冥王星の高画質画像が初公開 - 探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影 (12月6日 マイナビニュース)
冥王星スプートニク平原
米航空宇宙局(NASA)は12月5日(現地時間)、冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した、冥王星の高解像度
画像を初めて公開した。ニュー・ホライズンズは今年7月14日に冥王星のそばを通過(フライバイ)して観測を実施。
現在も飛行を続けながら、観測データを送り続けている。地球と冥王星とは約48億kmも離れているため、通信速度
やデータ量の問題から、これまでは探査機の中で圧縮された低解像度の画像が優先して送られてきていたが、
今回ついに、高画質の画像が地球に届き始め、公開される運びとなった。公開された写真は、暫定的に
「スプートニク平原」と名付けられている地域から、その海岸線を経て、氷原に至る一帯を撮影したもので、
多種多様なクレーターや山地、氷河などがくっきりと写っている。この画像に写っている幅は約80kmで、1ピクセル
あたり77から85mほどの解像度で撮影されており、これはニュー・ホライズンズで撮影できる最高の解像度だという。
ニュー・ホライズンズ計画の主任研究員を務めるアラン・スターンさんは「これら新しい画像はとても高い解像度を
もち、冥王星の地質学にとってすばらしい洞察を与えてくれます。息を呑まずにはいられません」とコメントしている。
「金星や火星を最初に観測した探査機からはこれほど高い画質の画像は得られず、その後何十年も待たなくては
なりませんでした。ですが、私たちはニュー・ホライズンズが冥王星を接近観測してから、わずか5カ月でこの画像
を手に入れることができました。これらの画像を使ってわかる科学的成果は計り知れないものになるでしょう」
(アラン・スターンさん)。NASAによると、今後数日のうちに、同じ解像度で撮影されたほかの地域の画像も送られて
くるという。人類は当面、冥王星に探査機を送る計画がないことから、これらの画像は今後何十年にもわたって
見続けるものになる。
ニュー・ホライズンズは今も正常、次の目的地へ向けた準備も
ニュー・ホライズンズは人類初の冥王星探査を目指して、2006年1月19日に打ち上げられた。そして9年にわたって
宇宙を航行し、2015年7月14日冥王星に最接近。その前後で冥王星を観測し、数多くのデータを取得した。
これまでの分析で、冥王星にはクレーターが予想より少なかったことや、地下が活動している可能性があること、
1時間あたり500トンもの大気(窒素イオン)が宇宙空間に流出していることなどがわかっている。(後略)

