂木氏は、そちらに対しても「これまでも時々細々とはやっているし、
これからも折りにふれ試みようとは思います。何しろセンスがないので、ろくなものができないかもしれませんが…」と
コメントした。

 アップル、グーグル……これからの時代は「質問力」で決まる! 正解を出すだけなら人工知能でも
 できる。では、人間の脳はどうあるべきか。「今」を生きるあなたのための実践的脳の使い方。
 「こういうときはどうすればいいんだろう?」
 「どうすれば、うまくできるようになりますか?」
 仕事でもプライベートでも、日常生活において、私たちは自分自身や他人に対して、たくさんの質問を
 している。それこそ意識していているか、無意識であるかにかかわらず……。誰を相手にするかは別と
 して、質問をしない人はいない。また質問ほど自分を変え、世界を変えるものはないと言っても過言では
 ない。その重要性は、これからも変わらない。人工知能(AI)が発達し、人間より多くのことを成し
 遂げられるようになっても、質問する力があれば、自分の居場所を失うことはない。むしろ自分の求める
 生き方を推進し、誰にも縛られずに自由な生き方ができる。質問には、そんな秘められた力がある。
 質問はスキル。変化の激しい時代を生き抜くために最も必要なものの1つ。そう言ってもピンと来ない人
は多いかもしれない。そんな人のためにこそ、本書はある。もしあなたが質問の重要性を理解していないとしたら、本当にソン
をしている。なぜなら質問は脳の可能性を引き出すものだから。質問は脳を活性化させるだけでなく、目の前にあるさまざま
な問題を解決に導いてくれる。その力を最大限に活かしているのが、実はグーグルやアップルといった今をときめく企業である。
こうした企業は、「どうすれば今より便利になるか?」を絶えず問い続け、イノベーションを興し、世界を大きく変えるような
商品やサービスを提供し続けている。始まりは、「どうしたらいい?」「どうすればいい?」というささいな質問。そこから
問題解決のヒントを導き出し、それらを1つ1つ実践していって、大きな成果を出すに至った。彼らが質問しなければ、私たち
の生活は今よりもはるかに不便なものになっていたはずだ。質問の歴史は、人類の歴史。(中略)
質問はイノベーションを興し、問題解決に導く。それを効果的に使えるようになれば、自分を変え、ライバルがいない「ブルー・
オーシャンの世界」にたどり着ける。こんな力を使わずにいるのは、脳にとって残念なことでしかない。質問力は、ときめき力。
カウンセリング力でもあり予測力。何より現状を大きく変える力。本書は、脳科学の見地から、質問の持っている力を誰もが
実践できるように導いてくれる。自分を変えていく質問の方法、いい質問、悪い質問の違い、こんなときに使いたい質問など、
日常生活に役立つ質問が豊富な例で紹介されている。“今”を生きるあなたに最も必要な一冊だ。

質問することは重要だとのことですので、茂木氏に質問!
なぜ、日本のお笑い芸人と海外のコメディアンを比較しなければならないのでしょうか?
欧州と日本のサッカーを比較して、日本のサッカーを批判するのなら理解はできます。
同じルールで対戦するスポーツ競技とは違い、お笑いを各国同じ基準で比較すること自体
が無意味です。しかも、コメディアンの国際水準というのは何で決めるのでしょうか?
まったくもって理解に苦しみます。なぜ、お笑いに多様性が必要なのでしょうか?
日本のお笑いの素晴らしさは、「パターン化しているのに面白い」ことにあります。
多様性はないほうがいいのです。古典落語が日本のお笑いの原点ではないでしょうか。
同じネタで、同じオチで客を笑わせる。この話術、すごいです!
漫才では、毎回、新しいネタが披露されますが、「笑いの型」を持っている漫才師の
ほうが面白い。ワンパターンで、いやワンパターンがいいのです。この安心感・・・
テレビ番組なら、年末の「絶対に笑ってはいけない」シリーズ。マンネリだけど面白い。
さらに言わせてもらうと、なぜ、お笑いに権力者を風刺するネタが必要なのか?
欧米ではどうなのか知りませんが、風刺って、「笑えない」ことが多いものです。
そうでなくても物事を深刻に捉えがちな日本人にとって、権力者の批評などしたら、
空気が凍ってしまいます。あまりにもバカバカしいことだから「笑える」のです。
日本人の脳に必要なのは、真面目に考え過ぎないことではないでしょうか?
もし、「俺の人生は、おもしろおかしいことばかりだった」という人がいたなら、
これは偉人です!そのような人に、脳科学の理論は必要ないでしょう。
お笑い芸人が脳科学の理論を真剣に学んだら、逆効果になってしまいそうです。
学ばなければならないのは脳科学者のほうでしょう。謙虚に、お笑い芸人から学べば、
日本の自殺者を少しでも減らせるかもしれません。





2017_03_22


「奨学金地獄」は本当だった! 学生の2人に1人が借金の現実 (3月18日 PRESIDENT Online プレジデントオンライン)
大学の7割以上が学費の高い私立大学
大学進学にかかる経費は、学費の高騰もあって負担が増している。根本的な問題は大学教育の中心を担っているのが、国公立大
より学費が高い私立大だということだ。大学と同じく義務教育ではない高校と比べるとよくわかる。国公立高に通う生徒は、全体
の68.5%で7割近い。一方、大学はというと国公立大に通う学生は26.6%に過ぎない。7割以上が私立大に通っているのだ。これ
は学校数の差もある。高校は全国に4900校余りあるが、そのうち国公立高が73.3%だ。高校のほとんどが、学費の安い国公立だ。
だから進学率も100%近くなっている。これが大学になると、国公立大は全大学の22.5%を占めるに過ぎない。つまり、7割以上
が私立大のため、学生の学費負担が大きくなっている。学費の安い国公立大に進学できれば、出費を抑えられるが、大学数は
少なく人気で、しかも簡単には合格できない。国公立大はいずれの学部でも難易度を示す偏差値は最低でも50以上。もちろん、
最難関の東京大や京都大では70を超えるほど難しい。難関の国立大や医学部は、予備校や塾に通える資金力のある家庭の子どもが、
合格できるような仕組みになってきている。そうなってくると、大半の家庭では私立大進学がメーンになってくる。経済的に厳し
くても、大学に進学したいと子どもが言うのなら、なんとかしてあげたいと思うのが親。そうなると、奨学金を活用してと考える
ことになる。奨学金制度は大きく分けて2つある。将来、返済の必要がない給付型奨学金と、卒業後返済が必要な貸与型奨学金だ。
言い換えると「もらう奨学金」と「借りる奨学金」の2種類だ。奨学金を運営する団体はさまざまで、国や地方の公共団体、民間
の育英団体、大学など学校だ。給付型奨学金制度は私立大が数多く設けている。かつては貸与型の制度もたくさんあったが、今は
給付型に変わってきている。貸与型で返済が滞っても、大学に回収のノウハウがないことがある。給付型は入学時から活用できる
制度があるが、この場合、入試での成績優秀者に対して奨学金を給付する大学が多い。入試の成績が大学の定める基準を超え、
合格して入学すると奨学金がもらえる。授業料を4年間全額免除とか半額免除とか、授業料だけでなく、施設設備費を含めた金額
奨学金の実態を免除するなどさまざまだ。

借金してまで学びたいのか、真剣に考えよ
私立大は何校も受験でき、合格発表後に入学校
を決める。複数合格した場合、受験生や保護者
は志望が高い順に選んでいくが、合格した大学
の中で志望順位が下位であっても、給付型奨学
金がもらえる合格だからと入学してくれれば、
優秀な学生を確保したい大学の狙い通りになる。
しかし、奨学金をもらえる合格を勝ち取ったとしても、大半の受験生は入学していない。それより、奨学金はもらえないが、
第一志望である難易度の高い他大学に入学手続きを取ってしまうのだ。入学者は奨学金の募集人員を大きく下回り、奨学金
受給者は実質的には少ないのが普通だ。大手私立大の入試担当者はこう話す。
「入学してくるのは、奨学金合格者として発表したうちの1割ぐらいですが、授業料全額免除ですので入学者は国立大を蹴った
り、レベルの高い私立大を蹴って入学してきていますから、こちらの狙い通り優秀な学生が入学しています」
最近、増えているのが予約型の給付奨学金制度だ。入学を希望する大学の書類審査を受けて受給資格者になり、合格して入学
すると奨学金がもらえる。もちろん、保護者の年収制限はあるが、入試の成績は関係ない。受給資格を得られれば、安心して
受験勉強に打ち込めることになる。一方、貸与型奨学金制度の中心は国の制度だ。国の奨学金制度を運営しているのは日本学生
支援機構(JASSO)だ。その調査によると、2015年にJASSOの奨学金を受けとっている学生は2.6人に1人になるという。
大学独自の制度も加えると、おそらく今は大学生の2人に1人が奨学金を利用していることになる。JASSOの奨学金は無利子の
第一種と卒業後、有利子になる第二種がある。第二種は最大月12万円まで借りられる。もちろん、他の奨学金制度と併用も
可能だ。こうして、奨学金の額がどんどん膨らんでいく。今は昔と違い大企業でも破たんする時代だ。給与も年々右肩上がり
というわけではなく、能力給の部分も多く、思ったほど上がっていかない場合も少なくない。そのため、奨学金返済に窮する
人も出てきている。勤めたところがブラック企業で、辞めたら途端に奨学金の返済に困る人、多額の貸与型奨学金を借りて
返済できず、風俗で働く人もいるという。奨学金が払えなくなると、2人必要な親族の保証人のところに請求が行く。しかも
すぐに全額返済を求められるシステムだ。自己破産せざるを得ない人も出ている。奨学金を借りる場合、将来の返済計画が
大切になってきているといえよう。さらに、親にしても子どもの大学での成績に注意し、就職先をチェックしておくことも
必要だ。定職がないと、奨学金返済は厳しいからだ。このような奨学金制度だが、来年から国は住民税の非課税世帯を対象に、
1学年あたり2万人に対し、進学先によって2~4万円の3段階で奨学金を給付する制度を本格的にスタートさせる。同時に貸与
型奨学金も卒業後の年収によって返済を猶予したり、返済額を減らしたりする措置が取られることになる。お金があまりなく
ても、奨学金を活用して進学は可能だ。ただ、貸与型奨学金を借りれば、卒業後、返済が待っている。安易に借りるのでは
なく、借金してまで大学で学びたいのか、大学を出てどうするのか、真剣に考えて進学すべき時代になってきている。

