三反園知事三反園知事 「川内原発停止」法的権限ないが政府や九電は
(7月28日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
「立地自治体の要請を一蹴」は困難、迫られる苦しい判断
鹿児島県知事に初当選した元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓(みたぞの・さとし)氏
(58)が28日、新知事に就任し、国内で唯一稼働している九州電力川内(せんだい)原発
1、2号機(同県薩摩川内市)の一時停止と点検を、8月下旬から9月上旬に申し入れる考え
を表明した。知事に稼働中の原発を止める法的権限はないものの、立地自治体の要請を一蹴
することは困難とみられ、政府や九電は今後苦しい判断を迫られそうだ。
「熊本地震があり、原発は本当に大丈夫かという不安が県民の間にある。九電に強く(一時
停止を)申し入れる」。停止を選挙公約に掲げていた三反園知事は就任記者会見で明言した。
九電の3号機増設計画についても「今の状況では難しい」とし、「原発に頼らない社会に一歩
              でも二歩でも近づける」と述べた。 (中略)
三反園知事は会見で「権限のあるなしに関係なく、県民の不安に応えるのが知事の責任だ」と主張。九電は「熊本地震後に
も安全性を確認している」(幹部)と、運転停止にすぐに応じる考えはないが、法的な定期検査のため1号機は10月6日、
2号機は12月16日に停止する予定。九電はそれぞれ約2カ月後には再び稼働させたい考えだが、計画通り運転再開
できるのかが焦点となる。 九電内には「知事が運転再開に強硬に反対すれば、ためらわざるを得ない」との声がある一方、
「知事の意向で原発が止まる前例を作れば、全国の電力会社に影響する」との懸念もある。政府は30年度の電源構成比で、
原発の割合を「20〜22%」とする目標を掲げているが、達成には全国42原発のうち30基程度の稼働が不可欠だ。
経済産業省も鹿児島県の動きが全国に広がることを警戒する。 首藤重幸・早稲田大法学学術院教授(原子力行政法)は
「法的には、自治体が原発を止めるのは無理かもしれないが、政治レベルでは可能。(住民の安全を守ることを自治体に
求める)地方自治法の精神を再認識することが大事だ」と指摘する。
避難計画 県が独自調査の「検討委」設置へ
三反園知事は、川内原発の安全性や避難計画について鹿児島県独自で調査する第三者組織「原子力問題検討委員会」(仮称)
を設置する方針だ。 三反園知事が問題視しているのが、川内原発が事故を起こした際の住民の避難計画の実効性だ。
政府の指針は、原発から半径5キロ圏の住民は事故の兆候があったらすぐに避難し、5〜30キロ圏の住民は原則屋内退避
して線量が上がれば30キロ圏外に避難する仕組みで、周辺自治体はこの指針に沿って計画を作成している。 しかし、震度
7を2度記録した熊本地震では余震への不安から多くの人が屋外に避難し、高速道路や国道などの避難経路も寸断された。
地震と原発事故が同時に起こる複合災害下で、避難計画が有効に機能するのかといった論点が検討委のポイントになりそう
だ。 鹿児島県だけでなく、立地自治体は避難計画に不安を抱える。福岡市で28日開かれた全国知事会議でも、福井県に
隣接する滋賀県の三日月大造知事は「大規模地震が発生した時に、多くの住民が屋内にとどまることに懸念を抱くと思わ
れる」と指摘。島根県の溝口善兵衛知事も「屋内避難といった防護対策の見直しが必要。政府全体で考えるべきだ」と
提案した。 避難計画は国の指針に従って自治体が作る一方、国がその実効性を審査する仕組みはなく、再稼働の要件に
含まれていない。避難計画を独自検証する動きが全国に広がれば、今後の再稼働のハードルが上がる可能性もある。