冥王星に信じがたい5つの新事実発覚 (11月16日 ナショナルジオグラフィック日本版サイト)
冥王星日没氷の火山
冥王星の南極付近にある2つのくぼみは氷の火山のカルデラかもしれ
ない。2つのくぼみは、それぞれライト山とピカール山という巨大な山
の上にある。どちらの山も、高さは数kmで、裾野の直径は100km
以上ある。これはハワイの楯状火山に似た形と大きさだが、冥王星の
火山から噴出するのは灼熱の溶岩ではなく氷のようだ。おそらく、
氷の下の海から上がってくる、窒素、一酸化炭素、あるいは水の氷が
混ざった、どろどろしたものだろう。NASAのエイムズ研究センター
のジェフ・ムーア氏は、学会発表の際に、現時点ではこれらが本当に火山であると結論づけることはできないが、
「その可能性は非常に高い」と語った。もしそうなら、これらは太陽系外縁部で初めて発見された火山になる。
研究チームは、さらなるデータによりこの発見を裏づけることを計画しているが、一部のメンバーはすでに強い確信を
持っている。同じくエイムズ研究センターのオリバー・ホワイト氏は、「頂上に穴がある大きな山を見たら、
ふつう考えられることはただ1つです」と言う。「私には火山にしか見えません」
氷に浮かぶ山
冥王星の山々は、地球のような山より海に浮かぶ氷山に似ているようだ。ムーア氏によると、冥王星の山々の正体は水が
凍った氷の塊で、おそらく窒素が凍った氷の「海」に浮いているという。一部の領域では、こうした山はロッキー山脈ほど
の大きさになっているが、窒素や一酸化炭素の氷の海に比べて密度が低いため、海面から顔を出して浮かんでいられる。
ムーア氏は発表で、「冥王星で最も大きい山々でさえ海に浮かんでいるのかもしれません」と述べた。
スプートニク平原と呼ばれる氷原の西の端近くでは、巨大なシート状の水の氷がひび割れて配置が変わり、ムーア氏
いわく「無秩序な領域」ができている。形成されてから日が浅いなめらかな平原の近くに、幅40km、高さ5kmもある
角ばったブロックが乱雑に連なり、無秩序に広がる山々を作っているのだ。新たな分析によると、スプートニク平原は
形成されてから1000万年しか経っていないらしい。スターン氏は、「昨日生まれたばかりと言ってもよいくらいです」と
言う。「小さな天体が、形成から数十億年後になっても大きなスケールで活動していることが分かったのは大発見です」
巨大な裂け目、内部の海
冥王星の表面には、スプートニク平原のように、信じられないほどなめらかな領域があるが、他の場所は、穴だらけ
だったり蛇革のようなうろこ状になっていたりする。スプートニク平原の西には、バージル・フォッサ(Virgill Fossa)
などの巨大な裂け目がいくつもある。こうしたひび割れは、冥王星が膨らんで外殻が破裂したような見た目で、実際、
そのようなことが起きた可能性がある。米ワシントン大学セントルイス校のビル・マッキノン氏は、「外殻の下で
ゆっくり冷えて凍ってゆく海が膨張したのかもしれません」と言う。科学者たちが推測しているように冥王星の外殻
の下に液体の海が隠れているなら、この海がゆっくり凍って膨張すれば、外殻が破裂したような巨大な裂け目が
できる可能性がある。
少なくて冷たい大気
ニューホライズンズによるフライバイの前まで、科学者たちは、冥王星には窒素を主成分とする大気が大量にあり、
その量は冥王星の体積の7~8倍もあるかもしれないと予想していた。しかし、その大気はどんどん失われている
とも考えられていて、冥王星が誕生してからの46億年間に表面から厚さ1km分の氷が昇華して失われたと推測
する科学者もいた。ニューホライズンズの科学者たちは、こうした予想はほぼ完全に間違っていたと言う。
冥王星の大気は予想ほど多くなかったし、大気が失われるペースも予想ほど速くなかった。米サウスウェスト研究
所のレスリー・ヤング氏は、「今回明らかになったペースなら、これまでに失われた氷は15cmほどでしょう」と言う。
冥王星の窒素の大半は、冥王星の近くにとどまっている。奇妙な観測結果だが、これは、冥王星の大気中の高い
ところにシアン化水素があることにより説明できるかもしれない。そんなに大量のシアン化水素が見つかるとは
誰も予想していなかったが、シアン化水素が大気の温度を大幅に下げて、冥王星のまわりにとどめるのに
役立っている可能性がある。(後略)

冥王星の気温は約-230℃とのことですが、楕円軌道を描いて太陽をまわって
いるのですから、太陽との距離により温度はかなり変化するでしょう。
窒素は、融点-210℃、沸点-196℃(1気圧)、
メタンは、融点-182℃、沸点-162 ℃(1気圧)ですから、
冥王星の地表では、窒素やメタンなどの複雑な相変化があるのかもしれません。
YouTubeの動画(下の写真)にあるように、地球上でも、窒素の相変化は、
かなりダイナミックです。冥王星の地表で起こっていることは、科学的にあり得ない
出来事ではないのでしょうが、生命がいなくてもこれだけ活動的で多様な地表を持つ
ことは驚異的なことです。あたかも、物質が意識を持っているかのようです。
意識といっても、人間が個人個人として持っているような意識ではなく、
集団的な意識、人間でいえば無意識のようなものでしょう。
科学的に起きうることだとしても、冥王星の地表の様子を正確にシミュレーション
したり、予測したりすることは不可能だと思われます。
また、「わたしたちの意識とは何か」ということにも考えが及びます。わたしたちの
意識が世界をつくり、意識が変われば解釈は変わってしまうのでないでしょうか?
意識がなければ、わたしたちの認識しているような世界は存在していないでしょう。
細胞も生きているわけですから、細胞が意識を持つならば、わたしたちの認識する
世界とは全く異なる世界に生きているのではないでしょうか?
そして、わたしたちも、何かの集合体の一部なのかもしれません。
偉大な分子生物学者には、「わけの分からないことを言うな」と言われそうですが、
バラバラしたものが分かったからといって、全体の本質は掴めないでしょう。


固体液体窒素








YouTube:液体窒素に固体窒素を入れると...Solid Nitrogen into Liquid Nitrogen
https://www.youtube.com/watch?v=6_4jr1hs8n0




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龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

神津島の天上山は、
神が集う島のなかでも、
特に神の集まるところ。

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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