中高私立と塾通いで3000万!?「教育費貧乏」に転落する親たち(1月26日 PRESIDENT Online プレジデントオンライン)
進学率の推移大学で学んで成長することが不可欠
高校卒業生の8割が高等教育を受ける時代になった。
高校卒業後、大学、短期大学、専門学校など、
さまざまな学校に進学する人が8割にも上っている。
高校を卒業してすぐに働く人は、およそ2割にまで
減っていることになる。表にあるように、1986年、
バブル景気の始まりの頃は、大学進学率は23.6%
で高等教育を受ける人の割合も48.7%で5割を
切っていた。それが30年の間に8割にまで増えた
ことになる。こうなってくると、親としても何とか
子どもを高校卒業後、進学させたいと思うのは
当然のことだろう。86年頃は景気がよく学費捻出
もそれほどの苦労はなかったと思われるが、バブルが弾けて不況になっても進学率は上がる一方だ。少子化ということが
大きな要因だ。その中でも大学進学率の上昇は一向に衰えない。2009年に大学進学率は50.2%となり初の5割超えとなった。
5割を超えてから伸びが鈍化しているが、2016年は52%に達している。わが子を大学に進学させようという考えは相変わらず
強い。大卒という学歴が魅力的なのだろう。例えば、現在の大企業の役員はほとんどが大卒で、しかも有名大学出身者が多い。
この人たちが進学した70年代は大学進学率が25%前後で、高校卒業生の4人に1人が大学に進学する程度だった。まだまだ
高卒で働く人が多かったが、それでも勝ち残っている人たちは大卒なのだ。これを見ても大卒の資格は強いことが分かる。
ところが、今は大卒者は2人に1人になり、大卒の意味が違ってきている。大学進学の大衆化が進み、当たり前のことになって
きたのだ。しかも日本私立学校振興・共済事業団によると、昨年、私立大の約44%が定員割れを起こしており、大学進学は
それほど難しいことではなくなってきている。つまり、大卒の資格を手に入れるのは、4年間の学費さえ払えれば、それほど
困難なことではないようになってきたのだ。入試が厳しかった1990年頃とは大きく異なってきている。このような状況に
なれば、昔のように大学生になったら将来がある程度約束され、入学後、勉強しなくても就職できたという状況が崩れてくる。
大卒という肩書では差がつかないのであれば、大学で学んで成長することが必要になってくる。今の大学生は、有名大学で
あろうとなかろうと、学生はしっかり学んでいる。出席率も高く、昔と大きく変わってきている。(後略)

借りる奨学金、つまり、これは借金です。卒業後に借りた金は返さなければなりません。
医師、薬剤師、教師、弁護士など資格が必要な職業に就くために特定の学部に行く人は、
借金をしてでも大学に行く意味があるでしょう。しかし、明確な目標を持たないまま
大学に入って、卒業後、その借金が返せますか?「大学に入ったら、何かしたいことが
見つかるだろう」と思われるかもしれませんが、結局、何も見つからないまま、卒業を
迎える可能性は低くありません。いい大学に行ったからといって、目標が見つけやすい
ということでもありません。これは今になって、はじまったことではなく、昔から大学
には「何をしたいかずっと探し中」の人がいて、卒業後もフラフラしていました。
それでも昔はどうにかなったものなのですが、今は、そのまま、社会に出られなくなる
人が増えています。日本の社会は失敗にとても不寛容で、若い人がチャレンジしにくい
環境になっていることをまず理解しておく必要があります。新卒でなければ、何をする
にも実績が問われます。嫌々でも、そのときにしかできないこともあるのです。
結論を言うと、大学に在学中、自分が何をしたいかを見つけられない人は、一生、何を
すればよいのか分からない可能性もあるということです。「いつかは見つかるもの」
ではありません。わたしは、大学を卒業してから約25年たっていますが、自分が何を
したいのか、今だに分かりません。しかし、「これじゃないな」と思っていても、収入
がなければ、奨学金の返済もできなくなってしまいます。
ちなみに、わたしは完済しました。
 そこで考えるべきなのは、自分が「耐えられないほど苦痛なもの」は
 何なのかを知っておくことです。じっくり考えてみると、目標のない
 人間は「耐えられないほど苦痛なもの」が非常に多く、それを避けて
 社会を生きることがそれほど容易ではないことが分かると思います。
 職種もかなり限定されるのではないでしょうか?そして・・・
 「耐えられないほど苦痛なもの」でないのなら、我慢することです。
 そうしないと、何もできない人間になってしまいます。
 そのうえで、「置かれた場所で咲く」以外にはありません。

青い鳥  「青い鳥」になってはいけないのです。
2016年の年末に亡くなった渡辺和子さんの言葉を借りれば・・・
〝つまずかない人生を送ることが、人間にとって大切なのではありません。
人間のこと、つまずくのはあたりまえ、ただ、その時、くじけてしまわない
ことが大切なのです。自分の愚かさに心を奪われ、我と我が身に愛想を
尽かし、やけになったり、落ちこんでしまわないことが大事です。〟




2017_03_20


若者と女性は活躍できるか“人口減社会”のサバイバル  (3月12日 毎日新聞「経済プレミア」)
 20年後の2037年はどんな世界になっているか
 --バブル経済が崩壊し、グローバル化が進んで若者の貧困は誰もが知る社会問題になりました。
 非正規雇用率は40%超えなのに、少子化で人口減少は確定している。次の20年でいったい何が
 起きるのでしょうか。いま30歳の人は50歳になります。
 藤田 現在までの少子化で、日本の人口が今後減り続けることはほぼ確定しています。そもそも、
 人口減少とは社会システムの維持が困難になること。生産年齢人口が減り、消費が減り、税収も
 減るわけですから。 このままデフレが続き、再分配のシステムが変わらず、非正規労働者が増え
 続けると、人口減少トレンドは加速します。社会はさらに縮み、格差が広がり、分断されて、今以上
 に子供を育てることが難しくなる。難しいから子供を育てようと思う人はさらに減る。あるいは、
 育てることを諦める人が増えます。 現状を放置したら間違いなく日本経済は衰退するでしょう。
 単なる貧困問題にとどまらない、未来に対する最大の危機感を持つべき時期が来たと思います。
--将来親になる人の数が減っているのだから、今後生まれる子供の数を劇的に増やさない限り、人口も増加に転じない。
しかし、子供を増やす仕組みになっていない、ということですね。どこで間違ったのでしょうか。
◆団塊世代(1947~49年生まれ)に次いで人口ボリュームが大きい団塊ジュニア(広義の意味で1970年代生まれ)
のところで、手を打たなければいけなかったのですが、何もできませんでした。 団塊ジュニアは年間200万人ほどの
ボリュームがあります。彼らが学業を終え、就職や結婚、出産に臨もうとした時期は、バブル崩壊後の「失われた20年」
と重なります。就職できなかった人、社会的経済的不安から結婚できなかった人、子供を作らなかった人が大量に発生し、
2000年代前半に起こるはずだった「第3次ベビーブーム」は、結局起きませんでした。 バブル崩壊後、政府は労働者
派遣業の規制を緩和し、企業は非正規雇用を増やしました。その結果何が起きたか。低賃金労働者が増え、所得格差が
広がりました。子供を増やすのではなく、減らす政策。企業を生かそうとして将来の人口を減らしてしまったのですから、
失政と呼んでいいでしょう。
今の社会で女性は本当に活躍できるのか
--労働力確保のために、女性活躍推進が宣伝され、移民受け入れも検討されています。
◆昨年の「保育園落ちた日本死ね!」ブログの通り、待機児童は減らず、子育て環境は良くなっていません。しかし、仕事
に就いて家事育児介護もやれ、という今の仕組みで、女性が活躍したがるとは思えません。 他の先進諸国のように移民
を受け入れ、語学と職業訓練を提供して、労働市場に押し出していくことも現実的な政策の一つとは思いますが、日本が
彼らに提供する労働環境や賃金が、彼らにとって魅力的なものかどうか分かりません。 日本でも外国人への偏見や排外
主義が高まっています。実習生制度が不十分で、賃金差別もあります。それを改善しないまま、簡単に定着してくれるとは
思えません。予想以上に日本は働きにくい、住みにくいと思われるでしょう。
--常に政策が後手後手ですね。
◆専門家ですら予想が立てられないほど人口減少と高齢化の速度は速く、高齢者の寿命の延びが著しい。急速に成熟しながら、
人口が減り、衰退していく可能性が高く、あらゆる社会システムの専門家は強い危機感を持っています。だから今こそ、社会
システム維持のために思い切った意識改革と政策転換が必要なのです。 今後、企業が非正規雇用を減らすとは思えません。
むしろ、正規雇用の賃金を下げ、平準化を目指すのではないでしょうか。もしそうであるなら、社会保障をさらに充実させ
なければいけません。 どんな雇用形態であっても子供をちゃんと育てられるようにする、教育を受けさせられるようにする、
介護と医療をちゃんと受けさせられるようにする仕組みに転換して、今と将来への安心感を提供する必要があります。(後略)