再生可能エネルギーの出力抑制、九州本土で実施の可能性が高まる (7月25日 スマートジャパン ITmedia)
九州電力は火力・バイオマス・太陽光・風力の発電設備を対象に、国の機関が定めた「優先給電ルール」に基づく出力制御
の準備に入る。発電事業者に対して出力制御の運用方法を近日中に説明する方針だ。7月21日付けのプレスリリースで
明らかにした。すでに九州電力は離島の種子島と壱岐で太陽光発電設備に対する出力制御を実施している。新たに九州本土
でも出力制御に踏み切ることになれば、太陽光をはじめ風力やバイオマスを利用する発電設備に広く影響が及ぶ。一方で
原子力発電は優先給電ルールによって出力を抑制する順番が最も遅い。再生可能エネルギーよりも原子力を優先させる
ルールの妥当性が改めて問われる。九州電力が出力制御を想定している時期は1年間に2度ある。1度目は電力の需要が
最も小さくなる春のゴールデンウイークの期間で、今年も5月4日には太陽光発電の増加と減少に対応するために、火力
発電の出力を急速に増減する必要に迫られた。当日の状況を見ると、日中に太陽光発電の供給力が上昇するのに合わせて、
火力発電の出力を最低限に抑えて供給力を調整した。日没後に太陽光発電の出力が急減するため、今度は火力発電の
出力を一気に高めて供給力を増やす必要がある。状況によっては供給力が需要に追いつかなくなる可能性があり、停電を
引き起こしかねない。日没後には家庭や企業で照明の点灯が増える。そのために電力の需要が上昇することを九州電力は
「点灯ピーク」と呼んでいる。点灯ピークは春よりも夏のほうが大きくなる。真夏の8月が出力制御を想定する2度目の時期
だ。九州電力が8月を前に出力制御の準備を急ぐ理由である。昨年の8月19日には、点灯ピークが発生した19時台に予備率
(需要に対する供給力の余裕度)が3.4%まで低下してしまった(下図)。火力発電の出力増加が間に合わず、揚水発電で
供給力を増やしたものの、停電の可能性が生じる予備率3%台を記録した。電力広域的運営推進機関が2016年4月に定めた
優先給電ルールでは、電力会社が火力発電と揚水発電で供給力を調整したうえで、地域間の電力融通を実施する。それでも
供給力が余る場合には、バイオマス、太陽光・風力、最後に原子力・水力・地熱の出力を抑制することになっている。
電力融通は他の地域の状況に左右されるため、現実にはバイオマスや太陽光・風力を制限する対策が必要になる。
再生可能エネルギーの出力抑制九州本土の太陽光発電設備の導入量は
固定価格買取制度が始まった2012年
7月から急速に拡大した。ところが
太陽光発電は天候によって出力が
変動するため、電力の安定供給を
懸念する九州電力は2014年9月に、
太陽光をはじめ再生可能エネルギー
の発電設備の接続を保留する措置に
踏み切って大きな波紋を呼んだ。
(後略)




当然のことですが、太陽光発電は、晴天率の高い地域で行ったほうが高効率です。
その点で九州は太陽光発電に最も適した地域であり、電力会社が接続を認めるならば、
さらに太陽光発電を増やすことができます。一方、熊本地方だけでなく、九州全体が
地震の巣といえるような地域で、原子力発電には適さない場所だといえます。
(地震に関して、「ここは絶対に安全」といえる地域は国内に皆無です)
原子力発電は出力調整が難しく、事実上、一定の出力で運転するしかありません。
需要に合わせて供給力を調整する役割は火力発電が担っています。原子力を稼働させ
なければ、火力発電の割合が高くなりますので、夏の点灯ピークにも対応しやすく
なります。九州電力が準備をはじめた出力制御についても、川内原子力発電所の運転
を止めれば回避できる可能性が高いと考えられます。再生可能エネルギーの普及に
とって、原子力発電は大きな制約になるのです!
九州電力が何も努力していないというわけではありません。現行では最も効率のよい
蓄電池であるNAS電池の設置を進めており、揚水発電以外にも、電力貯蔵機能の
拡充を実施しています。しかし、現状では揚水発電が最も高効率であり、上流と下流
に2つのダムが必要な揚水発電を増設するのは困難な状況です。
確かに、低コストな方策で、太陽光・風力などの再生可能エネルギーの出力変動を
調整することは困難な状況ではありますが、今こそ、「技術革新のチャンス」!
様々な可能性が検討されていますが、例えば、電力ユーザーの協力を求める方法も
あり得ます。防災用ではなく、一般停電用の非常用発電機を設置する電力需要家
を増やし、電力需給ひっ迫時には、「電力会社の都合」により非常用発電機を
動かすのです。これは、技術というよりシステムの問題でしょうか。
太陽光発電の電力で水を電気分解し、水素を貯めておくという方法もあり得ます。
貯蔵したおいた水素は、純水素型燃料電池で適切な時間に発電することが可能。
トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」一台で、114kWの出力があります。
政府は本気でイノベーションを推進しようとしているのか?それとも、実は抑制
しようとしているのか?ときどき疑問に思います。
イノベーションは必ず生まれます。政府が軍隊式に「決めごと」を強制しなければ!




スポンサーサイト
2016_07_30


06  « 2016_07 »  08

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

中央構造線は、
わたしたち赤龍の国と
日本海にいる黒龍の国との
境界線といえるでしょう。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

検索フォーム

QRコード

QR

最新コメント




page
top