 地方は結局「若者」を排除して自ら衰退する
  「若者に活躍してほしい」は、ほとんど口だけ 
(3月15日 東洋経済オンライン)
 地方の「上の世代」は若者を積極的に受け入れていない
 そもそも「地方から若者がいなくなる」などということは、新しくも何ともありません。若者がいなく
 なる原因については、「大学も含めて、東京にはさまざまな機能が集中しているから」「地方は相対的
 にインフラが貧弱で不便だから」「経済力が劣っており金融面でも不利」など、構造的な要因がいくつも
 あります。しかし、それだけではないのです。従来、地方を担ってきた上の世代が、若者を積極的に受け
 入れてきたのかといえば、そんなことはありません。自分たちの言うことを聞かない若者、自分たちの
 理解できない感性をもっている若者をないがしろにし、多様性を排除してきた結果、地域のさまざまな
 組織が社会変化に対応できなくなり、衰退が加速している側面が強くあります。全国でまちの再生に携わ
 っていると、たとえば商店街の重鎮などが「いやー、うちのまちは閉鎖的で」などと、自虐的に話しかけて
きたりします。しかしながら、私はかれこれ20年近く、さまざまな地域の再生にかかわっているからわかるのですが、閉鎖的
でない地域など、見たことがありません。全国津々浦々の人が何気なしに「うちのまちは閉鎖的だから……」と言うとき、それは
「閉鎖的なことはその地方の伝統的なもの」であり、「排除している自分たちには直接的な責任はない」と肯定しようとしている
にすぎないと私は思っています。何よりも重要なのは、排他的な地域をこれから変えられるか否かは、「今そこにいる人達次第」
ということです。もし過去からの流れをまったく変えずに、力のある若者を排除していくと、その地域の未来に必要な「リーダー
シップ人材」「サポート人材」「イノベーション人材」の3つを失っていくことになります。一つひとつみていきましょう。
「うちのまちには”いい若者”がいない」は、ウソ
まずは、「リーダーシップ人材」です。全国各地で、地元のさまざまな組織の上役は、口をそろえてよくこう言います。「いやー、
うちのまちには”いい若者”がいなくて……」と。しかしながら、本当にそうかと言われれば、大抵の場合は間違っています。とある、
残念な地方都市の商店街に行った時のことです。「若い世代に世代交代したいが、いい若者がいない」と例のごとく言われる年配
の会長さんがいらっしゃいました。「いやー、そんなことはないでしょう。ほら、地元に〇〇〇〇さんという、魅力的な居酒屋
を全国区で展開している人がいるじゃないですか! 彼みたいな商売上手な人に、次の世代の商店街を担ってもらえればベスト
ですよ」とお話すると、「アイツは俺の話を聞かない。商店街の活動にも消極的だからダメだ」と言うのです。
そりゃあ、衰退する商店街の事業なんて、大抵は駄目な取り組みばかりで、賢い事業者ほど、かかわりません。成果の出ない
取り組みを延々と繰り返しているわけですから、全国区の居酒屋のトップが、そんな人の話を聞かないのも当然です。(後略)

都道府県別人口増減率

年齢区分別人口の推移様々な地方を知っているわけではないので、
断定的なことは言えないのですが、どこの
地方も似たようなもので「保守的」なのでは
ないかと思います。はっきり言ってしまえば、
地方の「上の世代」はこのままがいいのです。
企業の内部留保と同じで、「上の世代」は
自分の財産を何かにつぎ込みたくないのです。
やればやるほど損をする時代ですから、過去
の蓄積を吐き出さないことが大切なのです。
地方が「革新的」だったことなど過去にも
ありません。ただ、昔は、都会のあぶく銭が
地方にトリクルダウンしていたから活気があっただけです。それと、人口が増えていたことが
大きな成功要因になっています。「地方が何かをした」ことなど今も昔もないのです。
今でも、お国からいかにお金を引っ張ってくるかが、地方の役人の重要な仕事ですから、
分配政策を強化すれば、地方はさらに「受け身」になるでしょう。
若者を排除するから地方が衰退しているわけではありません。衰退しているから、若者に
仕事がないだけのことです。新しい仕事が生まれないのであれば、ルーチンワークを若者
に回すより、これまでどおり、熟練に任せておいたほうがよいのは当然のことと言えます。
ただ、都会の人は誤解されているかもしれませんが、地方(中核都市)にいるからといって、
消費者としての不便はありません。大型ショッピングセンターには車で行けばいいし、ネット
ショッピングしても宅急便が来ないなんてことはありません。そのうえ、痛勤電車に悩まされ
ることもありませんし、家賃や物価は安いし、治安も空気もいい。そして静か・・・
しかし、とにもかくにも、活気がない!街に変化がない!いや、実は変化している。
店がつぶれたり、空き家が増えたり・・・新しい店かと思ったら、またも葬儀場だったり。
わたしが地方に暮らす理由はただひとつ。「小さい頃からずっとここにいる」からです!
他人のことを「保守的」だなんて言える立場ではありませんでした。





2017_03_18


大学進学、東京志向 新幹線延伸で身近に 北陸 (3月14日 産経WEST)
平成27年に金沢まで延伸開業した北陸新幹線の沿線で、進学先に東京など関東の大学を選ぶ傾向が強まっている。開業前
は金沢から東京まで約3時間50分かかっていたのが、新幹線一本で約2時間半に。教育関係者は「帰省しやすいなど東京
が身近になった」と分析している。文部科学省の学校基本調査によると、富山、石川両県から28年に、沿線の長野、群馬、
埼玉、東京に千葉と神奈川を加えた関東方面1都5県の大学へ進学したのは2千人超。開業前の26年と比べ、150人近く
増えた。これに対し滋賀、京都、大阪、兵庫の関西方面2府2県への進学は、26年は1500人を超えていたのに28年
には約90人減った。福井も加えた北陸3県では従来、関西への進学が多かったが、28年は関東方面が関西方面をわずか
に上回った。富山予備校(富山市)の松沢正進学推進部長は「多くの大学がある首都圏は元々選ばれやすい素地がある。
心理的な距離感も近くなり、親も安心できるようになった」と話す。一方、地元大学も沿線での学生集めに力を入れる。
富山県立大は今年から長野市で入試を実施。富山大や金沢大も沿線の高校や生徒を対象にした説明会を増やした。
富山大の伊藤文雄入試課長は「流出への危機感はあるが新幹線開通はチャンスでもある」と強調した。

東京へ向かう人口の流れ東京一極集中続く 転出超過、兵庫がワースト2位
(1月7日 神戸新聞NEXT)
人口減少社会に突入した日本。地方は人口流出も
相まって疲弊の一途をたどる。一方、人口の東京
一極集中は依然として続く。2015年の住民
基本台帳人口移動報告(総務省統計局)によると、
東京都の日本人人口社会増(転入超過)は
8万1696人増。埼玉、千葉、神奈川の3県を
加えた東京圏でも計11万9357人増だった。
兵庫県は7409人減で、北海道の8862人減に
次ぐワースト2位。大阪府は2296人増だった
ものの、兵庫、京都、奈良の3県を加えた大阪圏
では9354人減で、名古屋圏(愛知、岐阜、三重)とともに3年連続の減となった。人口の動きをさらに細かく分析する
と、より傾向が際立つ。東京圏内でも、千葉から東京への転出超過は4584人、神奈川からも6191人。都内でも、
23区外から23区内への転出超過は2805人に上る。つまり、人口は地方から都市へ、都市から大都市へ、大都市
の中でもより都心へと動く。兵庫県も、大阪府への転出超過が2240人に上る一方、沖縄県を除く兵庫以西の全県
から転入超過となっている。高度成長期は東京、大阪、名古屋圏が転入超過だったが、1980年代以降は東京圏のみ
が人口を吸い寄せる。2020年の東京五輪に向け、今後も人口の東京集中が続きそうだが、その弊害は以前より深刻さ
を増している。日本の自然増減(出生数と死亡数の差し引き)が減少に転じた07年以降、地方の人口減少は加速し、
活力を失いつつある。政府は地方の人口対策を財政支援するが、地方分権改革を含む抜本改革を求める声も強い。

三大都市圏への移動日本人が「移動」しなくなっているのはナゼ?
地方で不気味な「格差」が拡大中

(2016年5月11日 現代ビジネス)
地方から出ることをためらう人びと
現在の「地方創生」の声の賑やかさには、
これまでにない特徴がある。地方都市の
「消滅」に対する危機感があおられ、巨額
の税金がそれを回避するという名目で地方に
投入されている。しかしその一方で、地方を
居心地のよい場所とみなす声も少なくない。
(中略)現在の賛美の声において興味深いのは、
地方が理念的にもちあげられるだけではなく、集団的な「移動」の変容というかたちで、地方への固執が実際に確認
されることである。たしかに地方に向かうUターン、Iターンの動きが大きくなっているわけではない。しかし地方に
入ってくる人が減るのに応じて、地方からの転出者も少なくなっていることが確かめられる。たとえば左のグラフは東京、
中京、大阪の三大都市圏に移動した人口を示したものである。長期的にみれば移動者は1970年に158万人を記録して
以降、70年代、また90年代なかばや00年代末に目立って減少し、2011年には最盛期の半分の79万人にまで減っている。

転入超過が続く世田谷区東京へ一極集中、続く 人口転入超過、新人気
エリアも
 (2月15日 朝日新聞デジタル)
総務省が1月末に公表した住民基本台帳に基づく
2016年の人口移動報告で、東京都は20年連続
の転入超過となった。転入が転出を上回る超過数
は7万4177人。依然、東京への「一極集中」が
進んでいる。超過が多い区市を見ると、都心回帰
が続く一方、新たな人気エリアも登場している。
(中略)都内の自治体別では、世田谷区が5841
人で2年連続の超過数トップ。区によると都内や
近県からの転入が多い。以前は学生が目立ったが、
いまは卒業後の20代半ばが目立ってきたという。出産数が死亡数を上回る「自然増」も年1500人程度で推移し、
人口は90万人に迫る。「年代が偏らず、まんべんなく増えている」と保坂展人区長。

北陸では、関西よりも首都圏の大学へ進学する傾向が強まっているようです。これは
北陸新幹線の影響でしょう。しかし、近年の最も顕著な傾向は、地元志向でしょう。
「地元を離れたい派」が比較的多いと言われる北陸でも、地元志向が強まっている
のではないでしょうか?自宅から大学に通うのでも大きな出費です。下宿生になれば、
家賃がかかります。都会の大学であれば、どんなにケチっても4万円以上にはなります。
当然、食費もかかります。洗濯やトイレの掃除だって、自分でしなければなりません。
そして、その努力の結果、得られるものとは何でしょうか?大学に入学するときには
あまり考えないかもしれませんが、社会人になっても、通勤時間があまりかからず実家
から通える人間は圧倒的にラクな生活ができます。このデフレ時代、収入を増やすこと
を考えるより、支出を減らす方法を考えたほうが賢明です。明確な目標を持っていない
人間にとっては、消極的に行動したほうがトクなのです。夢のない話ですけどね・・・
さて、ではなぜ、日本のなかで首都圏だけ、首都圏のなかでも東京だけ、東京のなか
でも、より都心に近いところに人口が集中しているのでしょうか?
東京一極集中の理由は様々あって、何が決定的な要因であるのかは分かりませんが、
個人的には、東京にはビジネスチャンスが多いからだと思っています。地方でも商売は
できると思われるかもしれませんが、ビジネスとビジネスをつなぐビジネスというのが
地方ではほとんどできません。地方では、モノやサービスを提供して、顧客に直接売る
ビジネスがほとんどです。人と人をつなぐ、組織と組織をつなぐ、ビジネスとビジネス
をつなぐ仕事が大きな付加価値を生む時代にあって、東京以外のどの地域で活躍しろ
というのでしょうか?東京でしかできない仕事を地方に移転させることはできません。
東京在住のかたには、是非、ビジネスチャンスを事業の拡大・発展につなげられるよう、
頑張ってもらいたいものです。        ~万事やる気が出ない田舎住人より~




2017_03_16


安倍首相、追悼式で「原発事故」言及せず 際立つ秋篠宮さまとの「差」(3月12日 J-CASTニュース)
東日本大震災の発災から丸6年を迎えた2017年3月11日、安倍晋三首相は政府主催の追悼式に出席し、式辞を述べた。
2012年から毎年行っている首相式辞だが、今回は「復興加速」を強調。だが、初めて「原発事故」の文言が使われなかった。
一方で、秋篠宮さまのお言葉では「放射線量」に言及。両者の違いが際立つ形になっている。
安倍首相「復興は着実に進展していることを実感」
安倍首相は冒頭「衷心より哀悼の意をささげます」と追悼すると、復興の状況に言及した。
“「被災地に足を運ぶたび、震災から6年を経て、復興は着実に進展していることを実感します」“
インフラ復旧や住宅再建、福島での避難指示解除に触れ、「復興は新たな段階に入りつつあることを感じます」。被災地域の
人々をはじめ、日本国内外からの支援を受け、「関係するすべての方々の大変なご尽力に支えられながら復興が進んでまいり
ました」と、ここでも「復興」の言葉を使った。被災者について「今なお12万人の方が避難され、不自由な生活を送られて
います」と困難な状況が続いている点にも触れていた。
ただ、12年に野田佳彦首相(当時)、13~16年に安倍首相自身も触れていた「原発事故」については、今回は言及がなかった。
秋篠宮さまは「放射線量」に言及
これに対して、追悼式でお言葉を述べた秋篠宮さまは、「避難生活が長期化する中で、年々高齢化していく被災者の健康や、
放射線量が高いことによって、いまだ帰還の見通しが立っていない地域の人々の気持ちを思うと深く心が痛みます。困難な状況
にある人々誰もが取り残されることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができる日が来ることは、私たち皆の願いです」と言及
している。(後略)

小泉純一郎元首相「どうかしている。発想がわからない」 安倍晋三政権の原発輸出政策を批判 (3月10日 産経ニュース)
小泉純一郎元首相小泉純一郎元首相は8日付でインターネット上に配信された情報サイト
「AbemaTV」のインタビューで、安倍晋三政権が成長戦略の柱に掲げる
原発輸出について「どうかしてる」などと批判した。小泉氏はインタビューで
「原発に頼らないで太陽、風、地熱、水力、潮力、さまざまな自然エネルギー
を使って経済発展させるほうがはるかに安全でいい国になる」と述べ、
原発ゼロの持論を展開。その上で、原発輸出について「どうかしてるよ。安全で
もないのに。その発想がわからない」と非難した。安倍首相が原発政策を変更
する可能性について「もうここまで行っちゃってるんだから無理だろう」と指摘。
首相に原発政策の転換を促したと明かした上で「(安倍首相は)苦笑してるだけ
だった。反論はしてこない。安倍さんも信じちゃってる」などと述べた。一方、自民党の半数程度が内心では小泉氏の持論に
賛成しているとした上で「首相が『やる』といえばできる。国民だって支持する。(小泉氏が断行した)郵政民営化よりも
原発ゼロの方が簡単だ。郵政民営化は全政党反対だったんだから」と主張した。

韓国原発事故シミュレーション韓国の原発銀座で惨事なら
「西日本の大半避難」の推定

(3月7日 朝日新聞デジタル)
原発の重大事故で、西日本の大半が
避難を余儀なくされる――。そんな
計算結果が、ひそかに関心を集めて
いる。日本の原発が舞台ではない。
海を挟んだ隣国、韓国での原発事故
を想定した話だ。
■韓国人の学者が警鐘
シミュレーションをしたのは、韓国
人の核物理学者で現在、米ワシントン
韓国釜山にある古里原発のシンクタンク「天然資源防衛委員会」(NRDC)の上級研究員を務める姜政敏
(カン・ジョンミン)博士(51)ら。カン博士が昨年10月末に韓国で発表し、
その後も日韓での核問題関連の集会で警鐘を鳴らしている。国際会議で来日した
カン博士に話を聞いた。カン博士らがシミュレーションの舞台に選んだのは、韓国
南東部、釜山市の海沿いにある古里(コリ)原発だ。古里は、軍出身の朴正熙
(パク・チョンヒ)独裁政権時代の1978年に1号機が完成した韓国最古の原発。
韓国内で商業運転する25基のうち7基が海沿いに並ぶ、韓国最大規模の「原発
銀座」だ。ここでは原発の運転で生じる「使用済み核燃料」を、各原子炉に隣接
する貯蔵プールで冷却、保管している。しかし、使用済み核燃料はどんどん増えており、間隔を詰めて「密集貯蔵」している。
このうち古里3号機には、韓国の原子炉別では最も多い818トン分の使用済み核燃料(2015年末)が貯蔵されている、と
される。貯蔵プールが手狭になった1、2号機の使用済み核燃料も移送され、3号機で保管しているためだという。
カン博士はこうした貯蔵方法の危険性を指摘する。もし災害やテロなど、何らかの原因で電源が喪失し、使用済み核燃料を冷やす
機能が失われ、温度の急上昇で火災が起きたらどうなるのか。博士らは、この3号機の使用済み核燃料プールで冷却機能が失われ、
燃料プールの水位の低下で使用済み核燃料がむき出しになって火災が起き、さらに建屋内に水素ガスが充満して爆発した事態を
想定。使用済み核燃料に含まれる放射性物質セシウム137が次々と気体化して大気中に放出された場合、どのように拡散するか
を検討することにした。15年1月1日に事故が発生したとし、それから1週間の実際の天候状況や風向き、風速などをもとに
セシウム137がどのように拡散し、地表に降下するかをコンピューターで計算。放射線防護に関する国際基準などをもとに、
避難を余儀なくされる地域の面積と人口、さらにセシウム137の半減期にあたる30年を超えても避難し続けなければならなく
なる地域を算定した。その結果、明らかになったのは、最も大きな被害が予想されるのは、原発事故の当事国である韓国ではなく、
日本になるということだ。韓国では最大54000平方キロメートルが避難対象地域になり、最大2430万人が避難を余儀なく
される。これに対し、日本では最大67000平方キロメートルが避難対象地域になり、最大2830万人が避難を迫られる、
というシミュレーション結果が出た。被害は南北軍事境界線を挟んだ北朝鮮や中国など広範囲に及ぶ。セシウム137の半減期
である30年が過ぎても引き続き避難したままとなるのは最悪の場合、韓国では1900万人、日本は1840万人、との計算
結果が出た。(後略)

福島第一原発と同程度の原発事故が韓国で起これば、放射性セシウムの日本への拡散により、
住民が避難しなければならなくなるかもしれません。セシウムはナトリウムやカリウムと同じ
アルカリ金属ですから、周囲の水蒸気と反応してすぐに水酸化セシウムになります。これは
強アルカリですから、酸と反応すれば塩(えん)になります。水酸化物であれ、塩であれ、
水に容易に溶解します。福島第一原発の場合、大量に放射性物質が漏れはじめたのは、
地震、津波があって3日以上たった3月15日0時頃です。放射性物質の大半がこの日に集中
しています。この放射性物質は主に2号機からのもので、ベントに失敗して格納容器から直接、
放射性物質が放出されたためと考えられています。蒸気逃がし弁がまともに機能していれば、
蒸気は圧力抑制室内の水で冷やされ液化されるはずですので、セシウム化合物は水にトラップ
されていたでしょう。2号機ではそうならなかったということですから、蒸気逃がし弁は機能
せず、格納容器が破損して、高圧状態の水蒸気とともに放射性セシウムが直接、大気中に放出
されたのではないでしょうか?(だから圧力が下がった)。真相はいまだに闇のなか・・・
15日に大量放出された放射性物質は、はじめは南向きの風に乗って関東地方へ拡散しましたが、
午後には北西への風に変わり、夕方に降り出した雨により土壌に降下し、原発から北西方向へ
延びる帯状の高濃度汚染域をつくり出しました。つまり、30キロ圏内かどうかなどほとんど
意味がなく、放射性物質が大量漏洩したときの風の向きと強さ、そして、雨の降るタイミング
によって、運命が決まることになります。日本が原発を推進している状況では、韓国に原発を
やめさせることなどできません。まずは日本が原発をやめて成功例を示すことこそが、最大の
安全保障になるでしょう。





2017_03_14


シリウス

携帯に届いたメール『ありがとう』――被災地での「霊体験」を初告白。遺族たちはこうして絶望から救われた
(3月10日 デイリー新潮)
 「誰にも話せませんでした。死んだ家族と“再会”したなんて……」
 未曾有の大震災から今年で6年――。被災地の遺族たちからは、不思議な体験談が聞こえてきた。
 最愛の家族や愛しい人が大津波で逝き、絶望にまみれた日々を送ってきた遺族たち。その日常の中で、
 突然起きたのは「霊体験」としか表現できない“死者との再会”だった。その不思議な体験で、遺族
 たちの心は絶望から救われることになったという。ノンフィクション作家の奥野修司氏は遺族たちを
 訪ね、〈今まで語れなかった。でも、どうしても伝えたい〉という、噴き出す思いを取材して歩いた。
 岩手や宮城など被災地に3年半以上も通い続け、「霊体験」のひとつひとつを丹念に何度も聞き続け、
 検証し、選び出し、記録してきた。その記録は単行本『魂でもいいから、そばにいて 3・11後の霊
 体験を聞く』として2月に刊行された。奥野氏が聞いた遺族たちの告白をいくつか紹介してみよう。
 ●火葬後に妻娘からの『待っている』『どこにも行かないよ』
宮城県亘理郡で被災したある男性は、妻と2歳にも満たない次女を津波で一度に喪った。震災から10日あまりで遺体が見つかり、
やっと弔いの火葬ができた夜のことである。
「夜中に目が覚めると目の前に二人がいたんです。マスクをしてしゃがんだ妻に寄り添うように、娘が僕に手を振っていました」
夫は目を覚ましたが、瞼を閉じても妻娘の姿は見え続け、泣きながら「おいで、おいで」と声をかけたという。その後も、夫が
寝ているときに妻はあらわれ、『戻りたい』『いまは何もしてあげられないよ』『どこにも行かないよ』『待っている』と語り
かけてきた。この邂逅が、夫には生きていく心の支えになっているという。(中略)
●被災者の2割におよぶ「霊体験」
これらのケースは、奥野氏が聞き取った遺族たちの告白の一部である。 奥野氏は、がん治療についての著作もあるなど、極めて
科学的な視点をもつ作家で、幽霊は信じていない。だが「霊体験」に関心を持ったきっかけは、在宅緩和ケアのパイオニアと
して宮城県で2000人以上を看取った医師(故人)を取材する過程のことだった。医療の現場で自身の患者の約4割が「お迎え」
を体験することを知る、その医師は、奥野氏に「お迎えと同じだよ。きちんと聞き取りをしたほうがいい」「被災した人の2割
東日本大震災から6年_仙台が(霊を)見たという話もある」と、
取材を薦めた。当初はためらった
奥野氏だったが、その医師は、末期の
がんで余命いくばくもなく、最後の
言葉に背中を押され、「死者と生者の
物語」を聞くという旅に出たのだった。
度重なる聞き取りを行い、妄想や
虚言を排した、実名で“告白”された
「死者と生者の愛の物語」が、奥野氏福島県浪江町_浪江
の優しい筆致で伝えられる。
「霊体験」とは遺族たちにとって、
“奇跡と再生”につながる、“かけがえ
のない体験”だったことが、いま、
明らかになった。




不思議な体験の真偽を問うつもりはありませんが、霊がしたことではないでしょうね。
「お迎えは特別な現象ではなく、人が死んでいく過程で起こる自然現象と考えたほうがいい」
のかもしれません。でも実際は「霊がお迎えをしている」のではなく、死期が迫ってくると、
「霊がお迎えをしているように感じる」のではないでしょうか?
永遠にそばにあり続ける魂を「感じる」ことは、永遠にそばにあり続ける魂が「実在する」
ことを意味しているわけではないのです。でも、必ずしも、「実在しない」から「幻想」と
いうことではありません。霊魂を感じることや死期を悟ることは現実にあるのです。
ある人が「わたしは幸福だ」と言ったら、それは幻想だと言えるでしょうか?そんなことは
ありません。本人が本心で幸せだと言っているのなら、それは真実なのです。人間が感じる
ことは、物理的に存在するものばかりではありません。2人がいくら愛し合っているからと
いって、「愛」が物理的に存在しているわけではないのです。霊体験は、体験している側が
生み出しているもので、外部に存在する霊がいるわけではないでしょう。体験が事実だと
しても、体験したモノが実在するとは限らないのです。主観的真実とはそんなもんでしょう。

震災当日の星空ところが、多くの人が同じ体験を
したとなると、単なる「気のせい」
ということにはなりません。
つまり、個別の霊体験については
単なる個人体験であるとしても、
「霊魂を感じる」という人間が持つ
特性には、それなりの普遍性がある
ように思われます。特に、古代人は
「霊魂を感じる」ことを、日常的
体験としていたのかもしれません。
星空を見上げたとき、古代人は物質的な星の背後に「霊魂を感じた」のではないでしょうか?
震災直後にも見えたであろう、夕日が沈んだあと南の空に輝くシリウスを眺めながら・・・
「御霊よ安らかなれ」






2017_03_12


惑星からの恒星トラピスト1の眺め【解説】地球に似た7惑星を発見、生命に理想的
(2月23日 ナショナルジオグラフィック日本版サイト)
太陽系から近いことが地球外生命の研究を前進させる
太陽系からわずか39光年の距離にある恒星トラピスト1の周りを、7つの
岩石惑星が周回していることが確認され、科学誌『ネイチャー』に発表
された。これらの惑星は、大きさが地球と同じくらいで、表面には水だけ
でなく生命さえ存在できるかもしれない。 7つの惑星はいずれも、恒星
から非常に近い軌道を公転しているため、どの惑星からもほかの惑星の
姿を見ることができる。空に見える姉妹惑星は、あるときは三日月の
ように、またあるときは地球から見える満月の2倍近い大きさで輝いて
いるだろう。「本当に美しい眺めだろうと思います」と、今回の論文
執筆者の一人、英ケンブリッジ大学のアモリー・トリオー氏は言う。 太陽系外惑星はこれまで数多く見つかっているが、一つの惑星系に
属する惑星の数は今のところ7つが最大。今回のトラピスト1惑星系のほかにもいくつかが知られている(ちなみに太陽系の惑星数は8つ)。
太陽系のすぐ近くでこうした惑星系が見つかったということは、地球型惑星の数がこれまで考えられていたよりもはるかに多いだろうと
考えられる。 今や、トラピスト1惑星系は、地球外生命を探るのに最適な場所の1つになった。理由の1つは、惑星と主星(恒星)の
相対的な大きさが生命の誕生に理想的であること。もう1つは、この惑星系の位置が太陽系から近いため、惑星の大気を調べることで
生物が呼吸した痕跡を検出できる可能性があることだ。 NASAのナタリー・バターリャ氏は、「この手のニュースは聞き飽きたという
人は、研究の主眼が以前とは変わってきていることを理解する必要があります。以前は、生命が住むのに適した地球型惑星を発見する
こと自体が目標でしたが、銀河系ではこうした惑星は比較的よく見られることがわかってきました。今の目標は、大気を詳しく調べら
れる程度に近くの惑星を探すことなのです」
トラピスト1の7つの惑星の軌道驚くべき発見が相次ぐトラピスト1惑星系
トラピスト1という名前に聞き覚えがある人もいるだろう。科学者たちは
近年、チリ、モロッコ、南アフリカなどにある望遠鏡を使ってトラピスト1
とその惑星を観測していて、1年近く前から、この惑星系に関する驚くべき
発見を相次いで報告しているからだ。 2016年5月には、この星の周りに
少なくとも3つの惑星があることが明らかになり、そのうちのいくつか
は地球程度の大きさで生命が居住できるかもしれないとされた。さらに
7月には、米マサチューセッツ工科大学のユリアン・デ・ウィット氏が、
2つの惑星について詳細な観測結果を発表し、地球や金星のような密度の
高い大気がある可能性を示した。今回、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡
で20日にわたって惑星系を観測した科学者たちは、トラピスト1の周りに
さらに多くの惑星を発見し、確認することができた。トラピスト1は、太陽
の質量のおよそ8%、明るさは1000分の1程度しかないM型矮星で、銀河系
ではよく見られるタイプの星だ。7つの姉妹惑星は、その弱々しい光の
大部分を赤外線の形で浴びている。人間はこれを熱として感じることは
できるが、目で見ることはできない。赤外線で観測を行うスピッツァー
宇宙望遠鏡をトラピスト1に向けると、その明るさに1つのパターンが
見えてきた。トラピスト1からの赤外線は、星の周りを回る惑星が手前を
横切るたびに周期的に暗くなるため、明るさの減少は惑星の存在を示して
いる。科学者たちは、この現象を利用して7つの惑星の存在を明らかにした。
2016年に発表された地球サイズの惑星の数は3だったが、精査の結果、3つの「惑星」の1つが複数の惑星であることが判明した。
最終的に、この星の光から7つの惑星を見つけ出すことができた。(中略)
トラピスト1hの軌道はよくわかっていないものの、トラピスト1e、1f、1gの3つの惑星は、まさにハビタブルゾーン(生命が生きら
れる領域)にあるようだ。残りの惑星も、内部構造と大気の条件によっては、生命が存在できるか、少なくとも、表面に水が溜まり、
流れられるような温度になる可能性がある。 地球に似た太陽系外惑星を探す科学者たちは、最近まで、太陽に似た星の周りを集中的
に探っていた。けれども、今回のような発見は、小さくて暗い恒星の周りにも地球に似た惑星がある可能性を示している。 (後略)

銀河系内に高度な文明をもつ惑星が存在? (2016年1月13日 ナショナルジオグラフィック日本版サイト)
地球外知的生命が「球状星団」に存在しうるこれだけの理由
地球外知的生命による通信電波を探している天文学者は、少し意外な場所を覗いてみるといいかもしれない。恒星が互いの重力で
球形に集まった天体「球状星団」だ。 球状星団には恒星が密集していて、惑星がほとんどないように見える。だが、米ハーバード・
スミソニアン天体物理学センターのロザンヌ・ディ・ステファノ氏は、2016年1月6日に米国天文学会で発表を行い、ここに非常に
長い歴史をもち、高度に発達した文明が存在する可能性を指摘した。(中略)
文明をもつ惑星の条件
球状星団内に惑星が存在しているとしたら、そこは安全で快適な場所だろう。ほとんどの星は小さくておとなしく、穏やかな死を
迎えると予想されている。今にも超新星爆発を起こそうと荒れ狂っているような巨星は1つもないのだ。 古く安定した恒星集団の
中で生まれた惑星は、何十億年も存続することができるだろう。生命が誕生して高い技術を発達させるには十分な時間だ。文明の
寿命の長さと恒星間の距離の近さを考えると、知的生命体が星間旅行をして居留地を築いている可能性もあると、ディ・ステファノ
氏は語る。 球状星団の中で高度な技術力をもつ生命体が進化したら、彼らはお互いに連絡を取り合うだろう。地球から最も近い
恒星であるケンタウルス座アルファ星にさえ、光速で送信されるメッセージが届くまでに約4年かかる。だが、球状星団の中なら
1カ月ほどで届くだろう。星間旅行にかかる時間も短い。おそらく、地球からケンタウルス座アルファ星に探査機を送り込む時間の
100分の1もかからないはずだ。 では、球状星団の恒星間の距離が近すぎる場合はどうか。近くを通りかかった恒星のせいで惑星
の公転軌道が乱れて星間空間に押しやられ、惑星上の生命を死滅させてしまうのではないだろうか?
その可能性を検討するため、ディ・ステファノ氏は、インド・タタ基礎科学研究所のアラク・レイ氏とともにシミュレーションを
行い、生命をはぐくむ惑星が生き残れそうな球状星団内の場所を探した。その結果、惑星が恒星から1000天文単位(太陽から
地球までの距離の1000倍)離れていれば、近さの点でも遠さの点でもちょうどいいことが明らかになった。 つまり、これらの
惑星は、近くを通り過ぎる恒星に押しやられず、同時に、隣の惑星系を訪問できるぐらい近いのだ。 ディ・ステファノ氏は、地球
外知的生命体探査(SETI)の研究者たちと意見を交わすべく、銀河系内で地球外生命体の通信を傍受すべき領域のリストを作成
している。「地球外知的生命を探す場所として、球状星団は良いターゲットなのです」と彼女は言う。

129光年離れた惑星系人間が行くことのできた星は、今のところ、月
だけです。光なら地球から月まで1秒あまり。
太陽の光は約8分で地球に到達します。海王星
までなら4時間程度です。太陽系を球状に取り
巻いていると考えられるオールトの雲を抜け出す
のに、1.5年くらいはかかると言われています。
最も近くにある恒星のプロキシマ・ケンタウリ
までが4.2年(つまり、4.2光年離れている)。
仮に、ボイジャー1号がこの星に向かったと
しても、8万年はかかる計算になるそうです。
銀河系の中心までが28000光年ですから、太陽系から39光年の距離にあるトラピスト1は
まさにご近所です。太陽系の近くでも生命のいそうな適地がいくつも見つかるのですから、
銀河系のなかで生命のいる星が地球だけとは到底、思えません。問題は「どうやってその
星を見つけるか?」です。生命とは言っても、わたしたちが想像することもできないような
生物が存在しているのかもしれません。地表に水(液体)、大気に酸素がある惑星を見つ
ければ、必ず生物がいるということでもありません。宇宙には多くの水が存在しますから、
それが宇宙線などの高エネルギー線で分解されて水素と酸素になり、軽い水素だけが
揮散したということだって考えられるからです。水や酸素がなくても、星全体ではなく、
生存可能な狭い範囲にだけ生物の生息している星が存在する可能性もありそうです。
恒星からの光がほとんど到達しない冥王星のような星でも、熱水のわき出ている場所が
確認されれば、生命が存在する可能性は十分にあります。熱があれば、何らかの形で、
生命体が体内エネルギーを生産することは可能でしょう。でも、探査機を送れないのなら、
生物の痕跡を見つけるのは困難なことかもしれません。となると、通信ができるような

プレアデス星団知的生命体のほうが、早く見つかるかも
しれません。宇宙に生命がいる可能性は
かなりあるとはいえ、人間のような
知的生命体がいるかどうかとなると、
さすがに「?」です。
プレアデス星人が地球に電波を送って
くれていないかなぁ?
ただし、地球からのシグナルを認識して
もらうには、400年かかりますけどね!




2017_03_10


中国の実質経済成長率「携帯料金の一部を年内に廃止」中国全人代で異例宣言
(3月5日 朝日新聞デジタル)
経済で強気の見通しが示せなくなるなか、中国の習近平(シーチンピン)
指導部が腐心したのは、いかに国民の支持をつなぎとめるかだった。
5日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)。秋に共産党
の最高指導部が入れ替わる党大会を控え、政府も「党の核心」と
なった習氏への結束を訴えた。約1時間40分にわたった李克強(リー
コーチアン)首相の政府活動報告で、会場が最も盛り上がったのは政治
中国の政策目標・経済運営の大方針ではなかった。「携帯電話料金とデータ通信料のうち、省など
をまたぐ長距離の上乗せ料金を年内に廃止する」と宣言すると、人民大会堂は約
10秒にわたって大きな拍手が起きた。国有企業の通信業界に政府が指示できる
構図があるとはいえ、政府活動報告で電話料金の値下げにまで言及するのは異例。
中国メディアも一斉に速報した。舞台裏では、各社の収入や利益を聞き取るなど
周到な準備があった。
「国民生活が政治の要。優先して改善していく」
李氏は報告でこう訴え、国民生活の向上をアピールするメニューを例年以上に具体
的な数字で並べ立てた。新規就業者数の目標は昨年より100万人増やして1100
万人以上とし、農村部の1300万人以上が都市部に定住できる。環境対策を強化し、
青空を増やす。税が優遇される中小企業の所得上限が20万元(約330万円)引き
あげられ、医療保険への財政補助が1人当たり年30元(約500円)増える……。
起草担当者はこの日の会見で、「国民に大きなプレゼントだ」と胸を張った。国民
生活の向上をアピールするのは、それだけ国民が経済成長のメリットを実感でき
なくなっていることの裏返しでもある。報告によると、昨年の1人あたり可処分所得の増加率は6・3%。2014年の8%、
15年の7・4%と年を追うごとに下がり続けている。(後略)

労働力不足でインフレがやってくる! 預金もリスク資産なのをお忘れなく (3月5日 投信1)
大災害と国債暴落によるハイパーインフレも念頭に
バブル崩壊後、日本経済はデフレに悩まされ続けて来ました。そこで、「物価の番人」と呼ばれる日銀が、なんとインフレ率2%
を目指すと宣言することになったわけです。それでも、なかなかインフレにはならず、日銀のインフレ率目標は、永遠に達成され
ないのではないか、といった雰囲気が漂っています。しかし、これは大変危険な考え方です。特に資産運用を考える際には、
インフレに備えることが必要です。株や外貨がリスク資産であるのと同様に、現金や預金もインフレで目減りする可能性が高い
リスク資産なのです。(中略)
予測ではないが、ハイパーインフレの可能性にも要注意
経済予測の際には言及しませんが、投資を考える際にはテールリスク(確率は非常に低いけれども、発生すると非常に大きな影響
を与えるリスク)のことも念頭に置いておく必要があります。本稿で指摘するのは、大災害と国債暴落によるハイパーインフレ
(超インフレ)です。今後30年以内に南海トラフ大地震が発生する確率は70%とも言われています。多少割り引いて聞いたと
しても、テールリスクと呼ぶには相応しくない、結構な確率です。実際に南海トラフ大地震が発生して、東京と名古屋と大阪が
地震と津波で壊滅したとしましょう。猛烈な復興需要が発生する一方で、生産能力は激減していますから、圧倒的な資材不足に
陥り、ハイパーインフレになるはずです。今ひとつのテールリスクは、国債暴落です。「日本政府が破産する」という噂で人々が
国債を投げ売りするようなことが起きたら、影響は広範囲に及びますが、確実なのは「破産するような国の通貨を持っていたいと
思う人はいない」ということです。人々は我先に日本銀行券をドルや実物資産に交換しようとするでしょうから、猛烈なインフレ
になるはずです。誰も新発国債を買ってくれないので、政府は国債の借り換えができません。すると政府が日銀に紙幣を印刷
させて国債を償還することになり、その意味からもハイパーインフレになりかねません。
ドル、株、物価連動国債などに分散投資しておくべき
日銀が目指しているような緩やかなインフレに対しては、ドルや株が心強いインフレ対策となるでしょうが、テールリスクに際し
ては、株は頼りになりそうもありません。一方で、大地震や国債暴落の時にはドルが圧倒的に頼りになりそうです。筆者は、政府
が破産するとは思っていませんから、株やドル(外国株投信を含む、以下同様)や個人向け国債10年物などにバランスよく資産
を振り向けていますが、「財政赤字で政府が破産する」「少子高齢化で年金が受け取れない」と考えている人は、ドルを多めに
持っておくと良いでしょう。いずれの場合でも、時間分散を考えて、コンスタントに少しずつドル(あるいはドルおよび株)を
買っていくことをお勧めしておきます。

デフレスパイラル「中国経済はバブルだ」と騒ぎ立てる人もいます
が、少なくとも現状では、堅調であると言えるで
しょう。しかし、かつてのような高度経済成長が
維持できるとは考えにくく、成長率の減速は今後
も続くものと思われます。世界経済の牽引役が
見当たりませんので、長期的には、世界全体が
低成長時代に突入したといえそうです。そうなる
と、AIなどのイノベーションに期待が集まります。
しかし、AIの進化は産業全体のパイを拡大させる
とは限らず、グローバルなデフレを促進させる可能性さえあります。デフレになるとどうなる
かは、日本の現状を見ればよく分かります。多くの企業が国内需要の増加を見込めないため、
積極的に海外進出を進めてきました。しかし、世界全体が低成長になってしまいますと、海外
も国内も期待できないということになるでしょう。世界が「モノ余り」になってデフレが進行
すると、日本はどうなるのでしょうか?普通に考えれば、さらにデフレになるでしょう。ただ、
ハイパーインフレになるという可能性もゼロではありません。日本の場合、高齢化により、
国民負担が増え続ける一方で、国民所得は減っていくでしょう。しかし、労働力不足でも
生産力を維持できる技術力は失わないでしょうから、デフレが継続するものと思われます。
しかし、何十年という長期スパンで考えると、何かのきっかけで、突然、ハイパーインフレ
になる可能性も排除できません。ハイパーインフレは通貨の価値が失われることを意味して
います。日本の国債が暴落した場合、円という通貨は信頼を失います。超円安になって、
食糧やエネルギー価格が暴騰します。それにより、すべての物価が上がって、現金の価値は
大きく目減りします。しかし、価値を失うのは現金ではなく、「円」なのです。つまり、外貨
にしておけばいいということです。外貨のなかでも米ドルがやはり最強の通貨です。アメリカ
が金利を上げてくれれば、さらに「ドル」を持ちやすくなります。
デフレか?ハイパーインフレか?いずれにせよ日本では、現在の中国のような「消費者物価の
上昇率2%」といった理想的な経済状況にはなりそうもありません。





2017_03_08


貯蓄が増える仕組み解明!節約で貯金が増やせない理由
(3月3日 PRESIDENT Online プレジデントオンライン)
家計の固定費は意外と高い
(前略)生活をしていくには最低限必要なコストがかかる。人によって最低限の
生活費がどれくらいかは異なるが、例えば年間の生活費が500万円かかる夫婦
がいたとする。この夫婦の世帯年収が600万円の場合、貯金可能額は100万円
となる(収入は手取りとして計算)。この夫婦が先に書いたような食費の削減、
つまり「節約」で貯金を殖やそうと考えていたなら、止めた方が良いですよと
アドバイスをする。手間や時間がかかってストレスばかりたまる割に効果は薄い
からだ。家計の支出で何が固定費にあたるかと考えた場合、家賃はラーメン屋
と同じく固定費となる。では食費や光熱費はどうだろうか。減らそうと思えば減らせる、という意味では変動費のように見えるが、
1カ月の食費が5万円ならば、1割削るだけでもかなり大変だがそれでもたったの5000円しか支出カットは出来ない。光熱費に
至ってはこまめに電気を消したり水の出しっぱなしに気をつけたところで誤差の範囲だろう。このように考えると食費も光熱費
も半ば固定費のような支出であると分かる。他にも通信費(携帯料金・インターネット)、保育料(教育費)、生命保険料、
細々とした出費である雑費(ティッシュや洗剤)など、日常的な生活費のほとんどが削りにくい支出であることが分かる。
つまり家計支出の大半が「固定費」と「半固定費」であり、貯金が出来ない理由は固定費の多い企業が利益を出しにくい理由と
同じで、元々削りようのない支出の割合が大きいから、ということになる。
売上と利益の不思議な関係とは
一方で、固定費の割合が多いことは収入が増えた際は劇的に貯金額が増えることも意味する。先ほどの世帯年収600万円の家庭
が夫婦とも年収300万円とする。妻が出世して年収400万になっても支出額が変わらなければ貯金額は100万円から200万円に
増える。夫も出世して年収400万円、夫婦合わせて世帯年収が800万円で支出額が500万円のままならば貯金額は年間300万円
まで増える。企業の業績を伝える報道で売り上げが10%増加で利益は2倍に、といった記事を見たことはないだろうか。売上が
ちょっと増えただけで利益が2倍というのは一見するとおかしく見えるが、変動費と固定費の仕組みを理解していれば簡単にその
意味も分かるだろう。貯金が100万円から急激に増えた事例もこういった企業の決算報告と全く同じだ。年収を売上と考えれば、
600万円から700万円と16%程度しか増えていないのに利益=貯金額は2倍に増えている。600万円から800万円への増加は、
33%程度しか売上は増えていないのに貯金額は3倍の300万円へと増えている。固定費の割合が多い企業はわずかな売上増加が
利益の急増につながる。家計の構造はそういった企業と酷似している。(中略)
自由に使えるお金と使えないお金家計のリストラはココ!
家計の支出は固定費が大半を占めると説明したが、変動費ももちろんある。
それが趣味の支出、お小遣い的な支出だ。例えば収入が月額50万円、固定費
(=基本的な生活費)が30万円、趣味やお小遣いの支出が10万円、残りの
10万円を貯金している家庭があるとする(グラフ参照)。これに12をかけると
先ほどの世帯年収600万、年間の貯金が100万円という家庭と近い状況になる。
30万円の固定費=基本的な生活費を削る事は非常に難しい。これをやるには
根本的な生活スタイルの変更が必要となる。これは小手先の節約ではなく、
企業でいうところの「リストラ」だ。基本的な生活費を大胆に削るリストラ
は生活スタイルを変える必要があるため、給料が大幅に減るなど何かしらの
問題が起きたでもなければ簡単には実行できない。これは赤字に陥って
誰もが仕方ないとあきらめざるを得ない状況にならなければリストラに着手
できない企業と同じだろう。すでに説明したように削減しやすい固定費は
携帯代や保険料などに限られる。つまり基本的な生活費とは固定費であり、「自由に使えないお金」だ。
では簡単に削れる箇所はどこかというと、変動費である趣味やお小遣い的な支出ということになる。ここと貯金額が「自由に
使えるお金」となる。節約レシピで日々の食費を削るくらいならば、飲み会を一回減らす、洋服を一枚我慢する、といった方
がよっぽどラクではないか、ということだ。基本的な生活費と趣味的な支出の分類は丁寧に考える必要がある。(後略)

小学校では2018年度から、中学校では2019年度から道徳が正式教科になりますが、
道徳なんてものは、個人の良心に任せておけばいいことで、先生に教わりたいとも
思いません。生徒が反感を持って逆効果になる可能性さえあるでしょう。学校では、
道徳教育より金銭教育をしたほうがいいと思います。記憶が定かではありませんが、
学校でお金に関する授業を受けた記憶はありません。歴史の授業では、鎌倉時代に
出された「徳政令」を学びますが、徳政令は債権者に対して債権放棄を命じた法令
であると生徒に説明しても、理解できる人はいないでしょう。大人になって、徳政令
を覚えている必要はありませんが、債権の意味は知っておいたほうがよいでしょう。
金銭教育で最も重要なのは、まともな金銭感覚を身につけさせることです。特に、
日本の経済状況(つまり、デフレ下)において、「債務を負う」(=借金する)こと
の意味をよく理解しておく必要があります。デフレ下では、貯金すれば何の運用も

サラリーマン平均年収の推移していなくても儲かっていることに
なりますし、逆に借金をしていれば、
その借金の重みはますます増して
いきます。企業が借金を返し、内部
留保を積み増すのは合理的な行為
なのです。家計においても同様で、
年収が下がることにより、借金の
負担は年々増すことになります。
家計の固定費を上げる最大の原因は、住宅ローンと教育費です。家計の変動費の
割合が低くければ、毎日毎日、相当の節約をしなければ貯金ができないでしょう。
平均寿命が延びて老後がどんどん長くなるにつれ、「貯金・資産」の重要性がさらに
大きくなっています。「資産形成」なんていうと、まるで付加的な選択肢のように
思っている人がいます。「したほうがいいけれど、何もしなければ失うこともないの
だから、特に問題なし」というような発想です。しかし、このような人は、何歳まで
働くつもりなのでしょうか?今は元気かもしれませんが、ずっと健康であり続けられ
る保証はどこにもありません。もし働けなくなったとしても、日常生活を保障して
くれるもの、それが「貯金」なのですから・・・
そんなこと誰も教えてくれなかった・・・本当に困ったときではもう遅いのです。





2017_03_06


実験で証明!「知識や技能が低い人ほど自己評価が高い」 (2月24日 ダイヤモンド・オンライン)
 (前略)この本(『クラウド時代の思考術』)が発する警告の一つは、インターネットによって、ダニング=
 クルーガー効果(未熟な人間ほど自己評価が高くなる現象)が世界を覆いつつあるということだ。あちこち
 で指摘されているように、インターネットの世界に耽溺すると、人は自分の見たい情報にしかアクセスしない
 傾向が強まっていく。
 <それはまた、その他のあらゆるものに割く時間と、それに注ぐ注意をわずかなものにした。ここで見られる
 大きなリスクは、インターネットが、われわれの知識を乏しいものにしていたり、あるいは誤った知識をさえ
 与えているということではない。それはインターネットがわれわれを「メタ・イグノラント」(超無知)にして
 いることだった――つまり、われわれが知らないことに、自分でほとんど気がついていないということなのだ>

 著者の言う「超無知」とは、ソクラテスの「無知の知」をもじっていえば「無知の無知」ということだろう。
 そう、知らないことさえ知らない状態だ。それはまた、ソクラテスが当時の知恵者とされる人物たちに下した
 評価でもあった。ソクラテスはじつに不思議な哲学者だ。あるとき、彼の友人がお節介にも、デルポイの神殿で
「ソクラテスより知恵のある者はいないか」と尋ねた。すると、神殿にいた巫女の答えは「誰もいない」。巫女の口から出た言葉は
神託、つまり神のお告げなのだから、神が「ソクラテスはいちばんの知恵者」だと請け負ったことになる。友人からこのことを聞いた
ソクラテスは当惑した。自分は知恵なんかないと自覚している。なのになぜ、神は自分を指して、いちばん知恵があるなんて言うのか。
その後の発想がとんでもなくユニークだ。
<そして、まったくやっとのことで、その意味を、つぎのような仕方で、たずねてみることにしたのです。それは、だれか知恵がある
と思われている者の一人を訪ねることだったのです。ほかはとにかく、そこへ行けば、神託を反駁して、ほら、この者のほうが
わたしよりも知恵があるのです、それだのにあなたは、わたしを知者だと言われた、というふうに、託宣に向かってはっきり言う
ことができるだろうというわけなのです>(プラトン『ソクラテスの弁明』、田中美知太郎訳、中公クラシックス)

なんと彼は、神のお告げは間違っていることを証明するために、知恵者として知られる人物を訪ねて、問答するのだ。
ところが期待に反して、その人物は自分で知恵があると思い込んでいるけれど、そうではないことがソクラテスにはわかった。
<この男は、知らないのに何か知っているように思っているが、わたしは、知らないから、そのとおりにまた、知らないと思っている>
(『ソクラテスの弁明』)

勘のいい読者はもうお気づきだろう。ソクラテスがここで言っていることは、「ダニング=クルーガー効果」と、とてもよく似ている。
あのマヌケな犯罪者も「知らないのに何か知っているように思っていた」のだから。それでもソクラテスはあきらめず、自分より
知恵のある人物がいることを確かめるために、政治家や作家を次々に訪ね、問答を繰り返したものの、結果は同じだった。
「無知の無知」という病は根深い
ソクラテスが最後に訪ねたのは「手に技能をもった人たち」だ。彼らが、技術について自分よりもすぐれた知恵をもっていることを、
ソクラテスは認める。しかし「技術的な仕上げをうまくやれるからというので、めいめい、それ以外の大切なことがらについても、
当然、自分が最高の知者だと考えているのでして、彼らのそういう不調法が、せっかくの彼らの知恵をおおい隠すようになって
いたのです」(『ソクラテスの弁明』)。まあ、ソクラテスの鋭いこと。狭い分野の専門家が、世の中全般を知ったかぶってコメント
する姿は昔も今も変わらない。見たいものしか見ないネットの世界にも、そんなプチ専門家がゴマンといる。彼は、専門バカの傲慢さ
についても、とっくの昔にお見通しだったのだ。
問題はここからだ。
僕らは、「ダニング=クルーガー効果」のような話を聞きかじったり、「無知の知」を知ったりすると、自分は「無知の無知」からは
免れていると考えたくなる。僕だってそう思いたい。でも、そうではない。「無知の無知」という病はもっと根深く、ほとんどすべて
の人間に程度の差こそあれ巣くっている。

ソクラテスソクラテスの名言・格言 (「癒しツアー」自然・音楽・名言で心も元気!)
ソクラテス(紀元前469年~紀元前399年)【 生涯 】
紀元前469年、彫刻家、石工の父と助産婦の母のもとにアテナイで生まる。青年期には自然科学に
興味を持ったとの説もあるが、晩年は倫理や徳を追求する哲学者としての生活に専念。
弟子のカイレフォンがアポロン神託所にて、巫女に「ソクラテス以上の賢者はあるか」と尋ねた
ところ、「ソクラテス以上の賢者は一人もない」と答えたため、自分が賢明ではないと自覚していた
ソクラテスは驚き、それが何を意味するのか自問。その神託の反証を試みようと考え、世間で評判
の賢者たちに会って、彼らが自分より賢明であることを明らかにしようとした。
しかし、彼らは自ら語っていることをよく理解しておらず、この経験により「知らないことを知っていると思い込んでいる人々より
は、知らないことを知らないと自覚している自分の方が賢く、知恵の上で少しばかり優っている」と確信するようになる。更に神託
の意味は、「人智の価値は僅少もしくは空無に過ぎない」、「最大の賢者とは、自分の知恵が実際には無価値であることを自覚
する者である」と解釈するようになる。その神意に則り、それを広める神の助力者として、賢者たちの無知を指摘することをライフ
ワークにする。ソクラテスの評判が広まる一方、無知を指摘された人々たちからは憎まれ、多くの敵を作ることになる。そして、
「アテナイの国家が信じる神々とは異なる神々を信じ、若者を堕落させた」などの罪状でソクラテスは公開裁判にかけられる。
ソクラテスは自身の弁明(ソクラテスの弁明)を行い、自説を曲げたり自身の行為を謝罪することを決してせず、また逃亡・亡命
も拒否し、死を恐れずに殉ずる道を選び、死刑を言い渡される。

イチローのTシャツ声に出して言わないとしても、「俺は何でも知ってる」オーラ
を出している人は、確かに存在します。そして、多くの場合、
そういう人は無知ですが、なぜか、自信満々。
「一体、その根拠のない自信はどこから来るのだろうか」と
不思議に思うこともあります。逆に、なんでもよく知っている
人のなかには、自分に何が欠けているかをよく理解していて、
とても謙虚なかたもおられます。能ある鷹は爪を隠します。
とはいえ、「自分が何かを知らない」≒「自分が何を知ら
ないのかを知らない」なので、「無知の無知」は当然のこと
です。自分が何かを知らないことで、ダメ出しをされたり、
何かを失敗して人から笑われたりして、「知らない」ことに
気づかされることになります。一方で、他人の欠点は非常によく見えるもの。大統領や
総理大臣の人格的な問題点を指摘することはとても簡単です。そして、その指摘が核心を
突いた意見であることもしばしば。それなのに、「自分に何が足りていないのかを知る」
のは簡単なことではありません。他人に指摘してもらわないと気づけないことって、結構
あるのです。客観的な物事を知ること以上に、「自分を知る」ことはとても難しいこと。
なかでも、「自分の欠点を知る」ことはとても難しいことなのです。人間は本能的に「自分
が正しく、他人は間違っている」ように感じる傾向にあるので、意識的に自分の欠点を探す
くらいの気持ちがないと、すぐに「独りよがり」になってしまいます。




2017_03_04


「たった14年、不安しかない」=被害女子学生、判決聞き絶句 (2月28日 時事ドットコム)
岩崎友宏被告(28)に刺され重傷を負った女子大学生冨田真由さん(21)が28日、同被告への懲役14年6月の判決
言い渡しを受け、代理人弁護士を通じ文書でコメントを発表した。「たった14年。今から不安と恐怖しかない」などと心情
をつづった。冨田さんは「何の反省もしていない」と岩崎被告を批判。「私や家族の苦しみが伝わらなかったと思うと、やり
きれない」「たった約14年後には、犯人が塀の外を歩いている」などとし、判決への不満をあらわにした。
弁護士によると、裁判所内の控室で待機していた冨田さんは、判決内容が伝えられると大きなショックを受け、しばらく絶句
した。その後「(求刑の)17年でも短いと思っていたのに」と話したという。

有期刑の場合、刑期の7割程度を執行した時点で仮釈放されることも珍しいことではあり
ません。すでに検察側に控訴の意向を伝えているということですが、懲役14年6ヶ月で
確定した場合、「10年後には、犯人が塀の外を歩いている」かもしれません。
被害者にとって、10年なんて、あっという間です。
冨田さんの「不安と恐怖しかない」という言葉は、本当の気持ちだと思います。


障害の影響、意見分かれる=元名大生の鑑定医証人尋問-名古屋地裁 (2月22日 時事ドットコム)
殺人罪などに問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判第16回公判が22日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)で
あった。元学生の精神鑑定を担当した医師2人の証人尋問が行われ、精神障害の程度や事件への影響で意見が分かれた。
捜査段階で鑑定を行った医師は、事件に影響を与えたとされる元学生のそううつ病を「軽度」とした上で、「行為の影響や
結果は認識していた」と指摘し、刑事責任能力を肯定した。一方、少年審判で鑑定をした別の医師は「事件当時は重度の
そう状態で、人を殺したいという思いが突き抜け、抑止力が働かない精神状態だった」と述べ、責任能力に否定的な見解を
示した。これまでの公判で、検察側は「障害の影響は限定的で完全責任能力があった」と主張。弁護側は「心神喪失状態
だった」と無罪を訴えている。
元名大生の責任能力の有無責任能力で検察側「ある」 弁護側「ない」
(2月20日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
名古屋市で高齢女性を殺害し、仙台市で高校の同級生ら2人に劇物の
硫酸タリウムを飲ませたなどとされる元名古屋大学生の女(21)
=事件当時16~19歳=の裁判員裁判は20日、名古屋地裁(山田
耕司裁判長)の公判で最大争点の責任能力に関する審理が始まった。
検察側は「完全にある」、弁護側は「ない」とし、冒頭陳述の主張は
全面的に対立した。 元学生の発達障害が事件の動機に関係し、双極性
障害(そううつ病)もあったことに争いはなく、精神的な障害が事件
に及ぼした影響の程度で双方の主張は異なっている。
検察側は冒頭陳述で「各事件当時の障害の影響は限定的。そううつ病
のそう状態も軽度にとどまる」と主張した。「人を殺したい」「劇物
の症状を観察したい」といった動機は、高校生の頃に生じた人の死や
犯罪、毒劇物への興味の延長線上にあるとした。 さらに、高校や大学
で通常の生活を送っていた▽全ての事件当時に幻覚や妄想の影響は
ない▽準備、計画して実行している--などと指摘した。いずれの
事件も違法性を認識し事件後は証拠隠滅を図っていると述べた。
これに対し弁護側は「障害が各事件の動機の形成や判断能力に及ぼした影響は重大」と訴えた。元学生は先天的な精神発達上
の障害で、関心の対象が「死」に著しく集中していたと述べた。さらに「遅くとも中学1年時には発症していた双極性障害に
より、人格が形成されるはずの成長期にそううつ状態の波が繰り返され、通常の精神発達を困難にした」と説明した。 事件
当時については「『ヒト』の死の過程を観察したいなどの考えが自分の意思と関係なく浮かび、そう状態に支配されてその
行為を行うほかなくなっていた」と主張し、自由な意思決定が著しく阻害されていたとした。 また、元学生が逮捕後の投薬
治療や精神療法により、人を殺したいと思う頻度が減り、双極性障害の波が穏やかになったと指摘し「治療により改善傾向に
あることは、事件当時に自分の意思によるコントロールが困難で病的な状態だったことにほかならない」と訴えた。

うつ病と躁うつ病の違い高齢女性を斧で殺害、高校の同級生
ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ま
せたとされる元名大生。この女に
責任能力があるのかないのか?
法律的な解釈以前の問題として、
この女は、他人への愛情を先天的に
持っていないように感じられます。
岩崎被告の事件と違って、普通の人間には、この女の心を理解することができません。
このような人間がこの世界に現に存在するという事実自体が、ショッキングです。
この女は躁うつ病であったということですが、躁とはどのような状態なのでしょうか?
躁になると、様々な欲求が高まって、抑えが効かない精神状態になるようです。
普通に考えればできそうにもないことでも、自分にはできるという感覚(万能感)を持つ
らしいのです。病的な万能感によりトラブルを起こすことがあるというのは理解できない
ことでもありません。車を運転中、これくらいのカーブならこのスピードで曲がれると
思ったが、実際には曲がり切れなかった・・・といったことが想定されます。
本人が自分の病的状況を少しでも自覚することができれば、自分の行動を抑制することが
できますから、躁状態のときは、「自分は正しいことをしている」と思いこんでいるので
しょう。しかし、どんなに躁うつ病が重度であったとしても、「劇物の症状を観察したい」
という気持ちが抑えられないというのは理解できません。なぜなら、普通の人間は、
そもそもそのような欲求を持つことがないからです。他人を単なる「モノ」とみなすこと
のできる心を持った人間が起こした事件を、精神障害だけで説明することには無理がある
ように思われます。





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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

不思議の国は虚数の世界。
しかも虚数の空間ではなく、
虚数時間の世界なの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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